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家あげるって言われてモメた話。後編

こんにちは、神田です。



子供の成長ってほんとすごいです。
昨日できなかったことが今日はできる。教えてもないのに。
ほんとそんな毎日の繰り返し。

見逃せないなぁ。見逃したくないなぁ。

保育園に預けることは子供にとってもいいことってよく聞くけど、
糸ちゃん今日初めて歩きましたよ!とか
依ちゃんがバイバイできました!!!とかを
先生が初めて見て、その報告を受けるってなんだか寂しい気がしてしまいます・・・。


うちは夜がお仕事なので、今のところ預ける予定はないんですけどね。



そしてまさに数日前から急に二人がバイバイし始めました!!!
一切教えてないのにー!!!!

それだけ見てるってことですね。
ほんと、私達も普段の行動とか言葉遣い気をつけないと。


おわり。





↓↓↓田舎暮らし&古民家改修&双子子育てyoutube始めました。




はい!前回の続きです!!!



不動産を譲ってもらう上でまず確認しないといけないこと。







それは評価額です。








あ、いや、もちろん抵当権とか他にも色々大事なことはあるけど、まずはこれかなと思いました。





例えば評価額が1000万円の家を友達にあげるーってなったら、いくら友達同士だからタダでいいよって言っても評価額に対する贈与税が発生するんですよね。


いや、家主の僕がタダであげるって言ってるんだから!!っていくら言っても税金は税金です。



ただしこの評価額が100万円以下なら贈与税は発生しません。




ちなみに古民家は年数が経ちまくっているので評価額がほぼゼロなので固定資産税もほぼゼロです。


それも古民家の魅力のひとつ!!




ちなみのちなみにアパートとかマンションに住んでる人はピンとこないと思うので書いときますが、だいたい一軒家の固定資産税は年10万円くらいです。


それが古民家ならほぼゼロです。ナイス!!












ではその土地建物の評価額ってのはどこで知ることができるのか。


それは年に4回届く固定資産税の納付書に記載されてます。


これが100万円以上なら、いくらタダでやると言っても贈与税が発生するし、その後の税金にも大きく関わってくる。


土蔵も壊さないといけないというなかなかタフな物件なので、あくまで僕らがもらう条件はお金がほとんどかからないこと。



というわけで家主さんに評価額を聞きました。




すると、40万円くらいじゃったがねー、とのこと。









おお!!安い!!それならなんにもかからん!!

ほぼタダだ!!!


イヤッホウ!!!










いや…………












もう僕はあの頃のバカな僕じゃないですよ。


この建物と土地が40万円の評価額?


そんな安いことがあるか?



確かにかなり古いし、土地も海に近くてあんまり評価的には良くなさそう。


にしても40万なんてことがあるか?



でも本当に40万だったらかなりありがたい。









うん、でもちゃんと確認しとかないといけないです。


家主さんにもう一度しっかり見てもらっていいですか?なんなら納付書を見せてもらえませんか?ってお願いしました。

その金額次第で引き受けるか引き受けないか決まってくる大事なところなので、って。






しかし何日経ってもなかなか教えてくれない家主さん。


色々忙しいみたい。


とはいえ納付書見て電話するくらい5分でできるんだけど…………















そうこうしてるうちに話が進んで、とりあえず蔵の中の荷物を出すことになりました。



カンちゃんにも手伝ってもらいたいので、イトヨリはお母さんとお父さんに預けました。










めっちゃ頑張りました。


友達にバイト頼んで手伝いに来てもらいました。


蔵の中には色々古い物が入っていて、いるもんがあったらあげるから分けときなよーって言ってくれました。


















そうして根性で蔵の中を全部片付けた。













しかしまだ評価額はわからない。







家主さんは台風シーズンまでには蔵を壊したいと言う。



こっちとしては評価額があやふやだからまだ本当に引き受けるかもわからない。


でも家主さんの気持ちにも応えたい。


40万円っていう数字も頭の片隅にはある。









そこから1ヶ月。



仕事や育児の合間をなんとか見つけては片付けに行く日々。


2日に1回、しかも2時間できれば上出来っていうようなペース。


なかなか作業は進まないけど、今の生活ではこれが限界。


俺の体力的にも限界。





九州電力に電話して家に電気を通してもらい、電動工具で作業できるようにしてもらった。


梅雨に入って、雨に濡れながら丸ノコ持って、ゴミ捨て行って、正直まぁまぁ頑張ってやってました。



評価額はどうなってますか?って何回か催促はしたけど、あんまりしつこく言うのも申し訳ないのでほどほどにしておいた。






台風シーズンが来るまでにこの蔵を壊さないと。


そのためにはまずこのぐちゃぐちゃの庭を整理しないと。



早く、早く。























というところに、ある日電話がかかってきました。



家主さんでした。



い、嫌な予感が…………





「あー、金丸君ー、今ね司法書士さんに書類を見てもらったんだけどね、評価額40万じゃなかったわー。400万円ぐらいみたいだわ。」















……………………
















「計算してもらったら贈与税が40万円くらいかかるみたいだねぇ。だから、もらってくれるなら覚悟しといてね、ハハハハー。」



















……………………






















オラァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!




















絶叫が関門海峡を越えました。






だ・か・ら・早く教えてくれって言ってたやんかああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!



そんな金かかるなら家もらえないいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!



ということはこの1ヶ月の俺の無駄な労働うううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!



労力と金と赤ちゃんとの時間んんんんんんんんんんうううううああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!




笑い事じゃねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!





「◯◯さん…………評価額が400万円なら計算したら不動産取得税が16万くらいかかります…………さらに固定資産税が毎年55000円くらい…………」



「あれ?贈与税以外にもかかるとね?あらー、知らんかったわぁ。」








だから最初からあんなに何度も早く教えてって言ってぶええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!








奉仕!!!!!



これまで働いたの、THE 奉仕!!!!!






名義変更を司法書士に頼まず自分たちでやったとしても3万くらいかかるはず。


てことはまず確実に60万かかる。


そこからリフォームや産廃で数十万。


さらに毎年55000円。



このコロナでめっちゃ経済的にヤバい状況でその出費は到底無理。




「◯◯さん…………申し訳ないですが今回の話、ナシにさせてください…………今僕らにそんなお金ありません…………」



「あらぁぁぁ…………そうねぇ…………ならまたもらってくれる人探さんとねぇ…………」








マジでげんなりですよ…………


これまで注ぎ込んだ苦労はなんだったんだ…………


ただ単にボランティアで片付け手伝っただけやん…………


自分で友達にバイト代払ったりして…………


電気も契約したのに…………







さすがに家主さんもこれまで僕が働いていた分を申し訳なく思ってくれた様子。


僕もタダ働きは正直嫌なので、蔵の中を片付けた時に分けておいた古い骨董品はいただくってことで話がつきました。


家主さんもどうせ処分するから片付けてくれたほうがいいわー、ということ。








はぁ…………


ナシはナシになったんですが、作業の途中でまだごちゃごちゃしたままなのでキリのいいところまで片付けて終わらせることに。


切っていた木材を漁師さんのとこに持っていったり、ゴミを捨てにいったり。



ある程度見栄え良くはしておかないと、次の見学の人の印象悪くなるやろうから…………











まぁ蔵を壊す前でまだ良かったんですけどね…………



それに肩の荷が降りた気もしました。



これから2年ぐらいかけてずーーーっとここの作業にかかるんだろうなって思ってたのがパッとなくなったんです。


いくら町のためとはいえ、さすがにそんなに家族との時間を犠牲にして、労力と時間を割いてまでやるべきなのかってのはほんの少し思ってたので。





そうだよなぁ。


こんなコロナでヤバい状況でやるべきじゃなかったのかもなぁ。


今はひなた屋とkokageを存続させることに全力を注ぐほうが先決だよなぁ。


今は攻めるべきじゃなく、すでにあるものを守る時。



うん、今回は縁がなかったっていうか、神様がやるなって言ってくれたのかもな。


そう思うと胸がスッと軽くなりました。







よーーーーーし!!!!


もうナシと決まれば後は骨董品だけ運んでキッパリサッパリ片付けて手を引くか!!!!



また友達のマコトに手伝ってもらって最後の作業に行きました。




マコトと一緒にトラックに古い物を積み込んでいく。



するとそこに近隣のおじちゃんおばちゃんたちがやってきました。




「文武君ー!!何この家買ったらしいね!!次は何するとね!!」



「金丸君!!何か手伝えることがあったらやるから遠慮せんで言ってね!!!」



「え、い、いやあの、えっと、もうこの話なくなったんですよ…………」



「いやぁ!昨日の地区の役員会でね!!あの家を金丸君が買ったって発表があったから驚いたわぁ!!頑張ってね!!」







ちょ、ちょ、ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!



ちょっと待てええええええええええええええ!!!!!!







もうやめたから!!!!


やめたんです!!!!!


これ最後の作業です!!!!!


もうここ来ません!!!!!






ていうか何このタイミング!!!!!


よりによって骨董品を運び出してるときに!!!!



こんなタイミングでやめたら、



「金丸君はやるって言ったくせに途中で投げ出して骨董品だけ持って逃げた。」



って言われるやんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!



こんな複雑な話を説明したって理解してもらえんから結局噂が噂を呼んで色々尾ヒレがついて家主さんを困らせただけの野郎みたいになるしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!




ぎえええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!
















っていうのが今回の話の一部始終でした。


うん、俺まだまだあの頃のバカなまんまですね。


譲ってもらえるって話を聞いた時点で確実に評価額を聞いとくべきでした。


まだ情報が不十分な段階で作業にとりかかってしまった僕の迂闊さを反省します…………



もう2件も家の売買してきたのに学ばねぇぇぇ…………






皆さんも不動産のやり取りをする際は慎重に話を進めましょうね。


テンション上がってナァナァでやってたら確実にモメます。


そしてなにより不動産屋さんに仲介してもらうのが間違いないです。






さああああて!!!!

あっちにかけるはずだった労力をひなた屋とkokageと赤ちゃんに向けるかあああああ!!!!!


とりあえず温泉行きてぇ!!!!!







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