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旅を止める理由

2016年7月17日(日曜日)
【ノルウェー】 ステインヒェル ~ モーシェーン







「カンちゃんー………カンちゃん起きるよー…………」




「すぴー…………ぷしゅー…………ふごふご。」




「ほらー、もう10時だよー。行くよー。」




「もう私のことなんか嫌いなんだ………もういいんだ………もぞもぞ。」




「可愛いねぇ、可愛い可愛い。」







せっかく起きたのにまた寝袋にもぐってイチャイチャ。

俺たち仲よすぎだと思う。





カップル旅、夫婦旅の人たちってあんまりイチャイチャ系の話って書かないですよね。パートナーに対してサバサバしてる風に書いてることが多いと思う。


そんでイチャイチャ話は書かないけど、ケンカした話はめっちゃ書く。


読んでて大丈夫なのかな……って心配になってしまうけど、あれってどうなんだろ。


ケンカをして、仲直りしていたとしても、それをブログに書かれたらパートナーってどんな気持ちでそれ読むんだろ。ぶり返さないのかな。


怖い…………









日本人って言葉の端々や行動の中に相手の想いを見つけるのが得意ですよね。

いちいち言わんでもわかるやろ、って感じで。



でもカンちゃんはいちいち言って欲しい子。

カンちゃんのお父さんは今でもお母さんに可愛いねーってちゃん付けで呼ぶ。


俺もそうするのが好きなのでよかった。
いくらでも言えるよ!

だからそろそろ起きようね!!

















というわけでリア充日記スタートです。


ていうか1人旅だった時は、2人で回ってる人のこと、あーそうなんですねー、ってなんか余裕をもって接していた。

俺のほうがすげー旅してるとか意味わからんこと思ってたけど、1人旅の人ってそれが誇りだったりする。過酷であるほどカッコいい、っていうのは冒険家も旅人もみんなどこかで思ってることだと思う。


でも今2人になってみたら、2人でも2人でしかできないすげー旅って色々あると思う。


要は心の持ちよう。自分がどれだけ満足できるか。誰にも真似できない、ってのは大げさだろうけど、俺たちだけの素敵な旅をすること。変なやつの言葉には耳を貸さずに。


さぁ今日もすげー旅するぞー!!!!それじゃあまずは洗濯物からだウヒョウ超普通!!!



















洗濯物という超重要ミッションをコンプリートするためキャンプ場を探して一本道を走っていると、マジですれ違う車も前を走ってる車も半分以上キャンピングカー。







どんだけキャンプ好きなんですか?っていうか設備整いまくったキャンピングカーってどれほど快適なんだろう?



俺たちのこのファビオでさえものすごく快適なのに。

たまにパーキングとかでアンテナを空に向けてるキャンピングカーもいるし、なんでもし放題なんだらうな。



でもあんな大きかったら燃費も悪いだろうし、フェリーに乗ったら船代もめっちゃ上がるだろうし、駐車場も簡単には見つけられないはず。

車旅は日本のときからエスティマだったけど、やっぱりあれくらいが色々ちょうどいいと思う。

キャンピングカーの快適さにハマったらあれが1番なんだろうけどね。

















そんなキャンプ客まみれのノルウェー。

キャンプ場に行けばそりゃあすべての設備が整っているのでランドリーももちろんある。


そして宿泊客であってもそれは有料オプションなので、宿泊客以外でもふらっと立ち寄って利用することができる。




大事なのは値段だ。


昨日のシャワーにしてもそうだけど、1人40クローナのとこもあれば、2人で40クローナのとこもある。470円。


今日最初にやってきたところはランドリー使用が40クローナ。470円。そして乾燥機が30クローナだった。350円。


洗濯物が結構たまっていたので一度にはできないので、そうなると千円を超えてしまうけどまぁ仕方ない。






ぼちぼちやるかーとドラム式洗濯機に汚れ物を突っ込み、洗剤をぶち込んでさぁ洗うぞと洗濯機を睨む。





うん、使い方がわからん。

全部ノルウェー語。そりゃそうか……………






なんとか想像力を働かせながら洗い方なんかの設定をしていくんだけど、まぁ海外の洗濯機って洗う時間が長い!!


どれも1時間半とかかかる。


日本の洗濯機って40分くらいだよな?



んー、こりゃ時間かかるなぁと思いながら早いとこ洗ってしまうかとスタートを……………







スタートの仕方がわからん。





あれこれやってみてもどうにもラチがあかないのでレセプションに行くと、私に任せなさいと主婦歴50年みたいなお婆ちゃんが出てきて、おお、こりゃ超綺麗にしてくれそうなオーラ全開だぜ、とランドリーに連れて行った。


そうしてこちょこちょと洗濯機をいじってる洗濯の達人お婆ちゃん。




「どうですか?いやぁ、僕らにはスタートの仕方がわからなくて。」



「…………うん。」



「あ、できそうですか?それにしてもマウント鳥羽のパンプアップってよほどの心臓を持ってないとできないって知ってました?」



「これどうやってやるかわからない。」





ウケるー。ノルウェー人でもわからんてウケるー。




専門のスタッフがいるからその人に聞こうということでまたレセプションに戻ると、今度は太っちょの兄さん登場。

そのボサボサの髪の毛が洗濯という行為を極めましたみたいな顔をしてなくもない。



もう早く洗わないと今日の移動時間なくなるやんと思いながらお兄さんとランドリーに戻る。




「どうですか?いやー、ノルウェー語って難しくて。」



「…………うん。」



「あ、わかりましたか?日本の洗濯機って本当簡単なんですよねー。ところで鎬昴昇の紐切りってマジヤバくないですか?」



「これ故障してますね。」



「ウケるー。」




というわけで1時間無駄な時間を過ごして猛ダッシュでキャンプ場脱出。





でもおかげで次に素敵なキャンプ場に来ることができた。











湖沿いにあるキャンプ場で、伸びやかな景色と目の前のきらめく湖でとても開放感がある。

このロケーションのおかげか、お客さんの数も多くて、たくさんの人が敷地内をのんびりと歩いていた。



当たり前だけどキャンプ場によって人気があるとことないとこ、全然違うんだよなぁ。


たまにキャンプ場の入り口に、◯◯年のなんとかアワードを受賞しました、なんてところもある。


きっとキャンプが大好きな人たちからしたら、不動の人気の聖地みたいなキャンプ場とかあったりするんだろうな。











ここのランドリーは洗濯が1回30クローナ、乾燥機も30クローナというものだった。どちらも350円。


例よって時間がかかるので、車に戻って日記を書き、しばらくして見に行くということを繰り返した。


今日は日曜日。

おやすみの移動日なのでゆっくりしよう。



そうしてようやくギリ乾いたかなというところで洗濯物を回収し、これで洗濯問題も解決だ。


ノルウェーの車旅は本当にあらゆるものが道路沿いに用意されていて何も困ることがない。






















この辺りの道は南部のフィヨルド地帯みたいなクネクネの壮絶な道ではなく、真っ直ぐな一本道でそんなに観光地もない。















もちろん景色はとてもとても綺麗だけど、これまで凄まじい絶景のオンパレードだったのでこれくらいではもう車を止めることもない。



おかげで距離もだいぶ伸び、夕方には予定していたモーシェーンの町までやってくることができた。

















小さな町ではあるけど町の入り口には大きなショッピングセンターがいくつかあり、歌う場所には困らなそうだ。













町外れの公園のパーキングに車を止めたら、さっきのキャンプ場で補給したお水を使って辛ラーメンを食べ、そして後ろを整理したら寝袋を膝にかけてビールを飲みながらポテチをつまんで映画鑑賞。


あー、なんて贅沢な時間なんだろう。




旅をしながら仕事をし、休みの日にはゆっくりと過ごす。



横で真剣な顔をして映画を観ているカンちゃん。

こうして同じことに喜びを感じてくれる人が隣にいてくれることが、最近ようやく実感できるようになってきた。







いつも、ずっと旅を止める理由を探していたと思う。


20歳の頃から始まったこの旅の人生。いや、高校生のときから休みのたびにヒッチハイクして九州中の知らない町をほっつき歩いていたあの時から数えたらもう15年以上旅をしている。

人生の半分を。



毎回、今回の旅が終わったら落ち着こう、宮崎に定住して仕事をして家庭を作って普通の人生を送るんだ。

そう思ってひたむきにその旅に打ち込み、でも旅が終わる頃にはまた次の大きな旅がしたくなって、いつも終わることができずにいた。


それで悲しませた人もたくさんいた。


俺はそれらの人たちを悲しませてまで旅をしなきゃいけないのかと思いながらも、でもやっぱり知らないところに、遠くに遠くに行きたい気持ちが勝って道端で親指を立てる。



そうしてまた今回の旅から帰ったら落ち着こう、と心に決めてそのゴールに向かって進み続ける。

でもやっぱりまたそのゴールはいつの間にかスタート地点になってしまう。




いつもそうやって旅を止める理由を探してきた。






そして今思う。

隣にいるカンちゃんは初めて出会った一緒に旅を楽しんでくれる女の子。

恋人を待たせずに一緒に旅が出来るなんて思ってもいなかったので、ずっと現実味がなかったけれど、今本当に思う。



旅を止める理由ではなく、旅を続ける理由のほうを俺はいつも探していたんじゃないか。











とは言っても、カンちゃんもこんな丸顔の子供みたいな顔をしてるけど、33歳だ。

出産の問題があるのでいつまでも旅を続けるわけにもいかない。


いや、でもこれだけ旅に焦がれ続けた人生を送ってきた2人なら、子供を作りながら旅する人生なんてものもあるんじゃないか?とチラッと頭をよぎったりもする。


難しいのはもちろんわかるけども。







旅を止める理由はもう探さない。

続けられる理由もどっちもいらない。


今はカンちゃんとのこの旅を心の底から楽しもう。



「面白かったねー!!」



「ねー面白かったねー。」




映画を見終えて歯を磨いて寝袋にくるまるとカンちゃんが俺の体に足を乗っけてきて、くっついてすぐにすぴーすぴーと寝息を立てはじめる。


俺はそれを聞きながら日記を書く。







旅が人生でもいいのかもしれんよな。

こんなこと思ったら親にまたわーわー言われそうだけど。



俺の周りの優しい人たちに本当に感謝します。







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