スポンサーリンク





インドネシアについ最近までいた元残留日本兵の話


こんにちは!神田です。




わたし結構虫とか生き物大丈夫な人らしく、小学校の時に学校から給食袋にドブネズミを入れて帰ったそうです。



そしてわたしが家に着く前に、「たった今なおちゃんがネズミを持って帰ったので驚かないでください!!!」て先生からお母さんに電話が。


今でもねずみとか爬虫類系とかは苦手じゃないです。かえるとかも。


なんならかえるは可愛い部類です。




1番苦手なのがアリなんですよね。



アリってこわいですよね。



おわり



[ad#ad1]



2017年12月16日(土曜日)
【インドネシア】 ジャカルタ ~ バリ島




インドネシアは長年オランダの植民地ではあったけど、それ以前は無数に存在する島国にそれぞれ独立した王国があった地域だったそう。


インドと中国を繋ぐ海洋貿易の拠点で、そのためヒンドゥー教が一般的だったみたい。



その後、仏教勢力が流れ込み、さらにムスリム商人によってもたらされたイスラム教が浸透していく。


これによってもともとあったヒンドゥー派は端へ端へと追いやられ、海を渡ってバリ島へ。


仏教派はジャカルタを追いやられジャワ島東部へと分布していく。



そういった歴史の中でバリヒンドゥーが根付き、ジャワ島東部にあるジョグジャカルタには世界最大の仏教寺院が存在し、国自体は世界最大のイスラム人口という現在の多宗教国家を形成していく。





1600年代に入るとオランダがジャカルタにオランダ東インド会社を設立。


香辛料貿易の拠点となって栄えたが、過酷な植民地支配によりやがて民族意識が高まり、そこにあのスカルノさんが台頭。

インドネシア国民党を立ち上げ、インドネシア語を制定し、独立の気運は最高潮に達するが、オランダはそんなスカルノさんを危険視し流刑に処す。



そこで大平洋戦争が勃発すると日本軍が一気に東南アジアに覇権を握るようになり、オランダを追い出し、スカルノさんを救出。


日本による植民地政策はオランダのものよりもインドネシア側を尊重したものだったみたい。教育とかいろんな面で。

いずれ独立してもいいですよ、という約束もしていたみたい。





しかし、大平洋戦争の戦況が悪化していくと、日本は連合軍に対して降伏。


こうなるとオランダは邪魔な日本がおらんなった!!とインドネシアの再支配に乗り出す。



しかしそうはいくかとスカルノさんはインドネシア独立宣言をし、初代大統領に就任。


ここから4年間に渡るオランダとの独立戦争が開戦。




そしてついに1949年、インドネシアは国際的な独立を勝ち取り、今に至る。












「実はさー、ちょっと前にすごい人と会って来たんだよね。」



みんなでご飯を食べていると、アユミちゃんがとある日本人の話を聞かせてくれた。


アユミちゃんの旦那さんはインドネシア人で、カンちゃんや高原さんともすごく仲がよくて、俺の世田谷のライブにも来てくれた人なんだけど、そんな旦那さんの実家の近くに日本人が住んでいるという話を最近になって知ったんだそう。


しかもその人が日本軍の有名な残留兵と知ったアユミちゃん。



すぐに会いにいったんだそう。




その人の名前は小野盛さん。


戦争が終わってからも日本に帰らずにインドネシアに残り、インドネシア人として生きてきた人だ。


東南アジアにはこうした戦後に日本に帰らず土地に残った残留兵という人たちが結構いたというのは知っていたけど、まさかそんな歴史上の人たちが俺たちが生きてる時代にもいたなんて、まずそれに驚いた。




小野さんはアユミちゃんのことを暖かく迎えてくれ、日本語でたくさんの話を聞かせてくれたんだそう。

おそらくこの小野さんが戦後最期の残留兵の生き残り。


貴重なお話だったみたい。








日本が大平洋戦争に負けた後、インドネシアとオランダの間で独立戦争が始まった際、多くの日本軍人がインドネシアにとどまり、インドネシア人とともに戦ったんだそう。


その数なんと3000人。

彼らは日本の家族に対し自分は戦死したということにして、戦うことを決意した。




戦争に負け、まだ悔しくて負けを受け入れられなかったのか。

仲間が死んでいったのに、自分だけおめおめと日本に帰れず、華々しく散ることを選んだのか。

インドネシアに対して、日本があなたちを独立させますという約束を果たせなかったことへの贖罪だったのか。


その全部か。



小野さんは、インドネシア人が死んでいくのを見ていられなかった、と語っていたそう。



この独立戦争によって1000人の日本軍人が戦死したという。


彼らは現在、インドネシアの英雄墓地に埋葬されている。





はっと思う。


昨日書いた、インドネシア人が日本人に対して好意的なわけは、戦後の外交努力や海外支援だけじゃなく、こうした歴史からきてることもあんじゃないのか。





アユミちゃんと会った後、小野さんは3年前に94歳で死去。

彼もまた、インドネシアの英雄墓地に埋葬された。



1番好きな食べ物は、梅干しだったらしい。


ほとんどの人生をインドネシアで過ごしたはずなのに、それでもやっぱり梅干しだったんだと思うと、どんな思いで生きてきたのか想像してしまう。


平和に生きてる今の世代には想像もつかない波乱万丈な人生だったんだろうな。


この話を聞いて、インドネシアがさらに日本と近い場所に感じられた。


















今日は雨も降っているしそんなに時間もないので、マンションの下にある食堂でご飯を買ってきてみんなでのんびり食べたんだけど、連日の暴飲暴食で胸焼けがひどすぎる…………


お腹空く前にまた食べるし、二日酔いもあるし、下痢気味だし、食欲がまったくわかない…………


せっかく今日からカンちゃんの第2の故郷であるバリ島だってのに、こんな体調で大丈夫かな…………




うー、気持ち悪い…………

せっかくインドでお腹壊さなかったのにまさかここでやってしまうとは…………



あー、しんどい。

サラダのドレッシングでもむわっとしてしまう。






そんな体調で荷物をまとめ、とうとう出発の時間に。


3泊4日お世話になったアユミちゃんの家。


そしてずっと面倒を見てくださった高原さん。


2人のおかげでジャカルタの色んなところを見られたし、勉強できたし、本当に楽しかったです!!


めっちゃ多忙な中で僕らのために時間を割いてくださってありがとうございました!!

また今度は日本でお会いしましょう!!



高原さん、撮影頑張ってください!!

ジャカルタでの活躍を祈ってます!!



アユミちゃん、働きすぎて体壊さないでね!!ちゃんと寝てね!!







っていうかアユミちゃん、それはああああああああ!!!!





6000円とギターと寝袋で5大陸を制覇し世界一周した男の本ではないかあああああああああああああああ!!?!


はじめての海外でストリートライブの稼ぎのみで旅をし、世界中で様々なエピソードを作り何度も死にかけながら日本までたどり着き、その旅の記録を学研から発売させてもらい、現在奥さんと世界二周目に出てる宮崎出身、天領うどんと爛漫のチキン南蛮をこよなく愛するソーローの本ではないかああああああああああああああああああああああ!!!!!!



アユミちゃん、買ってくれてありがとう!!!



みなさん、まだ絶賛発売中ですので全国の書店もしくはアマゾンでチェックしてやってください!!!!


買ってくださったみんな本当にありがとうございます!!!!!


宣伝バッチリ!!!


宣伝ガールが美人で嬉しい!!!


















嵐みたいな豪雨と暴風が吹き荒れる中、アユミちゃんが呼んでくれたグラブというタクシーに乗り込む。


インドネシアではウーバーと同じくらいポピュラーなアプリタクシーサービスで、ウーバーより少し安いんだそう。


走り始めると街は相変わらずの大渋滞で、早速道路脇が冠水しはじめていた。



汚い水が川みたいに溜まっている中をバイクがバシャバシャ走っていく。



ひでぇなぁ…………


こんな発展している大都会でも、やっぱりインフラ具合はまだまだ先進国のようにはいってないんだな。


今は雨季だからここ数日降ってなかったのがラッキーだったんだよな。







そんな中、ドライバーのおじさんが飲み物を買おうとコンビニに立ち寄った。


すると、コンビニの軒先にいた1人のおじさんがすかさず寄ってきて、車を降りたドライバーさんに傘をさした。


そうして傘をさしてあげて一緒にお店まで行き、買い物が終わるとまた傘をさしてあげて車までついてくる。



友達?

いや、そんなことないか。



傘おじさんはそのまま車を誘導し、バックするのを見てくれる。


ドライバーさんは窓を少し開け、隙間から1000ルピア札を出すと、豪雨の中、傘おじさんはそれを受け取った。



勝手に誘導屋さん&勝手に傘さし屋さんだ。



お願いしてないし勝手にしてきたのになんでお金あげないといけないの?ってなるけど、これがインドネシアの常識なんだろうな。


渡すのが当たり前みたい。


1000ルピアなんて8円だ。



雨の日は雨の日でみんな頑張って稼いでる。


















街中からグラブで空港までの料金は171000ルピアだった。1430円。


ジャカルタにも一応電車は走ってるみたいだけど、まだ全然一般的じゃないのでタクシーが無難だ。


来年になったらようやく地下鉄が1本通るみたいだけど、市内のアクセスが良くなるのはまだまだ先のことだろうな。



さっきの冠水にしてもそうだし、インフラ整備はこれからのジャカルタの大きな課題。

いくら高層ビルが乱立しても、流通が整わないと先進国の仲間入りはできないのかな。




ていうか空港ターミナルの中に入ったら、禁煙マークが書いてある横のベンチで普通にタバコ吸ってる人がおる。



ええ!?って驚いたわ。

ターミナルの中だよ!?


いやー、自由なのはいいけど、まだやっぱり先進国への道のりは遠そうだな…………



























軽くご飯を食べ搭乗ゲートに行き、飛行機に乗り込むと30分遅れくらいで出発。


航空会社はシティーリンクで、値段は片道1人6400円。


そして1時間半のフライトでとうとう楽しみにしていたバリ島に到着した。












ターミナルを出た瞬間、むわああああっとした南国の熱気が体を包んだ。



うおおおお、湿気ハンパじゃねぇ…………

風呂上がりの脱衣場みたいやん…………




いやぁ、こりゃ本格的な南の島って感じだぞ。



ていうかここバリ島だよな?

あの誰でも一度は聞いたことがある超絶スーパー有名な南国のリゾート地だよな?


グアムとかハワイとかそんなレベルのハネムーンで来るようなとこだよね?




そんなどメジャーな観光地に来て旅人が何するの?って思ってしまうけど、でもそれだけ有名ってことは人を魅了する何かがあるからってことだよな。



それにここは昔カンちゃんが2年暮らした思い出の地。


カンちゃんにバリ島の魅力をたくさん見せてもらおう。




て、ていうかカンちゃんその顔どうしたの!!!???





顔の皮がむけまくってるやん。

めっちゃ日焼けした後みたいになってるやん。



どうやらこの前のシミ取りピーリングの影響みたい。

こうして薄皮が剥けて下から新しい綺麗な肌が出て来るっていう感じなのかな。



顔がガサガサお化けになってる!!と悶えてるカンちゃん。


でもこれで綺麗になりそう!!!







「ハロータクシー、ア、スミマセーン、タクシーノリマスカー。」



ターミナルを出るとさすがにど観光地なのでタクシーの運ちゃんがワラワラ待ち構えていたんだけど、ソッコーで日本語にシフトしてくるところがすげぇ!!


中国や韓国じゃなくて1発日本人と見極める選球眼がパナい!!



おお、こりゃ本当にバリ島は日本人旅行者が多いところなんだろうな…………






すでに時間は22時なので早いところ予約している宿に入ろう。



というわけでタクシーをつかまえることに。


ビビるけど、バリ島の空港にはバスはない。



バリ島って人口400万人で死ぬほど観光客が来る場所なのに、空港から町へのバスがないという謎。


もうタクシー運ちゃんからしたら入れ食いです。



カンちゃんの話では空港からタクシーに乗ると空港料金になって普通の3倍くらい取られるらしいので、ここは安定のウーバーを呼びましょう。





が、しかし、アプリ上でドライバーを見つけても、なかなかタクシーが空港の中に入ってこない。




ウーバーってのは地図上で手配したタクシーの位置情報を確認できて、今どれくらい離れているのかというのをリアルタイムで見ることができるんだけど、そのタクシーがいつまで経っても外をウロウロしているだけで近づいてこない。


すでに配車は完了しているというのに、まったくこっちに向かってこない。




これか…………





高原さんとアユミちゃんが言っていたんだけど、なにやらバリ島ではウーバーが肩身の狭いことになっているらしく、空港や一部の観光地ではウーバーが制限されているんだそうだ。


せっかく時代は動いているのに、バリ島では未だに以前からのやりかたを変えさせないんだな………


マジで地元運ちゃんの入れ食い状態だ。





しかたなくタクシードライバーに値段を聞いてみると、8万ルピアだという。670円。


カンちゃんの話ではこの半分以下で行けるとのこと。


仕方ないので空港の敷地から出ようと歩いたんだけど、歩いてる間もタクシーの運ちゃんがガンガン声をかけてくる。



中にはこっそり、ワタシウーバー、ワタシウーバーダヨ、って言ってくる人もいる。



ウーバーのドライバーが一般車に混じって潜んでいるという話も聞いていたんだけど、だとしてもどうやってあなたの車に乗ればいいの?


ウーバーってドライバー指定できないし、結局アプリを通さないで乗ったら高く言われるというオチになる。






あああ、しかし暑い…………



背中とバッグの間がソッコーでびしょびしょになってる…………

体調が悪いこともあってバッグが背中に食い込んでしんどい…………


体力めっちゃ落ち込んでる…………




懐かしいなぁこの感じ。


赤道に近い地域のジメジメとした空気が色んな思い出をよみがえらせる。











すると空港を出たあたりで今度はバイタクのオッちゃんが声をかけてきた。


もうこれがまた面白いんだけど、カンちゃんはバリに住んでいたからインドネシア語が喋れる。


なのでカンちゃんはインドネシア語で返事をするんだけど、バイタクドライバーは英語で返してきて、さらに俺たちが日本人と分かるとすかさず日本語にシフト。


日本人のカンちゃんがインドネシア語で喋り、インドネシア人が日本語を喋るというめっちゃ語学の無駄遣い対決。


面白い。






結局インドネシア語でのやり取りに落ち着いて、カンちゃんに街までいくらか聞いてもらった



「カンちゃん、いくらって?」



「ビビる。20万ルピアだって。しかも1人が。2人で40万ルピアだって。」



「はぁ!?タクシーが8万なのに!?!?」



「オーケー!!オーケー!!ディスカウントアリマス!!サテ、ハウマッチ?」




でやがった。


ついにでやがった。


伝家の宝刀、客に値段を言わせるクソうぜえ作戦!!!


なにがハウマッチだ!!!大橋巨泉か!!!!






なんなの?


なんで俺たちがオノレの仕事の値段を決めなきゃいけないの?


意味不明すぎるやん?

そう思わん?


このバイタクで何年も仕事してるんやろ?

ここからここまでいくらって値段あるやろ?

なのになんでこっちが値段決めないといけないの?


そんなに自分の値段知りたいの?

なんでも鑑定団出れば?





「イクラ?イクラナラノル?ハウマッチ?」




「1人2万ルピアだね。」



「オフッ!!!オヒャアアアアア~~!!!聞いたかよみんな!!1人2万だってよ!!ウケるマジで言ってんのマジビビるんですけどこの日本人!!ブフォ!!あー、腹痛い!!アヒー、2万じゃどこにも行けないよ。」




出ました。


いくら?って聞いといて、妥当な金額を言ったらめっちゃ爆笑してこっちを不安がらせて相場を煙に巻くクソゴミ作戦ですね。


このオヤジの鼻の穴にウンコ詰めていいですか?




「よし分かった!!スペシャルディスカウントで1人10万ルピアでいいよ!!」



「さようなら。」



「ヘイヘイヘイ!!よおおおし!!もうこうなりゃオレもひと肌脱いじゃうぜ!!1人5万で手を打とう!!かー!!ここまでやっちまったらオイラ赤字だぜコンチキショウバッキャロウ!!でも愛するジャパニーズのためだ!!よし!!さぁ乗るんだ!!レッツゴーだぜフォウ!!」




後ろから来たタクシーを止めたら3万ルピアでした。


鼻毛抜きながら去っていくバイタクドライバーたち。



い、いやぁ…………観光地だなぁ…………















バリ島で1番信用できという青色のブルーバードタクシーに乗ってクタの町に向かう。


バリ島の町はほとんど南部に固まっていて、




★現地人の下町地域であるデンパサール

★これぞビーチリゾートっていう爆音パーティエリアのクタ

★ちょっと落ち着いた大人のエリアであるスミニャック

★五つ星ホテルがたくさんあってマリンアクティビティを楽しめる金持ち観光客エリアがヌサドゥア

★バリ島で1番最初にリゾート地として開発された地域であるサヌール

★少し内陸に入ると、バリ島らしい田舎の風景が見られるウブド






この辺が主要地域。


これらが南部に密集していて、他の地域にはカンちゃんもほとんど行ったことがないみたい。


サーフィンやダイビングをする人からしたら、他にもいい隠れスポットがあるんだろうけど、まぁこの辺りを見るだけでも結構時間がかかりそうだ。




タクシーの窓から見えるのは、光り輝く巨大なショッピングモールやホテル群。


通りには欧米風の開放的で小洒落たカフェやレストランが並び、観光客向けのローカルフードコートには大量の食べ物の写真が並んでいる。



お土産物屋さんに吊り下げられたヒラヒラした風通しのよさそうな洋服、

サングラス屋さん、ビーチサンダル屋さん、小物屋さん、



いやぁ、こいつは久しぶりのスーパー観光地だな。

タイのパトンビーチを思い出す軽薄な熱気に、結構テンションが上がってくる。












しばらくすると入り組んだ小道を進んでいき、酔っ払った若者たちが通りで大騒ぎしているあたりに出てきた。


爆音が鳴り響くクラブの前を通りぬけていく。

ここはパーティーエリアのクタのど真ん中。




そんな場所に今日の宿を見つけ、玄関前で降ろしてもらった。





タクシーのメーターを見ると15000ルピアと出ている。120円。


でもドライバーは最低料金が3万ルピアだと言う。250円。



カンちゃんが言うには、この青いブルーバードタクシーが1番信用されているので変なボッタクリはないだろうということ。


ただみんながあまりにもブルーバードにばっかり乗るので、他のタクシー会社も車体をほほ同じ色でペイントし、ロゴもブルーバードとほぼ同じ形にしており、うっかり間違って別のタクシーに乗ってしまい高い金額を請求される、なんてこともあるみたい。


ブルータクシー、なんていう紛らわしいやつもあるみたい。


ブルーバードには車体にブルーバードって書いてあるので、しっかり確認してから乗りましょう。











宿はここ。













まぁ普通かな。


バリはめっちゃ暑いからってことでエアコン有りにしといた。



でも、町の超ど真ん中、個室、エアコン有り、ホットシャワー、ワイファイ付きで1000円なんだから嬉しい。


バリってハネムーンの聖地ってイメージなので宿とか全部それなりに高いのかなって思ってたけど、ちゃんとこうしたバッグパッカーでも泊まれる値段のところもあるんだなぁ。



いやー!!バリ快適やん!!







と思ったら部屋でトイレした瞬間、めっちゃどす黒い水が出てきた。




なにこのおぞましい色の水…………

斬新な色の便器洗浄液だな…………





マジで結構ビビっていたら、どうやら水道ポンプの故障で、ホテル全部屋の水がストップ。


この豪雨でなんかどっかおかしくなったみたい。



レセプションに文句言いにいくと、他の部屋の人たちもみんな集まっており、スタッフの兄さんが慌ててどこかに出て行ったりして対応していた。



どうやら同じ系列のホテルが近くにあるので、そこに移ってくださいということらしい。


よかった、めっちゃ汗かいたからシャワーなしはきついところだった。











というわけですでに23時半だというのに、土砂降り雨の中、みんなでゾロゾロ歩いて近所のホテルへ移動。




「いやー、まぁとりあえずよかったかなー。」



「うーん、でも怖いなぁ…………なんかめっちゃグレードダウンした部屋に案内されそうな気がする…………」



「そう?同じ値段で同じクオリティって言ってるし、そんな変わらんやろー。」



「いやぁー、バリは怪しいなぁ…………めっちゃ狭い部屋で水シャワーしか出ないとかだったらショックだなぁ…………嫌だなぁ…………」





そして歩いて3分でホテルに到着。





「はい、ここがお2人のお部屋です。どうぞ。」




そう言ってお寺の入り口を指差す兄さん。


はい?なに言ってるの?

間違ってますよ?




「え?何言ってるんですか?ここお寺の入り口ですよね?」



「ここですよ。じゃあハブアグットナイト。オヤスミー。」










なにこれ?


ピンサロかなんかの入り口?





「わー!!バリ式ホテルだー!!」



「う、うん!!わからんけどとにかく超バリっぽいのは分かる!!」










完全にさっきよりグレードアップしてるやん!!


部屋も広くなったし豪華だしバリ式だし、断然こっちのほうがいい!!






「よかったねー!同じ値段でこんなとこ泊まれて!!バリ幸先いいね!!」



「いきなりめっちゃバリっぽいね!!」



なんかテンション上がってきて、このまま外にご飯を食べに出かけた。


ちょうど雨も小雨になっており、これなら歩けるくらいだ。



おお、外灯に照らされるガネーシャ…………





バリ島はバリヒンドゥーという特殊な宗教が根づいた地だけど、根本はもちろんヒンドゥーだ。


あのインドと同じ宗教。


しかし町のあちこちに見られる建物のシルエットとか装飾は、まったくもってインドのテイストとは異なっている。


どこか仏教色が混ざってて、今までに見たことのないような雰囲気が漂っている。





うおー、なんかめっちゃ独特なオーラをバシバシ感じるぞ。


異世界感がハンパない。


明日明るくなってからちゃんと町を歩くのが楽しみだな。











24時を過ぎて町はすでに寝静まっていたんだけど、とりあえずビーチのほうに行けばまだ開いてるお店もあるかもしれんとぼちぼち歩いた。


クタはバリの中心部ではあるけど、建物はどれも低くてボロく、昭和の港町って感じだ。

ひなびた田舎の懐かしい空気。


ただ昼間になったら全部のお店が開いてすごく賑やかになるんだろう。






すると、そんな寝静まった町の中、後ろほうからフオオオオオウウ!!!ヒャッハアアアアアアア!!!!と雄叫びをあげながらスクーターが走ってきた。


見ると2台のスクーターがやってきて、ノーヘルで上半身裸の欧米人がビール瓶片手に3人乗りで叫びながら走っており、カーブを曲がって消えていった。


うわぁ、さすがやりたい放題の欧米人…………



カンちゃんが言うには、ああやってハメ外しまくって問題起こすのはかなりの確率でオーストラリア人らしい。


まぁオーストラリアはバリのすぐ隣だから観光客自体も多いんだろうけど、あの酒飲んだら態度がめっちゃ悪くなるオーストラリア人なら分かる気がする。























クタのビーチ沿いまで来るとさすがに賑わっていて、大きなホテルやハードロックカフェなんかがあってケバケバしていた。


生バンドが懐かしいロックライブをしていて、それがまた衝撃的なまでにクソレベルが高くて、スーパーカッコよくて思わず足を止めてしまうほど。


まさに南国ビーチリゾートのメインストリートだ。

この女性ボーカル、マジでヤバかったな。



そのライブやってる目の前に吉野家があるというなんでもあり感。









でも不思議なことに観光客の姿がまったくない。


確かに24時は過ぎているけど、こんな場所なら今からが本番みたいなもんだよな?



どうしたんだこれ?





とにかくご飯を食べようと屋台村みたいなところに入ったんだけど、客ゼロ。













300人くらい入れそうなところなのに、俺たち以外誰1人いない。


暇そうな店員さんたちがだらーんと寝そべってるだけ。



「コンバンハー!!ナシゴレンネー、ミーゴレンスゴクオイシイネー。」



「ハイー、ドウゾココニスワッテクダサイー。ナニタベマスカー?」



もう客引きの日本語がマジ流暢。


もはやこのバリで日本語喋れなかったら仕事できませんくらいの勢いでみんな日本語を使ってくる。



「スラマッマラムー。」




「アレー!?オネエサン、インドネシア語、トテモジョウズデスネー。ドウシテデスカー。」




「サヤドゥルティンガルディバリー、ドゥワタフン。」




「アー、ソウデスカー、スゴイデスヨネー。」




カンちゃんがインドネシア語、インドネシア人が日本語喋る構図が面白い。



いやあああ!!なんか私がインドネシア語ひけらかしてるみたいになってるー!!って困ってるカンちゃん。


インドネシア語を喋れるアピールをしてたほうがボッタクリは減るだろうから効果ありだよ!!





いやー、それにしてもお客さんがいないおかげで俺たち集中攻撃。

数少ないお客をものにしようとみんながガンガン声をかけてくる。



やっぱり噴火の影響ハンパないんだなぁ。


今現在、バリのホテルの稼働率、10パーセントらしいもん。


そりゃこんだけ需要が落ち込んだら値引き合戦になるわ。











「うっま!!なにこれうっま!!」



「あ、普通に美味しいね。」



「あー!インドネシアご飯美味しいー!!お腹治ってくれえええ!!美味しいご飯を体調万全で食べたいよおおお!!」










安定のミーゴレンと、お腹に優しいのにしたくてナシチャプチャイってやつを食べた。



もうインドネシアご飯マジで全部美味しい。

濃い味も優しい味もどっちもめっちゃ美味しい。



体調戻らないかなぁ。



明日からバリ攻略開始だし、しかも明日はとある旅人たちと会う約束もしてるし。


いやぁ、僕らこの人たちしか友達いないの?ってくらい会い過ぎですね。





さぁー!!明日からカンちゃんの海外の故郷、バリ島を巡るぞー!!







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


岐阜のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


帰ったらまだ可児にヤイリのリペアしてもらいにいかねば!!
そして懐かしい友達にも会いに行きたいなぁ。

ヒッチハイクで乗っけてくれて、それからずっと仲良くさせてもらってるあの人とか、会いに行きたい!!

金津園も行きたい!!嘘!!見に行くだけ!!


どうもありがとうございます!!

 


スポンサーリンク



ブログのランキングというやつをやっています。
よかったらクリックして下さい。
クリックが投票の代わりになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村



世界中のホテルが予約できるサイトです。
家族旅行もバッグパッカーも、ここから予約してくれたら僕にアレがアレなのでよろしくお願いします! ↓↓