スポンサーリンク パスタ上手く作れる人すごい 2016/7/18 2016/06/27~ ノルウェー, ■彼女と世界二周目■ 2016年7月7日(木曜日)【ノルウェー】 クリスチャンサン朝、ゆっくりと目を覚まし、すぐ横にあるスーパーでお惣菜を買ってきて静かな場所に車を止めて朝ごはんを食べた。あー、のんびりだなぁ。移動がないと朝の時間がゆっくり取れて本当に楽だ。日記もだいぶ追いつくし、ネットの作業も進む。新しい町にガンガン行くのもいいけど、たまにはこうして数日滞在する場所を作るのもいいな。あー、朝ごはんが美味しい。さて、そんな長期滞在をすることに決めたこのクリスチャンサン。といって4日なんだけど。この週末はここである程度稼いでから進むことにした。なんといってもこの先は時間の制限がない。この前まではスバールバルの飛行機があったので結構急ぎで飛ばしてきたけど、ここから先は1ヶ月後のフィンランドからスウェーデンに戻るフェリーの予約をしているだけだ。時間はたっぷりある。この1ヶ月ちょいでノルウェーをどう回るか。北の果てはもう満足したので、まだ行っていないスウェーデンの北部を回ってみるのもいい。フィンランドは前回の一周の時に2ヶ国目に訪れた国なので、まだなんの余裕もなく、がむしゃらに歌っていただけだったので景色もろくに見れてないし、車でゆっくり回れるのはすごく嬉しい。懐かしい友達にも会いに行きたい。そうしてフィンランドを南下したら、海沿いの港町からフェリーに乗ってスウェーデンのストックホルムに戻る。これが車と同乗者で9600円。日付は8月14日だ。スウェーデンに戻ったら、途中歌いながらデンマークに戻り、メグミ姉さんの家に置かせてもらっている車のシートを受け取り、そのままドイツに戻り、ポーランドに抜ける。友達たちに会いながらポーランドからチェコに入り、美しすぎるプラハのバーとかで大好きな大好きなチェコビールを飲み、その後俺が世界一美しいと思っている町、チェスキークルムロフに行く。そしてチェスキークルムロフからはオーストリアはすぐだ。オーストリアに戻ったらイングリッドおばさんに挨拶して、9月3日までにスロバキアのブラチスラバにレンタカーを返せばシェンゲンリミットの9月9日までは余裕がある。その先はオーストリアに滞在する予定だけど、その前にシェンゲン外のスイスで少し滞在するかもしれない。本当ここはわかんない。スイスは全裸にさせられた苦い思い出がある。また行くのはさすがに怖いし。とりあえずこんな日程で進んでいくことになる。今年いっぱいはヨーロッパの旅を心から満喫するぞ。さー!張り切って歌うぞー!!と言いたいところなんだけど、今日は朝から天気が悪い。今にも雨が降り出しそうな空で、気温も低くてなかなか寒い。15℃くらいだ。昨日見つけた1時間17クローナ、210円という安い駐車場に車を止めたら、ギターを持ってショッピングストリートに向かった。昨日はクルーズ船がついていたのであんなに人がいたんだろうと思っていたけど、今日は今日でさらにすごい混雑だった。ものすごい数の人が曇天の空の下を歩いている。道の両側のお店はどこもセールの商品を台に乗せて通りに並べており、30パーセントオフ、50パーセントオフという看板を出している。それをほぼ全てのお店がやってるもんだからとにかく大混雑で、横断歩道のところに誘導員さんまで立っている。こりゃ町ごとセールのイベントでもやってんのかな。すごい賑わいだ。こうなったら路上ミュージシャンの血も騒ぐ。通りには色んなパフォーマーがシノギを削っており、クオリティの低いキョロキョロ動きまくっている銅像パフォーマー、民族楽器を弾く家族、凄腕アコーディオン親子などがすでに各ブロックに陣取っており、その隙間のいいポジションにジープスのおばさんたちの配置が完了している。クリスチャンサンはデンマークからの船が着く北欧の玄関口のひとつだ。風光明媚な港町として観光客も多く、パフォーマーも絶えず入れ替わっているはず。さー、どうやって攻略していこうかなぁ。昨日、日中の混雑している時間帯はウルトラ稼げなかったもんな。あんまりど真ん中でやると他のパフォーマーに紛れてしまうので、通りの端っこのほうの比較的静かな広場前に場所を決めた。ゆっくりとギターを鳴らすと張り直したばかりの弦がきらびやかに鳴り響く。うー、ナットも直ったことで音がマジで最高に良い。いやー、このパールギター、本当最高にイカしたギターだ。人々の反応は昨日と打って変わって良いものだった。コインがパラパラ入り、紙幣も入る。同じ通りなのに少し場所を変えただけで反応が変わるんだから路上は面白い。しかし残念ながら途中雨が降ってきて、それでも霧雨くらいだったので強引にやっていたんだけど、さすがに激しくなってきたので慌てて軒下に逃げ込んだ。雨の天気で寒くて震えてくる。が、北欧の人たちはちょっと体の機能がどうかしてるのか、そんな雨の中を平然と歩く。これって前回も思ったことだけど、北欧の人って相当な土砂降りじゃなければまったく気にしないんだよな。傘もささずに歩いている。それかオシャレなデザインの雨ガッパを着ている。腰にベルトのデザインがついた雨ガッパとかヨーロッパじゃないと見ることないと思う。人々は歩いていてもこちとらギターを濡らすことはできない。雨降ってきちゃったねーと作業に行っていたカンちゃんも戻ってきて、しぶしぶギターを片付けた。1時間半で457クローナ、1ユーロ、5800円。んー、いい調子だったんだけどなぁ。それから車に戻って日記を書いたり色々していたんだけど、ちょっと不完全燃焼感でモヤモヤしてきた。もうちょっとなんとか歌えないかな。いや、歌わないと。ちゃんと稼いでいかないと先に進めないぞ。車を駐車場から出し、路面の駐車場スペースに止めた。ノルウェーではデンマークと同じように、看板に書いてる時間外は無料というルールだ。このクリスチャンサンでは8時~17時内が有料で、それ以外は無料。夕方の雨の中、ショッピングストリートに戻ると、通りにせり出していたセール品のカートがお店に引っ込められて通りがさっぱりしていた。人通りは少しは減ったもののまだまだあるし、すでに閉まってるお店も多くて、それに他のパフォーマーも引き上げていたので俺の独壇場だ。気合いの入ったジープスは雨の中でも地べたに座って紙コップを振っている。お店が閉まっているので場所を選びたい放題だったので、1番ど真ん中にあるスーパーマーケットのキウィの横に陣取った。ここは軒があるので濡れないし、音の響きもばっちり。雨で人も足を止めにくいかもしれんけど、やらんよりマシだ。ちょっと気合いを入れて歌った。うん、反応かなりいい。他のパフォーマーがいないので目立つし、雑踏がないので演奏が綺麗に響いてみんな足を止めてくれる。しかも雨だというのに人も結構歩いている。この感じだったら20時くらいまで行けるんじゃないかな。昨日に引き続き、どうやらこの町は夜が狙い目の町みたいだ。後半戦は1時間で400クローナと20デンマーククローナ、5200円。計11000円。「今日の晩ご飯はなにかなー。」「んー、パスタやってみようかなーって思ってるんだけど、スパゲティってすっごく難しいから不安だなぁ。」昨日と同じ町工場エリアの裏手にあるひと気のない静かな通りに帰ってきて車を止める。数日滞在することにすると生活基盤が整って、帰る場所があってすごく楽だ。スーパーで買ってきたひき肉を使ってカンちゃんが料理してくれている間に俺は黙々と日記書き。移動がないおかげで日記もほとんどリアルタイムに追いついてきた。そうそう、いつもブログの読者さんからご意見や感想のメールをいただくんだけど、最近多いのは、カンちゃん目線のブログも書いて欲しいというもの。俺のブログだけでなく、カンちゃんから見た旅も同時に読めたらより面白いんじゃないですか?というメールが最近結構多い。そんなもんなかなぁと思う。アレひどいんです!フミ君はあんな風に書いてるけどそんな事実サラサラなくて、本当はフミ君がウンコを漏らして泣いていたんです!!とかってバラされてしまったらどうしよう。女子旅の秘訣とか、女子目線のカフェとか雑貨とか、車旅での日常とか、カンちゃんも書けることはそりゃたくさんある。でもカンちゃんもそんなに暇ではない。ブログの管理、アフィリエイトの管理、その他様々な庶務をカンちゃんがやってくれているので俺は運転や路上に専念できている。これ以上仕事を増やすと、やれんことはないだろうけど、せっかくの旅が忙しいだけのものになってしまう。窓の外の景色も楽しめないような忙しい旅にはしたくない。でも、確かに面白そうだし、今度時間がある時にカンちゃんにこのブログで1日書いてもらいます!「えー!なに書けばいいんだろー!!それよりはい!パスタできたけど全然上手くできない!!やっぱりパスタは難しいよー…………」カンちゃんが作ってくれたのはひき肉とキャベツのパスタ。うん、美味しい。全然イケる。でもカンちゃんはまったく納得してない様子。「パスタって家のキッチンですら上手くできないんだよなぁ…………パスタ美味しく作れる人尊敬するなぁ。」ところでパスタって店で食べるとなんであんなに高いんですか?そんなことないよー!めっちゃ美味しいよ!と抱き寄せて2人で仲良くご飯を食べた。そして寝転がって寝袋に下半身を入れて、ビールを飲んでポテトチップスをつまみ、パソコンですべらない話。もう最高すぎる。こんな当たり前の日常感がたまらなく安心する。カンちゃんといられて嬉しい。本当に。車の中で大笑いした。~~~~~~~~~~~~~~~~徳島のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!徳島すげぇ!!どうなってるんだ!!本当にありがとうございます!!