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飛行機の中で暴れる人たち




昨日の写真たち。








































































































ミコノスは本当にどこを撮っても絵になるなぁ。

最高の3日間でした。




では今日の日記へ………………








2017年3月16日(木曜日)
【ギリシャ】 ミコノス島
~【エジプト】 シャルムシェルエイク









とうとう来てしまった。


アフリカ行きの日が。




アフリカか……………

人類発祥の地なんだよなぁ………………




乾いた大地は乾季と雨季で姿を変え、

動物園で見るような野生動物が闊歩し、

奴隷として世界中に連れ去られた黒人たちの故郷であって、

彼らの根元のリズムを打ち鳴らすドラム。


35年の間にインプットされた様々な情報はあるけども、まだ行ったことのない地域なのでリアルなイメージは一切わかない。





実際は前回の一周中にエジプトとモロッコには行っている。

本当はエジプトからモロッコまで陸路で横断したかったんだけど、当時隣国のリビアなどがかなりキナ臭い状況だったので、安全を考えて飛行機に乗った。


なので2ヶ国しか行ってないし、アフリカはアフリカでも北部はイスラム地域だし、黒人さんたちの暮らすエリアではない。


イメージの中のアフリカ、ではない。

中には北アフリカはヨーロッパだよと言う人もいる。







前回はそんなにアフリカに対して興味もなかったし、2年という期限で回っていたので時間も足りなかったし、路上で稼ぐ旅でアフリカは難しすぎると判断して最初からそんなに眼中には入ってなかった。

それで後悔もしていない。



でもなぁ、やっぱり世界一周して、世界中に行ったつもりになっててもあのアフリカに行ってないってのが後になってむくむく大きくなったんだよな。


そして今回の旅でのイギリスかアフリカのチョイス。

悩んだ末に俺たちはイギリスを選んだ。


またしてもアフリカを捨てた。


こりゃもう縁がないのかなぁって思った。










今回の旅が終わったら長期の海外はおそらくもう行くことはない。

今回でやり残したことはやりきってしまわないといけない。



若い時にやるべき、なのか、

定年してからゆっくり行けばいい、なのか。



結論は、やっぱり気になってるなら行かなきゃ終われないよ。
チャンスがある今を無駄にしたらいけない。

後悔をしないためにではなく、やりきったときの満足のためにだ。















3日間滞在したミコノスタウンの町。

時間は朝の6時。

町はまだ寝静まっており、人の気配はない。


バッグを背負い、真っ白な迷路を地図を見ずに歩いていく。

どこを曲がればどこに繋がるのが、もうだいたい頭に入っている。


何年先かわからないけど、いつかまたこの島に戻ってきた時にこの道を覚えているかな。





ミコノス、綺麗だったな。

ここはマジでまた戻ってきたいと思わせてくれる島だった。


次来るなら4月かな。もうちょっとお店が開いてたほうがいいけど、観光客が多いのは勘弁だ。





そしていつものパン屋さんで最後のパイを買い、空港まで歩いた。

来るときは下り坂だったからよかったけど、帰りは登りでちょこっとしんどい。


今日は朝5時半起きで、ゆうべも寝るのが遅くてあんまり寝てないので寝起きの体にはこたえるわ。


タクシーに乗れば10ユーロ、1200円だけど、それがこれから向かうエジプトでの2日分の宿代だと思うとグッと我慢。













40分ほどで空港に到着し、ターミナルの中でパイを食べたんだけど、面白いことにたくさんの猫が集まってきた。


ここ空港の建物の中だぞ?

どんだけ平和なんだよ。


ミコノスは別名猫島とも呼ばれているとかいないとか。

迷路のあちこちで寝転がってる可愛い猫たちにはすごく癒してもらった。




にしても、おい。

強引やなお前。




手を伸ばしてパンパン叩くなよ。

可愛いけども。


楽しい3日間をありがとうな。

あげないけど。



さぁ、今日1発目の飛行機だ。

長い1日になるぞ。


















まず最初のフライトはミコノス島からアテネまで。

わずかに30分で飛行機はアテネに到着し、3時間のトランジットで2本目はイスタンブールへ。


これまた1時間ちょいのフライトでトルコのイスタンブールまでやってきた。


朝早くからの移動だったので、まだ時間は14時だ。

しかしイスタンブールでのトランジットが長くて10時間半待ちの0時半出発。


うーん、長い。こんな長い時間なにしよう?








まぁとりあえずご飯食べるかー!!


大好きな大好きなトルコでトランジットなんだったら、あの最高に美味しいトルコ料理を食べない手はない!!

空港の中だからあんまり大したものはないかもしれないけど、ケバブプレートとかありつけたらいいなぁ!!


あー、あのめちゃくちゃ大好きなナスとひき肉の煮込みがあったら文句なしなんだけどなぁ!!



お、フードコートがあるぞ。


どれどれ。










ケバブプレート、24リラ?


いやー!やっぱりトルコは物価安いよね!!






えーっと換算すると…………









860円。








え?なんで?


なんか間違ってる?


あれ?








隣のバーガーキングのセットが……………






25リラ?








900円………………




えええ!?

ちょっと待って!!



焦ってiPhoneのメモに書いてる日記でトルコのところの記事を読んでみると、だいたい町のご飯が7リラって書いてる!!250円!!うん!!そんなもんだったよな!!



これ空港のお店が間違ってるんじゃねぇか!?



あ!!マクドナルドがある!!

よ、よし!!マクドナルドのノーマルハンバーガーなら100円くらいのはずだよな!?






えーっと………………










8.9リラ。








320円。






ウケるー。

空港の中で外に出られないからって足元見すぎウケるー。










ガンジー決定。



トルコの空港、なんでもクソ高い。

大衆の飲み物、アイランですら8リラ、290円もする。



終わった………………

トルコに来れば美味しいもの食べられると思ったのに……………




しかもこのイスタンブール空港。なんとワイファイが飛んでない。


こんな先進的な空港なのにワイファイがないという衝撃。



「あ!!カンちゃん!!あそこのカフェ、フリーワイファイって書いてる!!」



「あ!本当だ!!あそこでワイファイゲットしよう!!」



「そうしよう!!あれ?なんか書いてる。…………えーっと、ワイファイは30リラ以上使った人のみ?」








………………………………………









うわぁ、あと10時間15分なにしよう…………


全てウルトラ高い上にワイファイなくて監禁だなぁ………………



「暇だね………ヒマ人だね…………」



「うん…………あ、あそこの人、ポテト残してる。もらう?」



「あ!コーラも残してる!!あれまだ飲めるよ!!」



「え!?どれどれ!?」





な、なんてひもじいんでしょう…………





「ひもじいね……………」



「うん………もうヒモ人だね…………」




ヒマ人でヒモ人なのでとりあえず買う気ゼロだけど免税店を隅から隅まで見て回って、全力で時間を潰してあと9時間半ですか。

この9時間半で社会のために一体なにができますでしょう。



すると免税店にお菓子の試食を発見。




「カンちゃん!!試食あるよ!!シショク!!」



「食べとき食べとき!!今食べとかんかったらいつ食べれるかわからへんよ!!」




お菓子をもにゅもにゅしたら喉が乾いてきたのでターミナル中を給水器を探して歩き回る。




「えーっと、この辺りにあるかなぁ……………あ!!カンちゃん給水器あったよ!!」



「飲んどき飲んどき!!次いつ飲めるかわからんよ!!」



「ガブガブガブガブ!!!!」






あまりにも貧しい………………








空港難民となり、マジでやることがないのでとりあえず日記を書いて全てリアルタイムに追いつかせ、それからパソコンで映画を見たりして根性で9時間。


やっと、やっと24時を過ぎて搭乗時間になった。


ふぅ…………寝不足で朝から移動してさすがに疲れたな…………



でもこれで最後のフライトだ。

この飛行機を降りたらついにエジプトだぞ。









ちなみに飛行機はペガサス航空。

ギリシャのアテネからエジプトのシャルムシェルエイクまで、

イスタンブールで乗り換え1回、預け荷物ひとつ追加で、チケット代は1人16400円。


LCCだけどライアンエアーよりは色々面倒くさくない感じだ。
















飛行機に乗り込んだはいいものの、前のシートの家族がうるさい。

7人くらいの家族なんだけど、声がでかいし、俺の隣にその家族の娘らしき若い女の子が座ってるので、真横で前の席の家族とペチャクチャペチャクチャ喋っててうるさい。


アラブ系の顔で、家族全員イケイケな感じ。
全員英語がかなり堪能なのでアラブ系アメリカ人ってとこかな。



お爺ちゃんお婆ちゃん、娘2人、その旦那たち、小さな子供、全員でワーワー騒いでてまぁ賑やかでよろしいことです。


これからエジプトのシャルムエルシェイクという一大ビーチリゾートにハメを外しまくりに行くんだから、テンション上がるのもわかるよ。












そんな家族たちの騒ぎ声に気が散りながらも日記を書くこと2時間ほど。

順調に飛んでいた飛行機内にいきなりアナウンスが流れた。


英語が早口であんまり聞き取れないけど、これから着陸しますので、シャルムエルシェイクに行く人はそのまま座っていてくださいね、とのことだ。


え?この飛行機ってシャルムエルシェイク行きの飛行機じゃないのか?乗り間違え?いやいや、そんなことはない。



あー…………なるほどそういうことか。



そういえばターミナルの電光掲示板にシャルムエルシェイクともうひとつ都市の名前が表示されていた。

俺は今まで経験なかったけど、ごくたまにこうしてバスみたいに経由地があって、お客さんが入れ替わる飛行機があるみたい。


LCCだからかはわからんけど、こうして乗客の少ないルートではより多くのお客さんを乗せるために経由をする飛行機もあるんだなぁ。



まぁどっちにしろシャルムエルシェイクには夜中に着く予定だったし別にこれくらいいかーと思ってたんだけど……………




そのアナウンスを聞いた瞬間前の席のファミリーたちがキレはじめた。




「なんだって!!?シャルムエルシェイクじゃないところに降りる!?一体どういうことよ!!」



「これシャルムエルシェイク行きの飛行機じゃないの!?!?」



「ふざけないでよ!!私たちシャルムエルシェイクに行くチケットを買ってるのに!!こんなところを経由するなんて、そんな飛行機聞いたことないわ!!!」




ギャーギャーわめき出したファミリー。

男たちはキョロキョロしてるだけだけど、女連中が猛烈にキレている。


つけまつげが食虫植物みたいになってるビッチ風の娘2人がガチギレしており、汚い言葉を吐きまくっている。


さらにそれを制止する役割のお母さんがそれを超える勢いでブチ切れ。


どうなってるのよこの飛行機は!!と声を荒げている。


頭にカバーをしているイスラムのお母さん、穏健なムスリムじゃないのかよ……………















そうして飛行機はエジプトのどこかの町に着陸。

ここで降りる予定だった人たちが荷物を取り出して降りていくと、シャルムエルシェイクに行く予定の人たちは戸惑いながらもキョロキョロしている。


アナウンスでは、座ってお待ちください、機体のチェックが終わり次第シャルムエルシェイクに向けて出発いたします、と言っている。



ふーん、初めての経験だけど、まぁそんなもんだろう。

とにかくシャルムエルシェイクまで行ってくれるんだったら問題ないよ。



しかし前のファミリー、とんでもないブチ切れ祭り。

座ってお待ちくださいとアナウンスしているのに立ち上がってがなり出し、チェックに回ってきたスチュワーデスさんに食ってかかる。



「ヘイ!!これは一体どういうことよ!!シャルムエルシェイクにはいつ着くの!!?ふざけないで!!」



小豆なら3粒くらい乗りますみたいなまつ毛をバサバサさせたビッチ娘たちが叫ぶと、スチュワーデスさんは若干イラついた顔をしながら、とにかく座ってお待ちくださいと言って客席チェックを続ける。


他の乗客たちは戸惑いながらも大人しく席に座っており、行儀良くしている。


当たり前だ、だいたい電光掲示板にああいった表示はされていたし、そういうシステムなんだからチケットも格安なんだ。

これでキレるほうがおかしい。

他のヨーロピアンたちはみんなちゃんと座って待っている。




すると次にまた男性の添乗員さんがチェックに回ってきた。

通路に立ちふさがっているお母さん。



「エクスキューズミー!!ヘイ!!ヘイ!!!」



「なんですか!!座ってお待ちください!!」



「ふざけるな!!ちゃんと私たちの質問に答えなさい!!」



「それは私に言ってるのですか!?」



「ファッキンそうに決まってるでしょう!!あなた以外に誰がいるのよ!!この飛行機はいつシャルムエルシェイクに着くの!!??答えなさい!!」



「アイドンノー!!座ってお待ちください!!」



「ウワアアアアアアン!!ギャアアアアアンン!!」




大声で泣きわめき出す小さな子供。

鬼のような顔して、そら豆乗りますみたいなまつ毛をバサバサさせたビッチが子供の体を力任せに掴んでシャットアップ!!と叫ぶ。



「いつ着くのよ!!ファッキン航空会社め!!」




醜すぎる………………

あまりの醜さに周りの人たちも顔をしかめている。


ああ………こういうのだろうなぁって思った。


ハリウッド映画のパニック系のやつとかで、めっちゃ輪を乱す連中がいるけど、こういうファミリーだろうなぁって思った。


みんなで一致団結して逃げましょう!!と冷静な人たちが力を合わせようとしている時に、知るかバカ!!私たちだけ助かればいいのよ!!と1台しかない車に乗って逃げ出し、すぐに怪物に食われて車を失い全員脱出手段がなくなって絶望的な状況になるあれ。


みんな大人しくルールに従ってるのに、よくこんなことできるよなぁ……………







するとまたスチュワーデスさんが見回りチェックにやってきたんだけど、もちろんまた食ってかかるビッチとお母さん。

スチュワーデスさんも相当イラつきながらお座りくださいと冷たく言って歩いてくるんだけど、そこにビッチの子供が不安そうな顔で通路をウロウロしていて、なんとそのスチュワーデスさん、通路にいた子供にそのままのスピードでぶつかった。


オウ、とわざとらしく驚いた声をあげながらも謝ることなく歩いていったスチュワーデスさん。




ぜってー見えてるやん……………

子供が見えてないわけないやん…………




座れって言ってるのに座らずに子供をほったらかしてたそっちが悪いんだぞ、みたいな感じで子供蹴っ飛ばすとか、いくらイラついててもそれはいかんやろ………………


だいたいさっきの男性添乗員さんも、いつ着くのか?という質問にアイドンノーはないよな……………添乗員さんなんだからわからんことないやろ………………



「クソよ!!この航空会社はクソよ!!」



「こんな失礼極まりない航空会社は人生で初めてだわ!!」



「クソトルコ人だものね!!ハハハ!!これだからトルコ人はクソなのよ!!」



そこからも、豆柴乗りますみたいなまつ毛をして汚い言葉の限りを尽くしてギャーギャーわめいているビッチたち。

本当下品すぎる…………


子供が可哀想やわ……………













手荷物チェック、そして一旦外に降りて預け荷物のチェックなどいろいろ面倒なことがありながら、しばらくして新たな乗客たちが乗り込んできた。

おお、本当バスみたいだな。


この新しい乗客たちはシャルムエルシェイクに行く人もいれば、このままイスタンブールに行く人もいるみたい。


つまり新しい乗客たちからしたら、シャルムエルシェイクが経由地ってわけだ。


こうやってぐるぐる3ヶ所を回る飛行機なんだな。












そうして新しい乗客と激おこプンプン丸ファミリーを乗せて飛行機は今日4回目の離陸。



はぁ……………めっちゃ眠い……………

もうすぐ24時間起き続けてる……………

飯も一切食べてないのでお腹が空いた…………




ああああ!!

ダハブに着いたらめっちゃ美味しいもの食べてしこたま寝てやるぞおおおおおおお!!!!



「トルコ人はこれだからクソなのよ!!ファッキントルコ人、死ねばいいのに!!」




ビッチ!!お前が死ね!!!

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