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パスタって水でもどるんだね

2016年7月18日(月曜日)
【ノルウェー】 モーシェーン ~ モーイラーナ






カンちゃんがめっちゃご機嫌になってる。




「フミ君!!すごいことがわかったよ!!これ見て!!」



興奮しながらタッパの中に入ったものを見せてくる。

そこには水が入っていて、水の中にパスタのスパゲティがつけられている。




「パスタってお湯で茹でなくても水でもどるんだって!!これでガス代節約だ!!ウヒョイ!!」




え?そうなの?パスタって普通お湯がたっぷり入った鍋でたくさん塩を入れて10分くらい茹でてもどす、っていう食べ物じゃないの?

そんな方法聞いたことなかった。


その水もどしパスタを使ってスパパッとスープパスタを作ってくれたカンちゃん。




「水でもどしたなんて聞いたことないから美味しくないんじゃないのー?」



「でもネットではこれで大丈夫って書いてるよ!!いただきまーす!!」



「いやー、なんかお湯じゃないからモニュモニュの勇次郎みたいになってベロベロで歯にくっついたりするんじゃないの?だいたい俺ってパスタにはちょっとうるさいっていうか好きな食べ物のところにアーリオオーリオとか書いちゃう通?ってやつ?本当困っちゃうよねっていうか美味ええええええええええええええええええええ!!!!!!」



「ね!美味しいよね!!これアリだね!!」



「美味い!!全然いける!!お湯で作ってもこれよりまずい人いっぱいいるよ!!ていうかアーリオオーリオってなに?!」





パスタをいっぱい買ってきてはいたものの、茹でる時間、具材と合わせる時間でめっちゃガスを消費してしまうのでなかなかパスタが減っていなかった。


しかし!!これ水でもどせるんだったら、ものすごいガスと時間と手間の節約だ!!

なんで今まで2人とも知らなかったんだろう!!!

これでまた料理の幅が広がるぞ!!




「いやあああ!!毎日麺ばっかり作って、ブログの読者さんに出来ない女みたいに思われてないかなぁ………」



「思われてないよ!美味しいご飯いつもありがとうね。」




















よっしゃ!!お腹も落ち着いたところで歌うぞ!


まずは1発目のレマ1000のスーパー前!!






CCRのローダイからスタート!!


3番のマンフロムマガジン~のところでスタッフさんからストップ!!








ダッシュで道路向かいのキウィに移動!!

同じくローダイからスタート!!

4番のイフアイオンリーハッドダラ~のところでストップ!!



よし!!2連チャン!!





ぬうう……………今日はあんまりよくないな……………










3ヶ所目のショッピングセンターの前はとりあえず止められなかった。




ここならずっと歌えそうだけど、エントランス周りにあんまりいい場所がなくてやりにくく、人も足を止めない。


ううーん、調子悪いなぁ。





「カンちゃん、もう次の町行っちゃおうか。」



「うん!行っちゃお行っちゃおー!!」




そうと決まれば車に乗り込んで次の町に出発した。

























「カンちゃんホラ、あそこにヒッチハイカーがいるよ。」



「あ、カップルだねー。肩車しながらやってるよー。」



「楽しそうだねー。あ、なんか彼女のほうが恥ずかしそうに降りたね。」



「あ、降りたら抱き合ってチューしたよ。仲良いねぇー。」









イチャつきまくっているヒッチハイカーにほのぼのしながら横を通り過ぎるのが申し訳ない!!

乗せたいんだけどスペースがないんだ!!っていうか反対車線!!


この旅でまたカンちゃんとヒッチハイクする機会があるかなぁ。


アフリカは今の所する気はないかな…………















しばらくしてモーイラーナの町に入ってきた。

この町も憶えているなぁ。
ボーデからヒッチハイクを開始し、山の中で親指を立てながらなんとか最後に乗せてくれた車でこの町にたどり着いた。


そうだよな、あの時はノルウェーを下るルートだったけど、今俺たちは北にのぼっている。


あの時の強烈な思い出が、反対側から見るとまた全然違った景色に見えてくる。

ここで、この町の小さなツーリストインフォメーションの軒下で寝袋にくるまって寝たなぁ。


あれから本当に日本まで帰れたんだよなぁ。








もうここまで来たら目的地であるボーデまではすぐだけど、せっかくなのでモーイラーナでも歌えそうだったらやってみるかと、車を止めて町の中を歩いてみた。






一応ホコ天のショッピングストリートはあるけどとても小さいもので、カフェが2軒ほど角にあって、地元のおじさんたちが喋っている。

小さい町で、しかも今日は朝から小雨が降ったりやんだりで天気が悪く、人があんまり歩いてなかった。







そんな町の中で、とてもいい場所を見つけた。

ホコ天の一部にスーパーとショッピングセンターが向かい合ってるところがあって、その頭上に屋根が渡されている。


そしてこの場所だけパラパラと人が歩いていた。


ここはスーパーの敷地ではないのでもちろん止められることはない。

やってみるか。













ギターを取りに行って早速その屋根の下で歌うと声がものすごく響いた。

おお、こいつは歌いやすい。

最近地下道とかでもやってないので、この感じを忘れてたな。



雨も気にならないし、人通りもあるし、丁寧に歌っていたらすぐにコインが入りだした。

さらには目の前のスーパーの中からサクサクのワイファイが飛んできてカンちゃんが作業し放題という完璧すぎる内容!!



ただ今日はウルトラ寒い!!!

気温が10℃しかないのに風がビュワンビュワン吹いて、震え上がってしまう。


路上は雨が最大の敵だけど、風もなかなか強敵だ。




風のレベルは、

1………髪が顔にかかる。

2………歌詞本がめくれる。

3………ギターケースの紙幣が飛んでいく。

4………譜面立てが倒れる。

5………地面のギターケースごと飛んでいく。

6………立てない。





今日はレベル4だった。

寒くて寒くて指の感覚がなくなってしまうほどで、横にいるカンちゃんも青い顔して震えている。

別にスーパーの中で作業してればいいものを、フミ君だけ1人寒い中にいさせるのは悪いって言って、わざわざ横にいてくれるカンちゃん。


ありがとうね。




「さ、さ、さ、寒いね………も、もうやめようか…………」



「う、う、うん……ここスバールバルより寒いね…………」





そんなところで泥酔のおばちゃん登場!!







歌ってる俺のほっぺにチューしまくってきてタジタジになりながら歌った。






うん、ちょっと……………あったまった………かな………………







明日もここでやることにして2時間ほどで切り上げて、そそくさと車に戻って暖房をかけた。


今日のあがりは1099クローナと4.4スウェーデンクローナ、計13500円。



















郊外のパーキングエリアに寝床を決めたらカンちゃんがご飯を作ってくれる。

こんな寒い日は鍋だね!!ということで、今日の晩ご飯は辛ラーメン鍋。



辛ラーメンの麺だけを使って粉末スープをとっておいたので、それを使ってお鍋をした。





「熱っ!美味っ!!辛い!!」



「辛い!!美味しい!!あったまるね!!」



具材は野菜とウィンナー。簡単なものだけど、ノルウェーではこれくらいでも1000円を超えてくるから怖い。




シメはカンちゃん覚えたての水もどしパスタ。

水に入れておいただけでもうほとんど出来上がっているので、鍋に投入してすぐに食べることができる。


本当にすごいガスの節約だ。

















美味しいご飯を食べ終えたら、ビールを飲みながら少し今後の話をした。


オーストリアに戻ってから3ヶ月オーストリア国内で過ごす予定なんだけど、シェンゲンがあるので俺たちはオーストリアから出ることができなくなる。


それはまぁ想定内なんだけど、大事なのはオーストリア国内でどう回るか。


今まで通りレンタカーではダメなのか?
宿代も交通費もレンタカーでまかなえるんだからそれがベストのはず。






問題なのは、このレンタカーはスロバキアで借りてるものだということ。


スロバキアは物価が安いので3ヶ月で20万でこの車を借りられている。

でもスロバキアで借りたらスロバキアに返しにしかないといけない。


しかしシェンゲン協定があるのでオーストリアを出ることができない。




ではオーストリア国内でレンタカーをするのはどうなのかというところだけど、スロバキアと隣接してる国なのに、オーストリアで借りると一気に値段が跳ね上がる。


20万で借りてるファビオが30万になってしまう。



「私は30万で借りるんだったら普通に宿とか泊まりながらバッグパッカーしたほうが安いんじゃないかなって思うんだけど。」



「うーん………毎日オーストリアで宿に泊まるとなるとなぁ。大都市なら安いドミとかあるだろうけど、地方都市の宿は高いからなぁ。それにこの荷物を持ち歩かなくていい快適さを知ってしまったら、いちいちバスターミナル行ったり雨の中で宿を探したりとかするのが億劫だなぁ。」



「でも現実問題、30万は結構キツいと思うよ。お金貯まらなかったらダメやん。」



「そうだなぁ。」




とにかく、明日スロバキアのレンタカー会社に問い合わせてなんとかオーストリア国内で乗り捨てができないか、それと延長するとしたらいくらで出来るのかなんかを確認することにした。




旅しながらお金を貯める。
これは俺のお金ではなく、これからの2人のための大事なお金だ。

ちゃんと管理していかないとな。





「でもノルウェーいる間にサーモン食べようね!!」


「イェーイ!食べるー!!」




明日も頑張って歌うぞ。










~~~~~~~~~~~~~~~~~~


高知のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!

四国が半端ない!!龍馬好き!!

どうもありがとうございます!!



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