こんにちは!神田です。
やる気がないことで有名なこの神田ですコーナーも残りわずかとなりました!!
こんな私のコーナーを楽しみにしてます♪とか言ってくれる心優しい方がたまにいて嬉しい限りです!!!
ブログではこの旅最後の国、韓国に突入です!
もう少しの間で私たちの旅は終わってしまいますが、最後までお付き合いお願いします。
おわり
2018年3月15日(木曜日)
【香港】 ~ 【韓国】 ソウル
インド人たちの巣だったチョンキンマンションを出ると、目の前に明るい香港の町が広がる。
朝の香港は慌ただしく動き出し、スーツを着た人たちが脇目も振らずに仕事に向かっている。
ランニングフォーマネー。
どこかの国で、都会の人たちのことをそう言っていたやつのことを思い出す。
日本に帰れば、そういう都会がうなるほど存在する。
俺もその一員になるのかな。
夜のゴミと、それらを掃除するおじさんおばさん。
その間を行き交う人々。
世界各地で、今まさに同じ状況が繰り広げられている。
アメリカで、メキシコで、南米で、中東で、ロシアで、ヨーロッパで、アフリカで。
時差はあっても、人間の生活サイクルは変わることなく世界中で営まれている。
24時間制限の今日をどう生きるか。
俺とカンちゃんは世界旅最後の国に移動だ。
チョンキンマンションの斜め向かいにあるエンペラーっていう大きな宝飾店か何かの前にあるバス停にやってくると、すでにたくさんの旅行者がスーツケースを持って並んでいた。
バス停前には黄色いラインが引かれていて、みんな秩序を持って列を作っているところはさすが香港だ。
ここからA21のバスに乗り込んだら1時間ほどで香港空港に着く。
値段は33ドル(450円)。
3年半前にも乗り込んだあのバス。
前回は台湾に飛んだけど、今回は韓国。
台湾にもお世話になったリーさんや会いたい友達はたくさんいるけど、今回は無しだ。
リーさん、あの時はトロールを受け取ってくださり、そして美味しいトンカツをご馳走していただき本当にありがとうございました。
またいつか必ずお礼にお伺いさせていただきます。
ビルの谷間を2階建てのバスがやってきた。
ピカピカに輝く清潔な空港に到着し、スムーズにチェックインを済ませ、ギターをオーバーサイズラゲージ窓口に運ぶ。
いつも不安になるこの作業。
ギターは規格外で壊れ物ということもあって通常の預け荷物では受け取ってもらえず、別窓口に預けないといけない。
なんか別窓口ということもあってロストラゲージしないかいつもすごく不安だ。
もちろん、雑に扱われて壊れないかもすごく不安。
でも今回ヨーロッパで新しい頑丈なギターケースにしてからは多少安心できるようになった。
このギターケースならば倒れたくらいではビクともしない。
前回と今回の前半まで、ほとんどボディーがむき出しになってるペラペラのボロボロのゴミみたいなケースをかぶせていたよなぁ。
よくあんなギターケースでへし折れたりせずに毎回フライトできていたもんだ。
もうこの不安もこれが最後。
これが旅最後の飛行機か。
飛行機に乗り込んで最初に思ったのは、キャビンアテンダントさんが死ぬほど美人だということ。
この飛行機は韓国に向かうので、すでにキャビンアテンダントさんはみんな韓国人なんだけど、みんなめっちゃ背が高くて、めっちゃ美人で、めっちゃ色が白い。
内臓入ってるの?って心配になるくらいのウェスト。
よくテレビで見る韓流美人の女優さんそのまんまってオーラ。
韓国は美容整形大国。
そして美容品大国。
それくらい女性の美に対する意識がウルトラ高くて、ほとんどの女性がこれだもかってほど美しくなるために命をかけてる。
旅中でもいつも化粧して、綺麗でオシャレな服を着るよう心がけているカンちゃんだけど、そんなカンちゃんでも韓国に行くことは相当ハードルが高いみたいで、こんな服とお肌と髪の毛では韓国じゃ恥ずかしい!!って嘆いている。
この飛行機の中に座ってる乗客にしても、すごくオシャレでお化粧バッチリなイマドキ韓国ガールたちがたくさんいる。
韓国の女性の美意識はおそらく世界トップレベル。
国によって本当色々国民性が変わるよなぁ。
飛行機が飛び立ち、ガタガタガタと激しく揺れる。
飛行機がすごく怖い俺はカンちゃんの手を握るんだけど、手汗が滲んでしまう。
ガタガタガタガタ!!!
シートベルトライトが点灯し、キャビンアテンダントさんたちも席につく。
怖い怖い怖い…………
思えばこの2回の世界旅で、何回飛行機に乗っただろ。
前回の旅は陸路にこだわっていたので、2年4ヶ月で乗り継ぎも合わせて14回しか飛行機に乗らなかった。これって相当少ないと思う。
でも今回はそこまでこだわっていなかったので、おそらく数十回は乗った。
もちろん、全部の便でなんのトラブルもなかった。
事故を恐れるんだったら、飛行機よりも車に乗ってるほうがはるかに危ない。
こうやって世界中を飛び回ってみると、世界は本当に小さなもんだ。
でも地上に広がる大地には、時間距離では測れないはるかな文化距離が描かれている。
人間の文化、思想、宗教、雄大な自然の造形と営み。
全ての場所が世界の中心であって、全ての場所は世界の最果てなんだ。
窓の外を眺めながら、これもまた旅最後になる作業をした。
iPhoneの設定を開き、時刻のところで現在地を韓国に合わせる。
すると時計が1時間早まった。
違う時間の中を旅することが、本当は何より旅なのかもしれないけど、ついに今までズレていた時計が日本と合わさって、2年前のあの日に戻ってきた。
もう日本は目の前だ。
ガタガタガタガタ!!と最後まで結構揺れていた飛行機だったけど、無事韓国のインチョン空港に着陸。
イミグレーションカウンターではアウトチケットのことも何も聞かれず、これ以上ないほどアッサリとスタンプが捺される。
もう俺たちは隣国の日本人。
今まで色んな国境で隣国の人たちがスムーズにイミグレを越えているのを横目で見てきたけど、今回は俺たちがその立場だ。
ギターもバッグも無事に回収し、さぁ、韓国スタートだぞ。
時間はすでに18時すぎ。
今からソウルの街に移動したら19時をすぎるので早いところ宿を確保しないといけない。
すぐに空港内にある電車駅に向かい、券売機へ。
ソウルもすさまじい大都会なのでどこがソウルの中心部かわからなくて、前回はチケットの買い方がわからなくて苦戦したよなぁ。
こんな、表示を日本語に変換できる親切すぎる券売機なのに。
今はだいたいソウルの地図は頭に入っている。
スパッとホンデ行きのチケットを買って電車に乗り込んだ。
インチョンからホンデまで値段は4650ウォン(450円)。
韓国ウォンは0をひとつとるだけでほぼ日本円になるので計算が簡単。
そういうところにも、韓国と日本の近さを感じる。
そんでもって電車に乗り込んですぐに感じたのは、人々の声の小ささ。
これだよ…………
周りに配慮して、公共の場では騒がない、大きな音を立てない、というマナーがめっちゃハッキリ存在してるやん…………
すげえええー…………
もうめっちゃ日本を感じるよ…………
これが日本に行けばさらに厳しくなって、車内で電話なんかしようもんなら変人くらいの目で見られてしまう。
電車内での電話禁止って日本以外あったかな。
めっちゃ神経質な人だと赤ちゃんが泣いてるのにもキレたりするし、本当日本人ってマナーやモラルに厳しいよなぁ。
まぁその感覚が染みついてるおかげで、こうして世界を回っててもどこでもやっていけるんだけど。
逆に他国のマナーのゆるさが目についたりしてしまうところも俺が日本人だからなんだろうなぁ。
あー、床に痰を吐く人がいない。嬉しい。
ここはもう日本とほぼ同じ常識が通用するエリアなんだ。
だってもうホンデの駅について電車を降りたらこれもん。
ただの日本。
ただの東京のどっかの駅前。
路地裏の感じ、電信柱、光るコンビニ、路上駐車、建物の雰囲気とかも全部日本のまんま。
違うのは看板に書かれている言語が謎のものっていうことくらい。
でもその言語の字面も、看板のセンスも、なんかもう全てのものがブワッと日本をフラッシュバックさせた。
ここはもう日本のすぐ隣。
海を挟んではいるけれど、ここが1番日本と文化・人種の混ざり合いが濃い場所だったんだってのが、4年半世界を回ってきてあからさまに目に見える。
こんなに近い国だったのかぁ…………
そんな東京みたいな路地裏を抜けて歩いて行き、調べておいたゲストハウスに行ってみたんだけど、グーグルマップに表示される住所に宿がなくて、ちょいと苦戦しながら宿を探して回った。
韓国の宿高い!!!
ゲストハウスのドミトリーで2万ウォン(2000円)くらいする!!!
ドミトリーで!?!?
ドミトリーでそれは無理だわーとなんとかもっと安いところを探して回った。
救いなのは韓国ってマジでどっこにでもワイファイが飛んでいること。
ネットでゲストハウスの場所を調べてしらみつぶしに回った。
そんでようやく路地裏にある1軒のゲストハウスにたどり着いたんだけど、なんか薄暗くてボロくて、ゴミとか散らかってて、ここ本当に営業してるのか?って雰囲気。
恐る恐るスタッフルームらしきところをのぞいてみると、韓国人っぽい若い女の子が2人で部屋の中でご飯を食べてる。
ド派手な髪の色で、ド派手な化粧をした若い女の子。
部屋の中は服やらなんやらが山のように積み上げられ、散乱して、なかなかのゴミ屋敷っぷり。
あの女の子たち、お客さん…………かな?お客さんだよな…………俺たちのことあんまり構う様子ないし…………
と思ったら、なんとその2人、宿のスタッフで、あー、お泊りっすかー?って聞かれた。
あ、はい、できれば個室がいいんですけど空いてますか?と聞くと、あれー?あの部屋空いてるんちゃうー?えー、空いとったっけ?ジェジョンに聞いたらええんちゃうーん?ていうかぁー、この前行ったあの店バリウケるんやけどさぁー、マジー!!ヤバなーい!?キャハハハハ!!ってめっちゃ2人で喋ってる。
こ、言葉遣い悪いなぁ…………
あぐらかいて、こんな汚い部屋の中でご飯食べて…………
なんか高校生の女子寮とかこんな感じなのかなってイメージ…………
少しすると宿の韓国人スタッフが帰ってきてダブルの部屋に入れることになった。
部屋を開けようとするとドアがベッドにぶつかって半分しか開かないという驚異的な狭さ。
値段は28000ウォン(2800円)。
周りのドミトリーに泊まってるのはなぜか女の子ばっかりで、日本人の女の子もいて本当女子寮みたいな感じだ。
玄関のところに置いてる姿見の鏡の前にあぐらをかいてお化粧してるどっかの国の女の子。
トイレに入ると、ここは共有バスルームだから個人のものは置かないでねって書いてるのに洗面所の周りに石鹸やら歯磨き粉やらが散乱しててめっちゃ汚い。
なんで置きっ放しにすんの…………?
まぁソウルにはそんなに長居しないし我慢するか。
ちなみにネットで見ると、安いゲストハウスのドミトリーだと800円くらいであるみたいです。
でも俺たちが聞いて回った時は当たり前にドミトリー3000円っていうところもあったので、相当ピンキリです。
いやぁ、それにしてもさっきの行儀の悪い日本人の女の子たちには驚いたなぁ…………
カンちゃんも結構びっくりしてた。
あんな感じで関西弁だもんなぁ。そりゃイカついイメージになってしまう。
前にゲストハウスで働いてたカンちゃんが言うには、典型的なフリアコスタッフって感じみたい。
フリーアコモデーションっていうのは、半日とかの簡単な掃除をすることで宿代を無料にしてもらって住み込みするシステムのこと。
日本のゲストハウスにもこうしたフリアコで滞在しながら日本語学校に通ってる外国人の若い人たちが結構いるみたい。
さっきの行儀の悪い女の子たちもこっちで韓国語の勉強をしたり、もしくは韓国が好きで長いこと滞在してる子たちなんだろうな。
いやー、あんな子たちがソウルにはいっぱいいるんだろうなぁ。
なんかもう日本と違う国とは思えんなってくるわ。
ホンデの街は活気に満ち溢れていた。
ソウルのど真ん中はまだ行ったことないけど多分ミョンドンってとこだと思う。
きっとめっちゃたくさんの観光客で溢れかえっているんだろうけど、このホンデも相当な賑わいだ。
大学があることで学生が多く、メインストリートから裏通りまでオシャレな服屋さんや雑貨屋さん、カフェレストラン、バーがひしめき、原宿みたいな雰囲気だ。
小道にイカした小さなお店がひっそりと佇んでる感じは裏原を思い出す。
真ん中にある綺麗に整備された歩道では、3年半前と変わらずたくさんのストリートミュージシャンたちがしのぎを削っている。
これがまたものすごい激戦地区。
歩道のブロックがちょうど半円になっているスペースが連なっていて、これが1組分のミニステージみたいになっており、どの円の中でも若いミュージシャンが演奏を繰り広げている。
甘い韓流のバラードを歌うハンサムコンビ、
ギターとキーボードで英語の流行りの曲を演奏する実力派、
1人でビートを流しながら即興ラップをかましてる人もいる。
5メートルおきくらいにそんなミュージシャンたちが演奏を繰り広げているんだけど、みんながみんなアンプにつないでいるので音が混ざりまくってとんでもないことになってる。
そして残酷なのはオーディエンスの数。
人気のパフォーマーの周りには50人くらいの黒山ができあがっているんだけど、人気がない人の周りには2~3人しかいない。
実力と見せ方次第だけど、こうもはっきり見てわかるとなかなかやるほうも根性がいるよな。
このストリートライブ通りはホンデの名物みたいなもん。
ホンデはソウルの若者文化の発信基地。
芸能人のスカウトなんかもこの辺りにたくさんいるんだそうだ。
「いやー!!カンちゃん!!韓国だねー!!」
「ねー!!私13年くらい前に韓国来たことあるけどもうほとんど覚えてなかったから新鮮ー!!!」
「そうなんだー!!誰ときたの!?友達!?」
「当時の彼氏ー!!」
「ぬあああああんだとコノヤロアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!男か!!!男と韓国ですか!!!よろしいですなぁあああ!!!!素敵な思い出がたくさん詰まってらっしゃるんでしょうなぁあああああああ!!!!胸が切なくなる系ですか!!!」
「フミ君も素敵な思い出あるやろー。」
「おうおう!!!あるに決まってるじゃないてすか!!!!!そりゃあもう可愛い韓国ガールに逆ナンされてバーに飲みに行ってホテルに行ってビビるくらいエッチなことしましたなぁ!!!あんなことやこんなことしすぎてもう韓国ガールがセクシーすぎて逆に僕のトッポギがチヂミあがりましたよ!!!!ああああ!!素敵な思い出!!!はうぁっ!!!!」
は、はへ、はほへ……………………
こ、この公園………………
ガクガクガクガク!!!!!
「フミ君どうしたの?この公園がどうかしたの?あー、なんかいい感じのあずま屋があるね。こういうとこ野宿しやすいんじゃない?」
「な、なにをバカなこと言ってるんですかこのキューピーマヨネーは!!野宿!?そんな貧しい真似するわけないじゃないですか!!こんなオシャレエリアのホンデのど真ん中で外で寝る?!!!はぁあ!!こんなとこで野宿なんかするやつの顔が見てみたいもんだね!!!けがらわしい!!ゴミだね!!そんなやつ!!」
ホンデの町のど真ん中にあって、とても静かで雨をしのげる屋根があって、公園内に公衆トイレがあって、おまけに目の前に24時間のコンビニがあって、ウヒョホイ!!つって大喜びしてここで寝て、朝起きたら横に知らんホームレスが寝てて、そのままコンビニでおにぎり買って食べてたのがあなたの旦那でございますと心の中でほくそ笑む。
なんてとこで寝てんだよ俺。
素敵な思い出すぎて涙が出てくるわ。
よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおし!!!!!!!!!!!!!!
そんな最高に楽しかった思い出が詰まってるホンデでついにアレいきますかああああああああああああああああああああああ!!!!野宿最高おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
「神田さん!!!!ついにこの日が来ました!!!!今までどれほど恋い焦がれてきたことでしょう!!!!」
「金丸さん、私はもうオシッコが漏れそうです。今日ばかりはうれションをしそうです。」
「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!我慢したああああああああああああ!!!!ヨーロッパでこの日のためにめっちゃ我慢したああああああああ!!!!」
「日本を出たその瞬間から!!!韓国でこの日を迎えることを心底待っていました!!!!とうとうです!!!!キャアアアアアウアアアア!!!!楽しいみすぎて本当に吐きそう!!!!!!!」
ぐああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
サムギョプサル屋さんきたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
地元のソウルっ子で賑わう店内…………
ガヤガヤと活気のある店の中に充満する肉の匂い…………
上着は臭いがつくといけないから椅子の中にしまえるわけですか…………
エジソン並みの発明ですか…………?
ゾンビみたいな顔してサムギョプサルとポークネックを注文…………
とりあえずビールで乾杯…………
はい、もう死ぬ………………
死ぬ!!!!!
するとキムチや豆もやしが運ばれてくる…………
ここは韓国、もちろんキムチ類は無料の食べ放題…………
キムチを一口…………
キエエエエエエエエエエアエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエケケエ!!!!!
キエエっ!!!カペッ!!カペペッ!!!!
ホゲエエエエエエエええええええええええええええええええええええええええええええ!!!
おっといけません。
お店の中で絶叫したりしてお行儀がよくないですね。
ちゃんと大人しく上品にしなければいけません。あ、すみません、トイレどこですか?オッシコが全部漏れました。オッシコが。
肉きた。
あまりにも興奮しすぎて2人してパプアニューギニアのお面みたいな顔して肉を睨みつけていたら、お店のおばちゃんが焼いてくれた。
おばちゃん優しい。
はぁはぁ………………
どうしよう………………
肉が焼けていく…………
じゅうじゅういいながら焼けてるよ…………
ちょっと斜めに傾いた不思議な形の鉄板の上で焼いているんだけど、その傾斜の下のほうにキムチや豆もやしを乗せるおばちゃん。
う、うわぁ…………
肉汁が傾斜で流れてキムチにしみ込んで旨み倍増というわけですか本当なんで世界は戦争が絶えないんだろう。
肉がいい感じに焼けたらおばちゃんが慣れた手つきでハサミで小さく肉を切ってくれる。
ハイドウゾーと日本語で言ってくれるおばちゃん。
韓国の人、日本語めっちゃ喋れる。
ふぅ、この日をどれほど待ち焦が待ち焦が、まちこ待ち焦がたはやないなみやはからやにちきしりや、にまらにかはり、らしにたいにゆにたむちなゆまちゃんだいすき、いただきまああああああああああああああ!!!!!!!
ヘベゥッ!!!!
プピッ!!!!プペピッ!!!!!!
ケペペ!!!!コポコポッ!!!!!!
興奮を表す方法がない。
出たもん。
ホラ、神田さん。
美味すぎて逆にムカついてるもん。
出ちゃったし。
美味すぎて逆にクレーム出しかねないもん。ふざけてるんですか?って。
究極だもん。
この世のにこんな食べ物あっていいの?ってなるもん。
なんでこれを世界の人たちは食べないの?ってなるもん。
なんでこんな限られた小さな国の国民食でしかないの?
いや、世界の先進国には韓国料理屋さんあるけど、全人類食べていいと思う。毎日。
もう絶頂ですよ。
表す言葉ないです。
一口ごとにヒイイイイイイ!!!って口を押さえて悶え苦しみました。
この旅中、池田さんのご飯とかこの前のトンカツとかイタリアのピザとかサンマリノのパスタとか、食べた瞬間ものすごい勢いで立ち上がってダッシュで走り出した瞬間、タンスの角に小指ぶつけて開放骨折するレベルの美味しいご飯あったけど、このサムギョプサルもマジでブッ飛びます。
キムチも豆もやしも衝撃です。
そして味噌ダレも激怒ですよ。
なんですかこれ?コンビネーションべらぼうでしょ。
サムギョプサルにこの味噌ダレつけて、肉汁のしみ込んだキムチと焼きニンニクを乗せて口の中に入れたら、もうあなた、もうなんかもう、もう墓参りとか行きたいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
多分なんか脳内のどっかがおかしくなってるところだったんですけど、最後にキムチチーズチャーハンいきました。
もうこのキムチとチーズとチャーハンという言葉の組み合わすごくないですか?
体重×スピード×握力ですよ。
驚異的な美味しさです。
肉汁のしみた鉄板、キムチの旨み、チーズのまろやかさ、そこに海苔の風味が加わって発狂レベルです。
死ぬほど満足して死ぬほどお腹いっぱいになって値段いくらだと思います?
サムギョプサルが8000ウォン(800円)。
ポークネックが8000ウォン(800円)。
ビールが400ウォン(400円)。
チャーハンが3000ウォン(300円)。
ビール2本飲んで普通のライスも頼んで、全部で2900円です。
衝撃。
日本だったら5000円近くすると思います。
韓国天国。
しかもおばちゃんが激優しいです。
俺たちが外国人だからっていうこともあったと思うけど色々面倒を見てくれて、ニコニコしてくれて、しかも俺たちが財布を取り出しただけですかさずお会計をしてくれるというプロのサービス。
これでチップが発生しないんですよ。
韓国だから。
日本と同じで。
世界最高峰のサービスをしてくれるのにチップ要らないんですよ。
アメリカとかだとめっちゃテキトーな事務的なサービスで20パーセントもチップを強要されるのに。
なんですかこのポスター?おでこに関しては俺の奥さん最強じゃないですか。
クソ興奮して、クソテンション上がってお店を出たら、そこらじゅうをめっちゃ可愛い女の子が歩いてる。めっちゃオシャレな。
誰もが行儀が良くて、横断歩道の赤信号をキッチリ守るし、みんなすごい素敵な笑顔。
はあああ…………こんな素敵な国がお隣さんでマジで嬉しいよ…………
日本人ラッキーだよ…………
色々外交問題あるけどさぁ、とりあえず韓国行ったことないのに韓国のことなんとなく悪く思ってる人はサムギョプサル食べに行ってみてください。
そんで街歩いて、人と触れ合ったら、韓国人ってだけで白い目で見ていたことがどんだけアホなことだったかがわかると思います。
あー、これから2週間くらい!!!!!!
世界旅最後のこの国を巡るのが楽しみすぎる!!!!
前回は見えなかった韓国のもっと色んな部分を探しに行くぞ!!!!!
日本はもうすぐそこ!!!!