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爺ちゃんちの屋根裏からヤバいものが見つかる

 

こんにちは!神田です。



双子を妊娠してから知ったことがたくさんあります。

双子に一卵性と二卵性があるのはもちろん知ってたんですけど、
一卵性にはさらに三種類あること。

1:二人の間に膜がなくて、同じ空間に二人いる。そして胎盤がひとつ。
2:二人の間に膜があって、胎盤がひとつ。
3:膜もあって、胎盤もひとりひとつ。

この種類によってリスクの高さが違います。

あと、一卵性は性別も必ず一緒っていうのも知りませんでした。

一卵性はひとつの卵子とひとつの精子が授精して、なんらかの原因で2つに分裂。
なので、すべて一緒です。
性別も血液型も見た目も。性格は違ったりするそう。

二卵性は、2つの卵子と2つの精子が授精するので、言うなれば兄弟が同時に
産まれる感じ。
なので、性別も見た目も違ったりもします。

ちなみに我が家は一卵性です。




おわり




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シメイブルー、入りました。





いやー、なかなか思い切りました。ブルーめっちゃ高いんだもん。


ひなた屋にお越しの皆様、マイケルジャクソンの愛したシメイブルー、贅沢な日にどうぞ。










さてさて、この前、とある物をkokageに移動しようと大輔の家に行きました。



大輔が今住んでる家は、美々津にある僕らの爺ちゃんの家です。

お父さんのお父さんですね。


子供の頃から遊びに行ってた、古い古い家です。



話ではそれこそこの建物も江戸時代の建造物なんだそう。

だいぶリフォームされて現代的になってはいますけどね。









そんな爺ちゃんの家の2階の奥。


さらにその奥の扉を開けると屋根裏に繋がってます。









僕らもついこの間までこんなところに屋根裏部屋があるなんて知りませんでした。


開かずの扉みたいなドアを開けるとそこは暗い屋根裏で、とてつもない量の埃をかぶった骨董品たちが眠っていました。


裸電球がひとつぶら下がっていて、それをつけるとボンヤリと照らされる室内。


足を踏み入れるとミシリと床がきしんでぬけそう。















金丸家の家系は鎌倉時代まで遡るんだそう。


もともと医者の家系で、江戸時代には御殿医を務めていたほどのお家柄。


御殿医ってのはお殿様のお医者さんです。


なのでかつては、現在の高鍋町にあった秋月藩のお殿様のところまで籠に乗って診察に行ってたんだそうな。


その籠も昔はこの家にあった、って親戚から聞いたことがあります。





金丸家は僕らのひい爺ちゃんの代まで美々津でお医者さんをしていて、まぁ結構な金持ちだったみたいなんだけど、爺ちゃんたちの世代でお医者さんを継ぐ人がおらず、ひい爺ちゃんは代わりの人に跡を任せました。



それが今美々津にある大きな病院である三股病院の先代とのこと。



そんな家柄だからか、爺ちゃん世代や親戚の人からは、金丸家であることを誇りに思いなさい、ウチは名士なんだ、とか聞いてました。

子供の頃からそんなことを聞いていたのでね、そりゃあもう金丸家の人間として恥ずかしいことはできないっていう感じですよ。


名家の血を継ぐものの端くれとして誇り高い行動を心がけなければいけないでござそうろう!!みたいな感じで張り切って橋の下で缶詰食べながら野犬に吠えられてました。


どうも!!由緒正しい家柄のご子息でござります!!って感じでヨーロッパのマクドナルドのトイレで信じられない勢いで頭シャンプーしてました。



いやぁ、ご先祖様がどんな顔で見ていたことか…………













まぁ僕の世代ではもうなんもありませんけどね、家柄とか、お医者様、とか。


平凡な家庭で平凡にスクスク育ちました。



でもこの年になると湧き上がってくるんですよね。

家系というものに対する興味が。



お父さんのお父さん、そのお父さんたちが生きてたこの美々津。


その当時の美々津はどんな町だったのか。


歴史資料で見る白黒の写真。

そこに写ってる人たちと、ウチの金丸家の人たちもお喋りとかしてたんだよなぁって思うと、先祖の逸話とかをドンドン聞きたくなってきます。



どんな歴史があって、今の俺に繋がったのかなぁって。


それはまた郷土への愛にも繋がることなんだと思います。



この小道、あの空き家、あの雑木林、


あそこのゴンゾウ爺さん、あそこのツル婆さん、



全部町の歴史。





マジめっちゃそそられる。


歴史資料館に行ってフムフムとその町のことを学ぶのもいいけど、そこに暮らして町に溶け込みながら歴史を紐解く行為の楽しさったら、マジで宝探し状態。


すごく冒険感があります。



そしてこの日もお宝たくさん見つけました。
















大輔に手伝ってもらって屋根裏から引きずり出してきたもの。



それがこれ。










薬箪笥。




激レアにもほどがある!!!


代々医者の家系であった金丸家の歴史を雄弁に物語る代物!!!


すげすぎる!!!!!!!!





マジでボロボロなので慎重に慎重に運び、埃を落としました。


何年陽を浴びてなかったんだろ…………











さらにもっと興奮したものもありました。




屋根裏にもうひとつ、小さな棚があったんだけど、それを引っ張り出してみると、これまためっちゃ年季が入ってる。









貼ってあるのは1958年のポスター。


引き出しの中には当時流行ってたものなのか、カルタも入ってて、おそらく子供が使っていたんじゃないかなって想像できる。





調べてみたら1953年発表の伊豆の佐太郎っていう映画のカルタでした。


当時はこうした時代劇の主人公が、男前の、そしてヒーローの代名詞だったのかなぁ。


すげぇなぁ、ジョンレノンがクオリーメンを結成する4年前だよ。









そんな引き出しの中にさらにヤバいものが入ってた。



















何枚かの原稿用紙。



ビッシリ文字が書いてある。



書き出しに自叙伝という文字。



私が生まれたのは満洲で、当日満人はロシヤの迫害を受けてホントにひどい生活だった、といった内容だった。



それは、僕が18歳の時に死んだ僕のお爺ちゃん、その爺ちゃんのお兄さんの息子さんの物でした。



爺ちゃんの長兄、その長男さん。

てことはお父さんのいとこか。



本家のお爺ちゃん、僕はもうかなりうっすらとしか覚えてないような存在です。




そんな遠い遠い昔の人が、子供のころにかつてこの家に住み、なんとあの屋根裏で1人で勉強をしていたんだそう。


あんな暗くて、埃にまみれてて、床のきしむ狭い場所で。


俺にとっては爺ちゃんでしかない人なのに、子供の頃にあそこで汗をかきながら一生懸命将来のために勉強してたなんて。




マジで震えました。


人間すげー。


ホントすごいわ。
































今この家には大輔が住んでて、2階の部屋にはデカいベースアンプが置いてあります。



時代は変わって、住む人も変わっていくけど、今も金丸の一族の者がこの建物に住んでることがとても嬉しいです。


代々の家にはやはり念がこもってる。


ご先祖が大事に残してくれた物を守っていきたいと、ようやく心から思えてます。





こ、この激ヤバそうな梅酒は今度試飲会しようと思います…………









僕は今回、ひなた屋を買ったし、ときわ旅館を買いました。


どちらもド級の念がこもった古民家。


前の世帯主さんにおいては建物を売るという決心をするのに、どれほどの苦悩があったことか、今なら少しわかります。




どちらの家にも、たくさんのご先祖様が住んできて、ものすごくたくさんの物語が詰まってる。


古民家を買うってのは、そうした歴史や念も背負うってことですね。


リフォームしたってまっさらになんかできないもん。

















あー、俺にももうすぐ子供が生まれる。


俺も歴史の一部になっていけるのかな。









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