スポンサーリンク





スイス最高の出会いが訪れた




こんにちは!神田です。


日本にいる時、私たちは喧嘩をしたことがありませんでした。

でも、365日毎日ほぼ24時間一緒にいると、やっぱり意見がぶつかることも出てきますよね。


今は夫婦であっても、私たちは全く違う環境で30代半ばまで別々に生きてきた人間同士。
当たり前に自分の考えっていうものを持っています。

食い違わないように頑張るんじゃなく、食い違った時にどうするかがきっと大事なんだろうなぁ。



結婚が決まった時、お母さんが印象深い言葉を送ってくれました。

「相手が正しくて自分が間違ってるでも、自分が正しくて相手が間違ってるでもない。
大事なのはそこじゃなくて、お互いの違いを認めようとする気持ち。
その気持ちがなければ次に生まれるのは、我慢か攻撃よ。」て。


なるほど!!!




夫婦1年生、日々奮闘中です。




おわり







2017年8月3日(木曜日)
【スイス】 ゾロトゥルン ~ ビール






スイスで車中泊をするとこうなります。











最高にもほどがある。


綺麗すぎる。




パジャマで車から出て背伸びをして目の前これとか超贅沢。




緑輝く草原、里山、可愛らしい村の風景。


なんともメルヘンチックだけど、ヨーロッパの人たちからしたらこれが夏休みに里帰りするお爺ちゃんお婆ちゃんのいる村の風景なんだろうな。



虫を捕まえて、お爺ちゃんに山に連れてってもらって、お婆ちゃんから昔話を聞かせてもらって、すき焼きを食べる。そんな日本の里帰り。







あー、綺麗だなぁ。





せっかく車中泊をするなら朝の景色がいいところと考えていつも寝床を決めるようにしてるけど、スイスはそういう車中泊スポットには事欠かない。


どこもかしこも美しい自然に溢れてる。





















これぞスイス、といったのどかな草原が広がる一本道を走っていく。


緑の中に農家の可愛いらしい家々が散らばり、小高い山の上には廃墟の古城も見える。



太陽が輝き、涼しい風が優しく窓から吹き込み、たまらなく爽やかなドライブ。



想像していた通り、スイスは本当に綺麗だ。














通り過ぎる小さな村に水場があったので、そこで水を補給した。


ペットボトルに入れると周りが結露するくらい冷んやりしており、水が手に触れてすごく気持ちいい。



顔をバシャバシャと洗う俺の横を、カッコいいウェアーを着込んだサイクリストたちが颯爽と走り抜けていく。



スイスでは今の所、キャンピングカーよりもサイクリストのほうが断然多い。


みんな休日にこの大自然の中を自転車で走るのが大好きなんだろうな。



















そんなドライブを楽しみながらやってきたのはゾロトゥルンという町。


テキトーに選んだ町だけど、どんなところかなー。










なんとかうまい具合に路駐ポイントを探し出し町に向かうと、まぁここもたまらなく綺麗だ。











門をくぐって旧市街の中に入ると、本当に絵本の中に迷い込んだような錯覚になるほどの町並みが広がっている。


古びた建物、中世のままの教会の塔、清らかな水が流れる水場、そこに立つ銅像にはきっと町の人がみんな知っている面白い由緒があるんだろう。

















こんな美しい町の中にいると、嬉しくて喜びが込み上げてくる。



旅をしてる実感がじんわりと優しく胸に広がる。


長いことヨーロッパにいるけど、いつもどの町も新鮮な感動と発見をくれるな。




















でも路上はあんまりだった。





旧市街の中はお店も多く、味のあるホコ天が通っているんだけど、なんだか人が少ない。


これくらいの町ならもう少しいてもいいはずなんだけどな。



そしてチップの入りもあんまりよくない。





うーん、こりゃどうしようかな。

美しい町なんだけど、稼げなかったら長居はできない。




「カンちゃん、どうしようかー。」



「移動する?それとも向こう側の通りで歌う?」



「悩むなぁ。どうしようかなぁ。またこれいつものパターンだよね。移動したらやっぱりさっきの町のほうが良かったって思うかもしれないし、移動しなかったら別の町の良かったかもってうじうじ言うかもしれん。」




そうなんだよなぁ。


でも結果が分かるのは、決断の後しかない。


どうなるかなんて、やってみなきゃ分からない。



移動してもしなくても、後悔はするかもしれんし、満足できるかもしれない。



つまり現状に満足できてなかったら、行動を起こすしかないってことだ。



やって失敗するか、やらないで後悔するか、やって成功するか、


この三択だ。




よし!!移動しよう!!!





この後、この選択がすごい出会いを引き寄せることになった。



















1時間ほど車を走らせやってきたのはフランスとの国境にほど近いところにあるビールという町。





ちょっと大きめの町なんだけど、さっきのゾロトゥルンがあんまり人がいなかったので、スイスではこのくらい大きいほうが路上には適してるのかもしれん。




とにかく移動してきたところなので時間がない。


早いところ車を止めて路上に行きたい。



が、まったく車を止めるところがない!!



全ての路面がビッシリ規制されており、無料で止められるようなゆるい通りは皆無。



どこも看板と規制線で路駐が禁止されており、スイスの本領発揮って感じだ。


こいつは無理だわ……………






しかたなく有料駐車場を探したんだけど、これまた厄介で、どこも高い上に2時間とかの時間制限がついており、長時間止めておける場所がない!!!


あー!!もう早く路上に行きたいのに!!!


スイスの駐車事情、大変すぎる!!!!!






町の中をグルグル走り回り、ようやく町からだいぶ離れた湖の近くに時間制限のない駐車場を見つけ、そこに車を止めた。


1時間1.7フラン、200円。


ぐうう…………中心部から徒歩30分くらい離れていてもこの値段!!!



しかも営業時間が19時までと結構長めなので、6.5フランも払ってしまった。


760円…………痛い……………




















でももうとにかく今は歌うことだ。


路上にさえ出れば700円くらいすぐに取り返せる。


ギターを担いで町に向けて歩いでいく。


が、しかし、早くしないと!!と焦っているところに追い打ちをかけるがごとく、雨が降り出した。





あははは~、ウケる~、ここで雨とかウケる~、










もうやめてくれええええええ!!!!


雨に濡れながら歩き続け、なんとか町の中心部までやってきたはいいものの、このビールの町はあまり路上に適してるとは言えなかった。



新市街はトラム通りになっており無理。


その先にホコ天はあるものの、道幅がかなり広いのに加え、雨のせいで人もまばら。


おまけにホコ天のど真ん中で大がかりなセッティングで路上パフォーマンスをしようとしてるバスカー発見。




雨が小降りになってきたのを見計らってそのバスカーさんが演奏を開始したんだけど、まぁ素敵!!



一斗缶とポリバケツをドラム代わりにしてフットペダルでドガンガコン!!とリズムを刻んでおり、さらにエスプレッソの容器を改造したハイハットからは炎が上がってるというド派手なスペクタクルぶり!!





足でそれらを鳴らしながらバンジョーを弾き、味のある声で歌っているという、もう何屋かよくわからんことになってるけど、とにかく面白くて俺もコイン投入!!




一斗缶に、


「100パーセント才能なし、見た目もダメ、でも666パーセントロックンロール!!」


って書いてる。









面白いことは面白いんだけど、ただでさえ雨のせいで人通りがまばらなのに、そんな鳴り物バンバンの人がホコ天の真ん中に陣取ってるもんだからやる場所がない。



かといってトラム通りのほうでやるのも無理。




終わった…………どうにもなんねぇ…………





「はぁ、やっちまった…………これならさっきの町でやってたほうがまだ地道にやれてたはず…………」



「またそんなこと言ってー。そうかもしれんけど、もうここに来たんだからここでやろ?ホラ、あっちのほうならドラムの音も小さいよ。」




カンちゃんがそう元気づけてくれるけど、雨で地面は濡れてるし、向こうにあんなド派手な人がいるし、気分はめっちゃローテンション。


スイスでの貴重な1日を無駄にしてしまった。








はぁ………………











でも、一応やれるだけやってみるか。



ここまで来たんだ。やらなきゃもったいないし、第一ダメかどうかはやってみなきゃ分からん。


気分はめっちゃ下がってるけど、なんとか奮い起こしてホコ天の端でギターを構えた。





クソー、こんなことで凹んでたまるか。













反応はぼちぼち。


さっきのゾロトゥルンとどっこいどっこいの感じでコインが入っていく。


演奏は悪くないと思う。

なんならさっきのファイヤーバスカーもどっかに移動していったし、雨が止んで人通りも少し出てきた。


ばっちりな状況だと思う。




でも反応は薄い。



うーん、なんかなぁ、もしかして地域性があるのかもしれんなぁ。







スイスは四方を大国に囲まれた内陸の小さな国。


スイス語というものは存在せず、文化もそれぞれに隣接している国に大きく影響されている。



ドイツに近いところはドイツエリア、
フランスに近いところはフランスエリア、
イタリアに近いところはイタリアエリア、
オーストリアに近いところはオーストリアエリア、



人々が話す言葉もドイツ語やフランス語だ。


今いるビールはフランス語のほうが割合が多いみたい。





ということは、おそらく性格もフランス人に近いはず。


フランス人はあんまり路上にお金を入れてくれんかった。

イタリア人も。



そのへんを考えるとスイスは西部よりも、ゲルマン民族のエリアである北東部が稼げる場所なんじゃないのかな。



















それからもなんとか頑張って歌ったけど、しばらくしてから人通りが減ってき始めた。



移動してきたからスタートも遅かったもんな。

まぁこんなもんかぁ。



今日のあがりはゾロトゥルンが1時間、ビールが1時間半で、計115フラン、13500円。



まぁなんとかなったかな。













すると、さっきから向こうのほうでこっちをチラチラ見ていたカップルが近づいてきた。


あ、話しかけてくれるのかな。




「あー、どうもどうもー、日本人ですネ~、どこから来たのですカ~?」



「うわ!!めっちゃ日本語上手やし!!ビビる!!」



「そんなことないですヨ~。ドクガクだからネ~。」



「僕らは宮崎と大阪です。」



「おお!!そうですカ~!!すごいネ~!!僕たち1週間前に大阪から帰ってきたところダヨ~。日本にバケーションに行ってたンダヨネ~。沖縄サイコ~。」




めっちゃ上手な日本語で話しかけてきてくれたのはすごく優しそうな夫婦のザビエルとサラ。





奥さんのサラはお腹がまん丸に膨らんだ妊婦さんだ。

ついこの前まで日本にバケーションに行ってて、1週間前に帰ってきたばかりみたい。



日本の中でも特に沖縄の宮古島が大好きでたまらないみたいで、この5年間、毎年宮古に遊びに行ってるみたい。




「沖縄の曲は歌えますカ?島人ぬ宝とか、涙そうそうでもいいですヨ~。てぃんさぐぬ花とかできますカ~?」



「え?なに?チンカス?全然わからん!!絶対俺たちより沖縄のこと知ってるはず!!」



「てぃんさぐはウチナーグチで鳳仙花って意味ですネ~。なんくるないさ~ですよブラザー。」




マジでめっちゃ沖縄に詳しくて、どんだけ大好きなのかがよく伝わってくる。



忘れかけていた涙そうそうを歌うと、ザビエルも一緒に歌ってくれた。







「よし、もしよかったらこれからご飯行きませんか?近くのバーでフリーフードがありますネ~。お酒も美味しいですカラ~。そして今日はウチに泊まってくだサイ。いつもはどこで寝てるんですか?」



「ええ!!マジで!!いつもは車の中で寝てるよ。」



「オーウ、それも楽しそうですけど、ビールにいる間はそれはナシでお願いシマス~。ウチでゆっくり寝てくださいヨ~。」





おおおお!!久しぶりのお泊りのお誘いきたーーー!!!


しかもこんな超優しい素敵なご夫婦だったら警戒レベルなんてゼロ!!



会った瞬間から人の良さがほとばしってる信頼できる2人だもん!!!


スイスでこんな出会いがやってくるなんて、めっちゃ嬉しい!!!


















それから4人で町中を歩いて行くとすぐに2人の住むアパートに着き、その横にある2人の行きつけのバー、ティキバーに入った。



南国ムード漂う店内はすっごくオシャレで、小ぢんまりしていて、地元の人たちがたくさん集まってワイワイ賑わってた。











「お会計は気にしなくていいからね、ここは俺たちが誘ったんだから。フミたちはゲストだからね。」



この物価のウルトラ高いスイスでバーに行くなんてこれっぽっちも考えていなかったので、こうしてローカルのバーに来られたことはすごく嬉しい。



嬉しいんだけど、メニュー表の値段をチラッと見てビビった。




カクテルが全部15フランとか…………1750円……………




ぜ、絶対俺たちだけでは来れん……………









「2人に会えて嬉しいですネ~!!三ツ星かかげてアッリカンパーイ!!」



「だから沖縄のこと知りすぎ!!カンパーイ!!」






ビールで乾杯し、それからザビエルオススメのモスコミュールを飲み、たくさん色んな話をした。




ザビエルはオーストリアのウィーン出身で、今はスイスで弁護士の仕事をしてるそう。

めっちゃエリートやん。




奥さんのサラちゃんは時計の会社で働いていて、今は産休でお休み中。


そういえばスイスって時計で有名だよな。


このビールはスイスの中でも時計の町として知られているんだそうだ。





「弁護士なんだー、すごいなぁ。俺4年前にスイスのイミグレーションで捕まってさ、全裸にさせられたことがあるんだよ。シェンゲンのことを知らなくて。」



「オーマイガー、それはすまない。でもそれこそが僕の仕事なんだよー。」




ザビエルの仕事はスイスにやってくる移民の人たちの管理や審査、それに伴う通訳や翻訳などらしい。


そのおかげでザビエルは色んな国の人と関わっており、マジで博識だ。


世界中のことをローカルレベルでよく知ってる。




言語も、英語はネイティヴレベル、フランス語もドイツ語もネイティヴレベル、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、イスラムもいけるし、日本語もかなり上手だ。



マジで天才。





「このビールはね、スイスの中でもかなり特殊なところなんだ。スイスは基本すごく治安のいいところだけど、このビールだけは治安が良くない。ジャンキーがたくさんいるよ。日本の歌舞伎町みたいなところだよ。だから何でも手に入るんだぜー。はははー。」





するとそこにめっちゃゴツいお店のオーナーのボスがやってきた。


もう初老の感じだけど、身体中に刺青が入ってて、どっからどう見てもワルそうなタフガイだ。


完全に何人か殺してそうな雰囲気。



と思ったらなんとこのボス、かつてレバノンのパラシュート部隊に所属していたソルジャーで、何人か殺してそうとかいう冗談が冗談にならない人だった。




「ボスは強いんですね。」



「フフフ…………俺はなぁ…………テディベアさ…………でもファックしちゃいけないぜ!!ガハハハ!!!」



「マンマミーア~!!」





なんかよく分からないジョークだけど笑わないとくびり殺されそうなので、まじ爆笑ーって笑ってモスコミュールを飲む。



これがマジで美味い。





デコレーションがすごく可愛くて、さらに味もすごい。


刻み生姜が入っており、全てのバランスが完璧でこんなに美味しいモスコミュール飲んだの初めてだ。







そしてこのティカバーは毎週木曜日がフリーフードデーらしく、ボスの手作り料理がみんなに無料で振る舞われる。


これがマジでめっちゃ美味しかった!!


コクがあってピリ辛で野菜の旨味がきいてて、おかわりしたいくらい!!







「ボス!!めっちゃ美味しいですー!!」



「なんだこの小娘は?おかわりだと?しょうがねぇ!!特別サービスだ!!」







お店の中にはザビエルとサラちゃんの友達がたくさんいて、みんながこっちにやってきては俺たちに挨拶してくれる。


珍しい日本人にみんなすごく優しく接してくれた。


この国ではほぼ全員英語が喋れるのでコミュニケーションもまったく困らない。







うわぁ、俺たち今スイスでバーにいるよ。まさかこんなことがスイスでできるなんて。


テキトーに選んだ町だったのに、どんな展開が待ってるかマジでわからん。



そしてちゃんと諦めないで歌ってよかった。


あと1曲歌ってなかったら、この出会いはなかったかもしれない。



あー!!めっちゃ楽しくてしょうがない!!!



















ティキバーを出たら、お泊りグッズを取りに一旦車に戻ることに。



「よし、じゃあバスで行こう。僕が案内するから心配しないで。」



サラちゃんは先に家に帰り、ザビエルが俺たちについてきてくれた。



ビールはあまり治安の良くない町。それに俺たちの車は駅裏に止めてあるので、それもあまり良くないとのこと。


だいたい駅の周りにはチンピラやジャンキーが集まるものだ。



ザビエルは身長が2メートルくらいあって、体格もプロレスラーみたいにゴツい。


なんなら昔、バーの用心棒をしていたそうだ。



確かにヨーロッパのバーってザビエルみたいなデカい人が入り口に立ってたりするよな。







「バス代は僕が出すから心配しないでね。あと洗濯物はあるかい?ウチで全部洗うから持ってきてね。ホラ、荷物は僕が持つから貸して。」



もうマジで優しすぎて優しすぎて、何食って育ったらそんな優しくなるの?ってくらい俺たちのことを気遣ってくれるザビエル。


でもこれは俺たちだけにではない。さっきティキバーにいる時も、周りの人たちみんなにすごく気を使っていた。




仕事はエリート、頭は天才、性格めっちゃ優しくて紳士、美人の奥さんは妊娠中、



無敵にもほどがあるやん。



本当にザビエルとサラちゃんからはポジティブな人を温かくするオーラが溢れている。



こんな2人に出会えてマジで嬉しいよ。




「ホラ、ここはスイスで1番美味しいジェラート屋さんなんだ。ちょっと食べていこう!!」



スイスでジェラートとか贅沢すぎる!!!!














あ!懐かしいシチリアのお菓子も!!!




















お泊りセットを持ってザビエルの家に行くと、家の中もまぁオシャレ極まりない。


アパートの最上階の部屋で、梁がむき出しなっており隠れ家みたいでワクワクしてくる。










そして日本の物がめっちゃたくさん飾ってある。


刀とか絵とか色んなグッズがあり、沖縄の三線まである。



はいー、喉乾いたでしょーとサラちゃんが入れてくれたのは、なんと麦茶!!





うおおおおお!!!!麦茶久しぶりいいいいいい!!!!



あ、こっちのほうがいい?と別のグラスに注いでくれたのを飲んでみると、あっ!!!これさんぴん茶!!!



この前日本に行っ出た時にしこたま色んな物を買って帰ってきたんだそうだ。



本当に日本のことが大好きなんだなぁ。




私これがたまらなく好きなの!!ってサラちゃんがニコニコして見せてくれたのはカニ味噌の缶詰。


サラちゃん渋い!!


















「日本は素晴らしいよ。でも僕は漫画とかは読まないんだよね。日本にいるオタクの欧米人はみんなめっちゃキモいよねえええ。アブソルートリーキモいよねえええ。」



日本のオタク文化にはまったく興味がないというザビエルとサラちゃん。


秋葉原も1回は行ったみたいだけど、鼻声のメイドさんにチラシ渡されてキモくてそれ以来秋葉原には行ってないらしい。



日本に来る欧米人ってコスプレとかが好きなオタクが多いけど、まぁ当たり前にそういう人じゃない外国人もいるわな。
















久しぶりすぎる泡盛を飲みながら夜遅くまで色んな話をした。


宮古島の話、大阪の話、旅の話、スイスの話、




そういえばスイスでは物乞いを全然見ないねと言ったら、どうやらこの国では物乞い行為は違法で、見つかったら牢屋行きなんだそう。


だからジプシーも全然いないのかぁ。






ここ最近ずっと気温が高くて35℃くらいあるんだけど、これはめっちゃ異常気象で、スイスで30℃を超える日なんて普通年に1回か2回くらいのもんなんだそうだ。






あとスピード違反がマジで厳しいというのもどうやら事実らしい。



なにやら警察が犯人を捕まえるためにかっ飛ばしていたとしてもスピード違反になるんだそう。


妊婦が子供産まれるから病院にダッシュしててもスピード違反。


超厳しい。


罰金も半端じゃなくて、収入によって金額が変わり、過去最高額は9000万円なんだそう。やりすぎ。







「さて、フミー、アブサンを飲もうぜアブサンをー。」



「あ、アブサン好き!!」



「アブサンはこのビールの特産だぜー。色々内緒のアレだけどねー。」



「よく分からんけどそうなんや!!」




グラスに砂糖を入れ、それにアブサンをかけて溶かしてくれるザビエル。


口に運ぶと、ハーブの香りとミントの爽やかさ、そして甘さが鼻から抜けていく。



やべー、めっちゃスイス満喫してるよー。


楽しすぎるー!!!





「2人が来てくれて本当に嬉しいよ。日本からは帰って来たけど、フミとナオに会えたことでまだ僕たちのバケーションが続いてるみたいだ。」



「ノーストレスでリラックスしてね。明日も明後日も、何日でも泊まっていっていいんだから!!」





ザビエルがピアノで島唄を弾いてくれた。


優しいタッチで静かに。







あー、酔った。

あー、この町に移動してきてよかった。


本当どうなるかわからんよなぁ。

スポンサーリンク



ブログのランキングというやつをやっています。
よかったらクリックして下さい。
クリックが投票の代わりになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村



世界中のホテルが予約できるサイトです。
家族旅行もバッグパッカーも、ここから予約してくれたら僕にアレがアレなのでよろしくお願いします! ↓↓