こんにちは!神田です。
毎日朝起きると、フミくんがひとこと。
「子カバなの?」Googleで検索してみたら正直似てる。
「パグの生まれ変わりなの?」ぶさかわいいということでいいですかね。
「首から上が豆なの?」みんな大体そうやし。
「丸なの?」そうです。
「うなぎの大将なの?」もはやなぞです。
こんな平和な毎日。
おわり
2017年8月18日(金曜日)
【オーストリア】 ドルンビルン ~ ブレゲンツ
このオーストリアの端っこ、フォアアールベルク州でアジア食品店に行くならここ。
町はずれの目立たないところにあるけど品揃えはバッチリ。
スイスのために買い込んでいた食材もほとんど使い切っていたので、ここで思いっきり調達しといた。
大好きな辛ラーメンと焼きそば、それにカレールーを大量買い。
それと大事なガス缶も忘れずに。
ちょっと高めで1本2.5ユーロ、320円したけど、このフォアアールベルク州はスイスとの国境エリアなのでスイスからのお金持ち買い物客がやってくることでオーストリアの中でも物価が少し高く設定してあるのでしょうがない。
一気に50ユーロ、6400円も使ってしまったけど、日々ケバブとかを買うよりだいぶ節約できるので自炊するに越したことはない。
ちなみにこのお店では50ユーロ以上買うと5パーセントオフ、100ユーロ以上買うと10パーセントオフになるので気持ちお得。
梅酒がめっちゃ安かったから買っといた。
まさかの3ユーロ、380円。
夜が楽しみ。
よおおおおおおおし!!!!
雨予報だったけど今日も良い天気!!!
ヨーロッパの天気はその日になってみないとわからんもんだ。
諦めずにギリギリまで粘るのがめっちゃ大事。
この調子で雷雨予報の明日も晴れてくれよー!!と願いながらやってきたのはフォアアールベルク州にある3つの町のうちのひとつ、ドルンビルン。
フォアアールベルク州には南にフェルトキルヒ、真ん中にドルンビルン、北部にブレゲンツという3つの町がそれぞれとても近くに存在しており、どこも路上ができるという好立地。
フェルトキルヒは山間の古びた町でリヒテンシュタインからの観光客の多いところ。
ブレゲンツがボーデン湖沿いの新しい町で、3つの町で1番活気があるところ。
湖沿いなのでドイツやスイスからの観光客が多い。
そしてドルンビルンが1番小さいんだけど、ここは土曜日の朝マーケットが相当な爆発力を持っているので、前乗りして様子を確かめておきたかった。
今日・明日はこのドルンビルンで思いっきりやってしまおう。
そんで日曜日は観光客の多いブレゲンツの湖沿い。
完璧。完璧なる作戦。
ドルンビルンの町にやってきて、車を止めようとやってきたのは駅前の駐車場。
ここは3.3ユーロ、420円で24時間というパーキング。めっちゃ安い。
横の駅舎にはトイレもあるし、なんなら駅にフリーワイファイが飛んでいるので寝ながら作業できるというただのホテル。オーストリア最高。
ギターを担いで町にやってくると、大きな教会のある中央広場があり、そこからホコ天が伸びている。
1600年代に建てられた木造の歪んだボロい建物、ロータスハウスがランドマークになっており、モダンな町並みと古い建物がミックスしている程よい地方都市だ。
そんな町の中で早速路上開始。
うん、あんまり反応良くない。
でもこれはある程度予想通りなんだけど。
このドルンビルンは平日は大したことないんだけど、土曜日のサタデーマーケットがマジでヤバいというのは前回すでにリサーチ済み。
今日はその下見みたいな感じだ。
グリーンティーもらった。
ぼちぼちの反応だけども場所を変えながら2時間。
そこそこなったところでギターを置いた。
まぁこんなもんかな。
町の人たちが、ここよりもブレゲンツのほうが人がたくさんいるからそっちに行くと良いよとオススメしてくれるので、そっちも様子を見に行ってみようかな。
明日のドルンビルンに期待だ。
車に戻ったらまた朝と同じ道を走ってブレゲンツにやってきた。
ドルンビルンとブレゲンツは8キロくらいしか離れていないのでスパッと移動できる。
ブレゲンツはボーデン湖沿いの観光地なのでさすがに駐車場が高く、1日チケットで7ユーロだったかな。900円。
ドルンビルンの倍。
もう時間も遅いので駐車場の営業時間まで1時間くらいしかなく、1ユーロくらいで止めることができ、すぐにギターを担いで歩いた。
ここで違和感を感じたのはジプシーがまったくいないこと。
さっきのドルンビルンにしてもフェルトキルヒにしてもそうだけど、オーストリアってジプシーがマジでものすごく多く、新聞売りや物乞いが溢れてて、この駐車場でもウロウロしながら車の人に声をかけて回ったりしていた。
それがまったくいない。
町の中のホコ天にやってきてもやっぱりそうで、全然新聞売りの姿がない。
こりゃ本格的に規制が厳しくなったのかなぁと思っていたら、
あ、いるいる。
あ、やっぱりいるな。
しおれてほとんど死んでいるバラを持った兄ちゃんが通行人に近寄っていってはバラを売りつけようとしている。
プレゼントフォーユーって言われてつい受け取ってしまったら大変。
反対の手に持っていた子供の写真を見せて、こんな小さな子供がいるんです、買ってください、っていう寸法だ。
それがその人の子供の写真なのかなんてまったく疑わしいもんだけど、見てるとこれがチラホラ売れている。
まだこの辺りの人たちはバラという商品に免疫がないのかな。
新聞が売れなくなったらバラ、そしてバラが売れなくなったらまた次の売り物へとチェンジしていくんだろう。
みんなたくましく稼いでる。
でもせめてそんなヘニャヘニャの黒ずんだバラじゃなくて、もっとちゃんとしたの売ればいいのに。
ホコ天の真ん中でギターを鳴らした。
人の数はもう半端じゃない。
去年俺がこの辺りを回っていたのは10月半ばくらいだった。
完全にローシーズン。
それが8月のサマーシーズンとなるとものすごくたくさんの観光客で溢れかえっていた。
ホコ天の真ん中にあるジェラート&カフェは満席の大賑わい。
あまりにもガヤガヤしてて俺の声がかき消されるくらい。
全くもってチップが入らないので、こりゃいかんと少し離れた静かなあたりに場所を変えて続行。
ちゃんと演奏が聞こえるところだと人々が足を止めてくれ、コインがパラパラ入っていく。
でもそんなに爆発的ではない。
人ごみに紛れて風景の一部になってしまっている。
うーん、逆に人が多すぎて目に入らなくなってるのかなぁ。
大観衆に向かってド派手にジャーン!!っていうスタイルじゃないし、もしかしたらローシーズンのほうがゆったりと町に馴染めるのかもしれんな。
だとしたらこういうデカい観光地ではなく、もう少し小ぢんまりした、ローシーズンはゴーストタウンになるレベルの小さなところだと、程よい人出が見込めるのかもしれん。
オーストリアのチロルにはまだまだたくさんの観光地がある。
きっと今だからこそ活きる場所があるはず。
せっかくのこのハイシーズンを無駄にしないように回っていかないとな。
明日に備えてまたまたドルンビルンまで移動し、郊外の空き地に寝床を決めた。
さぁー、明日のサタデーマーケット。
気合い入れていくぞ!!!