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オーストリアの朝ごはん最高すぎる



こんにちは!神田です。




今から46年前、父が20歳の頃、父はサハラ砂漠をワーゲンバスで縦断していました。

4年ほど世界を旅して帰国した父は友人の結婚式で母と出会い、結婚。


それからはビリヤードバーでビリヤードを教えたりして、今はバーを経営しています。


父から仕事がしんどいなんて言葉は聞いたことがなくて、家族への愛情表現を欠かすこともなく、小さいころから今でも変わらず自慢の父です。


そんな父は今でも落ち着くことなく旅を続けている私に、いつまでも自由でいたらいいんだよと言ってくれます。



不思議なことに、父の旅している頃の写真を見返すと、見間違えそうになるくらいフミくんと似てるんですよね。




不思議ですよね。




おわり












2017年8月16日(水曜日)
【オーストリア】 フェルトキルヒ





オーストリアの朝ごはんといえばこの丸パン。






未だになんて名前かは知りません。



こいつを横にかっさばいてバター塗ってチーズやハムやサラミを乗っけて食べるんだけど、これがマジで美味しい。






パン自体がもちもちカリッとしてて美味しいし、火を使わない軽いご飯が朝にちょうどいい。


パンをかじり、カプチーノを飲むとじっくりと体が目覚めていく。



イギリスのイングリッシュブレックファーストみたいに強引に朝からパワー全開!!って感じではなくて、体に優しいエネルギー補給だ。



はぁ………優雅すぎる………………














こんな美味しい朝ごはんがスパーとかメルクーアとか、そこらへんにあるスーパーマーケットの中のカフェコーナーで食べられるという便利さ。



しかもブッフェ形式の重さ精算になっており、今日の2人分のご飯はたったの6.2ユーロ。800円。


これスイスなら1人1000円超える。



しかもスーパーマーケットの中にすら無料&使い放題のワイファイが飛んでるという、オーストリアなんなんですか?神の国ですか?誰が首相ですか?チキン南蛮ゴチります。




これまではカンちゃんが朝から頑張ってご飯作ってくれてたけど、こんな美味しいご飯がそこらで手軽に食べられるのでカンちゃんも大喜び。












よっしゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!


朝から気合い全開で体調もバッチリ!!!!

喉の調子もバッチリ!!!!


歌うぞフォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!







と旧市街にやってくると、いつものカフェ広場の真ん中でジプシーグループがすでに演奏開始してるといういつものパターン!!!!!


ゆっくり朝ごはん食べ過ぎ!!!!!





おととい話したジプシーファミリーとは違う3人組なんだけど、もちろんやってる曲はいつもと同じ3曲のエンドレスリピート。


もう僕も歌えるくらい覚えてます。



カフェの店員さんなんか毎日毎日1日中ずっと同じ曲聞いてたらさすがにぐったりしてこないのかな……………


ていうか全員やってる曲一緒なら移動して町を変える必要ないんじゃないかな……………


誰が来ても同じ曲なんだし……………













まぁ、このフェルトキルヒではこのカフェ広場よりも横の脇道のほうが俺に合ってるということがわかった今、別に無理して場所取りでやり取りする必要もない。


俺は俺の場所でのんびりやろう。


ギターを取り出したゆっくり歌い始めると早速5ユーロ札が入った。










絶え間なく入っていくコイン。


スイスに比べると単価は低いけども、入れてくれる人の率がかなり高いのがオーストリア。



そしてみんな英語を喋れるから積極的に話しかけてくれるし、嬉しい言葉をかけてくれる。






あああ、やっぱりオーストリアいいなぁ。


同じヨーロッパなのにひとつ山を越えたり、川を渡ったりするだけでこんなに人々の性格が変化するんだもんなぁ。


イタリアあんなに稼げなかったのになぁ。


不思議なことだよなぁ。


本当にオーストリアの人々は路上カルチャーに理解があって、それを楽しんでくれる人種だ。















そんな感じで調子よく歌っていると、お巡りさんがやってきた。


ライセンスは持ってるのかい?といつもの質問。



あ、そうだ、フェルトキルヒもライセンスの必要な町だということを忘れてた。



でも心配はない。


フェルトキルヒの路上ライセンスは旧市街の中にあるポリスオフィスで即座に出してもらえる。


ポリスオフィスに行ってパスポートを出す。それだけ。



しかも無料というのがありがたい。

スイスでは3400円もしたのに。




ルールとしては、1時間ごとの場所移動と12時~14時の間は演奏禁止というもの。アンプも禁止。



それにしても去年は平日は何も注意されず、路上が賑わう土曜日だけライセンスの見回りが厳しくなる感じだったけど、今回は平日でも見回りをしていた。


やっぱりジプシーグループが増えて若干厳しくなってるのかな。













すぐにポリスオフィスに行ってライセンスをゲットしたら路上再開。


そして12時の教会の鐘とともに休憩に入り、スーパーマーケットに行ってコーヒーを飲みながらネット作業。


コンセントもあるし地元の爺ちゃんたちがのんびりお喋りしてるので長居しやすい。



そんで14時になったらカフェ広場に行き、続行しようと構えているジプシーグループに声をかけて場所交代しない?と交渉し、後半戦スタート。






うん、やっぱりカフェ広場はいい。


テラス席のお客さんたちから拍手が起こり、子供たちが親から渡されたコインを持ってタッタッタと走ってきてギターケースに入れてくれる。


そして横でパソコン作業をしているカンちゃんが子供たちに折り鶴を渡すと、パッと笑顔になって親のところに走って戻っていき、お父さんお母さんも良かったねーとニコニコ。









ちなみにオーストリアの町はいたるところにフリーワイファイが乱れ飛んでいるので、どれでも選び放題っていうか、すでに去年繋いだワイファイが勝手に入ってくるので、町を歩いているだけでほぼ常にオンライン状態だ。



スイスのフリーワイファイは電話番号を入力してSNSでパスワードを受信しないといけないパターンのものばかりだったので本当に苦労したよなぁ。


おかげでカンちゃんのネット作業もはかどる。











そんな中でちょこっと気になるのはこの赤いTシャツの人たち。





ヨーロッパの路上には動物保護とか環境保全なんかの寄付を募る団体がよくいて、通行人に声をかけまくってその場で銀行アカウントから寄付を振り込んでもらうという活動をやってる風景をよく見る。


それ自体は素晴らしいことなんだけど、彼らってマジで強引なんだよなぁ。



日本みたいに募金お願いしまーす!!って道端に立って気持ちのある人を待つパターンではなく、彼らは自分たちからガンガン声をかけに行く。



歩いていると、ハロ~~!!今日はいい天気ですねぇ~!!と通せんぼをするように手を広げて目の前に立ちはだかってきて、握手を求めてくる。


笑顔で明るく一方的に話しかけてきて、逃げられなくして本題の寄付に入るというやり方はなかなか面倒くさい。



しかも若者が多いので、ゴメンね、ドイツ語わからないんだと言っても、オーウ!!じゃあ英語でどうだい!?とめっちゃ流暢に英語に切り替えてくる。





やってることが素晴らしいだけになかなか無下にもできないし、でも相手にしてたらめっちゃ時間が過ぎてしまう。


俺たちも今日町に来て路上場所に来るまでに3人に声をかけられまくったし、カンちゃんがトイレに行くと、戻ってくるまでに5人に声をかけられたそう。



やっと1人をかわしても、10メートルくらい先でまた次のやつが待ち構えている。




マジで一時期の夜の心斎橋。

ホストのキャッチ並みにしつこい。



そして東南アジアや中東の客引き並みに口が達者。



ヨーロッパの人でも、あれ嫌いなんだよなぁって言ってるのをたまに聞くけど、それもこっちの文化ってことだ。








でもさすがに今日はちょっとムッとしてしまった。

俺が歌ってて目の前で聴いてくれてるお客さんにまで、ハロ~!!とガンガン声をかけにいっている。


目の前で話しかけ続けているので他のお客さんも嫌そうな顔をしてるし、それで離れていってしまう人もいる。



こりゃジプシーよりタチ悪いかもしらん…………










そんなこんなありつつもやっぱりオーストリアの路上は楽しいもんで、あっという間に3時間半。














帰りにH&Mに寄ったらカッコいいサンダルがあったから買っといた。





なんか色々割引されてこれでたったの5ユーロ、640円。


この前キツネに鼻緒を食いちぎられてサンダルがなくなっていたからめっちゃ嬉しい。



やっぱりH&Mはいいなぁ。


こんな靴でも12ユーロだもん。1500円。












それからスーパーに行って食材の買い出しをして、無人精算機でお会計。









赤いセントコインのみを流し込んだら10ユーロ分も払えた。



1円とか5円とかで1000円以上払うなんて、レジじゃ絶対できん。


この赤コインが増えると相当カサになるんだけど、無人精算機のおかげでその悩みも解消だ。



あー、ノーストレス。














郊外の田園風景の中に車を止め、ペットボトルシャワーで汗を流し、サラダで健康的に晩ご飯を済ませた。





あー、ビールが美味しい。

安いビールでも充分疲れを癒すことはできる。






これからのオーストリアであといくら貯蓄できるだろう。


全力を尽くして金を貯め、ヨーロッパを出たらあのインドだ。



俺は俺のやれることをやる。

誰がなんと言おうとやる。


どんなに批判されて正直落ち込んだとしてもやる。


龍馬も良いことをやってきたつもりで最後には暗殺されてしまった。

全員に賛同されることなんてできない。



でも、自分の信じることをやらないと生きてる意味なんてないんだ。

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