終わったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……………………………………
終わったぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
昔の彼女の名前だけど美香ああああああ!!!!
終わらせたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
俺の最初の旅が終わってから早16年。
ずっと宙ぶらりんのまま放置していた日本一周の旅の記録。
ついに終わらせられた………………
思えば旅に出る前に、美香と話していた計画を今でもぼんやり覚えてる。
「日本一周に出てその旅の日記を写真付きでインターネットに投稿していこう。」
最初のうちは順調だったよな。
まだネットというものが全然普及していなかった時代に、美香が立派なホームページを作ってくれ、旅に出発してからも写真と文章を組み合わせた旅日記を美香がアップしてくれていた。
しかし美香が大学を卒業するとともに忙しくなって滞り気味になり、美香との関係が悪化していくにつれ更新はなくなっていった。
今考えたら死ぬほど自分勝手だよな。
美香も最初は楽しんでやってくれてたと思うけど、旅なんて俺がやりたくてやってたこと。
その記録を美香がやってくれるなんてめちゃくちゃ無理に付き合わせてるし、関係が悪化すればそんなことやってられっかってもんだよ。
今みたいにアフィリエイトでもあったらモチベーションも上がったかもしれんけど、想いだけではそうもいかん。
ましてや20代前半の不安定な時期にそんな約束なんてか細すぎる。
あー、20代前半。
綺麗だよなぁ。
馬鹿だったけど、失敗ばっかりだったけど、たくさん人を傷つけたけど、あの不安定さはすごく綺麗だった。
美香とはあれから別れ、別々の道を歩んでまったく連絡も取らないまま年月が過ぎたけど、俺が世界一周から帰ってきた時、美香が「日記見てたよ、おかえり。」ってメールくれてちょっと胸が痛くなったのはカンちゃんには内緒!!と見せかけてカンちゃんには全部話してるからOK!!と見せかけてなんで男の人って昔の彼女の話するの!!ってカンちゃんぷんぷん丸!!
他の元カノは別に心配してないけど美香ちゃんに関しては心配、っていう女の勘を発動させてくるカンちゃんは実は鋭い女の子です。
いや、マジでなんもないですよ。
もう、さすがに。
でもやっぱ20代前半の恋愛ってデカいじゃないですか。
きっと誰にとっても美しい思い出として胸の中にあるものだと思います。
もう40歳になったけど、立派なおじさんだけど、過去の恋愛の輝きは胸の中にちゃんとあるものですね。
これを一生持ち続けて、80歳のしわくちゃの、杖がないとほとんど歩けなくて何話してるか1ミリもわからん耳毛が半端ないお爺さんになっても、記憶の中であの時のことを思い出して自分の人生を振り返れたらマジでめっちゃ最高ですよ。
記憶の中では俺は茶髪のロン毛で破れたジーパンにウェスタンブーツ履いて親指立てて、肌もハリがあって筋肉もあって、そんな青年だった。
記憶は美しいですね。
日本一周。
僕の原点であり、最初の旅。
実家に眠らせてあった大学ノートとCD-Rのバインダー。
それを引っ張り出してひたすら打ち込み続けた1年半でした。
いやぁ、長かった……………
長すぎだよ……………
皆さんも思ったことでしょう。
え…………?
これマジでこのペースでやり続けるつもりなの………?
どんぐらいかかるの?
って。
いやぁ、正直、読者さん減りました。
結構、半分くらい減ったんじゃないかな。
過去のことなんて別にいいよって思う人もいるのが当然ですよ。
中には日本一周のブログも楽しく読んでます!!って言ってくれる読者さんもいましたけど、やっぱり減りました。
減るのは寂しかったし、減るってことはあんまり楽しんでもらえてないんだろうなって思ってましたが、ここはもう自分のやり残したことを完遂するために、自分のために毎日編集していました。
おかげでめっちゃやりきった感ありますよ。
どうでしたでしょうか皆さん。
皆さんの町にも行っていたでしょうか?
皆さんの好きな場所や好きなご飯とか、思い出のスポットとか、そういうのが出てきましたでしょうか?
もしかしたらどこかの町で、あなたとすれ違っていたかもしれません。
駅前の踏切、バス停のベンチ、デパートのエスカレーター、防波堤沿いの歩道、
そこにいたあなたの横を通り過ぎていたかも。
僕が親指を立てている横を車で通り過ぎていたかも。
20年も昔に。
僕もあなたもずっと若かった頃に。
そう思うと人生はとてもドラマチックですね。
この日本一周が終わったのが25歳の時。
それから自費出版で本を作り、今度はさらにストイックに旅を続けました。
ライブハウスでのステージを増やし、行ってなかった観光地をくまなく巡り、日本中に友達を増やしながら縦横無尽にこの島国を駆け回りました。
それから29歳で一旦宮崎に戻り、これまでの音楽活動の集大成となるCDを作りました。
そして30歳になり、やることをやりきった僕は鳥取に向かいました。
そこからはもうこのブログの読者さんは皆さんご存知だと思います。
旅の人生ってカッコいいって、今でも思います。
映画の中のホーボーたち、西部劇のカウボーイたちは今も僕の憧れです。
どこまでもどこまでも遠くに行く。
その心細さが欲しくて、どこまでも行く。
次の旅はなんだろうな。
とりあえず今はイトヨリとカンちゃんと幸せに暮らしています。
皆さんはどうですか?
このブログを読み始めたころから現在だったら人生は大きく変わったんじゃないですか?
何年も経ったら住む場所も仕事もパートナーも、そして人生観も変わってるかもしれませんね。
僕も老けたし、皆さんも老けました。
ブログ越しですが、一緒に歳をとりましたね。
願わくば、皆さんの毎日が笑顔で溢れてますように。
辛いことに心を痛めてませんように。
とりあえず今夜は寝ます。
横でカンちゃんとイトヨリが寝息を立てています。
もうここは橋の下じゃないね。
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