スポンサーリンク 雛壇の並べかたとか知ってるわけねぇ 2019/2/18 ■帰国後■, 店オープンからの道 こんにちは!神田です。ランチ始めようとしてるんです。週末限定で。2月中に始めます!て宣言してて、気づいたら2月の最後の週末が来週ーーーー!!!!!!ランチ用の食器もまだ揃えてないし、なんならメニューがまだ固まりきってないし、他にもすること山盛りすぎるし、なのに最近また夜が疲れてることが多くて眠すぎるし。なんとかしてランチを来週末から始めないとーーーーー!!!!!!!!!!!!!おわり 生ハム減ってきたなぁ。ウチのワインプレート(生ハムとチーズ)です。800円です。生ハムとワインの相性は最強ですね。さてさて、先日、FM日向という地元ラジオに出させてもらったんですが、僕の出演するコーナーの名前を聞いてマジでビビりました。地域の社長さん、っていうコーナーなんですよ。ウケる!!!社長さんて!!!社長さんとか東南アジアでしか言われたことないし!!!シャチョサ~~ン、スペシャルマッサージキモチイイネ~、シャチョサ~ン、て。社長ですよ?ちょっと前までマクドナルドのトイレでシャンプーしてたのに。この世で1番縁のなさそうな肩書きだったのに。こうなったらもうアレですよ。今まで数々のイミグレーションで変態と疑われて別室送りにされてきましたけど、今度からはクソイキりながらCEOって言ってやりますよ。CEOですよ?ちょっと、壊死してます、オツムが、じゃないですよ?チーフエグゼクティブオフィサーですよ。そりゃあもう信用度パナいです。ヨユーでスルーでしょうね。ぎゃ、逆にめっちゃ疑われて別室送りにされたらどうしよう…………そんな感じでウルトラキョドリながらラジオに出させてもらったんですけど、打ち合わせの段階でコーナーの中でリクエスト曲を2曲かけることができるので何かお好きな曲はありますか?って言われたんです。「あ、それって自分の曲をかけることもできたりしますか?」「え!?金丸さんってそんなことされてるんですか!?」めっちゃ驚かれました。そうです、僕はただの居酒屋の大将なんですよね。今となっては。居酒屋のオーナーとしてオファーをもらっているのであって、旅してたミュージシャンっていうものではないんです。もちろん僕は有名なミュージシャンでもなんでもないです。CDを出してるなんて知らない人のほうがほとんどです。でも今までラジオに出るって言ったら、ミュージシャンとして、ってことしかなかったのでそれがすごく新鮮な感じでした。今回のラジオ出演中のお話も終始お店のことで、旅とか音楽の話はほんのかすり程度。お店を始めたキッカケとか、今後のお店の展望とか、地域で今どういう活動をしているかとかそういう話。でもそれが嬉しくもあります。今まで自分に対して持たれていたイメージや価値とはまた全然違った面をアピールできるってのは、人間として様々なことにチャレンジできているということなのかなと思いました。あ、かけてもらった曲ですが、ここぞとばかりに流してもらいましたよ。ホームレスという曲を。原点を忘れずにやってきたいもんです。さてさて、美々津では毎年3月3日にお雛様祭りが開催されます。重要伝統的建造物群保存地区である美々津。その美々津にたくさん残っている古民家に、それぞれ年代物のお雛様を飾る華やかなイベントです。穴場観光地である美々津ですが、この日はたくさんの観光客で賑わいます。江戸時代の町並みのあちこちにお雛様が飾られ、古民家が解放され、人々は自由にそれらを見学することができます。風流な素晴らしいお祭りです。何か僕らもお祭りに貢献できればいいなぁと思っていたんですが、なんとウチからも昔のお雛様が出てきたんですよね。家を改装しているときに前の家主さんの荷物を片付けていたんですが、その中に発見した大きな布の箱。開けてみたら、出てくる出てくる。無数の木箱。その中には大事に保管された雛人形が大量に入っていました。おおお…………年代モンにもほどがあるぞこれ…………いつのやつだ…………?こりゃあもう飾らないわけにはいかない!!ってなことで、意を決して木箱を開けてみました。こうやって綿を巻いて顔を保護してます。ゾロゾロゾロゾロ…………ゾロゾロゾロゾロ…………あ、ありすぎじゃない…………?ど、どれが何なにかひとつもわからんし…………とりあえず1番大きいふたつが1番上の段のカップルだってのはわかるけど、あとの人たちがマジ謎。雛壇とか飾ったことねぇし…………この謎の小道具たちは一体どれが誰の持ち物なのでしょう…………こう?こんなノリ?ていうか人形が全部年代モンすぎてマジでもろすぎる。お着物も風化しかけてるし、髪の毛とか息を吹きかけただけでハラハラって散ってしまう。ううう…………し、慎重に慎重に…………丁寧に優しく…………スポッヒイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!頭もげたああああああああああああ!!!!ハァハァ…………マジ怖え…………とにかく一応全部出してみたものの、マジで配置が全然わからんので、近所の町並みセンターに行って飾ってある雛壇を見てお勉強。フムフム…………太鼓はこうやって置くのか…………靴はこいつに持たせるわけだな…………ていうかこの剣とかマジですごいです。こんな細いのにちゃんと鞘から抜くことができるようになってる。精巧な作りだなぁ。もともと雛壇ってのは高貴な身分の家の女の子がやってた遊びだったそうです。お人形遊びですね。それが全国に広まり、庶民の間でも行われるようになり、今に至るとのこと。ちなみに、お内裏様とお雛様~って歌がありますけど、お内裏様もお雛様もどちらも一対を表す言葉だそうで、男のほうがお内裏様で女のほうがお雛様っていう捉え方は間違いなんだそうです。作詞家のサトウハチローはこの誤りを生涯恥じていたみたい。一応並べ方はなんとなくわかったんだけど、大きな問題がある。壇がない。人形はあったんだけど、並べる壇までは残っていませんでした。というわけで作りましょう。ヨイショヨイショ…………ヨイショヨイショ…………天才。いや、めっちゃ簡単な作りですけどね。雛壇って買ったら2~3万円します。でもこれだったら1500円です。これをセッティングして、土台の水平を出して、寸法を綺麗に測って、人形を並べたら、ドンッ!!!!す、すげぇ!!!めっちゃ立派にもほどがある!!!マジでフルセットあるやん!!!町並みセンターとかの豪華絢爛な雛壇に負けないくらいの風格!!!そしてボロいところに味がある!!!おおお、こりゃあいいのできたなぁ。3月のお雛様祭りの時にたくさんの観光客が美々津に来て、楽しんでくれたらいいなぁ。その時までにはランチも始めたいので、ウチにもたくさんのお客さんが来てくれたらいいなぁ。まさか人生で自分でお雛様を飾るなんて時が来るとか思ってもみなかった。美々津、本当にいいところです。神武天皇の神話の物語、海運業で栄えた江戸の町並み、温暖で自然豊かな気候、海と山と川に囲まれた自然、全てにおいて理想通りの素晴らしく贅沢な場所です。そこで地域の人たちと手を取り合って町のことに取り組み、人生の機微を感じながら生きていく。田舎暮らしって本当に人間らしさを実感できます。というわけでみなさん美々津に移住しませんか?町おこしの第一歩は人口を増やすこと!!!仕事は日向市に行けばなんだかんだあります。IT企業のサテライトオフィスも来てくれたりするといいなぁ。僕にできることはこうして地道に美々津をアピールすることくらいです。あ、そうそう、昨日のことですが僕、町並み保存会に入りました。ウルトラ若手です。僕の次に若い人60代らしいです。30年前に爺ちゃんが作った町並み保存会。重要伝統的建造物群保存地区である美々津を後世に残していくための大事な組織です。町の古老は、金丸さんのころはみんな町並み保存に熱心で頑張っちょったとよ、市役所からお金をちゃんともらってきたりしてねぇ、でも今は時代が変わってねぇ、と言ってます。新参者の僕にできることなんてチンケなものかもしれませんが、美々津に生きるものとしてこれからしっかり町並み保存に取り組んでいけたらと思っています。爺ちゃんの名にかけて、的な感じで。さてー、今から買い出し行って仕込みするぞーーーー!!!!美々津の良さをどんどんアピールするために、いい店を作ってたくさんの人が美々津に来るキッカケを作るぞおおおおおおおお!!!!!昨日お店に来てくれた旅つながりの2人。クソ可愛い!!!!