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スイスの車中泊に乾杯




こんにちは!神田です。


車で旅をしていると、というか私が運転できないからなんですけど、完全なる運動不足になります。。。


荷物持たない、歩かない、運動しない。


なのに運転してくれてて路上で歌ってくれてるフミくんと同じくらい、いやそれ以上にお腹が空きます。不思議ですね。



ご飯食べてる時点で次のご飯が楽しみです。


食べることって幸せですよね。



おわり







2017年8月2日(水曜日)
【スイス】 ヴィンタートゥール





昨日いきなり年に一度の国の祝日とぶち当たって町がゴーストタウンになっていたスイス旅初日。






あんなゴーストタウンだったにも関わらずなかなか稼ぐことができたこのスイスで平日に歌ったら一体どんなことになってしまうんだろう?




もう大フィーバー通り越して花びら大回転になって、スイスに旅行に来ている女子大生を大人の雰囲気を使ってたぶらかして、そのままチーズフォンデュを一緒に食べに行ってからついでに女子大生のフォンデュに俺のアスパラガスもディップして逮捕されてハイジの国で廃人!!!!






ていうかチーズフォンデュってなんですか?



僕生まれてこのかた食べたことないです。



なんか鍋でチーズ溶かしてトロトロしてるところにパンとか野菜とかディップして食べる系の食べ物ですよね?



都会のOLが首からIDカードさげながらランチで食べてるやつですよね?



そのOLの後ろから乳首をつまんでいいですか?



ランチでチーズフォンデュ?


焼きそばを食え焼きそばを!!



なにがフォンデュだ!!夜はスケベなくせに!!!




「あー、私食べたことあるよー。友達と梅田のショッピングビルの中で。」



「おおおおーっと出ましたよー!!都会アピールですか!!えええ!!そうですか!!宮崎にはチーズフォンデュどころかショッピングビルもないんだろう?と言いたいわけですか!!なめんなよ!!山形屋とボンベルタ橘行ったらなんでも買えるし!!!チーズフォンデュくらい宮交シティ行ったら食えるし!!嘘!!絶対ないですごめんなさい!!」




いやー、スイスっていったらチーズフォンデュらしいので、そりゃ一度くらい試してみたいところだけど、ここスイスだもん。


物価ヤバイもん。



一体いくらするかわかったもんじゃないからなぁ…………



路上で死ぬほど稼げたらどっかで食べてみるかな。




チーズフォンデュより出前一丁!!
























さて、今日からまた元どおりの日常に戻るらしいので張り切って路上いってみよう。


普段のスイスは一体どれほど稼げるんだろう?




シャフハウゼンから車を走らせてやってきたのは、少し南にある町、ヴィンタートゥール。



ほどよい大きさの地方都市といった感じかな。



まずは車を止めようかなーって無料の路駐ポイントを探して回った。





うん、皆無。


マジでスイスの路駐事情、厳しい。





町中、住宅地、全てのエリアがゾーン分けされて規制されており、蟻の入る隙間もないくらいキッチリと線が引かれている。









線の引かれているところ以外は完全に路駐禁止で、線の中は住民パーミッションを持ってる人の専用駐車スペース。


もしくは無料だけど1時間限定とか。


ルールが細かくてわからん。





おおお…………マジで厳しい…………


イタリアとかフランスとかやりたい放題だったよなぁ……………





しかしスイスは駐車代も高いし、時間制限も面倒くさい。


だいたい1時間2フラン、230円で3時間マックスというのが相場みたい。



3時間止めたら車を動かすか、また戻ってきてチケットを買い直すかしないといけない。



それにしても1日止めたらヨユーで1000円を超えてしまう。




こうなったらめっちゃ郊外まで行ってどっかにタダで路駐し、そこからバスで町に向かうという作戦はどうだろう?と思って、そこらへんのバス停に行ってみた。





スイスのバス停には券売機がついてるのでここでチケットを買えるみたい。





えー、なになに。




30分乗れるチケットが2.7フラン、320円。

1時間乗れるチケットが4.4フラン、510円。

1日パスが8.8フラン、1030円。






1番安いチケットが片道320円…………

高ええええ……………


2人で往復したら1300円やん……………




それなら近場の有料駐車場に止めるのと一緒。


うーん、スイスの駐車場は苦戦しそうだなぁ………………










でもこのヴィンタートゥールではかなり奇跡的に住宅地の中に地元の人たちが止めている無法地帯を発見できた。





町までの距離、2キロ。


ドイツならいつも800メートルくらいから無法地帯になってたのになぁ。


まぁしょうがない、運動運動。
















ヴィンタートゥールの町はかなりいい感じだった。













長いホコ天が伸びており、人通りもお店の数も申し分なし。


道幅も音の響きもバッチリだ。


めっちゃやりやすそうな路上。





通りのいたるところには水場があり、銅像が立つ足元からチョロチョロと水が出ている。


どうやらこの水場と銅像の組み合わせはスイスのお決まりの形みたい。







地元の人が言うにはこれらの水場の水はどれもだいたい飲むことができるみたい。


ドイツにある公共の水場にはだいたい飲んではいけませんって書いてるけど、そこはやっぱりアルプスの国。


水が綺麗で豊かなんだなぁ。














というわけでそんな水場でペットボトルに飲み水を汲んだら早速路上スタート。










うん、悪くはない。


でも通行人の数に比べて入りかたの割合が低い。



ドイツだったらもっとポンポン入ったんだけど、スイスの人たちはちょっとシャイな雰囲気だ。


誰か1人が入れると、それにつられて続けざまに入るんだけど、途切れていると足が止まりにくい。



そんなに笑顔も見せてくれないし、みんなクールな感じ。



まぁただ基本が2フランと、コインの単価がめっちゃ高いので入りかたはまばらでもドイツ並みの金額になってる。








あと不思議なのが、物乞いが全然いないこと。


ヨーロッパではだいたいどこの国にもジプシー物乞いとローカル物乞いが路上に座って紙コップを置いているけど、スイスではまだ今のところ一切見ていない。



マジで違和感。



いつもあんなにものすごい数の物乞いがいるのに。




ジプシーの新聞売りもいないし、身障者のマネをしてるやつもいない。


もしかしたらスイスではそうした移民の物乞いにも規制がかかってるのかもしれんな。








ていうか物乞いだけじゃなく他のストリートミュージシャンもいない。


これだけいい感じのホコ天がある町ならまず誰かローカルの人がパフォーマンスしててもいいはずなのに、今日の路上は俺の独壇場だ。



なにか規制があるのかと思いきや、セキュリティの人も俺の前を通り過ぎていく。



うーん、あんまりスイスではストリートパフォーマンスは一般的じゃないのかな。
















今日は場所を変えながら3時間の路上。



さぁ、気になるスイスの平日のあがりは………………





3時間で286フランと5ユーロ、計34200円。



うん、ドイツのいい感じの町と同じくらいかな。


入る単価はめっちゃデカイんだけど、なんせ入れてくれる人がそんなに多くない。




でもスイスはきっとこんなもんじゃない。


この国のどこかに必ず大爆発する町があるはずだ。


なんとか探し出して人生最高記録を出してやるぞ。














車に戻る途中にスーパーマーケットに寄ってみた。





昨日は祝日だったから行けなかったけど、とりあえず物価チェックしてみようかなー。




えーっと、





ピザスライスが5フラン、590円。

ドイツなら320円。




ただの卵のサンドイッチが8フラン、940円。

ドイツなら300円。





チェリートマトのパックが5.5フラン、620円。

ドイツなら130円。





豚肉が8フラン、940円。

ドイツなら280円。







怖えええ………………


スイスではベジタリアン決定やな……………


野菜でも買えるのかな…………


















でも一応ビールはそこまでバカ高くはない。


1.5フラン、180円くらいだし、安いやつなら1フラン120円のものもある。









これなら許容範囲。







だいたいネットで調べたらスイスの初任給って50万くらいらしい。


単純に日本の倍くらいもらえるってことだから、いい会社で課長クラスになったら100万以上もらえるってことだ。



マクドナルドの時給でさえ2000円らしい。


すげすぎる!!!!





インドの人たちなんて1日汗水たらして重労働しても100円とか300円とかそんなもんだってのに、本当に生まれた時点でフェアじゃない。



日本人ですらそうなのに、スイス人からしたら海外旅行で行く国のほとんどで、うわー、物価安いねーって言えるんだもんなぁ。


生まれた時点でラッキーだよなぁ。




だってちょっと調べてみたら、スイスの宿ってドミトリーで5000円以上する。


ドミトリーでぇ!?


そりゃドミトリーが3000円の日本なんて別に大したことないわなぁ。





スーパーで野菜と小さなソーセージを買って5フラン、600円を払い、車に戻った。






















さぁ、次の町はどこにしよう。


西へと向かってハンドルを切る。



木々が茂る道の中にポツポツとメルヘンチックな民家が見え隠れし、とてものどかな風景がどこまでも続いている。



右手にはおだやかなライン川が流れており、あの対岸はドイツだ。


このライン川が国境になっている。




21時過ぎの夕日が、夏の川面を光らせている。

















草原、丘陵はのびやかだけど里山に狭められて遠くまで見晴らすことはできない。


カーブを曲がるたびに新しいメルヘンが見えて、その度にフロントガラスから写真を撮った。



北スイスののどかな風景が、じんわりと胸に沁みてくる。



さぁ、明日はどこに行こう。







山の中の道端にいい寝床を見つけてそこに車を止めた。







ドミトリーで5000円?


いやいや、俺たちにはそんなお金はいらない。



ただ一言。



スイスの車中泊に乾杯。













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