こんにちは!神田です。
日本の湯船文化、最高です。
もともと日本にいる時は、365日湯船につかる派でした。
今回日本を周ってる時も、銭湯とか、共同浴場とか、たまにちょっと贅沢してスーパー銭湯とか。
もう、日本最高ですね。
海外ではだいたいシャワー文化で、多分どこも。
あ、韓国とかはあるか。
だいたいの国の人には、疲れをとるっていう意味合いがないみたいです、お風呂に対して。
汚れをとる。多分それだけ。
日本では、その分睡眠時間が減ったとしても、それでも湯船につかる方が疲れが癒されるっていいますよね。
日本の中でもトップクラスに大好きな文化です♪
おわり
マニアもうなる雲母温泉、上関共同浴場。
米沢街道沿いにある小さな温泉場、関川村の中、民家に混じってポツリと存在するこのボロい小屋。
もはや浴場なのかもわからない外観に温泉好きとしてはかなりそそられます。
中に入るとまずは下足スペースに小さな料金入れが置いてあり、そこに無銭入浴お断り、と書いてあります。
ネットのレビューには、最近お金を払わずに入浴したり写真だけ撮りに来る輩がいて迷惑します、と書いてありました。
ここは村の人たちが守っている村の人たちのための共同浴場。外来者はもらい湯をさせてもらう気持ちで入りましょう、といった内容のことも書いてある。
村の人たちは無料。
そして外来者の入浴料は、驚異の100円です。
うん、そんくらいケチらないでちゃんと払いましょう。
100円を入れると小屋の中にブーーーーーーー!!!というブザーが響き渡ってなかなかビビります。
さああああ!!!今から正真正銘のヨソモンが入りますよおおおおおおおお!!!!シクヨロおおおおお!!!!と思いっきり申告してる感じですね。
ビビるーって思いながら服を脱いで浴室に入ると、年季の入った室内に湯船があるだけのめっちゃ簡素な作り。
床に座り、湯船から桶で湯をすくって体を洗ったりシャンプーしたりできます。
平日の昼なのに利用客は結構多くて、ほとんどが地元の人たちのようです。
みなさんこうして、ちょいと風呂入りに行こうかいと、自分の家のお風呂みたいに使ってるんだろうだなぁ。
本来、温泉場の共同浴場ってのはこういうことなんでしょうね。
まさに昔ながらのコミュニティの姿を見るようです。
だからこそ、もらい湯をさせてもらってる気持ちで、ということなんでしょう。
「カンちゃん、お婆ちゃんたちと仲良くなれた?」
「宇宙語すぎてなんもわからやんかったー。たまに大根、とか言ってるのだけわかったー。お婆ちゃんオッパイが垂れて太ももに乗ってたー。」
新潟も相当方言キツイですね。特にお爺ちゃんお婆ちゃんはマジ何言ってるかわからん。
ああいうの聞くと、中国語とか韓国語とかも方言レベルの違いはないのかなって思えてきます。
肝心のお湯ですけど、めっちゃ最高でした。
なんていうか、湯感触がたまらなく良くて、温度もバッチリで、スーパー気持ちよかったです。
カンちゃんも、今まで入った温泉で1番気持ちよかった!!って絶賛です。
茶色い湯の花が漂っていて、苦手な人は苦手かもしれないですが、飾らない素朴な共同浴場の最高峰だと思います。
あー、気持ちよかった。
関川の村内も、旧街道の面影を残した素敵なところでした。
あ、あれ?
そんでもって夜に新潟市に到着。
大好きな新潟市。
古い町並みと近代的な町並みが共存する新潟市は、本当に魅力的です。
路地裏の町、と言っても過言ではないくらいにあちこちに細い路地が入り組んでいて、そんな暗い路地に面白そうな小さなお店がポツポツと佇んでいたりする様子が旅行者の心をたまらなくくすぐります。
昔ながらの商店街があったり、昔ながらのネオン街があったり、人々には品があって美食美酒が豊富。
日本中を回ってきたけど、やはりこの味わい深い町は北陸の至宝です。
そんな新潟で、今日はカンちゃんとデートに行きました。
これです!!
旅先の町で地元の居酒屋に行くっていうやつ!!!!
これやってみたかったんだよなあああああああ!!!!!
日本を旅しててもいつも1人だったからそんな居酒屋にふらっと入ることもほとんどなかったし、お酒もいつも車の中で飲んだり、路上の時におじさんにスナックに連れて行ってもらうくらい。
それももちろん楽しいんだけど、できるなら知らない町で、ふらっと居酒屋に入って、地元の人とお喋りして、つかの間の出会いを楽しむようなそんなことしてみたかった!!!!
あてもなく、暖簾をくぐって、地元の常連さんがいるような小さな居酒屋で、旅をじんわりと味わう。
そんな粋な旅人になりたかったんだよなぁ。
今僕らはあんまり贅沢できる身ではないので、そんな頻繁に飲みに行くことはできないけど、たまには、たまにはこんな風情あることしてみたかったです。
あー、美味しいいいい…………
北陸の刺身に北陸のお酒…………
結婚しても、こうして2人だけで飲みに行くようなデートができる夫婦でありたいです。
いい夜でした。新潟サイコー。
さて、ここからはいつもの物件探し奮闘記の続き、といきたいところなのですが、ちょっと今回は奮闘記のほうをお休みしてみなさんにご報告したいことがあります。
結論を言います。
中国のカンさんと連絡が取れました!!!!!
いよっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
カンさんとついに繋がったああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
僕の命の恩人、カンさん。
このブログの長い読者さんならご存知だと思います。
中国雲南省にある大理で、病気でズタボロになりながら旅していた僕をなんの見返りも求めずに看病してくれた恩人です。
あの人のおかげで世界一周を達成することができました。
そしてこの前までの夫婦世界旅で、結婚したことをカンさんに報告すべく、僕とカンちゃんは再び大理に訪れました。
カンさんの喜ぶ顔が見たくて、内緒でこっそり、カンさんが経営するホテルに行きました。
が、そこで待っていたのは、数年前にカンさんがこのホテルを売却し今は大理にはいない、という驚愕の事実でした。
茫然自失。
あの恩人のカンさんがもう大理にいない。
連絡先がわからない。
この広大な中国でカンさんを探し出すことはもう不可能。
あの命の恩人に、もう一度元気な姿で会って、ちゃんとお礼を言いたかった。
結婚したんだよって報告したかった。
なのにカンさんはもうどこにいるかわからない。
僕らはその絶望的な状況に途方に暮れながら、中国を旅しました。
どこかで会えるかもしれない、あの太陽のような笑顔のカンさんにまたどこかで偶然…………なんてか細い期待もしていました。
背の高い人を見かけたら、思わず振り返ってしまっていました。
が、やはりそんな奇跡は起きることもなく、中国の旅も終盤を迎えました。
ヨーロッパで仲良くなった中国人の友達であるジミー君の家に遊びに行き、みんなで楽しく過ごした3日間。
明日になったら中国を抜けて香港に行く。
そんな中国最後の夜のことでした。
僕のケータイにブログの読者さんからひとつのメールが届きました。
僕たちがカンさんと会えなかったことを残念がってくださっている内容だったんだけど、その読者さんは中国語がご堪能だったことで、独自にネットを駆使し中国語のサイトでカンさんの情報を探してくださっていたようでした。
そしてメールの最後に、もしかしてこれはカンさんではないでしょうか?という言葉とともに、中国語のインターネットサイトのリンクが貼ってありました。
そのリンクを開くと、中国語で、大理のホテルを売却します、という内容が書いてあり、最後に韓、という文字と電話番号が記載されていました。
これはまさか!!!!と思い、すぐさまジミー君に相談したところ、頭の回転の速いジミー君と奥さんのウーピンちゃんが音速で電話番号からカンさんを捜索。
そして中国のSNSであるウィチャットから、ついにカンさんらしきアカウントを発見。
僕らはビザの関係で時間がなく、それがカンさんなのか結果がわかる前に香港に抜けてしまったんだけど、すぐに結果はわかりました。
ジミー君から送られてきたメールには、カンさんから返事が来たよ、と書いてありました。
奇跡が起こった瞬間でした。
ついにカンさんの連絡先を突き止めた。
しかし、なんとカンさんが現在いるのはネパールだという事実が発覚。
中国国内ならすぐにでも会いに行こうと思っていたけど、さすがに遠すぎて旅中に会いに行くのは断念。
それでも、連絡先が分かったということだけで、たまらなく嬉しかったです。
この広大な世界で、人口70億人くらいいるこの地球の上で、たった1人のカンさんを見つけ出すことができた。
諦めかけていた僕らに奇跡をもたらしてくれたのは、紛れもなくメールをくださったブログ読者さんと、ジミー君に他なりません。
僕らはその奇跡に心を満たされ、そうして残りの旅を終えて無事に日本に帰ることができました。
あれから1ヶ月半。
ジミー君とはずっとメールのやり取りをしていました。
日本に帰ってケータイをゲットしてからは、ウィチャットをダウンロードし、よく素早く中国のジミー君と連絡が取れるようになりました。
前まではGmailでやり取りしていたので、ネット規制のある中国にいるジミー君にはだいぶ手間をかけさせてしまってましたが、これからは中国の友達ともこのウィチャットで繋がり放題です。
さぁ、準備は整った。
中国人のほぼ全ての人が登録しているウィチャット。
もちろんカンさんもやっている。
忙しくしていたジミー君にあまりカンさんカンさんとお願いするのが申し訳なかったので少し期間を空けていたけど、そろそろカンさんのアカウントを聞こうと、メールを送信。
そしてすぐに返事が来た。
カンさんの電話番号が書いてある。
ふぅ、と深呼吸。
ウィチャットにカンさんの電話番号を入力すると、アカウントが出てきた。
カンさん俺のこと覚えてるかな?
どんな感じで話してたっけ?
カンさんってどんなテンションの人だったっけ?
もしかしてあれから色々大変なことがあって、人との関わりを避けてるような状況だったら、俺からの連絡をわずらわしく思ったりしないかな。
めっちゃ緊張しながらメールを送った。
金丸文武です。覚えてますか?
するとすぐに返事が来た。
しかも中国人がよくやる、音声メッセージだ。
うーーー!!!!怖い!!!!
ここにカンさんからの音声メッセージが入ってる!!!!
カンさんの声が聞ける!!!!
どうしよ!!!なんかすごいローテンションでネガティブなこと言われたらどうしよう!!!!
怖い!!!開くの怖い!!!!
でも、開くしかない!!!!
あのカンさんの声がここにあるんだもん!!!
そして緊張しながら音声を再生!!!!
「フミさ~ん、お久しブリ~、元気デスカ~、あははは~~。」
ちょ!!!!
カンさん軽っ!!!!!
めっちゃ爆笑したし!!!!
なにそのめっちゃ軽い感じ!!!!!
俺もすぐに音声で返事をした。
「カンさん久しぶりーー!!!!うわああああ!!!カンさんーーーー!!!大理に行ったんですよ!!!」
「僕はイマ~、ネパールにイマスです~、フミさん久しぶりデスネ~、ネパール来てくだサイ~。」
「ネパール遠い!!!!遠いですよ!!!中国には戻らないんですか?」
「私ワ~、ネパールでお店しよう思ってマスね~、フミさん会いたいデスからネ~。フミさんの今の写真、欲しいデスヨ~。」
もうあまりにも普通に会話すぎてビビりながらすぐに今のカンちゃんとの写真を送り、僕もカンさんの写真欲しいです!!とメールした。
すると写真が送られてきた。
怖い。開くのが怖い。
もしカンさんがやつれていたらどうしよう。
ホテルを売却し、大理を離れ、中国を離れ、ネパールなんて異国に行っているカンさん。
きっと何か大変なことがあったんだと思う。
色々なことで色々な人ともめたり、もしかしたら金銭関係のトラブルがあったりしたかもしれない。
その苦労によって、カンさんがやつれていたらと思うと、怖くて画像を開きにくい。
あの太陽と草原の匂いのする、大きな大きなカンさん笑顔が陰っていたら…………
そんなカンさんの顔、できるならば見たくない。
でも、見なきゃ。
今のカンさんのことを知らなきゃ。
命の恩人であるカンさんとちゃんと向き合わないと。
そして意を決して画像を表示した。
ギャル!!!!
なにこのギャル!!!!
クソラブラブじゃねぇかこの野郎!!!!!!
なんだこのギャルは!!ああああああんん!!!!!
「エヘヘ~、ぶふふ、僕の彼女デス、ぶふふ!!」
浮かれまくってんじゃねぇかこの内モンゴル人!!!!!!
あー、心配して損した。
やっぱカンさんはカンさんだわ。
明るくて、面白くて、ユーモアあって、そしてハンサムで相変わらずモテて、
さらに今ネパールでお店をやろうとしてるそのバイタリティ。
あれから何があったかはわからないけど、へこたれずに上を目指す野心家だ。
どんな場所にいたって、やっぱりカンさんはカンさんだよ。
心配することなんかないよな。
あー、よかった………
よかったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
ついにカンさんと連絡取れたあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
これでもういつでもカンさんに会いに行ける!!!!!
ていうか俺もカンちゃんもネパール行ったことねぇし!!!!
ネパールに行くめっちゃデカイ理由できたし!!!!
もう本当に本当に、心の底から、メールで情報をくださったブログ読者さんに感謝いたします!!!!
僕の旅は僕だけの力で作り上げているものではない。
家族、カンちゃん、友達、そして応援してくださってるブログの読者さん、みなさんで作り上げているもんなんだと心底思いました。
よくブログ読者さんから、一緒に世界を旅させてもらってありがとうございます、なんて言ってもらえたりするんだけど、いやいや、こちらこそ一緒に旅してくださってありがとうございます!!!!
今、世界の旅を終え、僕らは日本での新しいチャレンジに向けて頑張っています。
つい最近も読者さんから、ゲストハウス、飲み屋をやるにあたって、宮崎県の観光客数などについてお調べしていますか?といったご指摘をいただきました。
本当にありがたいご指摘です。
至らないところがたくさんある僕らなので、こうしてブログ読者さんからたくさんのことを学ばせていただいてます。
お店オープンに向け、全力で頑張ります。
いつか皆さんが遊びに来て、ゆっくり楽しんでもらえるような面白い場所を作れるよう頑張ります。
ハラハラするような世界の旅ではありませんが、これからみなさんとこのお店を作っていけたらと思います。
みなさん本当にいつもありがとうございます!!!
カンさん元気でよかったー!!