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お店に外国人が来てなんかどうしたらいいかわからない

こんにちは!神田です。



ありがたいことにお菓子をいただくこともたくさんあって、毎日のコーヒータイムが
充実してしまって、相変わらずぷくぷくです。


日本帰ったらなんだかんだで体重戻るよねーとか余裕こいてたらあっという間に
帰国してもうすぐで1年。

安定の体重のまま、これがまるで普通の体重みたいになってきてまじで焦り始めています。


クラウドファンディングリターンの写真集を作ってたらなおさら実感です。

フミくんとインドで合流した日の写真、痩せてるーーーーーー
なんか肌きれいな気がするーーーーー
ほうれい線がないーーーーーー

順調に老いています。



おわり



 



先日、ついにひなた屋に外国人のお客さんが来ました。





日向在住の韓国人とカナダ人とアメリカ人の3人。


英語教師としてこっちに住んでる人や、国際協力関係で働いてる人たちでした。


あ、おじーというのは怖いという意味の宮崎弁です。





もうソワソワですよ。

なんでしょう、この気持ち。


ついに腕の見せ所が来たって感じですよ、僕らからしたら。


この黒船来航時代から時が止まったみたいなスーパー田舎の港町で一応僕らはイングリッシュスピーカー。


韓国もカナダもアメリカも行ったことある。


もうどれだけインターナショナルな夫婦かということをアピールするには絶好のチャンス到来祭りですよ。


近所の人たちも、ひなた屋の2人はなんか外国を回っちょったらしいけど英語喋ってるところ聞いたことないし、本当に世界を回っちょったっちゃろか?みたいな感じですからね。


ここぞとばかりに英語喋り倒してイキり倒してごらんにいれましょう的なモードですよ。




「か、カンちゃん!!!外国人来た!!!英語喋ってる!!エゲレスの言葉を喋っちょる!!!」



「嘘!!!?つ、ついに欧米人来た!!!」



「どうしよう!!な、なんて声かければいいかな!!美々津では英語より猫の鳴き声のほうがよく聞くから綺麗さっぱり英語全部忘れてる可能性大!!!」



「大丈夫!!フミ君ならやれる!!頑張って英語で対応して!!!旅してたころを思い出して!!!」



「う、うん!!分かった!!そう、ここはアメリカ西海岸…………ベニスビーチ沿いにあるレストランで、目の前には海に沈む真っ赤な夕焼け…………店の前を歩いてる赤パンツおじさんと奇声を発してる頭のおかしい変態まみれ…………」



「フミ君頑張って!!!」



「よおおおおおおおおおおおおおし!!!任せとけやああああああああああああ!!!ハイガーイズ!!!ヘイヨーワッツアップメーン!!チアーズメイト!!フジヤマゲイシャギブミーチョコレート!!!ハラキリメーン!!!」



「あ、すみません、生ください。」



「かしこまりました。」






クソペラペラ。


マジビビるほどペラペラ。





そりゃそうですよ。

国際協力とか英語教師とかで日本に住んでるんですもん。

そりゃ日本語喋れますよ。

メイトとか言ってる場合じゃないですよ、ニートみたいな顔して。






でもその3人同士は流暢に英語で会話をしている。

ならば英語で接客したほうがいいのか?

something else?とか言ってみるか?そんなグループいましたよね?ギブミーアチャンスですか?




でもですよ、向こうが綺麗な日本語を喋ってくれてるのに、こっちがイキって下手な英語喋るとかマジ滑稽ですよ。

ここはもうイタリア人並みに、は?英語?なにそれ?ここイタリアだよ?なんで英語喋らないといけないの?バカなの?エスプレッソ飲む?苦いよ?ってくらい揺るぎない気持ちで日本語オンリーでいくべきなんじゃないのか?


しかし地元のおじちゃんたちがいる。

俺たちが流暢な英語を喋るのを期待しているのがヒシヒシと伝わってくる。

ぬうう!!悩む!!!











結局、3人が帰るまでに発した英語、ソーリーだけでした。


ソーリーですって、世界2周もしたのに。

お前の学歴がソーリーですよ、ホーケーのゲーハーみたいな顔して。



でもそんなもんかなと思いました。


日本なんだから日本語でコミュニケーション。

これって大事ですよね。

俺たちもカタコトのドイツ語が通じた時とか嬉しかったもんなぁ。



もちろん英語じゃないと無理って言われたら頑張りますけど。

難しかったらカンちゃんにバトンタッチします。


ああ緊張した。


















さてさて、いつみさん来ました。





ぬおおおおおおおおおお!!!!デンマークでお世話になったいつみさんんんんんんんんんん!!!!

お仕事の関係で日本に帰国してるところでわざわざ美々津まで来ていただけました。


いつみさん、そしてモモさん!!

めっちゃありがとうございます!!!


2人ともものすごい楽しくて面白くて、結局23時になってお店閉めて夜中までみんなで大笑いしながらワイワイしてました。




あー、デンマークのみんな元気かなぁ。


メグミ姉とかキョウコさんとか。


チャイナボックス食べたいな。あのぐちゃぐちゃに箱の中詰め込まれてるやつ。

日本だったらあんな雑なのまず食べないけど、外国だと美味しく感じてしまうんだから不思議だよなぁ。


またいつかぷらっと遊びにいこ。















そして先日もう1人、僕らにとってビッグなビッグな人たちが美々津を訪ねてくださいました。


南大阪を中心に何店舗もお店を持つ超有名ケーキ屋さんの社長さん、といえばこのブログの読者さんなら皆さんご存知。




そう!!河内の聖人!!植松さん!!!!





「植松さああああああんんん!!!こんなこの世の果てみたいな遠いところまでありがとうございます!!!」



「全然やでー。インドに比べたら近いもんやでー。いやぁ、それにしてもええ店作ったやんけー!!」



世界1周目の序盤の序盤にドイツのミュンヘンで初めてお会いしてからというもの、ずーっとお世話になっている植松さん。

経営者として、職人として、男として、人間として、全てにおいて心の底から尊敬できるイカした人です。


安心安全な食で人々を健康にしたいという強い想いから、自分で畑を耕して1からオーガニックな野菜を作ってお店で使用したり、災害があったら自分で車運転して被災地に食べ物持って行ったり、本当にとんでもなく優しくて、とんでもなく思慮深くて、とんでもなく懐の深い人です。


でも、頑張ってないやつは嫌いや、ってバッサリ言うような職人カタギのところもあるからカッコいい。



あれから旅仲間のカッピーやショータ君、ナナちゃん、みゆきさんなど、たくさんのメンバーが植松さんに会ってきたんですが、ショータ君はフラワーの商品写真を撮ったり、ナナちゃんはフラワーでライブやったり、みゆきさんは商品のイラストを書いたりと、ことごとくみんな植松さんとコラボしてます。


カッピーに至ってはフラワー東京店の店長やってるって、本当わけわからん展開です。




「いやー、インドのカレー最高やな。毎食毎食うっまいうっまい唸りながら食べてたわー。あれはやっぱり野菜の力やで。野菜の力がしっかりしてるから体が喜んで求めよるんやわ。いやー、インドええわー。下痢なんかしてる場合ちゃうでー。」



「僕インド行ったら2秒です…………」




これまで死ぬほどお世話になりまくってきた植松さんご夫婦がこの美々津まで来てくださったんだから、ここはもう全生命力をつぎ込んで宮崎ガイドです。


久しぶりの金丸トラベルエージェンシー出動です。

宮崎県民を代表してこのひむかの国の魅力をこれ以上ないほどに味わってもらって満足していただかないといけません。


よおおおおおおし!!!!!宮崎のことならこの美々津育ちの半魚人に任せとかんかいいいいいいいいいい!!!!



「植松さん!!!とりあえず遊々タイムからの夕暮れ族からのオダマキからの手羽先番長からのもう1回夕暮れ族という自己嫌悪コースでよろしいでしょうか!!!」



「僕は神社が好きやからねぇ。宮崎は由緒ある神社が多いやろうから楽しみやなぁ。」



「なるほど!!!神話イメクラということですね!!ガッテンです!!宮崎市内にあるお店でコノハナサクヤちゃんかアマテラスちゃんか、最近新人のアメノウズメちゃんもおススメです!!」←そんな店ないです。









鶴富屋敷ってとこはあります。










まず、初日。

おぐらに行きました。





そりゃおぐらのチキン南蛮はやっぱり美味いです。

ちゃんぽんも美味しいです。




そして高千穂を巡りました。

















高千穂神社、高千穂峡、天岩戸神社ではもちろん岩戸の遥拝も。


天安河原は以前行ったことがあったようだし、この日は雨がひどかったのでやめときました。



























そして美々津に帰ってきたら、ハイパー全力で晩ご飯をご用意させていただきました。





山芋鉄板、メヒカリの唐揚げ、地頭鶏の炭火焼、そして友達のけんえい頼んでいた刺し盛りという宮崎名物づくし!!

けんえいサンキュー!!





からの味噌鍋。


さらに百年の孤独。


植松さんだもん。


若い時からパティシエ一筋で27歳という若さであの伝説のマダムヨーコを生み出し、食材にこだわりまくって食品添加物とか一切使わないで体にいいものだけを厳選して商品を作り続け、大阪で半端ない人気を誇ってるフラワーの社長。

しかも超恩人。


そんな人に俺たちが料理を出す。


フランス人に6Pチーズ出す心境。


恐怖!!!!






「うん!美味しいわ。」



「いやー!美味しいー!!」




よ、喜んでいただけたかな…………

ううう…………もっともっと味を追求して頑張らないと…………



味って深いよなぁ。


リピーターになりたい、って思える味かどうかって本当決定的に違う。


体が細胞レベルで喜ぶあの感覚。

明日も明後日も同じもの食べたいって思えるほど感動するご飯にごくたまに出会えるけど、あの感覚ってすごい大事だよなぁ。


まだ全然わからんけど、少しでもあの秘密に近づけるよう頑張らないと。




この夜はウチのお父さんお母さんも混じって6人で楽しく過ごしました。















2日目。


美々津に泊まった植松さんたちに恐れ多くも朝ごはんを作らせていただき、それから町のガイド。













美々津の町並みを見て回り、資料館の見学なんかをして、お昼に僕たちの大好きなアルネ森みちにお連れしました。

















極限にオシャレなこのアルネの空間。


こだわりの料理、スウィーツ、コーヒー。


ケンスケ君とナオミちゃんの雰囲気。


このアルネに植松さんたちをお連れできて、日向市民として誇らしかったです。












そんな1日半。


短い時間だったけどたくさんお話しできて、今の僕たちを見てもらえて、本当に嬉しかったです。


少しはおもてなしすることができたかなぁ…………



それにしても植松さんからの大量のお土産。









ぐええええええええええええええええええええええええええええ!!!!

マダムヨーコ、トルティヨン、詰め合わせ、食パン、チョコレートオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

こんなにたくさんんんんんんんんんんんんんん!!!!

いくらお返ししても返しきれねぇよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!



植松さん、奥さん!!

本当にありがとうございました!!

今度は大阪でお会いできることを楽しみにしています!!








お世話になってきた人たちに、金丸はやっぱり面白いなぁってこれからも言ってもらいたい。

落ち着いて平凡なやつになったって思われて興味がなくなる、そんな風にはなりたくない。


そのためにもずっとチャレンジし続けないと。



さぁ、明日もランチから居酒屋までぶっ通しで頑張るぞ!!



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