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出産祝いを間違って捨ててしまう話

こんにちは、神田です。



昨日、「双子の会」ていうのに参加してきました!

こういうのに積極的に参加するタイプではないんですけど、たまたま

入院してた時に同室だったママさんが参加していて、私にも声をかけてくれたので
勇気を出して参加することに!

会の間はサポーターさんと呼ばれる人たちが子供たちを預かってくれて、
ママさんたちは子供抜きでしっかりお話ができるようになってます。

施設の方が自己紹介を促してくれたりはするものの、なにか議題があって。とかいう
堅いやつじゃなくて、みんなそれぞれで悩みを相談したり、楽しく話したり、
カジュアルですごく気楽な会でした。

昨日の参加者は10人ちょいくらい。
先輩双子ママさんがたくさんいて心強い!
これからも参加しようーーーー




おわり。





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「◯◯さん!!お祝いのお人形ありがとうございました!!!大切に使わせていただきます!!」



「子育て楽しんでください!!それと同封したAmazonカードもオムツ代の足しにしてくださいね!」





いやぁ、お祝いの品をいただいて、こんな暖かいメッセージまでくださって本当嬉しいなぁ。


大切に使わないとな。



いただいた物を心を込めて大切に大切に、た、

















………………………………

























え?





















な、なんとおっしゃいました…………?






















もう一度メールを読み返す。






「同封したAmazonカード、オムツ代の足しにしてくださいね!」

















「か、神田さん、◯◯さんからお人形いただいたやん。」



「うんー、アレめっちゃ可愛いよねー。ヨリちゃんあれお気に入り。すぐ寝る。」



「うん、ていうかAmazonカード同封してあった?」



「………………え?」




























ディオ並みに時が止まりました。




















「◯◯さんのメールにAmazonカード同封してたって書いてるんやけど…………」



「え、う、ウソ、何も入ってなかったよ?」



「◯◯さんからの荷物ってカンちゃんが開けたよね?」



「う、うん、フミ君が買い出しに行ってた時だったはずだから、私が開けた。でも確かにお人形だけだったはず。送り票にもお人形としか書いてなかった…………」



「Amazonカード、薄いから見逃したんじゃない…………」



「ええええええええええええええ!!!!嘘おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」













パニック!!!!!!!










キエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!


か、考えろ!!!考えるんだ!!!!


大丈夫!!!これまでだってこんなピンチは何度もあった。その度に頭をフル回転させて大逆転で乗り切ってきたじゃないか。


アメリカの入国、イギリスの入国、オーストラリアの入国、シンガポールの入国、スイスの入国、




入国ばっか!!!!

別室送られすぎ!!!!



ていうかスイスでは全裸で強制退去!!!!






色々あった!!!


スロバキアで警察に捕まった時も、

キプロスからヨルダンの片道入国勝ち取った時も、

コスタリカからパナマの偽チケット入国カマした時も、

バングラデシュの国境でインシャアッラーで入国カマした時も、


なんだかんだで突破してきた!!!!


入国ばっか!!!!










考えろおおおおおお!!!!!


頭フル回転!!!!



◯◯さんからの荷物が届いたのは10月の3日!!!


今日10月10日!!!!!



終わった!!!!!!


もう7日も前!!!!!!


とっくにゴミ捨て行ってる!!!!!!




と思ってゴミのストックを見に行ったらめっちゃゴミの袋が積んである!!!!!




ぐおおおおおお!!!!

赤ちゃんの世話とかで忙しくて最近ゴミ捨てに行けてなかった!!!!!



ていうか今日行くつもりだった!!!!!


昨日カンちゃんと、明日ゴミ捨て行くからねーって話してた!!



今日これからゴミ捨てに行こうと思ってて、車にゴミを積み込む前にタバコ吸いに外に出て、あー、いい天気で気持ちいいなぁ、ゴミ捨てしてスッキリしたらもっと気持ちいいなぁ、風俗ってもっと気持ちいいだろうなぁ、よしゴミ捨てついでにデリヘルに電話だ!!って思ってたら◯◯さんからメールが来てて開いてみたらこれ!!!!!!



奇跡!!!!!







い、いや、しかしこのゴミが7日前からの物かはわからない…………





最近お義母さんと赤ちゃんがいることでゴミの量が増えているのでいっぱいあるけども、実は4日分くらいの物かもしれない…………


だとしたらすでに◯◯さんの袋は清掃センターの焼却炉の中に全力投球されている可能性大…………



こんな感じで…………






いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!




「ど、ど、ど、ど、どうしようカンちゃん!!!!もしゴミと一緒に捨ててたら!!!!ああああ!!!きっとそうだ!!1週間もゴミ捨てに行ってないわけがない!!!もうとっくに灰と化してるはず!!!よし!!こうなったら今から僕も炉の中にダイブしてT-1000になってきます!!!」



「待ってフミ君!!!これ見て!!!!」





そこにあったのは大量の段ボールの山。


お祝いの品やオムツなどが入っていた段ボールを積み上げている場所。


その中のひとつの袋を指差してるカンちゃん。



「これ、これあゆみちゃんのお祝いの袋だよ。」



「と、ということは…………?」



「iPhoneの写真フォルダを見ると、あゆみちゃんの荷物が届いたのは10月4日。◯◯さんの荷物が届いたのは10月3日の午前中。つまり1日違い。10月3日に◯◯さんの荷物が届いたときにはフミ君は買い出しに行ってたから、あゆみちゃんの袋がここにあるってことはゴミ捨てには行ってないんだよ!!!」




神田さんのプロファイリングが光る!!!!!






「と、ということは…………」



「そういうことになりますな…………」





2人の視線の先にある物…………






そこにあるのは…………







1週間捨てに行くのをサボっていた恐怖の燃えるゴミ袋3つ…………






恐る恐る顔を近づけてみる…………







そーーーー………………










「………………ケペっ!!!カハハ!!!!コキュッ!!!グエエエエエエエエ!!!!!」




1週間ですからね。

涼しくなってきたとはいってもまだ日中は暖かい。



そんな中に生ゴミを放置していたらどうなるか、飲食店経験者のかたならご想像がつくと思います。



袋の中を飛び回る大量のコバエとうごめく大量の◯◯…………


赤ちゃんたちの大量のオムツも入っているので異次元の臭いを発している…………





「よし、神田さん、諦めましょう。」



「こ、これは恐怖だね…………」



「そうですよ、そもそもここに入っているかどうかも定かではないんです。こうなったら◯◯さんにはしっかりAmazonカード受け取りました!!マジサンキューベイベー!!とか返事して全てなかったことにしてしまおう!!よしそれがいい!!それでは返信を…………◯◯さん、本日はお日柄も良くサンキューベイベー…………ポチポチ…………」



「い、いや、で、でも、いくら分だったのかわからないし…………それだとお礼の金額もわからないし…………ていうか申し訳なさすぎるし…………」






もう一度ゴミ袋を覗き込む。



うごめく色々。



触れた瞬間、確実に手が腐る。確実に。





で、でもやるしかねええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!



そうだ思い出せ!!!!


あのロサンゼルスでの事件を!!!!!!!!





アメリカ横断完了後、メキシコ入国に向けてロサンゼルスのビーチ沿いで野宿しながら毎日歌って金を貯めていたあの時。


カッピーとユージン君もいなくなり、1人ぼっちで毎日毎日黙々と歌っていた。




そんなある日、昼ごはんにサブウェイに行ってサンドイッチを食べて腹ごしらえし、さてー今日も元気に歌うかーとマンハッタンビーチの桟橋に向かったところ、しばらくしてから財布がないことに気づいた。



え!?財布どこ!?!?


えええ!?!?



テンパりながら頭をフル回転!!!



そうだ!!!さっきサブウェイでご飯食べた後にボーッとしててトレーのゴミを捨てようとして財布も一緒にゴミ箱に放り込んだんだ!!!!!



クラウチングで猛ダッシュしてさっきのサブウェイに戻り、ドアを開けて顔面からコケながら店員の女の子に叫ぶ。



「すみません!!!怪しい者ではありません!!!今すぐそこのゴミ箱に頭を突っ込ませていただいてもいいですか?メイアイ?」



なんだこの気合いの入った物乞いは?みたいな目で見てくる女の子。




「ど、どうしたの?」



「実はさっきここでサンドイッチ食べた後にゴミ箱に財布入れてしまったんです!!!よし!!じゃあゴミ箱にダイブするので失礼します!!頭から!!」



「そこのゴミはさっきまとめてバックヤードに運んだわ。」




キエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!




バックヤードに案内してもらうと、信じられない量のゴミ袋の山。


しかしいくしかない!!!


ここから先は中南米!!!

このアメリカでいくらお金を貯められるかで運命が決まる!!!!


そのために毎日毎日歌ってたのに、そのお金を自分からサブウェイのゴミ箱に捨てるとか本当お茶目さん!!テヘッ!!



オラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!



心頭滅却してバックヤードのゴミ袋を開けて、キュウリやらトマトやらマヨネーズやらミートボールやらを手にベトベトつけながら根性で探しまくる。



キャアアアアアアア!!!!ファストフードの食べ残しすげええええええ!!!!


こんなにお残ししてんじゃねぇよ全部食えやはだしのゲン知らねぇのかイナゴ舐めんなよオラアアアアア!!!!!





で、数え切れないほどあるゴミ袋の中から奇跡的に財布を発見した、っていう、今思えばいい思い出だけどもう二度とあんなことしたくないですね。



二度目きたああああああああああああああああああ!!!!!!















もう心頭滅却どころじゃないですよ。





ゴミ袋に手をかけた時、完全にアルカイックスマイルに突入。



ふふふ、あははははは、



うわぁ、手にいっぱいつくね、



元気そうに動いてるね、



あははははは、




◯◯だって~、コバエだって~、◯◯だーって~

みんなみ~んな、生きているんだ友達な~ん~だ~







友達じゃねぇ!!!!!








「キャアアア!!!気が狂うううううう!!!ウエッ!!!オエエエエッ!!!!ウェェェ!!!」



「あ!!フミ君これじゃない!?!?」



オムツと生ゴミと色々でドロドロのベチャベチャになってる茶色の袋発見!!!!



表に貼ってあるのは……◯◯さんの名前が書かれた送り票!!!!




ゆっくりゆっくりと袋を破いていくと、袋の1番下のあたりからカード大の物が出てきた。




「はああああああああああああああああああああああああ!!!!!!入ってたああああああああああああああああああ!!!!!!!!」



「見つけたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」










中に入っていたのは確かにAmazonカード!!!!!


すげええええええええええええええ!!!!!

諦めなくてよかったああああああああああああああああ!!!!










ああああ、良かった…………


見つけた…………


外に金額が書いてないタイプのカードだったので、カンちゃんが恐る恐るカードを読み取る。




「………………ふ、フミ君…………」



「ん?どうした?あー、良かったぁああ、危ないところだったわぁ。」



「このカード………………◯万円分…………」




















絶叫が日向灘に響きわたりました。



嘘だろオオオオオオオオオオオオオオ!!!!



メールを見るのがあと10分でも遅れてたらゴミ捨てに行ってた!!!!!!!!!


ゴミ捨てサボってたのがまさかこんなことになるなんて!!!!!



ていうか◯◯さん、こんなにたくさんありがとうございますうううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!



◯◯さんのお気持ち、危うく受け取れなくなってしまうところでした!!!!!!



今度からもっとしっかり袋の中は確認しないとな…………


危ねかったあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!










あぶねかった!!





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