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女子にオシッコをかけた話

こんにちは、神田です。



昨日、隣のせいしさんが言ってた話。
「宮崎県男子は、日本で一番モテたいと思っている」らしいです。


すごい統計ですよね。
どうやって出すんだろう・・・。

せいしさんは64歳だけど、テレビっ子で、私たちなんかよりもずっとメディアの情報を
知り尽くしていて、芸能界に詳しくて、若い人たちの中に入っても一緒に楽しめる
素敵な男性です。
そして何よりもかなり男前!!!!!

今でこの男前、若い時はそれはもうモテただろうなぁ。




おわり。





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前回の記事で書いた川バーベキューですけど、まぁ田舎住まいの人だったらみんなこんな遊びは普通にしてると思います。


それぞれの町に、それぞれの川遊び場がありますよね。だいたい日本は。



綺麗な渓谷、美しい緑、澄んだ水。



山と川の多い国でよかったです。


いやぁ、日本いいわぁ……












美々津っ子が行く川は石並川ってところ。


歩いて行けるところにあるちょうどいい泳ぎ場で、深いところも浅いところもあって家族連れからワンパクな子供たちまで楽しめる最高の場所です。


ターザンロープもあってみんなキャーキャー言いながら飛び込みます。



野生児たちはそこでバク宙をかまします。


僕らが中学生のころはどれだけ派手なバク宙ができるかでモテ具合が決まりました。ちょっとだけ。


中学校のプールの授業もそこの川でやってたので、女の子が見てる前だとそりゃあもう張り切ってバク宙してたもんです。



そしてイェーイ!とか言いながら川の中でめっちゃバレないようにオシッコしてました。



信じられないくらい爽やかな顔しながらオシッコするんですよ。


周りのみんなが気の毒ですよ…………フフフ…………




流れの下のほうに可愛い女の子がいたりなんかしたらヤバいですよ。



ああ、僕のオシッコを…………僕の…………僕のオシッコを…………はぁはぁ…………みずきちゃんが…………みずきちゃんの体に僕の汚いオシッコが…………みずきちゃんの体内に僕の僕の…………ハァハァハァハァ…………











みずきちゃんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!









とか考えてる僕の上流で他のやつがビビるくらい臭いオシッコしてたはずです。


それを飲んでたはずです。


それが川です。




ごめん!!みずきちゃん!!

みずきちゃんがいるときはオシッコしてなかったからね!!










いやぁ、ホント川には色んな思い出があります。



小学生の時に初めて泳ぎに行って、ドキドキしながら飛び込んだら水の中に岩場があってお尻を強打して、死ぬほど痛かったけど恥ずかしくて何事もなかったかのように水から上がったこと。



慣れるにつれて高い岩場からドンドン飛び込んで、



モリを持って行って魚を突いたり、


石をひっぺがして手長エビを捕まえたり、


それを拾ってきた枝を燃やして焼いて食べたり、


カマボコ板に名前書いて監視のおじちゃんに渡して、


水ヘビにビビったり、


アブに刺されたり、


台風の後に行って度胸試しで荒れ狂う豪流の中に飛び込んで死にかけたり、


覚えたてのタバコを吸ったり、


怖い先輩に占領されて追い払われたり、


彼女連れて行ってみんなにヒューヒュー言われたり、


泳いでたら横にかかっている10メートルくらいある国道の橋の上から事故った車が落下してとんでもない事件になったり、







思い返せばホントに青春の真っ只中をあそこで過ごしました。


石並川は僕ら美々津っ子の聖地。


一時期、川の水が減ってもうあそこでは泳げないみたいになったことがあったけど、今はまた水量が増して、あの頃みたいに濃い緑色の川が戻りました。











そんな石並川。


1番のメインの場所は誰もが来る下流のところ。

ほとんど河口です。

なので川幅も広く、流れも穏やか。




ですがこれが上流に行けば、もっと岩場がゴツゴツした秘境感満点の穴場ポイントなんかがあったりします。


刺激に飢えた気合いの入ったガキたちはそこに行きます。


めっちゃ坂道が多い山の奥で、しかも自転車で行かないといけないので他に泳いでるやつはほとんどいなくて、自分たちだけでその泳ぎ場を独占できるんです。






そこにはもう使われていない橋がありました。


何年も車が通っていない、落ち葉に埋もれた錆びついた橋。


その橋の下に水深が深くなってる場所があって、そこが冒険少年たちの秘密の遊び場でした。




子供たちの度胸試しは橋の上から飛び込むこと。


川から7メートルくらいの高さかな。

そこからドボーン!と飛び込む。




子供の頃、僕はそれができなかった。


下から見るとなんてことなさそうなんだけど、実際に橋の上に立つとめちゃくちゃ高くて怖すぎてとてもじゃないけどジャンプなんてできなかった。



友達のみんなは飛んでた。

度胸があるなぁって悔しかった。



でも俺は飛べなかったんだよなぁ。















この前、あの川にまた行こうってふと思い立ったんですよね。




川でバーベキューでもしましょうってkokageのメンバーを誘って、遠い記憶を辿って車を走らせて山の奥へ。


あの場所、地図なんかなくてかすかな記憶のみでどこにあるのかほとんど覚えていない。


それでも、確かこの辺だったはず……と車を走らせる。



車ならすぐに着くだろうって思ったんだけど、意外にもなかなか時間がかかる。


こんなクネクネのアップダウンの激しい山道を自転車で遊びに行ってたんだから、ホント新しい冒険に飢えてたんだろうなぁ。












あ、ここじゃないか、っていう脇道を見つけた。



そうだここだ。



森の中に車を止めて、歩いて坂道をくだると、そこにはあの頃のままの錆びついた橋があった。


落ち葉に埋もれて、ずっと誰もきてないような雰囲気。


静寂、川のせせらぎ、ひぐらしの声、それらが充満する森の隙間。


ああ、こりゃ穴場だわ。


よくこんなところまで遊びにきてたなぁ。



















火をつけて肉を焼く。

ビールを飲んで仲間と楽しく語り合う。

赤ちゃんの泣き声がせせらぎと混ざる。










あの頃、水に飛び込んでお尻打って痛いの我慢して何食わぬ顔してた子供が、今こうして赤ちゃんを連れて泳いでる。


時間は本当にあっという間に過ぎ去った。


あんなに幼かった俺が、

あんなに若かった青年が

あんなに何も持ってなかった子供が、



今じゃ人生半分終わったおじさん。



でも今も同じ川で泳いでる。





きっとこうした、故郷の原風景が誰にでもあるはず。


そんな場所がダムとか鉄塔とかの建設で消えてしまうなんて理不尽な話、よくあることなんだろうな。


福島原発の事故で入ることができなくなったあのエリアにも、きっとそんな聖地がたくさんあったはず。






僕らはラッキー。


今も石並川はあの頃と同じ姿のまま、思い出とともに静かに流れている。



「いくよーーー!!!」



「いいよー!!金丸さんどうぞー!!」



「カンちゃんーー!!!」



橋を蹴って体がフワッと浮くと、目の前の森がすごい勢いで空に消え、あっという間に水泡につつまれた。








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