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福井県の酒蔵巡り








2006年4月10日 【福井県】





白鳥で目を覚まし、大好きな『みんみん』のミソラーメンを食べて出発。





158号線で福井県に戻り、九頭竜湖沿いの森と湖の風景の中を駆けぬけ、大野市にやってきた。


そんな大野の道路沿いにビビッとくる看板を発見!!



『黒龍』




ぬおう!!!!


黒龍といえば福井を代表する銘酒!!!




看板がかかってたのは地元の酒販店さんで、立ち寄って色々福井の酒についての情報収集。


この『土蔵』という酒屋さん、店内で黒龍の造り風景の写真展をやっていた。



「黒龍もいいけど大野の『花垣』もいいよ。」



やさしいお姉さんに県内の酒情報を色々と教えてもらい、早速『花垣』に向かってみることにした。









城下町の面影が色濃く残る名水の町、大野。


日本酒が美味しいわけだ。


メインストリートに『花垣』の蔵を発見し、すぐに車を止めようとバック。


久しぶりの酒蔵見学楽しみだなー、とはやる気持ちを抑えながら車を駐車スペースに……………




その時だった。






ドンッ!!


 



あっ!!





あああ!!!!





やっちまったああああああああああああああああああああ!!!!!



後ろを見るとそこには軽トラ!!!!


運転手のおじさんが苦笑いしてる。



車を降りてヘッドスライディング土下座!!!!!



「すみませんんんんんんんんんん!!!!」



「まぁまぁ、こんなボロだから。」



どうやらすぐ目の前の家具屋さんのかたらしく、店内からお婆ちゃんが出てきた。



「あんだー、こんなの、わかんねーわかんねー。修理したってなんぼもしねー。」



でも完全に凹んでるしキズも結構入ってる。


確かに色んなところ錆びたりしていてきれいな車ではないが、そういうことではない。



「保険屋さんに事故ったらまず事故証明もらえって言われてるんですよ。」



「警察かぁ……………めんどくさいな。あー、もう5000円でいいよ。」



「えっ!!5000円はあんまりですよ!!」



「じゃぁ1万円でいいよ。もうそれで文句言いっこなしだ。」




ラッキーすぎる!!!!


タチ悪い人じゃなくてよかった………………




「気ぃつけて行ってきなよー。」



「じゃあなー。」



港屋家具センターのみなさん、ほんとすみませんでした。









気を取り直して目の前の『花垣』の蔵元、南部酒造場へ。


前もっての連絡をしていなかったので見学は無理だろうと思っていたのだが、話をすると見学させてもらえることに。



案内してくださったのは副杜氏の日置さん。


鉄筋コンクリートの階段が多いこの蔵。


機械は少なく手造りの雰囲気が伝わってくる。





質問に対して飾らずにズバズバ答えてくれる日置さん。


いつも思うが酒蔵の蔵人さんって目に力あるんだよなぁ。

信念を持ってる生きてる人の目はなんとも力強い。








一通り案内していただき、休憩室でコーヒーを飲みながらお話。



「酒を造っててうれしいこと?やっぱりうまいって言ってもらえることと、あと造りの時にもろみが思った風に動いてくれた時、もろみと一体になれた時かな。」



「良い酒が出来たなって思うことはあっても完全に納得のいく酒が出来たってことはないかな。目標は高くおいてもっともっといい酒を作るように努力するだけだよ。」



『米しずく』純米720ミリを購入。


今夜はいい夜になりそうだ。



日置さん、ありがとうございました!!!











夜、『花垣』をチビチビ飲みながら北海道富良野の中田のおじさんと電話をした。



「文化協会やら富良野の地元の太鼓グループとかにも動いてもらってるから。心配すんなー。」



愛知県の和太鼓グループ『志多ら』の富良野公演が決定し、ちゃくちゃくと準備を進行させてくれている中田さん。


役所に勤めていることから顔はめちゃ広いし、計画性・段取り、もう最高。


俺も富良野の知人に声をかけ協力してくれる人を集めている。


山田親方もフクシカメラのおばちゃんも快く協力してくれている。





みなさん、ほんとうにありがとうございます。


特に中田のおじさん。


今回のことでかなりたくさんの人に借りを作ることになった。


必ず、必ずみんなに恩返ししないとな。



感謝と責任を感じながら、ゆっくりと日本酒を飲み干した。











翌日。









福井って想像通り、やっぱりあんまり見るところないんだよな。


早目に回りきってしまいそうだ。





そんな福井県のメインといえばやっぱここだよな。


曹洞宗永平寺だ。



1244年に道元禅師によって開かれた座禅修行の道場であり、曹洞宗の大本山。


日本海側きっての名寺院だ。


今いる大野から永平寺まではすぐの場所。


快調に車を走らせる。










寺に近づくにつれて土産物屋が増えてきはじめた。


否が応にも期待が高まる。


門前になるとやはり駐車場はどこも有料となり、道路沿いで引きこみの爺ちゃん婆ちゃんがあの世の道連れにするかのように手をこまねいている。


土産物を買ったら駐車場無料ですよって、いくら買えばいいのかと思えば2000円。


そんなに買いません!!



じゃあ買い物が嫌なら1時間400円。


高すぎ……………









しょうがなく400円払って車をとめ、寺に向かって歩き始めた。


鬱蒼としげる森の中に巨大な市役所のような建物が見えた。


あれが社務所か。






500円の入山券を買い、順路の矢印にしたがって進んでいく。


受付所はまさしく市役所の窓口状態。


カウンターがあってデスクが並び、袈裟姿の坊さんたちがパソコンに向かい電話でしゃべっている。


曹洞宗って檀家多いもんな。


ものすごい金額が1日に動くんだろう。


ただの会社だな。

















1人、静かなお堂の中をスリッパで巡っていく。


ほぼ全てのお堂が屋根のついた廊下でつながっており、外に出たくても靴を履かなきゃいけない所は立ち入り禁止。


建物はどれも新しく、古刹の雰囲気はまるでない。


そこらへんを歩き回っている若いお坊さんの姿。


ここは修行道場。

毎日厳しい勤行をこなしているんだろう。









ちょうど法要中のお堂を発見した。


薄暗い堂内で7~8人のお坊さんがお経を唱えており、後ろには20人ほどの一般のお爺さんお婆さんがいる。


一糸乱れぬ読経の声。


若い坊さんがシンバルと鐘を打ち鳴らす。


んー、やっぱり禅宗のお寺ってのは他とはどこか違う。


教えに対するストイックさ、いや、教えがもともと厳しいのか。


ピリピリとした緊張感が境内を包んでいるようだ。







「永平寺のよさは泊まってみないとわかりません。」



最初の説明で研修生みたいな若いお坊さんが言っていた。


1泊2食、お坊さんの修行に参加して1人8000円。


まぁまぁ安いな。



他にも3泊4日の厳しいコースなんてのもあるらしい。


一度は体験してみるのも悪くないだろうけど、まぁお金ないからもちろんスルー。






と、こんな感じでぐるーーーっと順路を周り、ベルトコンベアーに乗った荷物のようにぺっと山門から吐き出された。


あまりぐっとこなかったな。


さぁ、さっさと次の場所だ。










車を飛ばしてやってきたのは松岡町。


越州を代表する銘酒『黒龍』の黒龍酒造がある町だ。


酒好きの間ではもうかなり有名な銘柄だし、芸能人たちにも人気があるようだ。


見学は断られたが少しくらい話しはしたいな。







気合いを入れて蔵に到着。





古風な門構えの玄関を開けると、隣の事務室で何人かのおばさんが忙しそうにしていた。



「すみません、黒龍初心者なんですけれども。」



「はい?………………うーん、好みがありますからね………………」



「純米が好きなんですけれども。」



「じゃあそちらの純米ですね。」




う、うーん、なんかそっけないな…………




「すみません、黒龍ってどういうお酒なんですか?」



「は?……………どういうお酒って………………どういうことですか?」



「いや、例えば味があるとか香りが華やかだとか、燗によく合う、お米にこだわってるとか……………すごいストイックな造りをしていると聞いて来たんですけれども。」



「はぁ………………まぁ黒龍の名前で世に出して恥ずかしくない造りはしておりますが………………」




だめだ。

もういい。


なんか怒った顔してるし。


事務員さんじゃなくて造りのスタッフさんに聞けたらよかったのかなぁ。


まぁしょうがないか。



純米吟醸4合を買って車に戻った。

コストパフォーマンスは高いな。









夕日を追いかけ一気に東尋坊までやってきた。









日本海の冷たい海にそそり立つ険しい崖が続くこの場所は、いわずと知れた自殺の名所。


ゴジラの背中みたいな柱状節理の垂直な絶壁がギザギザと海に食い込んでいる。


なるほど、こりゃ確かによく死ねそうだ。





目の前に広がる大海原。


寄せるゆるやかな波。


水平線に燃えあがる太陽が没していく。


さっきまでかかっていた雲が風でとばされたせいで、面白い形の雲の切れ端が空に取り残され、紅く染まっていた。



きれいだ。

世界はなんてきれいなんだろう。
























田園風景の中に湧く平地のいで湯、芦原温泉で、タクシーのおじちゃんオススメのお風呂、芦原荘へ。 


旅館の内湯で500円。

地元のおじちゃんたちとお喋りしながら久しぶりの天然温泉につかる。


塩分を含んだ湯で全身すべすべになったな。



地底から湧く自然のエキスをたっぷり含んだ湯。


温泉はいい。






そして平野屋という蕎麦屋で福井名物のおろしそばを食べてみた。





有名な越前そばはダシに大根のおろし汁を混ぜて食べるのが定番。


カツオの甘みと大根の苦味、固めのそばは噛むほどに香りが広がる。

うまい。







店を出るともう外は暗い。


車に戻り、今日はここらでストップ。


日記を書きながらゆっくりと地酒『花垣』を楽しむ。

淡麗で余計な味を抑えた、水と米の味がふくらむ寡黙で雄弁な酒だ。



福井県、自然と人間の調和が生み出す喜びに満ちている。


いいところだ。





リアルタイムの双子との日常はこちら






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