こんにちは!神田です。
気づいたんですけど、今日着てる服、8年前に初めてインドに来たときにも着てた!!!
案外物持ちいいんです!!!!
でもさすがに今回の旅でいろんな服が限界きてて処分しなきゃいけないのが増えてきました。
穴あくまで服着ることなんて日本だったらなかなかないなー。
ていうか日本だったら服に穴あくことなんてほとんどないなー。
インドに来てからは、気づいたら背中に謎の油染みとか日常茶飯事です。
子供たちに遊びの時に貸したストールは翌日見たらやぶれてるし。
ご飯注文して待ってたら、フライパンからいろいろ飛んでくるし。
チャイ注文して待ってたら、牛乳飛び散ってくるし。
歩いてたら泥水飛んでくるし。
インド専用の服が必要です。
おわり
2017年11月26日(日曜日)
【インド】 アラコナム ~ カンチプラム ~アラコナム
カデルの家に行ったらご飯が美味しくてたまりませんね。
本当のタミルナードの伝統的な家庭料理をいっぱい食べさせてくれます。
プーリ激ウマ。
インド風揚げパンなんですけど、もちもちしてて香りもよくて朝から揚げ物でプリケツですよ。プーリだけに。ヤバい全然面白くないどうしよう。寝起きで日記書いてます。
おかげで常にお腹いっぱいで完全にブーデーまっしぐらです。
ヨーロッパで、インドに行ったらどうせ痩せるから暴飲暴食バッチコイとか言ってたのに一向に下痢にならないじゃないですか、どうしてくれるんですか?
僕のお腹も強くなったもんです。
インドに10日いるのにお腹を壊さない。
インドで太れる旅人。
ついに僕らもこの境地まできましたか。
ビビるー、下痢にならねー、インドで痩せ細らねー。
マジ太るやばい!!!!
カンちゃんも焦りまくってる!!!!
まぁなんとかなるっしょー、あああ、うめえええって言いながらブーデーまっしぐらでプーリ食べまくって、それから外でカデルのドローン飛ばしながら色々ビデオ撮って、うわー、現代技術すごいーってちょっと感動。
ドローンすごいですね。
300メートルくらい離れるんですよ?コントローラーから。
ドローン持って旅してる人とかいますけど、大きな滝とか、絶景の山とか、祭りの上空とか色んなすごい動画が撮れそうですね。
なんなら崖の下のほうにある絶対行けない洞窟の中を探検することとかできるやん。
変な動物の巣とかにも近寄れるし、アパートの隣の巨乳美女の部屋とか覗けるじゃないですか。
絶対ダメです。覗き絶対したらダメです。
本当巨乳好きすぎて困るどうしよう。
「あ、そうだ、フミ、ナオ、次の水曜日と木曜日に知り合いの結婚式があるんだけど、来てみない?インドの結婚式は盛大だからすごく面白いはずだよ。そうだそうだ、そうしよう。」
ん?インドの結婚式?
そりゃ結構面白そうだね。
カデルの話ではインドでは結婚式に尋常じゃないくらいお金をかける習慣があって、マジでヨユーで500万円くらい使うらしい。
インドで。
この物価が日本の5分の1くらいのインドで。
500人くらい人を呼ぶらしく、もし100人とかしか来なかったら、親類からなんで誰にも声をかけなかったんだ?と怒られるらしい。
そんだけウルトラ盛大に祝うのがインドの結婚式なんだそう。
まぁカデルの感覚だから金持ってるインド人の話なんだろうけど、でも人をたくさん呼びまくって大規模にやるってのは一般的なんだろうな。
カデルが勝手に見ず知らずの俺たちまで連れて行こうって言ってるんだから、結構自由にみなさんどうぞって感じみたいだ。
まぁでも結婚式には行けたら行くって感じにしようかな。
チルドレンホームにも行かなきゃいけないし。
と思ったらカデルがソッコーで何かのデカい封筒みたいなのを持ってきた。
「はいこれ、インビテーション。」
ちょ!!!!招待状!!!早くない!!!?
なんでカデルに誰を呼ぶか決める権利があるの!?
やりたい放題なの!?!?
見てみると、まぁ立派な招待状。
ド派手な柄で、大学ノートくらいある大きさ。
中に入ってる二つ折りのカードをめくると新郎新婦のプロフィールとプログラムが書かれている。
うん、1ミリも知らない人ですね。
新郎新婦も、誰こいつ?みたいな人がいっぱい来てわけわからんなるんだろうなぁ。
それにしてもめっちゃ立派な招待状やなぁ、こりゃ金かけるってのもまんざら大袈裟でもなさそうだなぁって思っていたら、これはめちゃくちゃ質素な招待状だよと言うカデル。
もっと気合いの入った招待状だと、新聞紙広げるくらいの巨大なカードを渡されるらしい。
デカすぎ。
ムトゥ。いいやつ。
ザクロ。なにげに人生で初めて食べた。
シャクシャクしてた。種めんどくさい。
「フミ、昼からちょっとお寺にお参りに行かないかい?」
庭をブラブラしていたらパパがニコニコしながらそう言ってくださった。
もちろん行きます!!
今回インドに来てから一切観光らしいことしてなかったので嬉しい!!
するとママが、じゃあお昼ご飯にノンベジはダメねぇと言った。
どうやらインドではお寺にお参りに行く前にお肉を食べてはいけないみたい。
野菜だけでちゃんと体を綺麗な状態にしてから行くのが礼儀なんだそうだ。
これが敬虔な信者さんだと、何日も前からご飯もタバコももちろん酒も、そして女も断って、体を極限に浄化した状態で参拝に臨むんそうだ。
パパは宗教よりももっとシンプルな人間愛を重んじてる人。
ママは敬虔なヒンドゥー教徒。
それでもちゃんと結婚して仲良くされているのを見ると、インドでもそこまで宗教に縛られている様子はないみたいだ。
でもお昼めっちゃノンベジ。
エビカレー、カニカレー、チキンカレー、カード、フィッシュフライ、ラッサム、ビリヤニ、その他いっぱいでウルトラ贅沢。
ママからしたら、本当はダメなのよ~ってところだろうけど、外国人ということで大目に見てくれたみたい。
まぁ心配しなくても僕もうとっくにゲキ汚れてますけどね。
タバコ吸うわ、酒は飲むわ、ゆまちゃん好きだわ、牛食うわ、豚食うわ、ナメクジ食うわ、ゆまちゃん好きだわ、ゆまちゃん好きいいいいいいいいい!!!!
超絶豪華。
ママいつもありがとう。
というわけでご飯を食べたらみんなでお出かけ。
ちゃんと運転手付きなのがさすがパパ。
目的地はアラコナムから車で1時間ちょいのところにあるカンチプラムという町。
ここは去年も行ったところで、お寺の町として知られている。
旅人の間ではアガスティアの葉の町と言ったほうがわかりやすい。
南インドでも屈指のスピリチュアルシティー。
久しぶりのお出かけでワクワクするなぁ。
まぁそれにしても無理な追い越し、糞詰まり、クラクション猛連打といった運転手さんのスーパーインド人ドライブにめっちゃ苦笑い。
前の車がブレーキをかけてスピードをゆるめる。
普通だったら何か理由があってスピードをゆるめてるというのを想像して後続車もスピードをゆるめるけど、インド人はそんなことしない。
平然と対向車線に飛び出して追い越しをかけると、そこには牛の群れがいて激突しそうになって急ハンドル。
クラクションを鳴らしながら突進してくる対向車!!!
完全に正面衝突!!!!
のタイミングで、マジでギリギリでかわす!!!!
勘弁してくれよ………って思ってると、また前に止まっている車がいる。
そしてまた性懲りもなく、なにも考えずに追い越しをかける。
すると前のほうに踏み切りがあり、遮断機が閉まっていた。
ホラね……………?わかるやん…………
元の車線にはビッチリと車やバイクが止まっているので合流できず、俺たち反対車線で平然と遮断機が上がるのを待つ。
俺たちの後ろに次々とバイクやトゥクトゥクが待ち始める。
完全に道路両車線をふさいでる。
離合不可能。
もうもはや、これどうするつもりだろう?って結構ワクワクしながら待っていると、しばらくして電車が通り過ぎる。
もうこの時点からすでにクラクションの嵐。
まだ遮断機上がってませんよ?
クラクション鳴らしたら遮断機上がるんですか?
そして遮断機が上がったら一気にレーススタートで我先にと走り出す車とバイク!!!
反対車線からも車とバイクが突進してくる!!!!
合流しようにもビッチリなので入ることができず俺たちのせいで踏み切りの中で糞詰まり!!!!
クラクションの嵐!!!!
怒号の嵐!!!!
なにが?みたいな顔してるドライバーの横顔!!!!
イェエエエエエエエイ!!インド最高!!!!
「すごいねカデル……………」
「全員が全員自分のルールで生きている。それがインド。インドヘヨウコソ。ひゃっひゃっひゃー。」
ずっとそんな感じで車は走っていく。
ルールというものをほとんどの人が守らず、無法地帯のこの国。
でもそれでちゃんと国が回ってるんだから、といったらそういうわけでもなく、国内の交通死亡事故はとんでもない数なんだそう。
そりゃそうだ。
あんな運転してたらすぐに人を殺せる。
でも変わらない。
みんな自分のルールでルーズに生きているので、町はゴミだらけ。
看板屋さんとか町工場の前には、産廃が当たり前のように散乱している。
極限に汚れきった川、無限に悪臭を放つゴミの山。
1日にタバコを50本吸ってるのと同じという信じられない大気汚染。
では100年前はどうだろう。
当時の写真を見ると、ただのヨーロッパ。
ゴミひとつ落ちていないし、建物は綺麗だし、川も清潔な水がちゃんと流れている。
整備が行き届いた美しい街並み。
それはイギリスの統治時代だったから。
イギリス人が支配していた頃はものすごく綺麗に整備されていた。
それが独立してインド人が管理するようになったらこの有様。
こういうところを見ると、如実に見えてくる。
人種の個性が。
イギリス人、ヨーロッパ人は、整理整頓してルールを守り、何事もキチッとこなすDNAが組み込まれているのに対して、インド人は、なんでもいいやん精神が強いのでルールも守らないしゴミも散らかす。
そういう心の持ち様は何にでも現れる。仕事にでも、人間関係にも。
もちろん全員じゃないし、インド人でも重んじているルールはある。
でも大衆レベルで見たら、やっぱり呆れてしまうことが多すぎる。
みんな自己中心的で、誰かがコントロールしないとすぐにパニックになってしまう人種って、言葉は悪くなるけど幼すぎる。
優しい人もいるし、文化も素晴らしいし、ここにしかないものがたくさんあるけど、そのルーズさで人が簡単に死んでしまっているのは改善しなきゃダメだよな。
ホラ、交差点に看板がかかってる。
ケータイで電話しながら運転したらダメ。
信号を守りましょう。
4人乗りでバイクに乗っちゃダメ。
事故をしたらスピードの出しすぎがいかに危険かわかりますよ。
その看板の前を信号無視して車線を逆走してる人たち。
オシッコそこらへんでしすぎ。
町歩いてるとそこらじゅうにオシッコの臭いが漂ってる。
「オシッコしてるね、カデル。」
「マイライフ、マイルール。インドヘヨウコソ。」
インドは変わらない。
ここ美味しくて有名なレストラン。
ちょっとチャイ休憩。
チャイが1杯50ルピーしてマジでビビった。85円。
怖っ!!!俺たちがいつも飲んでるの7ルピー!!12円!!
パパがご馳走してくれた。
パパありがとうございます!!自分たちじゃ絶対来られん!!!
そして確かにめっちゃ美味しかった!!!
カンチプラムに到着し、町の中を回ってふたつの寺院にお参りに行った。
境内に入る前に裸足にならないといけないので、ゴミやツバを踏まないよう気をつけながら歩く。
巨大なヒンドゥーの塔はどこか違う星を感じさせるオーラを放っており、微細な彫刻が一面にびっしりと施されている。
参拝の人々が懸命に祈りを捧げ、バラモンが彼らのおデコに赤い点をおす。
薄暗い寺院の中はとても不気味な雰囲気で、様々な姿形の神様が柱の隙間に立っていた。
笑っている顔、怒っている顔、不思議な無表情。
人々はみんな祈っている。
洞窟の奥底に、神様と人間がうごめいていた。
ふざけすぎ。
いやー、なんだかちょっと信心深くなった気がしないでもない。
あんな洞窟の中で異世界の光景を目の当たりにすると、人間ってやつの心の闇をのぞいたようで怖くなるわ。
少しお買い物なんかしたりしながらアラコナムに帰ったら、先生たちの部屋に行ってビーフカレーを食べた。
信心深くなった気がしたくせにソッコーで牛を食べるという。
学校の先生にはクリスチャンもいる。
なので彼らは牛を食べることを別に気にしない。
俺たちも仏教徒だから別に宗教の制限なんてない。
でもママが発狂するからこうやって先生の部屋でこっそり食べるしかない。
信心深いママからしたら牛を食べるなんて、とてつもなく罰当たりなことなんだろうなぁ。
いやー、インドの宗教は底なし沼だ。
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台湾のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!
台湾で1番印象に残ってるご飯は在住のヨシエさんがご馳走してくださった日本のトンカツです。
あれはマジで美味しかった…………あの感動は今も忘れられない。
ちなみに台湾で出会ってしばらく一緒にいたアツシ君は現在車で日本を旅しています。
日本帰ったらどっかで落ち合いたいなぁ。そしてバーベキューとかしたいなぁ。
どうもありがとうございます!!