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消防団に誘われる?

あけましておめでとうございます!神田です。


2019年になりました。

振り返ると本当に激動の2018年。
帰国、日本半周、大阪での結婚式、宮崎への移住、家購入、お店のオープン。
いろいろなことがありました。

恵まれた環境と、運の強さでここまでやってこれたんだとつくづく感じます。

そして2018年、すごく喜怒哀楽の激しい1年だったように思います。
こんなにもたくさん怒って、たくさん泣いて、たくさん笑った1年はすごく久しぶりな
気がします。

怒ったり、泣いたりするのは苦しいことだけど、振り返ってみると、生きて
るってこういうことなのかなーって感じたりもします。

でも時間が限られた人生、やっぱりできる限り毎日楽しく笑って生きていきたいので、
2019年はもっと笑ってる時間をたくさんにしていけたらなーとひそかな目標を立てています。



みなさんにとっても、笑い多き大切な1年になりますように。



おわり





さて、漁師さんってワイルドじゃないですか。だいたい。





板1枚下は死の世界っていう仕事をしてる人たちなので、そりゃもうタフガイの集まりですよ。

裕次郎どころじゃないです。



僕らのお店は目の前に港があるので、やっぱり近所は漁師さんが多いです。


当たり前だけど港の周りには漁師さんの家が多いですよね。


なのでお店には漁師さんがたくさん来てくれます。




漁師さんだからってこともないかもしれないけど、みんな飲む量がハンパじゃないんですよね。

だいたいみんな焼酎を5合飲み干します。


ボトルキープがあまり出ないです。みんな飲み干して帰るから。


マジタフガイです。







そんでこの前、スキレットで料理を出したんですよ。

スキレットって鉄板です。

洋食屋さんとかでハンバーグが乗って出てくるようなアレです。


熱されててジュージューいってるやつです。

これに乗せて出すと料理が冷めにくいし、見た目もスタイリッシュです。




いつもこのスキレットで地頭鶏の炭火焼とかを出してるんですが、もちろんめっちゃ熱いので触れないようにお気をつけくださいーって言って席に置きます。

触れた瞬間、火傷します。

なのでかなり慎重に気を使って配膳します。


僕も当然、鍋つかみで持っていきます。




でも漁師さん、おー、ありがとありがと、って言いながらむんずって素手でスキレット掴んで動かすんですよ。

何事もなく。



人間じゃないですよ…………

熱したスキレットを素手で掴むとかタフガイにもほどがあります…………



あ、熱くないんですか!?!?って焦って聞いたんですけど、あーん?面の皮のほうが厚いわー、って笑ってました。



毎日、網とか色々扱ってるから手の皮が尋常じゃないことになってるんだろうなぁ…………



そんなド級のタフガイたちがお店に集結してくれているので、もしどこか他の地域からガラの悪いチンピラみたいな人がお店に来てお酒飲んで暴れたとしても2秒でつまみ出してくれることでしょう。


非常に心強い限りです。




さらに嬉しいのは、そうした常連のタフガイたちがみんなすごく綺麗なお酒を飲むことです。


誰も絡み酒じゃないし、乱れる人もいないし、陽気で楽しくて、めっちゃくちゃ盛り上がるんだけど営業終了の23時になったら僕が言わなくても、おーいそろそろだぞー!!って言って切り上げてくれます。


地元のみんながこのお店を大事にしてくれてるのが伝わってきて胸が熱くなります。


本当にありがたい…………








そうそう、タフガイといえばこの前は町の消防団さんの忘年会がありました。

町の精悍な男たち大集合で、知ってる顔もあります。

同級生も入ってるし、誰々のお兄さんとか、誰々のお父さんとか、だいたいみんな何かしらで繋がってるっていうのは田舎あるあるです。




この忘年会、実はちょっとドキドキしていました。


消防団の勧誘を受けるんじゃないかって。



消防団はそりゃあ立派です。

地域の人たちが有志で結成している自警団です。


仕事の合間を縫って訓練をし、火事があったらすぐにかけつけて火を消し、自分たちの手で地域を守っていこうという想いを持った人たちです。


本当素晴らしいことです。



では町の男たちが全員消防団に参加しているのか?といえばそういうわけでもない。


ほとんどが参加していないし、名前だけ入ってて集まりには全然出てこない幽霊団員も半分くらいいるそうです。







消防団は強制ではないです。あくまで有志。


やっぱり昼間に仕事やってて夜にボランティアでハードな訓練をするってのはみんな避けたいもんです。


消防団大会っていうのがある時期になると、毎晩のように怒号が飛ぶ特訓があります。

OBとか様子を見に来たりするそうです。


もうなんか大学の応援団みたいな男臭い世界です。

いつも消防の全国大会に出場するような強豪地域になると、それこそ毎晩鬼のような特訓をしてるそうです。



一応消防団手当てというものが団員には支給されるそうですが、割りに合う額ではない。


お店に来る人たちに聞いてみても、仕事忙しいから………という理由で消防団を避けてる人たちは結構います。


まぁ消防団やってる人たちもみんな仕事を持ってやってるわけですが、そこはもう有志ですからね。








というわけで僕ですよ。


地域にイキのいい若い奴が帰ってきやがった、とヨユーで白羽の矢が立ったわけです。


周りからはソートー言われました。


消防団やめとけよ!って。

マジでハードだからお店の営業に支障が出るぞって。





うん、そうです。

僕の仕事、夜ですもん。

消防の訓練って夜にやってるんですよ、港の岸壁とかで。


思いっきり営業時間中です。


なので参加できません。


2人しかいないのに、「カンちゃん1時間くらい訓練行ってくるわー!」ってカンちゃん1人にしてお店を抜けるわけにはいきません。





が、それでもやっぱり勧誘は来るでしょうね…………


なんとかバイト雇ってでも参加しろ。


消防の訓練なんだからお客さんもわかってくれるだろう。



とか、色々強引に説得されて無理矢理参加させられるんじゃないか…………

仕事やってるのはみんな同じなんだから一緒に町を守ろうじゃないか!!とかって。



正直、消防団さんの忘年会はだいぶ緊張してました。


勧誘の嵐をどう切り抜けよう…………って。













が、
















驚くことに忘年会当日、勧誘は一切ありませんでした。



若い男がいたらすぐに勧誘をしてくる消防団さんなのに、僕には全然してこない。



これはもうみんな理解してくれてるということだと思いました。


ガッツリ夜営業の居酒屋やってる大将を参加させることはできないと。





もう僕も背筋がのびました。


勧誘をしない。

つまりは、美々津にやっとできた居酒屋を、これからマジで頑張ってやっていけよ、っていうことだと理解しました。


俺たちが勧誘しない分、気合い入れて営業しろよと。


これで中途半端な営業やってたらマジで気を使っていただいた消防団のかたがたに申し訳ないです。








町の行事や役割分担にはなるべく積極的に参加したいと思っています。


地域を保安する自警団は本当に素晴らしいことだと思います。


消防に入っている僕の同級生のマコトも、え?だって自分たちの町を自分たちの手で守ろうとするのって当たり前のことやない?って言ってます。


でもみんななかなか億劫でそこまで参加できない。


仕事以外でそんなに疲れることしたくないってのが本音の人はたくさんいます。



これはもう気持ち次第ですよね。

やっぱり強制することはできないですもん。

参加しないから非国民、とかそんなこと言えないですもん。当たり前だけど。





コミュニティで生きる以上、コミュニティに何かしら貢献しないといけないのは構成員として当然のことです。


僕は夜の仕事をやっているので、お昼間に動けることでこれから少しでも町に貢献していけたらなと思っています。



来年のお祭りは色々頑張るぞ。


タフガイじゃないけど、美々津の男として認めてもらえるように努力しないと。













あ、そうそう、


ところで最近神田さんが自分のアバター作ってたんですよ。



これです。




なかなか似てます。





アプリで写真撮ったら勝手にキャラクターにしてくれるというやつです。

最近はなんでもありますね。




というわけで僕もやってみました。



















どう考えてもおかしくない…………?





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