こんにちは!神田です。
最近はもう夢の中まで店のことです。
追い詰められてるーーーーー!!!!!!!
必要以上に緊張するタイプです。もう生まれた時から。
学生の頃なんかは緊張でよくお腹痛くなってました。
必要以上に緊張する。でも緊張するからこそなかなか準備はしっかりする方でした。
テスト勉強以外。
なので、本番を迎えて、あ。意外となんでもなかった。てことが多かったです。
でも今回ばっかりは規模が違います。
ああ、もっとはやくからこれをしてれば。とかが山のように・・・。
恐怖ーーーー!!!!!
フミくんは意外とそうでもなさそう。
フミくんにどんと構えてもらっておこう。そして私はキッチンに隠れておこう。
おわり
さてさて!!!!!
美々津に遊びに来てくれた友達の旅人夫婦!!!!
サイコーに素敵でずっと仲良くさせてもらっている2人!!!!!
それはこの2人!!!!!
おっと、間違えました。
正解はこっち!!!!!
もういいですね。
にこいちです。
え?会いすぎ?
いやぁ、そりゃあもう仲良くさせていただいておりますもので。
前回2人に会ったのは富山の宇奈月温泉でした。
ユキちゃんの実家です。
4人で温泉宿泊まって浴衣で卓球してご飯死ぬほど食べてお酒たらふく飲んで温泉入りまくって夜の宇奈月の町を散歩して、
あああ……めっちゃ楽しかったなぁ…………
2人は日本に帰国してからというもの、すぐに富山で仕事をし、ひたすら黙々とお金を貯めていました。
もちろんそれはノリ君の故郷である沖縄でお店をオープンさせるため。
世界一周から帰ってきてソッコーでしたね、仕事始めたの。
あれからあっという間に1年近く経ち、ようやく準備も整ったようで、仕事を辞め、荷物をまとめて富山を出発。
沖縄へと向けて車で車中泊しながらゆっくりと南下してきて、その途中で宮崎にも遊びに来てくれたってわけです。
「いやぁ、もうすぐやねぇ、2人もお店作りに取りかかるんやねぇ。」
「そうなんですよおおお…………とにかくまずは物件探しからなんですけど、お店作りに関して色々教えてくださいいいい。」
「ウヒョオオオオオオオ!!!よおおおし!!!物件探しからコッキンの金の借り方から登記変更の仕方とか大工さんとのやりとりとかなんでも聞かんかい!!!特技は漆喰塗りになります!!!!」
「そうそう!!金丸さんコッキンに通ってましたよね!!コッキンの申請に通るコツを教えてください!!」
「どんな担当さんに当たるかという運次第です!!以上!!」
なんかもうこんだけ色んなところで遊んでると、別に俺たち海外旅仲間って感じももはやあんまりないです。
旅するにこいちと初めて会ったのはエジプトで、オーストリアやインドネシアでも再会してきました。
でも日本に帰ってきてからも色んなところで会いまくりですから、なんかこれからこうして日本で会うことのほうが自然になっていくんだろうなぁ、なんて思います。
人生でずっと繋がっていられる大事な友達って、きっとそんなにいません。
数年単位で疎遠になる人ってのがほとんどだと思います。
そんな中で、あ、この人とはずっと繋がっていられるかもって思える人との出会いって、なんとなくわかるもの。
旅するにこいちはきっとそんな2人だろうなーって思います。
え?思ってるの僕だけ?
またまたー、そんな寂しいこと言ってー、
ユキちゃんんんんんんんん!!!!!
せいぜい金丸とは5年もてばいいかなとか思わんでええええええええええ!!!!!
さてさて、2人には僕らの家に泊まってもらい、バーベキューしたり、近所でやってたワインフェスティバルに行ったりとめっちゃ楽しい時間を過ごしました。
カンちゃんのポーズが吉本?ってなる。
古民家作業のお手伝いもしてくれて、コンクリートのガラを土のう袋に詰めてもらったりしました。
わざわざこんなとこまで来てくれたのに手伝ってくれてありがとうね。
そんな2人に美々津のことをもっと知ってもらおうと、町並みの散歩をしながらプチガイドをしました。
今日は秋晴れの日曜日。
大型バスでやってきた日本人観光客の団体さんがワンサカと歩いています。
中国人の団体もいます。
この岩は神武天皇が腰かけた岩でねー、とノリ君たちに話しているのを、そうした観光客たちが後ろでふむふむ言いながら聞いていて、ちょっとしたガイドツアーみたいになっていておかしかったです。
どうも!!地元です!!
それから歴史民俗資料館にも連れていきました。
美々津の町並みの中に、古民家を利用した資料館があるんですね。
カンちゃんもまだ行ったことなくてずっと気になってたみたいでした。
まぁ僕は子供のころに何度か来たことがあるし、どういう施設か分かってるんですがせっかくなので見てもらいましょう。
んで、激感動しました。
この資料館こんなに楽しかったっけ?
美々津を代表する廻船問屋のひとつ、河内屋を利用して作られたこの資料館。
古民家の内装、作りだけでもものすごく見応えがあるんですけど?
虫籠窓とか船底天井とか、漁港美々津らしい個性的な作りになっていてめっちゃ面白い。
さらに昔の美々津の町並みの模型、色んな骨董品、民芸品の数々。
そこにスタッフのおばちゃんの見事な説明が加わって、ここは県外の一流観光地の施設ではないのか?と錯覚するくらいです。
こんな小さな美々津の小さな資料がこんなにクオリティーが高かったなんて、子供のころは1ミリも知りませんでした。
日本中、世界中回って帰ってきた今だからこそ、この資料館に展示されている物ひとつひとつの歴史が胸に迫ってきます。
ていうか神武天皇って美々津に6年も滞在していたらしいです。
長くないですか?
あと昔の商家って、間口の広さ、つまり玄関の大きさで税金が決まっていたらしいです。
なので古民家で入り口が広い家は、かなりのお金持ちだったって話です。
かつて美々津は「美々津千軒」と言われるほどの賑わいを見せていた町。
関西との交易で栄えた町なので、たくさんの物が溢れていたんでしょうね。
なんとなんと、美々津に本店がある呉服屋さんが、福岡に支店を出していたなんて話もあります。
しかし時は流れ…………
町の横に国道が通ると旧街道は廃れ、さらに鉄道が通ったことで海運が廃れ、美々津の港は急速に衰退したんだそう。
丘の上にあった巨大なお屋敷も、国道を通すために取り壊された。
かつては映画館、銭湯、パチンコ屋、遊郭まであった華やかな町が、今では老人ばかりの静かな過疎の町。
そんな町、この日本中に腐るほどたくさんあるんだろうな。
資料館に展示されていた白黒の写真を見た。
美々津千軒の町並みがどこまでものびている。これは上町だ。
まだ地面が土のころだけど、写真に写っている町並みはとても賑やかそうだ。
今でいう古民家がズラリと隙間なくビッシリ並んでいる。
今は駐車場にしたりして歯抜けのようにスカスカになっているし、改修して現代的な建物になっている。
それが少し前までこんな江戸の風景がまんま残っていたんだ…………
都会じゃないから開発も遅くて、かつて地方では昭和初期くらいまでこうした江戸時代みたいな日本の風景が残っていたんだろうな。
これ遊郭。
船乗りたちがここで遊んでたみたい。用心棒がいるのがリアル。
これはかつての国道10号線。
美々津の高台にあった屋敷。
もーーーーーーー、めっちゃ感動した。
そしてものすごくもったいない。
この町並みが残っていたらどれほどの観光資源になっていたことか。
日本屈指の町並みになっていたかもしれないのに。
それが国道を通すからってぶっ壊され、モダンにしたいからって改修され、白アリに食われて崩れ落ち、
美々津の古民家は全然保護されないまま、姿を変えていった。
当時はそれが普通だったんだよな。
だから今残ってる古民家の町並みに価値がある。
美々津も、これだけは残った。
ていうかだいぶ残ってる。
爺ちゃんや、たくさんの人たちの尽力で今もわずかに美々津の歴史はここに残ってる。
白黒写真にうつっている美々津千軒の風景はもうないけど、その片鱗を感じることはできる。
いやぁ、感動した…………
資料館に行ってから美々津を回ると、めちゃくちゃ見方が変わる。
これがどこの町にもある資料館の役割なんだろうけど、こんなに実感を持って感じられたの初めてだよ。
俺が今まで暮らしてきたこの町にどんな歴史があるのか、どんな人たちが暮らして、どんな風景が広がっていたのか。
それを知ると町はもっと魅力的になる。
紡いできたものの価値が上がる。
時代は変わり、今こうして過疎の町になった美々津。
次は俺たちが担う番だ。
古いものを受け継ぎつつ、新しい美々津を作っていくぞ。
ノリ君ユキちゃん、いつも楽しい時間をありがとうね!!
ユキちゃんの地元で会い、カンちゃんの地元で会い、俺の地元で会い、
残すところは沖縄のみ!!
沖縄楽しみだけど飲まされすぎないかが心配!!!
そしてお店作りも頑張ってね!!
2人だったら間違いなく超シャレたアットホームなお店になる!!
コッキンのことだったらなんでも聞いてね!!!
すっごい袖の下を渡せば通るから!!嘘おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!嘘です!!それやったら絶対落ちるからね!!!!ダメだよやったら!!!
ユキちゃんの色仕掛けならいけるかも!!!!
てなわけで旅するにこいちバイバイー!!
お店できたら沖縄行くからねー!!
さてー、明日も明後日もこれから来客続きで、予定もビッシリ。
お店オープンに向けてラストスパートかけていくぞー!!!!