スポンサーリンク 人生で1番の豪華客船 2016/8/23 2016/08/01~ フィンランド, ■彼女と世界二周目■ 2016年8月13日(土曜日)【フィンランド】 トゥルク ~ フェリードゥルムが配管。もしくはメガホン。フィンランド人、デカ盛り好きすぎ。これで7ユーロ。2人でお腹いっぱいになれるからこの国の食は安上がりだなぁ。ていうかスマップが解散したって本当!?稲垣吾郎ってこれからどうなるのかなぁって思いながら車を走らせて、スーパーマーケットを探した。今日はフィンランドにいるうちに買っておかないといけない諸々があったので、スーパーマーケットバスキングに切り替えてやってみる事にした。11月にとあるイベントを企画している。そのための準備で色々やることはたくさんあるけど、楽しいイベントにするために最善を尽くさないとな。というわけでいい感じのスーパーに到着したら、まずは車の中に溜めておいた空き缶を、店内の回収マシーンに放り込む。空き缶ひとつにつき15円から20円が戻ってきて、それを店内のお買い物の時に引いてもらえるという、ヨーロッパではだいたいどこの国にもあるシステムだ。それくらいの金額のために車の中に空き缶を溜めるのが嫌なので捨てようよと言うんだけど、そこは家庭的女子カンちゃん。積み重ねが大事なの!と嬉しそうに回収マシーンに空き缶を放り込んでいる。そうして総額1.5ユーロのレシートがマシーンが出てきて、そのまま店内でお買い物をして、お会計を済まして店を出たところで、空き缶のレシートをレジで出し忘れていたことに気づくというカンちゃん本当可愛い。「はぁぅ……………なんのために車の中で溜めていたんだろう…………」ガックリと肩を落としているカンちゃんの頭をなでなでして、それでコーラ買ってきてとお願いした。うん!わかった!と嬉しそうにまた店内に戻っていったカンちゃん。しかししばらくして不服そうな顔で戻ってきた。「レシート出したんだけど、使えなかった……………0円だって…………」「え?なんで?」なにやら、さっき空き缶を放り込んだ後に、回収マシーンの画面にスロットが出てきたので、なんかのオマケ的なやつかな?とそのスロットを回したらしい。自動販売機の、当たればもう1本、的な感じで。が、しかし、フィンランド語が読めない俺たちにはわからなかった。なんとそのスロットは、入れた空き缶代をぶち込んでのギャンブルスロットだったのだ。当たれば2倍になってたのか知らんけど、当たらなかった俺たちは空き缶代、消滅。フィンランド人、ギャンブルしすぎ!!!もうマジでフィンランドってガソリンスタンドにもスーパーにも、どこにでもスロットマシーンが置いてあってオッちゃんやおばちゃんがミニギャンブルを楽しんでいる。さらにはスーパーの中に競馬の場外馬券売り場があって、オッさんがオッズを睨みつけながらシートに記入している。マジでギャンブル推奨の国だ。国によって色んな個性があるよなぁ。スカンジナビアなんてひとつの同じ国ぐらいのイメージなんだけどなぁ。というわけで不服そうなカンちゃんの顔をモミモミして、そのまま店の外でスーパーマーケットバスキング開始。小雨が降ったり止んだりでお客さんも足を止めにくいけど、後半になって天気が良くなってくると、パラパラと調子良く入り始めた。多くの人が親指を立て、笑顔を向けてくれ、子供も恥ずかしそうにはにかんでる。そしてこのお店は誰にも止められることなく歌わせてくれた。フィンランド、最後まで路上に寛容な国だったなぁ。フィンランド最後のあがりは2時間半で132ユーロ、15000円。フィンランドどうもありがとう!!路上を終えたら店の中でお惣菜で晩ご飯を済ませ、それからハーバーに向かった。船のマークが書いてある道路看板に従って町の中心部を抜けていくと、すぐに港の入り口がある。そして俺たちが乗るシルヤラインのフェリー乗り場もすぐに見つかり、ゲートに並ぶ他の車の後ろについた。フェリーはもちろん予約済みだ。いやー、前だったら完全行き当たりばったりでターミナルまで行って、チケットありますか?ない?ウケるー、泣けるーって言って次の日の朝まで心頭滅却して待つっていう無駄極まりないことをしてたけど、今はカンちゃんと一緒に先々を読みながら行動しているので、あんなアホみたいなことをすることもない。さて値段なんだけど、チケットは1ヶ月くらい前に予約していたので、このシュコダのファビオ、それに同乗者1人で85ユーロだったかな?わずかに1万円くらい。このトゥルクからストックホルムに向かうバルト海クルーズはそんなに短い距離ではない。11時間の航海になるし、夜行なので寝室もついているとのこと。まぁどうせ2段ベットが何個か並んでるだけの狭っくるしい二等寝台って感じだろうけど、ないよりかはマシ。それでたったの1万円なら相当安い。やっぱりネットの早割、クレジットカード、これがあるだけで旅はあらゆる面で効率的で経済的だ。まぁね、いってもそんな安いフェリーなので、どうせボロっちくて狭っ苦しくてゲロの臭いが充満してて、UFOキャッチャーがテロリロリーってずっと音楽流してる、なんとか汽船系の船のはず。そうだそうだ、なんだったら寝室っていうのも広間で雑魚寝のパターンではなかろうか。キャラメルみたいな枕の。飯が食いたかったらカップラーメン、横にポットが置いてある。売店っていったら、島に生息する鳥の名前がプリントされてるTシャツとゴマの煎餅が売ってて、酒が飲みたければアサヒビールの自動販売機。修学旅行生たちが大騒ぎし、オッさんたちがソファーのところで酒盛りをしていてサキイカの匂いがして…………というあの田舎フェリーみたいなもんだよ、そうそう、期待なんかしてないよ。そして船内に入ってテンション上がりすぎてオシッコ漏れた。『寝室』★なんとか汽船…………広間で雑魚寝。キャラメル枕。★バルト海クルーズ……………個室のベッドルーム。テレビ付き。『シャワー』★なんとか汽船…………トラックドライバー専用。★バルト海クルーズ…………個室にシャワー、トイレ付き。水量、水温完璧。『食べ物のお土産』★なんとか汽船…………煎餅。★バルト海クルーズ…………あらゆるブランド物を揃えたデューティフリーショップ。『衣類のお土産』★なんとか汽船…………島のTシャツ。★バルト海クルーズ…………ここデパート?って勘違いするようなファッションストリート完備。『お食事』★なんとか汽船…………カップラーメンとポット。★バルト海クルーズ…………超絶ラグジュアリーなビュッフェレストラン、カフェレストラン。『宴会』★なんとか汽船…………オッさんの演歌。★バルト海クルーズ…………ディスコで踊りまくり、ナイトクラブはネオン管でビッカビカ。『BGM』★なんとか汽船…………民謡。★バルト海クルーズ…………ピアノバーで生演奏。『博打』★なんとか汽船…………広間でチンチロリン。★バルト海クルーズ…………ディーラーとブラックジャック。まじビビる。ていうか船底にはサウナまでありやがる。もうなんなの!?駐車フロアーにトナカイを載せるってまだ地域的にわかるけど、ラクダ載せるってどういうことなの!?象もいくの!?「すげすぎるううううう!!!!これなんなの!?これが噂に聞いたことのある豪華客船というやつなの!?」「すごいいいいいいいい!!!!個室でシャワーだああああああ!!!!えーっと、明日の6時に下船だからそれまでに…………4回くらいシャワー浴びれる!!」「ぬおおお!!ワイファイ繋がった!!無料ワイファイ繋がったしいいいいい!!!!」「きゃああああ!!!景色綺麗だよおおおおおお!!!!」もうマジで奇跡。たったの1万円で車と人が2人、そして個室でこの設備。日本だったらスウィートチケット。確実に5万くらいする。あんまり楽しくてビール飲みながらウロウロすれば、今からどこのクラブに男をハントしに行くんですか?みたいなドレスアップした若いギャルたちがミニスカートで歩いている。クラブではでかいホールで爆音でライブショーが繰り広げられており、出演者もディズニーランドにいるようなプロフェッショナルのパフォーマーたち。電子モニターには来月はこのアーティスト、その次の週はこのアーティストというふうに、ライブのプログラムが映し出されている。こりゃ、このライブショーを見るためだけでも船に乗る価値があるわ。マジで人生でダントツの豪華客船。日本で島に渡るときに乗ってたなんとか汽船の味もたまらん大好きだけど、このバルト海を豪華客船で船旅だなんて前回の世界一周からしたら想像もつかなかったこと。うー、世界には楽しい、そしてお手軽な旅の仕方がこれでもかってくらい実は揃ってる。賢く旅するのは悪いことではない。不器用に這いずり回るのも、後になればいい思い出。どんな旅をするかは人それぞれだし、タイミング次第だけど、全てのチョイスを全力で楽しむことができたら最高だな。ビールをあおってシャワーを浴び、ふかふかのベッドに横になった。~~~~~~~~~~~~~~~~~~タイのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!ヨーロッパのタイランチビュッフェ、1200円くらいです。タイならいくらで食べられるだろう!!どうもありがとうございます!!