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カデル登場。そしてチームドーサ結成の日

こんにちは!神田です。



旅行行ってる時よりも、美々津にいる時が一番ゆっくりできてるってどういうことでしょう。

それだけ美々津での環境が恵まれてるってことよなーって今回改めて思いました。

毎日の生活の中に海とか、山とか、釣りとか、川遊びとかがあるってほんと贅沢。
休みをとってちょっと遠出してするようなことが、歩いて5分の場所でできるなんて。

美々津に住み始めて1年半が経とうとしてますが、今でも日々それを感じられることに
幸せを感じます。
いつまでもこの感覚を忘れずにいたいなー。



おわり





充電できてると思ってる人。
















さてさて、朝ごはんにドーサを食べたら、高橋さんと3人で空港にやってきた。


もう帰る?いやいや、とある人のお迎えだ。


今日、とある友達が俺たちに合流するため日本からチェンナイにやってくる。






今日はこれからチェンナイから少し離れた町のアラコナムに行くことになっている。

アラコナムといえばもちろんあの男。


日本大好きインド人、カデルのいる町。


もうこの1ヶ月くらい前からカデルの早く来い早く来いメールと電話が半端なくて、どんだけ気が早いんだよって面白かったなぁ。


昨日から、「オーケー、もう今日アラコナムに来なよ。よしそうしよう、電車の時間はこれだよ、このエクスプレスに乗ったら1時間で着くから一緒にランチを食べて寺院に行って、よしそうしよう、パーフェクト。」とかって段取りをビビるくらい進めてくるから説得するのに気を使う。


今日の朝も、「何時の飛行機で友達は着くんだ!?だったらこのメトロに乗ってセントラルに行くんだ、そこのローカルに乗って何時にアラコナムに着く、もし間に合わなかったらビーチステーションからのエクスプレスだ、もう友達はターミナルから出てきた?ランチはすでに準備オーケーだよ、ヨガはやりたい?ウチのファームを見せてあげるね、よしそうしよう、友達は着いた?」というメールが30秒おきくらいに入ってくる。



ソワソワしすぎ!!!!



まぁありがたいんだけどね。

俺たちと会えるのをそんなに楽しみにしてくれる人がこのインドにいるなんて、それだけでインドが身近に感じられるよ。






「ごめーん!!飛行機ちょっと遅れちゃってー!!!イエーーーイ!!インド来ちゃったウケるー!!」


出ました、めっちゃハイテンションでインド人かきわけて登場。



フッキーです。

このブログではお馴染みの関西弁丸出し姉さんですね。



高橋さんのカメラがフッキーに向けられる。



「あ、フッキーさんはじめまして、今日はどういった思いでインドに来られたんですか?」



「そりゃあもう乾杯につぐ乾杯ですよー!!やっだ~もう~!!インド最高~。」



フッキー面白いなぁ。



「ちょっとフミ君ー!!結石できてるんでしょー!!ちゃんとカンちゃんの言うこときいてお水たくさん飲んで出さなきゃダメよー!!手洗いとうがいもしっかりやってー、エアコンかけすぎもダメだからねー。」



看護婦さんフッキー。

健康管理、徹底してます。







しかしただでさえアラコナム行きの電車に間に合うかギリギリだったのにフッキーの飛行機が遅れたことでマジで電車に間に合うかヤバくなってきた。


俺たちは別に次の電車でもいいんだけど、1秒でも早く来てもらいたいカデルからのメール攻撃が半端じゃないのでなんとか1番早い電車に乗らないといけない。


もうウーバーでアラコナムまで来なよ!!ってカデルは言うけど、でもそれじゃ味気ない。

みんなに一度はインドの電車に乗ってもらいたい。


インドの電車って、これぞインド、を感じられる空間なんだよな。

変な人いっぱいだし、ギチギチだし、開け放たれた窓の外に見える風景はたまらなく胸に迫る。

インドを回想した時、真っ先に出てくるのがこの電車の中だったりする。





というわけで大急ぎでウーバーを捕まえてチェンナイのセントラルステーションに到着。


人だらけのグッチャグチャになってるセントラルステーションの中を急ぎ足で進んで行くと、そこに俺たちに向かって手を振る1人のインド人。



「さぁこっちだよ!!」



そのインド人は俺たちのことを先導してターミナル内に入り、複雑この上ない駅の中でアラコナム行きの電車を見つけ出し、乗り込んで席まで作ってくれて座らせてくれた。



一体誰!?



そう、彼はカデルの仕込み。

俺たちが素早く電車に乗れるためにカデルが知り合いに連絡して案内役を段取りしてくれていたというわけ。


カデル気合い入りすぎ!!!




「はいこれ。」



彼が差し出したのは電車のチケット。

俺たち4人分のチケットまで前もって買ってくれていたなんて。


代金を払おうとしても受け取ってくれない彼。


後からカデルに聞いたことだけど、タミルの人間としてあそこで電車代を受け取ることはものすごく失礼にあたることなんだそうだ。

ゲストをもてなすこと、それがタミル人の誇り。


ありがとうと伝えると、笑顔で首をフリフリする彼。





















窓の外に飛び去る緑の原野。

電車の中を大声出しながら行き交う物売りの人たち。

カツアゲしてくるオカマ。

外国人に座るスペースを率先して開けてくれる優しい周りの人たち。


インドの電車にはインドの色んな良い部分が詰め込まれてる。


まぁ、前に全財盗まれたけどね。



高橋さんは誰とでもお喋り。




さすが元報道マン。


カンちゃんの後ろに仁王がいる。















「フミサンー!!カンチャンー!!」



「あー!!カデル久しぶりー!!」



電車を降り、人波に飲まれながら歩道橋を見上げると、そこにはサングラスをかけたカデルが手を振っていた。


あぁ、懐かし。

本当アラコナムはすでにちょっとした第2のホームくらい体に馴染んでる。


何ヶ月もこの町にいたんだよなぁ。

こんな美々津から遠く遠く離れたところなのに。




「フミー、久しぶり、元気にして、……ハウァ!!!………ふ、フッキー!!!」



「ハーイ、カデル。」



「ワー!!!フッキー!!何してるんだー!!」



カデルは最近ショータ君やその仲間たちとインドと日本をつなぐビジネスを始めていて、このところ頻繁に日本に来ている。


その度に俺の友達を紹介したりしてるので、すでに青山さんとかフッキーとかとは何度も遊んでる仲。


パティスリーフラワーのグランシェフである植松さんなんかは実際にアラコナムに来てカデルの家にも泊まったりしてるほど。


食に対してものすごく真剣な想いを持っていてオーガニック野菜を自分で育ててる植松さん。


インドの野菜はパワーがみなぎっていて全てが最高だったと感動していた。




「ウエマツサンは僕のマスターだよ。あの人は本当にブッダみたいな人だね。」



河内の聖人、植松さんの人間力は国境を越える。















「オーケー、さぁ家に行こうか。」



カデルの車に乗り込んだ瞬間、いきなりアクセル全開。



「ぎゃあああああああ!!!!」



「うわあああああああ!!!!」



アラコナム駅前の混雑する道路を爆速で走り抜けるカデル。


あと1ミリで殺人事件が起きるっていう際どさで人をかわし、車をかわし、バイクをかわそうとしてかわしきれなくて軽くぶつかる。



「きゃあああああああああああ!!!!」



「おーーーい!!カデル!!!スローリー!!スローリーだよ!!」



「え?どうしたんだいフッキー?僕の運転の何かいけないことがあるかい?」



って言いながら牛をかすめた瞬間、対向車のトラックが突っ込んできてキャアアアアア!!ってなってギリギリでかわす!!!



「ちょっ!!カデル!!イキりすぎ!!!新しい人が来たからってカッコいいところ見せようとしてイキリすぎ!!!」



「ちょっとあんたー!!子供じゃないねんでー!!もっと安全運転せんかーい!!」



「ははは、日本人はみんな怖がりだなぁ。インドじゃこれが普通だよ?日本人の運転だったらすぐそこに行くまでに3日かかっちゃうよ。」



「お、俺はまぁカデルの運転慣れてるからそんなに怖くないけど…………まぁ怖いけど………カデルの家の運転手とかこれの3倍くらい攻めるからね…………」



「そうそう、だから問題ないよ。まぁ僕も前に運転してて横に1回転したことあるけどね。ギュイン!!!」



ギュインじゃねぇ!!!


テンション上がりすぎ!!!














フッキーがカデルの運転にマジギレしながら、なんとかカデルの家に到着。





ここからはちょっと箇条書きで。



★セルバムスクールも今週はフェスティバル連休でお休みなので子供たちもおらず静か。




★パパママお元気!!お久しぶりです!!




★久しぶりのカデルの家ご飯!!!美味すぎ!!!









★前回作ってくれたカデルのチキンカレー。前回のは死ぬほど辛かったけど、だいぶマイルドになってて日本人に合わせた味付けに。









★最近は日本に行くたびに日本のみんなにカデルカレーを振舞っていて、みんなに美味しい美味しい言われるのでカデルその気になってて、もしかしたら日本でカデルカレーが食べられる日も近い?





★セルバムスクールの前に巨大なロードローラーが放置してあって、あれどうしたの?って聞いたら、ちょっと前に学校の前の道の舗装をやったらしいんだけど、工事が終わったのに忘れていってそのまま2ヶ月経ってるらしい。ロードローラー忘れて行く?インドヘヨウコソ。




★最近インドでTik Tokが流行ってるんだけど、面白い動画を撮ろうとして無理する人がめっちゃ増えてて、この前も氾濫する川の中でダンスしてるところ撮ろうとしてインド人が溺れて死んだらしい。Tik Tok撮ろうとして死ぬとかマジウケる!!めっちゃウケる!!って笑ってるカデル。わ、笑えないよ………




★カデルの家のトイレがめっちゃバージョンアップしててビビる。









★部屋に指紋認証のセキュリティーがついててどんだけ金持ちなの?ってビビる。





★カデルの持ってるカメラとかドローンとかの最新機材のクオリティーが高橋さんのテレビ局の全装備を超えてるらしくてビビる。





★高橋さんと機材の話で盛り上がるカデル。





★カンちゃんがインド来てからエアコンのせいで風邪でダウン。俺もチンチン痛い。汗かきすぎて肌荒れひどい。頭痛もある。カンちゃん咳ひどい。



★カンちゃんを残してカンチプラムにある樹齢3500年のマンゴーの木が生える寺院へ。ザ・インドにみんな感動。





















































★おデコに赤いのつけてもらった。
























★晩ご飯もちろん美味しい。

















インド5日目




★朝、カデルの学校の周りにあるオーガニック植物園を散歩。朝からめっちゃ暑い。






★カレーリーフってこうやってなってるんだね。いつもひなた屋で使ってるから不思議な感じ。






★タミルの女性はコーラムの描き方を遺伝子で知っている。






★子供たちと久しぶりの音楽の授業。カトリーンとかニラちゃんとかハリプリヤとかイマンとか、多くの子供が卒業してて寂しい。






















★ミニーちゃんがお姉さんになってるー。






★屋上でミニライブ。














★インタビューも随時。










★カデルの要望でミニPR動画撮影。カデルのピンマイク装着が雑で高橋さんがちょっと仕事モードになる。さすがプロ!!














★見守るパパ。






★ランチめっちゃ美味しい。オーガニックだなぁ。上に乗ってるオクラみたいなのはモリンガっていう、今日本でめっちゃ流行ってきてるスーパーフード。普通にそこら辺に生えてる。














★ママ、いつも美味しいご飯ありがとう!!大好き!!










★食べてカデルの車でチェンナイへ。俺とカンちゃんが行きたくてステンレス製品のお店へ。めっちゃ楽しい。ひなた屋で上手いこと使えないかなー。


















★せっかくだからインドの小物とか雑貨を仕入れてお店で販売できたらお客さんも面白いし、海外に行く良い理由ができると思うんだけど、あんまりインド感を演出し過ぎると古民家のコンセプトがブレるからそこのとこのバランスが難しい。






★それからカデルおススメというカフェへ。カデルのことだからまた高級なところに連れて行こうとしてるんじゃないかなぁって思ってやってきたらこれ。


















★チャイが175ルピー。260円。普通10ルピー。15円。クソ金持ちがくるところ。カデル…………今の俺たちだからいいけど、もうちょっと庶民的なところでもいいんだよ…………






★ラッシーが250ルピー、380円。普通40ルピー、60円。ここはインドの芸能人が来るようなところだからねって自慢げなカデル。いや、まぁ今はバッグパッカーじゃないからそんなにお金困ってないし日本からしたら安いけども、でもめっちゃ高いから…………カデルはインドの汚いところをあんまり俺たちに見せたくないので俺たちが安宿に泊まってたりすると、またそんなところに泊まってーと呆れたりしてる。



★「いやー!!ラッシーめっちゃ高くてビビったし!!」
ていうかこのカフェで新メンバー合流。
まさかのシンガポールからマサ君ミスギちゃん降臨。




★現在シンガポールで自分のお店をオープンしノリノリ中の美容師マサ君。ミスギちゃんと二人三脚で活躍中です。みなさんシンガポールでの散髪は在シンガポール日本人に不動の人気を誇るマサ君のお店、バーバーミナミへどうぞ!!




★というわけであの頃の俺たちじゃないのでちょっと良いホテルにチェックイン!!













★でもホテルの前こんなの!!さすがインド!!






★からのウェエエエイイ!!!










★フミ君とカンちゃんがいなかったら絶対インド来ることないからね!!ってウェットティッシュでスプーンを入念に拭きあげる潔癖マサ君。ミスギちゃんは前からインド1人旅とかしてたツワモノなので問題なし。



★ご飯もビールもめっちゃ美味しくて、久しぶりの仲間との再会で盛り上がってこの日はインドであることを忘れて楽しみました。










もういっちょ!!!

インド6日目!!!





★「ハーイガイズ。朝ごはん美味しいところがあるからそこに行こう。それからドレスを見てTシャツを見て、あ、換金も行かないといけないね。さぁレッツゴー。」
朝イチ、ホテルに俺たちを迎えに来てくれたカデル。
ノリノリすぎ。






★まずは朝ごはん。うん、美味しい。高いけど。
南インドの定番朝ごはん、イドリーがかるかんに似てるという説。


























★それから換金屋さんへ。今回俺たちがインドに来るということでカデルから日本の飴やら本やらカメラ機材やらを大量に買ってきてくれない?と言われていた。その代金をルピーでもらってもしょうがないのでドルに換金してもらった。



★フッキーは大量のルピーをドルに換金。なぜこんなに換金しすぎてしまったかというと、空港に着いてすぐターミナル内にある換金屋さんで数日分だけのルピーを換金しようとしたところ、町では換金できないからここでいっぺんに換金しないといけないよというなかなかの嘘をつかれて必要以上に数万円分換金してしまったらしい。めっちゃ悪いレートで。
海外慣れしてるフッキーでさえやられてしまうので皆さんも空港の換金屋にはご注意。
それでも明るいフッキーさん。






★それからインドの伝統衣装のお店へ。伝統衣装でも昔ながらのものかは新しいデザインのものまで色々あって面白い。





★途中オーガニック食品屋さんでモリンガのサプリメントをゲット。日本で買ったらめっちゃ高いけどインドなので250円くらい。





★髪の毛にお花。これであなたもタミルガール。














★インドっぽいTシャツが欲しくてデザインTシャツ屋さんへ。良いのゲットできた。









★尊敬するタミルの巨匠、ラフマン。





★クソダサい。






★お昼ごはんはカデルおススメの高級店へ。マトンビリヤニ、うん確かに美味しい!!






★カデルとはここでお別れして、一旦ホテルに戻りひと休憩。ベッドに倒れて脱力。いるだけで疲れる。修行の国、インド。カデルいつもありがとう!!次は日本でね!!




★さぁ後半戦。こっからが本番だ。










そう、こっからが本番。カデルと遊ぶのはここまで。





6人でホテルを出て、ウーバーを捕まえた。


インドではトゥクトゥクに20人くらい乗ったりしてたので6人で1台に乗れるかなと思っていたけど、さすがに街の中ではウーバードライバーもシビア。


6人は無理だと言われてしまい、2台に別れて行くことに。


高橋さんたちと別れるのは結構心配だったけど、すでに高橋さんもウーバーの使い方を把握していて、なんとか6人ともホームの近くまでたどり着くことができた。









あぁ、前は極力バスを使ってたし、ホテルもエアコンなんかない激安宿ばっかりに泊まってたのに、今じゃ優雅になったもんだ。


とはいってもウーバーも今泊まってる宿も日本人感覚では激安も激安なんだけど。




こうして短期でインドに来ると、バッグパッカー時代にがむしゃらになってボッタクリと戦っていたのがめっちゃ無駄に思えてくる。


おとといのウーバーでの10ルピーのやりとりだって、マジでたかが15円の話。

たった15円を払いたくなくてドライバーと怒鳴り合うなんてマジで不毛。


そりゃブログのコメントに、そんな小銭をケチって旅するなんて日本人としてみっともないからやめてください、なんて言われるよ。

今ならその感覚もわからんでもない。


自分が日本で、日本の金銭感覚で暮らしてるから。








こうした10円20円を渋る旅って、実は結構バッグパッカーの中でも話題になったりする。


もともと所得の高い日本人なんだからそのくらいケチらないで旅するべきだって言う人。

それに対してインドのボッタクりにしぶとく値切り交渉してどれほど現地人価格に近づけられるかってのが旅人の真価が問われるところだぜって言って、めっちゃ値切ることを自慢げに話すバッグパッカーも多い。


ええ~!?そんな高い値段でトゥクトゥク乗っちゃったの~!?それめっちゃボッタられてるじゃーん!!俺なんか駅から宿までこのくらいで乗ったよ!?これが最安値だね!!


ってな感じ。



ボッタクりのいいなりになって30倍くらいの値段をポンと払う。これはよくない。日本人は簡単に金を出すって思われると今後の旅行者にも迷惑がかかる。


でも死ぬほどムキになって値切りまくるのも先進国の人間としてあまり見た目がいいものではない。


バランスだよなぁ。

まぁ要は舐められたくないってことなんだよな。




今は前みたいに頑張って値切り交渉することもない。

短期旅行なんだから、根性でギター弾いて歌ってその日の食い扶持を稼ぐ必要もない。



でもキチンと話をして、アホみたいな値段は払わないように気をつけてないとな。

















「フミイイイイイイイイイイ!!!」



「フミイイイイイイイイイイ!!ナオオオオオオオオ!!!」



「シンンンンンンン!!!シイイイイイン!!!」









ホームに着くと、いつものように元気いっぱいの子供たちが飛びかかってくる。


あまりにも元気が良すぎてみんなの相手を全力でやってたら疲れ果ててしまうけど、それでもなんとか頑張る。



「フミイイイイイイイイイイ!!!スーパーマン!!!」



「スーパーマンンンンンンン!!!!」



「ホラホラ、シンのところ行って。シンがやってくれるよ。」



「ちょっ!!金丸さん!!ズルい!!!」



「シンンンンンンン!!!スーパーマンンンンンンン!!!」



「よ、よーし!!いくぞーーー!!!」



とか言いながら体力系を全部高橋さんにパス。

















高橋さんすんません!!


体格のいい高橋さんにしがみつき、キャッキャと大はしゃぎの子供たち。


抱っこされて、振り回されて、スーパーマンをしてもらって、みんな大喜び。









高橋さんには子供がいる。

きっと家でもこうやって子供と遊んできたはず。



高橋さんが子供たちを抱えている姿を見ると、結構切なくなる。


みんな、こうやってお父さんに甘えたい年頃なんだよなぁ。


俺も小さい頃、お父さんが仕事から帰ってきたら兄貴と一緒に飛びかかって腕にぶら下がったりして遊んでもらってた。


振り回してもらって、ぎゃああああ!!って大はしゃぎしてた。

仕事で疲れていたはずなのに、お父さんは片腕に1人ずつを持ち上げてくれていた。



37歳になった今も、あの記憶ははっきりと覚えてる。

お父さんのたくましい筋肉の固さを覚えてる。


この子たちにはその記憶はない。


両親がいる俺には、この記憶が果たしてどれほど価値のあるものなのかは知る由もないけど、きっと大きな影響があるもんなんだろうな。


俺たちがこうやってたまにやってくることが、彼らの中でいい記憶として残ってくれたら、それだけでも意味があると思う。













フッキーからみんなにお絵描きノートと色鉛筆のプレゼント。
















フッキー、俺たちのやってることに協力してくれ
てありがとうね。本当にありがとう。




これミスギちゃん。








サムは似顔絵うまいなぁ。




これ俺。




似すぎじゃない?




外でラグビーして、









ホームの子供たちのバースデーパーティーやって、





















最後にギタータイム。













★このマニがなかなか筋がいい。













「金丸さん、インドきてよかったです。あああ、もう帰るのかと思うと不思議と帰りたくなくなりますね…………」



今日で高橋さんは離脱。


これから飛行機に乗って宮崎に戻り、帰ったらまたソッコーで仕事が待ってる。


仕事で来ている高橋さんが怪我とか病気とかならなくて本当によかった。



「インド着いた初日、ウーバー捕まらなくてボッタクられそうになって、ホントもう帰りたいってなったんですよね…………マジでキツかったです…………でも金丸さんたちと合流できて、カデルや皆さんと会えて、カレーすっごく美味しかったし、本当楽しかったです。あー、帰りたくねえええ。」



「高橋さん、いい画は撮れました?」



「いやぁ、もうバッチリです。会社帰って編集機をいい場面で止めます。そしてちょっと席を離れます。これディレクターがよくやるんですよ。自信のある映像のところでわざと画面を止めてどっか行くんです。こんな良いの撮ってきたんだぞってのを見せびらかすんです。それくらい良いの撮れました!!」



「帰ったらすぐムーナかサジョワンに行っちゃうんじゃないですか?」(宮崎にあるインドカレー屋さん)



「いやー、ドーサお願いしますーって言っちゃいますね!!ドーサかイドリーくださいーって。」



「ははは!!お!!こいつ知ってやがるってなりますね!!」



「高橋さんお疲れ様でした!!」



「高橋さん!!家に帰るまでが旅ですからね!!」



「バイバイーー!!」



「シンンンンンンン!!!サヨナラアアアア!!」



「シンンンンンンン!!!」




高橋さん、本当にお疲れ様でした!!


宮崎での次の撮影、楽しみにしてますね!!


その時はひなた屋のバターチキンカレーも食べてってください!!!

















というわけで今夜は俺たちとフッキーにとってもインド最後の夜。


明日の夜にフッキーは日本に飛び、俺たちも次のタイに飛ぶ。


マサ君ミスギちゃんはもう1泊チェンナイだ。



本当はもっとホームのために時間を取りたい。

でも店を休んで短期旅行で来るならこれが今のところ限界だ。


せっかくなんとか取った年に一度の長期の休み。


インドだけだとさすがに疲れ果てに行くようなもんなので、少し気を抜く日も作らないと帰ってからの仕事も楽しめない。



ラストの日も頑張ろう。





というわけでインド最後の晩餐。


チームドーサ、出動!!!

Tシャツ浮かれすぎ!!!






























うん、浮かれすぎ。


充分気を抜いてるように見えますね…………



普通に楽しんでたら店の人からもうちょい静かにしてねと注意されてしまった。


い、インドで!?


インドでインド人にうるさいって言われるぅ!?!?



次はどんなに騒いでも問題ないあのパーティーカントリーのタイが待ってるぞ!!