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佐土原のコツトンに行く感覚ですね


 

こんにちは!神田です。



昨日、なぞの爆竹が9時くらいに鳴り響いてました。

ホテルの部屋の真下で。結構長時間。しかもパソコンの音聞こえないくらい爆音。



夜チャイしに外に出て周りの人に聞いてみたらフェスティバルって言ってました。

鳴らしてたの2人くらいだったから、家族のお祝い事か何かかな。



にしても急に始まるから周りに停めてるバイクとかに当たりまくりです。

さすがのインド人もバイク気にしてました。




おわり







2017年11月25日(土曜日)

【インド】 チェンナイ ~ アラコナム





眠すぎてゲロ吐きそうになりながら朝6時起き。



ねむぅぅぅ………………




ワイファイが部屋まで飛んでるとついついケータイいじってしまって寝るのが遅くなってしまうのって旅人あるあるじゃないですか?


昨日寝たの2時過ぎ。廃人。






だいたいこんなに激早で行かなくてもいいんだけど、今日は土曜日なのでカデルの学校でミュージッククラスがある。


音楽のクラスはお昼まで。


なのでなるべく早めに来ないといけないよ、よし、朝イチのエクスプレスで来るんだよ、これが時刻表だからね、着く前にメールしてね、迎えに行くからね、ってこっちが考える隙を与えないめっちゃ押しの強いカデル。



なんならゆうべの夜の電車で来ればいいよ、なんて言ってたし。



まぁ俺も去年お会いしていた音楽の先生たちと再会したいし、久しぶりに子供たちが音楽やってるところも見てみたい。


頑張って起きて荷物をまとめ、もうすでに仲良くなってるホテルのスタッフに明後日戻ってくるからーと挨拶して、まだ静かな朝の町に出た。














そこらへんでトゥクトゥクにセントラルステーションまでの値段を聞くと70ルピーと言う。120円。


トゥクトゥクには絶対最初の言い値で乗ったらダメ。


100パーセント上乗せされてる。



隣のトゥクトゥクに聞いたら60ルピー。103円だった。


確か50ルピーで行けるんだけど、朝からあんまり頑張るのも面倒なので60ルピーで手を打つことにした。





たかが10ルピー、17円なのにインドに来ると惜しくなるから不思議だ。


オーストリアにいるときは5ユーロ、650円でもなんてことない金額だったのに。



そんな10円20円ケチってバカじゃない?って思う人もいるかもしれんけど、その国の金銭感覚に合わせるのは旅人にとって大事なこと。


それにボッタクってくる金額をホイホイ払ってたら絶対ダメ。


この前、あの大社長の豆澤さんに、豆澤さんでも途上国に行ったら値切ったりするんですか?って聞いたら、そりゃするでー、しとかんと次の人たちに迷惑なるからなー、って言ってた。



ボッタクってくる言い値をホイホイ払ってたら、日本人は簡単に何倍もの金を出しよるって思われて、日本人を見るたびに当たり前にふっかけてくるようになる。


そういうふうに日本人がなめられて法外な金額を請求されないためにも、ほどほどに交渉したり値切るのは必要なこと。



でも完全に現地人価格にしないとボッタクりだあああ!!って騒いだり、いくらまで値切ってやったし、って値切り自慢するのはあんまり気持ちいいもんじゃないですね。


ほどほどで。





















というわけでトゥクトゥクに乗ってセントラルステーションに到着。


人ごみをかき分けて駅に入り、チケット売り場へ。



するとそこで奇跡的な光景を目の当たりにした。







ひ、人が……………











並んでいる……………










う、嘘だろ…………?

順番を待つということとウンコ食べてくださいっていうことが同じレベルで不可能なインド人なのに、整然と列を作ってチケットカウンターに並んでいるではないか………………






し、信じられない!!!!


インド人なのに!!!!








インド人。

彼らはまるで朝の食卓でテーブルの上のパンを取るように爽やかに順番を抜かす。


そして誰も順番を守らないので正直に列に並んでるやつがバカを見ることになり、結果我先にと全員でカウンターに群がるしかなくなり、金を握った手を係員に突き出してそれぞれに行き先を叫びまくるという地獄絵図。


アホ丸出しです。



もし僕が郭海皇くらいの中国拳法の達人だったら、全員の手首を手刀で切り落としてやるところなんですが、そんなことできないので頑張って僕も金を握ってカウンターに突っ込むしかない。





それがインドでのチケットの買いかただったのに、どうしたことでしょう。


インド人が列を作っている。




ただの奇跡!!!!





まぁこれって南インドだからでしょうけど。

南インドはまだ人がそこそこ穏やかです。


北のほうだったら普通に地獄絵図を毎日繰り広げるんだろうな。




ちなみに並んでいたら、もうすぐ俺の番っていうくらい時に1人のオッさんがスタスタ歩いてきて超しらばっくれた顔して僕の前にスッと入ってきました。

南インドでもまだたまにそういう人はいるみたい。


すると僕の後ろのおじさんが拳振り上げて殴り殺そうとしてました。


割り込みダメっていうモラルが人々の中に根付き始めているということですね。



ウーバーにしてもそうだけど、インドも超ゆっくりだけど変わっていってるんだろうな。


旅しやすい国に変わっていってるみたい。



















無事アラコナムまでのエクスプレスチケットを購入。

値段は55ルピー、93円。安すぎ。



朝っぱらからウルトラ混み合う電車に揺られること40分くらい。


あっという間にアラコナムに到着した。






あー、インドなのに電車で40分で友達の家に遊びに行くとか美々津から佐土原に行くような感じですね。


なにします?今からコツトン攻めますか?コツトンからの廃病院ですか?(佐土原にある心霊スポット)



そしてコツトンよりボロボロの駅で猿が暴れてるの見ながらヨユーでこっちのほうが怖えと思いつつ外に出ると、カデルがケータイいじりながら待っててくれた。




「ハーイ、カデルー、待った?」



「電車遅れてたみたいだね。さぁ行こうかー。」




いやぁ、昔車ゲットしたばっかりの10代のころなんて暇なんもんで、そんな暇な若者が行くところなんて相場が決まってて、幽霊出るっていう廃病院にみんなでロケット花火持って行って戦争ごっこしてました。


あの病院怖かったよなぁ。



とある若者がふざけて病室に落ちてたカルテを持って帰ったところ、その夜中に知らない番号から電話がかかってきて、カルテ返してください、って言われたという恐ろしいエピソードもあったよなぁ。




そんで今インド。






カルテ、じゃなくてカデルの車の窓から外を見ると、日本にあったらソッコーで稲川淳二が突撃かけそうなズタボロの建物しかない。


刺激が欲しい暇な若者がいたらインドに行くといいですね。


ド級の刺激が待ってますよ。











そんな風景を眺めながらセルバムスクールに到着。



「フミー!!ブレックファースト!!」



家に入るとすぐにママがニコニコしながらご飯を用意してくれた。






レッドドーサすっごい美味しい。


マジでカデルの家のご飯が1番美味いですね。



あー、これでキンキンのコカコーラに氷入れて飲めたりなんかしたら最高なんですけど、カデルの家ではコーラはただの毒なので遠慮しておきましょう。

常温の水で我慢。



めっちゃ健康。











「ホラ、フミはこれ知ってる?」



美味しいご飯を食べてエアコンの効いたカデルの部屋でひと休みしていると、カデルがアイフォンをなんかのカードに向けて構えている。



なんだ?





え?



おお!!なにこれ!?





机の上に置いたカードにアイフォンの画面を向けると、画面に立体の恐竜が現れた!!!




実物を見るとただのカード!!

でも画面には立体の恐竜!!



しかも360℃どこの角度から見ても恐竜の体が見られる!!

下から覗くとお腹もちゃんとわかる!!


なにこの最新感ハンパないアプリ!!





今度は牛のカードと草のカードを机に置くカデル。


すると牛がモ~って言いながらカードから歩いて出て行き、草を食べ始めた。





すげぇ!!!



外ではゴミ食べてる牛だらけなのに!!!


色々すげぇ!!




このアプリを使って幼稚園生とかに動物の教育をしたりしてるみたい。








さらにはこの前撮影したんだよという動画を見せてくれたんだけど、セルバムスクールの生徒たちがアラコナムの駅でゲリラ的にダンスをしているもの。


音楽に合わせて踊っているんだけど、少ししていきなり階段の上から別の生徒たちが現れてダンスに加わる。


そしてまた少しして新たなグループが踊りに加わる。


これはフラッシュモブだ。


良いカメラを使って本気のカメラ割りで撮影している。




こんな流行の動画を作るところはさすがカデルだよなぁ。


カードのアプリにしてもフラッシュモブにしてもドローンにしても、カデルがいることで子供たちはこのインドのど田舎にいながら世界の最先端テクノロジーを見ることができている。


こんな世界があるんだなぁって、きっと自然と視野も広がるだろうな。




部屋には無印のディフューザーまである。




無印と東急ハンズと富士そばがあれば生きていけます、言ってるカデル。


部屋の中には日本で買ってきたものだらけだ。

























それからはのんびりと学校を歩き回り、子供たちや先生たちとお喋りし、暑くなったら部屋に戻ってエアコンで涼みながら早いワイファイでネットいじくって、また散歩してチャイ飲んで、という優雅極まりない時間を過ごす。



いやぁ、それにしてもカデルの学校の子供たちは品があるなぁ…………


みんな英語で挨拶してくるし、大人にはサーをつけて呼んでくれるし、人懐こいけど礼儀をわきまえてて、教室やグラウンドから移動するときはキッチリ列を作って整然と歩いている。


ちゃんと教育が行き届いてる。




ウッキョオオオオオオオオオオ!!!!!

チンポチンポチンポオオオオオオオオオ!!!


って狂ったように暴れまくって飛びかかってくるホームの子供たちとは躾が違う…………


まぁあいつらはあいつらでめちゃくちゃ可愛いんだけど。














インドのジェイムスブラウン。






ハーブ園。











タッチミーノット、っていう植物知ってますか?

これです。






触ったらしゅんって葉っぱを閉じて小さくなります。

マジすげぇ。




神経系に効くハーブらしいです。









それから、なんか細い棒を高速でクルクル回しまくるタミルナードのスポーツというか伝統芸能というか格闘技らしきものを見せてもらった。










踊りながらめっちゃクルクル回してる。



というわけで、小学生のころにバトンで大阪TOP3に入るほどの腕前だった神田さんが負けじと挑戦。





そして棒をポテポテ落としまくって時の流れに絶望して終了。










あとずっと気になってたカバディも見せてもらった。





このカバディ、タミルナード発祥のスポーツらしい。


カバディカバディカバディ………ってひたすら言い続けながら動くという謎のスポーツってのは知ってたんだけど、その実物は…………























やっぱり謎でした。


とりあえず7対7のメンバーでやる競技らしいです。




プロリーグあるらしいです。


素直にマジかと思いました。



俺、プロカバディプレイヤーなんだよね、ってキャバクラでイキったらどんな反応をされるだろう。




これはクリケット。





ていうか音楽のクラスは・・・・?

もうとっくにお昼すぎてるやん・・・?


カデルが言うに、なにやら音楽の先生が急用ができたかなんかで来られなくなったんだそう。


早く来た意味ねぇ・・・・














それから夕方になって、学校の先生たちとみんなでバイクに乗って外にお買い物へ。






夕日が綺麗。







スーパーのレジ横の張り紙。





どっち?






アイス溶けすぎ。










あとスポーツ・ゲーム用品店にも行ってみた。









ホームの子供たちに何かゲームを買ってあげようと思ったんだけど、チェスなんか良いんじゃないかな。


全然詳しくないけど、なにやらチェス界のトッププレイヤーの中にはインド人がめっちゃ多いらしい。

インド人はそれくらい頭がいいし、チェス向きなのかもしれない国民。



子供たちに教えたら、もしかしてメキメキ上達するかもしれないし、普通に頭の運動にもなる。



一応チェンナイのお店でも値段を聞いていたんだけど、向こうでは1200ルピー、2040円と言われていたのが、なんとアラコナムでは350ルピーだった。600円。


やっぱチェンナイは都会なので高い。


そしてローカルのカデルと行くと心強い。






コネックスという絶妙なメーカー名。



ベタークオリティ、ベターライフ、アイムラブイット。



色々パクりかたが雑……………
















仲良しの先生たちとみんなでバイクをブンブン走らせて色んな食材を買い込み、学校に戻ったら先生たちが寝泊まりしている部屋に行ってお料理大会。


メニューはカデルお得意のチキンカレー。














どうやら先週に先生の1人であるサラバナンの誕生日があったらしく、そのサラバナンのリクエストでチキンカレーを作ることにしたみたい。


こちらサラバナン。





面白いのはこのチキンカレーの食材費は全部サラバナン持ちだということ。


普通みんなでお金を出し合ってサラバナンに振る舞うところなんだろうけど、これがインドでは逆で、誕生日の人が周りの人にお菓子やらのギフトを配って回るという習慣がある。


お祝いされる人がみんなに振る舞うなんて、いい習慣だなぁ。







ちなみに、


トマト1キロ
玉ねぎ1キロ
パクチー山盛り
グローブくらいの生姜



これだけ買って全部で100円らしい。


インドビビる。



日本だったらトマト1個100円だよって言ったらみんな驚いてた。




















美味しいチキンカレーを食べ、先生たちとお喋りし、最高に心安らぐ楽しい夜。


あー、インドにこんな仲間のいる場所があるなんてことが嬉しくてたまらないよ。




10代のあの頃、暇で暇でいつも何か楽しいことを探して夜の町をドライブしていた。



でも実はこの世界には楽しいことはいくらでも転がってるんだよな。




ラッサム美味しい!!







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