ついにあのメニューの研究を始めました

こんにちは、神田です。



３月に一気に人が出て行ってしまって少し寂しくなったシェアハウスkokage。

その後ちょこちょこ6~7件ほど問い合わせをいただいて、数人の入居が決まりました！

シェアハウスってほんとにその時にいるメンバー次第ってところありますよね。

正直、住んでみないとわからない部分はたくさんあるけど、なんとか面談の時点で
ある程度の人間性を見極めて、素敵な住人さん達でkokageを埋めたいです。

理想としては、kokageの住み心地が良くて一度入居したら出る人がなかなかいなくて、
新たに入居したい人が入るのが難しい！！！くらいの状況です。

今のところ、90パーセントの確率で滞在を延長してくれているし、住んだ人はみんな
kokage最高ーーー！！！！て言ってくれてます！



おわり。

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いやぁ、やっぱ僕の旅といえばケバブなわけじゃないですか。


ケバブとゲリとゲイですよ。


マジひどいもんです。






正直、旅の中でケバブ食べてきた回数は並じゃないと自負しています。

信じられないくらい墓場とかで寝たり公園のベンチで寝てたようなクソ貧乏人でしたので、肉と炭水化物と野菜が同時に食べられるケバブには本当に助けられました。






野宿場所を探して深夜の町の中をさまよい、重い荷物に肩が外れそうになり、あてもなくふらふらと歩き、心細くて、でも体は熱を帯びてて、



その国の通貨はさっき稼いだ小銭、明日はどこに行こう、ていうか今日どこで寝よう、夜空の雰囲気からすると雨が降りそうなので橋の下か屋根のあるベンチを探し出さないと。



ああ、腹減った……

寒い……




電信柱、街灯、走っていくパトカー、

冷たい夜風。






そんな夜風にふと混ざる油の匂い。


あ、これは。


匂いのするほうに歩いていくと住宅地の中に明るいライトが見えて来る。


お店の光。



ウィンドウから中を覗くとそこに見えるのはあの肉の塊。


でももう夜も遅いので肉はだいぶ削ぎ落とされ、ほとんど軸の棒の太さくらいしかない。


下には削りカスが落ちていて、その横にはしたたった油が溜まり、それらがあの独特な肉と油の匂いを充満させている。




メニュー表を見ると安定の安さ。

観光地じゃない現地人価格だからすごく安い。

ポケットの小銭で充分買える。



さっきの10曲で5個はケバブが買える。


俺の歌は2曲でケバブ1個だ。








店内に入るとアラブ系の兄ちゃんが愛想よく挨拶してくる。


こんな夜中。

もうお客さんも来ないだろう時間帯で不意を食らったような感じだけど、こんな不審なやつにも愛想よく笑顔を向けてくれるからやっぱり中東の人は優しい。



セラムアレイキュム、そう言うと、お！こいつ知ってやがる！みたいな表情になり、アレイキュムセラムと返してくれる。


一気にフレンドリーになった兄ちゃんにドネルケバブを注文し、サラダ全部入れでソースはヨーグルト、チリもよろしくねと伝えて出来上がりを待つ。


どこから来たんだい？こんな夜中に、ホテルはどこだい？とフレンドリーに話しかけてくれる兄ちゃん。

おそらく彼はイランかトルコあたりから来てるんだろうな。


疲弊した心に人との何気ない会話が沁みてくる。





出来上がったケバブを受け取る。


ああ、兄ちゃんありがとう。これで腹ごしらえしたらいい寝床が見つかるような気がするよ。


ありがとう、心まで温かくなったよ。

インシャアッラー。



ってふとケバブを見たら肉がマジ全然入ってなくてパンがスカスカじゃねぇかふざけんなコノヤロウ！！！


なんだこの肉は！！！

焼きすぎてカピカピになってんじゃねえか！！！


ていうか今、下のトレーのとこに落ちてる削りカスの肉も入れて量の調整してやがったなコンチクショウ！！！

今から墓場で寝るんだぞナメんなコノヤロウ！！！！






でも味は美味しい。


ああ、ジャンクな夜になんてジャンクなご飯だったんだろう。


ケバブには本当に色んな思い出があります。














というわけでケバブ作ってみましょう。





いやぁ、今ひなた屋ではインドカレーをはじめ、バル風オイルサーディンのチーズ焼き、ヤンニョムチキン、東南アジア風枝豆、ドイツ風ピリ辛ジャーマンポテト、ナチョスチップスなど、僕らが世界を旅して食べた美味しい多国籍料理をメニューに加えていってます。


この前からトムヤムクンも新たに加わりました。


実際に食べてきた僕らなので現地のリアルな味を再現できてると思ってます。




四川で食べたあの麻婆豆腐もかなり美味しく仕上がりつつあるし、パナマで食べたセビーチェも記憶に残ってるし、タコスも最高だったし、中東のファラフェルも良かったよなぁ。


ボンゴレも頭吹っ飛ぶくらい美味しかったし、ナポリのマリナーラも信じられん美味さだったし、アルゼンチンのチョリパンも本当にヤバかった。





でもやっぱり僕らが外国で1番食べたご飯といえばケバブですよ。





あれをどうしてもやりたい。


ていうか食べたい。




なので作ってみました。









はい激ウマ。


ぐおおおおおおおお！！！！

うめぇええええええええええ！！！！！！





もうマジで一撃であのヨーロッパの夜の油の匂いが立ち込めました。

一瞬でタイムスリップ。


食べ終わってから、さて今から小便臭い橋の下にマット敷いてホームレスの人たちと寝ましょうかね、トロール今日も2人ぼっちだね、おっと！！ここ日本でしたね！！みたいな勢いでしたよ。





トロールにはだいぶ慰めていただきました。






う、うめぇぇぇぇ…………



あ、ちなみに僕はパンで挟むケバブサンドよりもケバブプレートのほうが好きです。


サンドよりだいたい2ユーロくらい高いんですけどこっちのほうが手が汚れないしゆっくり食べられて贅沢な気になるんですよね。



あえてオシャレな感じにはしません。


色々トッピングしたり盛りつけカッコよくしたりなんかの日本風のアレンジはしません。


あくまでヨーロッパの住宅地にある町場のジャンクなケバブを追求します。



ケバブはカッコいい食べ物なんかじゃないです。

パジャマで寝ぼけながら行ってカッ食らうようなもんです。




あ、この隣のトルコ風オムレツみたいなやつはイマイチでした。













さて、しかしこれをメニューに入れようと思ったら色々問題がある。


それは提供時間。


ケバブといえばもちろんあのスタイルじゃないですか。

周りをじっくり焼いてナイフで削ぎ落とすやりかた。


それにはあの縦型のグリルが必要です。


そんな設備投資無理です。






なのでオーブンでやるんですけどこれだと20分くらいかかる。


フライパンでもやってみました。

これなら10分くらいでできる。


でもフライパンだとあのケバブならではのジューシーさがでない。


やっぱり時間かけてじっくり焼くのがポイントみたい。




んんん…………



焼き時間と盛りつけ時間合わせたらどんなに急いでも30分はかかる。


これが他の注文とか入ってる時だったらもっとかかってしまうし、オーブンを20分も独占してしまうのはまずい。


他の料理がまったくできんなる。


仕込みも大変だし仕事量増えるし、となると値段も上がるし、できるだけ安く提供したいし、でも妥協は絶対に出来んし…………









というわけでめっちゃ悩んでるわけですが、まぁお店がウルトラ暇で他にお客さんいなくて、さらにいくらでも待つよ！みたいな時間に余裕のある人にだけお出しするスーパー裏メニューみたいなやりかたなら提供できるかなって感じです。


まだもうちょっと研究して改良していきますけどね。

もっと美味しくなると思います。

ソースもまだ研究したいし。



でもやっぱケバブはヨーグルトソースが最高ですよね。

















てなわけで研究のためにここ最近ケバブばっかり食べてる僕らなわけですが、先日イトヨリちゃんたちがハーフバースデーを迎えました。









あああ、もう180日も生きたのかぁ。


180回も朝を迎えたんだね。


80年生きるとしたら160分の1が過ぎてしまったのかぁ…………


そう考えるとあと159回しかないの？


この180日をあと159回しか？








寝返りを始めてコロンコロン嬉しそうに転がって、離乳食も食べ始めて、そろそろ歯も生えてくる。


言葉らしき声も発しはじめてるし、ずり這いももうすぐ。


少しずつ少しずつ、でも着実に体の動かし方がわかってきてるし、色んな機能が備わってきてる。



1日1日が惜しい。


すぐに赤ちゃんじゃなくなって子供になってしまう。


この子たちと過ごす貴重な時間が容赦なく過ぎ去っていく。










トマトはなかなかハードル高いご様子。





放心状態。









今、暗い部屋の中、横でバーンと手を広げて寝てる2人。


明日もいっぱい抱っこしていっぱい触れ合おうね。


カンちゃんいつも育児とお仕事頑張ってくれてありがとうね。


4人で楽しく、元気に明るく生きていこうね。



そのうちみんなでヨーロッパ行ってあのジャンクなケバブ食べようね！！


セラムアレイキュム！








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