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シンガポールの男前たちと飲み会。そして太一君の勝負


こんにちは!神田です。



今のairbnbの宿には、めちゃくちゃありがたいことに洗濯機があるんです。


私、洗濯が好きで、でも手洗いはどうも汚れが取れてる気がしないし脱水も難しくて苦手で。

特にバスタオルなんて手洗いで洗った日にはもちろんなかなか乾かなくて、生乾きの臭いで洗う前よりも臭くなるっていう始末です。



だからこの1ヶ月は、洗濯機があることをいいことにしょっちゅう洗濯してます。




旅していると、ほんとにいろんなもののありがたみを感じます。




おわり









2017年12月29日(金曜日)
【シンガポール】 





ウボゲエええええ………………



ひ、久しぶりのバリバリの二日酔い………………


き、気持ち悪すぎる………………





昨日道端で出会ったバスキング旅人の太一君と一瞬で意気投合し、ウチのアパートで家飲みして後半はほぼ記憶なし。


太一君は最終電車も最終バスも終わった中で、宿まで8キロくらいなんで歩いて帰ります!!という謎の言葉を残して帰って行ったらしい…………



無茶すぎる…………



俺はといえばトイレにこもって内臓出るんじゃないか?ってくらいひたすらゲロを吐き続けていたんだけど、カンちゃんいわく、トイレの中からオエッ!!オエエエッ!!って声に混じって、ゥゥゥウウウイイイイイイ!!!っていう不思議な効果音が聞こえていたらしい。



それ吐いてる時に出る音…………?



もうマジでめっちゃ気持ち悪くて今日はとても歌えるコンディションじゃない。

指を少し休めるためにも今日は路上はやめとくか。






頭ぽやぽやしながら、とりあえず太一君にメール。

ゆうべちゃんと帰れた?って聞いたら、タクシー乗りましたーって返事がきた。



ああ、よかった。マジで歩いて帰る子じゃなくて…………

そりゃタクシー乗るわな…………




そんで今夜の待ち合わせ場所も決めた。

20時50分にチャイナタウンの人力車おじさんの前で合流することに。



実は今日シンガポール人の友達と飲む約束をしていたんだけど、それに太一君も一緒に行く?と誘っていた。

いいんですか!!やったー!って言ってくれた太一君。


ひたすらノリがいい。


根性あるし、いい意味で我が道行くし、負けん気強いし、それでいて先輩たててくれる上にノリがいい。

会社にいたら出世するタイプだろうなぁ。



ていうかこんな壊滅的な体調で今日飲めるかな…………

激しいことになりそうだし…………













「カンちゃんんんんん…………お願いがあるんですけどおおおおおお………………」



「なんですのん?」



「うっわ、関西弁こっわ。」



「怖いことあらへんでー。言うたらええでー。」



「あの…………ご飯なんですけど…………ちょっと僕、動けないので…………ホーカーで…………優し目の麺料理を…………」



「買うてこいと?」



「う、嘘です!!すみません!!やっぱり僕が行ってきます!!ホーケーがホーカー行ってきます!!臭いホーケーが!!」



「私が行ったげるからフミ君は休んでてええよー。」




カンちゃん優しい。


麺もカンちゃんくらい優しい。





あああ…………体にしみる…………


この餃子麺、本当アッサリスッキリしてて美味しいんだよなぁ。


二日酔いのときはお腹空いてなくても無理やり食べるのが大事。早めに治ってくる。



ちなみにカンちゃんは普段僕といるときは関西弁は使いません。

なので家族や友達と電話してるときにカンちゃんが関西弁喋ってるのを聞くと、うわっ、俺の奥さん大阪人!!ってちょっとビビります。



僕のお母さんも実家の岡山に電話をしてると岡山弁になります。

子供としてはそれがいつもと違う喋り方だからめっちゃ違和感があるんだけど、もし俺たちに子供ができたら、その子供はカンちゃんの大阪弁を聞いて違和感を覚えたりするんだろうなぁ。







ご飯は食べたけど体がしんどすぎて、今日はめっちゃグータラ過ごした。


ベッドの上で日記書いてブログ上げて、ランキングのブログ読んだり。



think rich look poorさんの文章がすごい好きです。

アッサリしてるけど要点ついてて、観光地の歴史や様々な由緒もキッチリ書いてくれるのでとても勉強になる。

これぞ旅ブログだなぁと。


ビール好きなのも親近感が湧いてきます。


でも…………うええ…………今ビール見たくない…………












そうこうしているとあっという間に夕方になり、ボチボチ準備してアパートを出発。

だるい体を引きずってチャイナタウンに向かう。


ちなみに移動は路線バス。

アンモーキオからチャイナタウンまで1本で行けて、値段も安いし、いつも混んでる電車と違ってちゃんと座れる。


シンガポールの移動は路線バスがマジで便利。










チャイナタウンに到着し、とりあえずまだ待ち合わせまで時間があるので、カンちゃんが行きたがっていたお店に向かう。

そこはアクセサリーパーツ屋さん。





なにやら最近、アクセサリーを手作りしたい!!と唐突に言い出して、これからは自分好みの可愛いアクセサリーを作ります!!と気合いが入っている。


すぐ飽きないかなぁ。

でもめっちゃハマってすごく凝った物を作り出すかもしれないね。










ちなみにカンちゃんが首にしてるネックレスは300円らしいです。

アクセサリーって安いもんは安い。





そんでお店を出たら、モールの中のスープカレー屋さんへ。

棚に並ぶ野菜とか豆腐とかの具を自分で選んでレジに持っていくスタイルがシンガポールでは多い。




見た目、アクセサリー屋さんと同じ。



選んだ具を湯がいてくれ、それにスープをかけて一瞬で出来上がるファストフード。よくできてる。





これで4ドル。340円。美味しい。













よーし、ちょっとは体調もマシになったかなぁというところで待ち合わせ場所の人力車前にやってきた。





ここはチャイナタウンで1番観光客が集まる通りで、中国っぽい飲食店やお土産物屋さんがズラリと並んでいてとても賑やかだ。


そんな通りの入り口で誰かが路上ライブをやっていたので、あれ?太一君がやってるのかな?って思った。


それにしては斬新なリズムだな、と近づいて行くと、太一君じゃなくて地元のオッちゃんだった。


初老くらいのおじさんがギターを弾いて歌っている。



正直、申し訳ないんだけど、趣味でポロポロやってる程度のウチのお父さんのほうが10倍くらい上手い。


シンガポールのローカルバスカーには結構年配の人が多くて、しかも楽器始めて1週間かな?ってくらい演奏もめちゃくちゃで、そんな人がアンプにつないでなかなかの大音量で中国の陽気な歌を歌ったりしてる。


この場所なんか屋根がかかっているので音が響きまくってえらいことになってる。


正直、こんな感じでみんなかなりの音量でやってるので、俺の生音くらいならそこまで周りのお店とかは気にしなくてもよさそうだ。




「あー!遅くなりましたー!」



そこに太一君到着。

相変わらず爽やかだけど、太一君もさすがにちょっと酒が残ってるみたいだ。


出会った日から2日連続で飲み行くとか、そんな気の合う旅人に出会えて嬉しいなぁ。















さてー、そんじゃあ行こうかーとチャイナタウンの裏通りを歩いて行くと、ローカルな町並みの中になにやら盛り上がっているお店を発見。


周りはすでに静かになってるのに、そこだけめっちゃ人が集まってる。


おお、なんか穴場的な雰囲気やん。いいねいいね。






「あ、僕ここ来たことありますよ。1人でこういうお店来るの好きで、フラッと飲みに来たことあります。」



おお、1人でここ来ちゃうって、太一君やっぱり旅人やねぇ。

ローカルに潜り込みたくなるよね。








店の中はまぁ爆音!!!









カラオケが響き渡っていて、お客さんで溢れてて、奥にはビリヤード台もあって、めっちゃ賑わってる!!

薄暗い店内にクリスマスの飾り付けがされており、棚に並ぶボトルの雰囲気を見ると、もう日本のスナックみたい!!


するとそこに見覚えのある顔が!!!



「アアアアアアアアアア!!!!フミイイイイイイ!!!!」



「ジェイクーーー!!!!」







3年半前、初めてシンガポールに来た時、俺が路上で歌ってるところに声をかけてくれたジェイク。


それからずっと連絡を取っていて、シンガポールに来るたびにいつも遊んでる仲良しだ。



イケイケのシンガポリアンで、背が高くてオシャレで、爽やかなハンサムで…………





爽やかなハンサムで…………










ちょ!!ジェイク、チャラくない!?


なんかジェイクがチャラくなってる!!!

あの爽やかボーイがなんか夜の男みたいになってる!!!




「ジェイク!!プレイボーイみたいだよ!!」



「はははー!!フミやめてくれよー!!俺はプレイボーイなんかじゃないよー!!」



「嘘つけー!!お前はプレイボーイだよ!!」



「なんだとー!!お前こそこの店に来るたびに新しい彼女つれてくるじゃねぇか!!」




ジェイクと一緒にいたのは、この2人。




トレンディ俳優顔のイケメン、ジョー。











エキゾチックセクシーガイのフィック。







そしてチャラ男、ジェイク。





3人ともタイプ全然違う男前!!!!

めっちゃイケイケ!!!!



でも日本人勢も負けてないぞ!!!!




甘いマスクのシンガーソングライター!!太一!!






「タイチはプレイボーイなのかい!?ハハハハハー!!!」



「そりゃあタイチもプレイボーイだぜー!!」



「ははは…………もうすぐフラれるんだけどね…………」




ちょっ!!太一君!!切ない!!!


事情を説明するとみんなが太一君の肩を抱いて、俺たちは仲間だ!!!って乾杯してる。




「フミたちだけ結婚して仲間はずれだ!!俺たちはシングル仲間だぜー!!!」



「イエエエエイ!!!」



「ヒャッフウウウウウ!!!」



「来ちゃったあああああああ!!!!」




そこに登場したのはエッちゃん!!!

時間あったら来る?ってメールしていたんだけど、マリーナベイサンズの仕事終わりで制服のままソッコーかけつけてくれたみたい!!






「え?なに?みんなシングルなの?イエエエエイ!!私もシングルウウウウウ!!!」



「エツコーー!!久しぶりー!!」



「ジェイク久しぶりだねー!!あなたちょっとチャラくなったんじゃないの!?」





そっからはもうドンチャン騒ぎ。





















巨大ビールタンクを3本空け、なんか謎のスピリッツをショットでイッキし、みんなノリノリ。


もう無理いいいい…………ゆっくりやらせてええええ…………って俺だけ水を混ぜながらボチボチ。






















外でギターを回しながら弾いて盛り上がりまくり、店の中ではカラオケやって大騒ぎ。

太一君とジョーが歌う中国語の曲が素敵!!!





太一君すげぇ!!!

お店の中、大喝采!!!



なんかタンバリン持った兵頭きた!!





なんかそういうオモチャみたいで可愛い!!

可愛いいいい!!ってカンちゃんがメロメロになってる!!

























そんな感じでかなり盛り上がっていんだけど、その横でなにやらさっきから1人浮かない顔をしている太一君。


どうしたんだ?



「太一君、大丈夫?」



「すみません…………あの、ちょっと僕の彼女が、ここに来てもいいですか?」




ざわつく一同。




「ええ!?どういうこと!?それって、みんなで楽しく飲みに来るって雰囲気では…………ない…………よね?」



「はい…………おそらく別れ話をしに来ます…………」



「オーマイゴッド…………」



「ワオ…………」



「ま、マジか…………」



「そいつはヘビーだな…………」



「ごめん!!みんな!!こんな冷めることしちゃって!!」



「気にするなよタイチ…………全然大丈夫だよ…………だって今からリアルラブドラマを見ることができるんだからね!!ジャパンTVドラマだぜ!!ヒョッホウ!!!タイチー!!彼女が来る前にもっと飲んどこうぜええええ!!!」








そしてウィスキーが出てきてさらに盛り上がるみんな。


ど、どう考えても今ここに彼女さんがきたら修羅場になる気がする…………


このシーバスの瓶で太一君が頭カチ割られたらどうしよう…………








が、さすがにこの状況ではちゃんと話ができないだろうということになり、やっぱり太一君が彼女の待つカフェかどっかに行くことになった。


まるで戦場に向かう仲間を送り出すかのように太一君に激励を飛ばすみんな。



「タイチ!!オールザベスト!!」



「太一君、もし可能性があるならやり直す方向も考えてね。」



「タイチ~!!今夜はとことん飲むぜ~!!」



「太一君頑張って!!!」



「もしダメだったら上半身裸で帰ってきます!!!!行ってきます!!!!」




覚悟と悲壮感を背中に漂わせながら夜のチャイナタウンに消えて行った太一君。



というわけでビリヤードでもして太一君を待ちましょう。





キャーキャー!!

あー!!入ったー!!

キャーキャー!!



太一君すまん!!












それから1時間、1時間半が経過。

太一君は帰ってこない。


そりゃそんな大事な話を1時間そこらで終われるわけないか。






深夜1時を過ぎ、お店が閉まり始め、お客さんがどんどん帰っていく。


もう太一君は話しが長引くだろうから、この辺で解散にするかー、そうしようかー、ということになった。


タクシーを呼ぶみんな。






が、その時だった。








「ただいまー!!」












「オーケー!!タイチ!!レッツドリンク!!!」



「タイチ!!カモンレッツゴオオオオ!!!」



僕たちは帰りましたけど、太一君とジェイクたちはタクシーに乗って次の店へ向かって行きました。



太一君、急性アルコール中毒には気をつけてね…………






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