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井出商店うますぎ。からの久しぶりの大阪へ








2006年3月14日 【和歌山県~大阪府】



和歌山城は徳川御三家の1つ、紀州藩徳川家の居城。





ここの5代目藩主があの有名な暴れん坊将軍、吉宗だ。


自分は質素倹約を旨とし、教育や医学、消防など多岐にわたる善政を行い、食料の充実にも力を入れ、米将軍と呼ばれた。


その後、宗家の7代目徳川家継が早く死んでしまったため、この吉宗が8代目に就任。


歴代将軍の中でも中興の祖と特筆される名君だ。


さらに夜には星を愛したロマンチストだというからファンも多く、市内には数多くのゆかりの地がある。



が、全部は回ってられんので城だけピュピュッと見てから、最後に和歌山県で1番楽しみにしていた場所へ。







よおおおおおおおおおおおし!!!!!



きたぞオラアアアアアアアアア!!!!!



暴れん坊とかどうでもいいからラーメン食わせろやああああああああああ!!!!!



やってきたのは中華そば『井出商店』!!


いまや全国区となった和歌山ラーメンをここまでのブランドに仕立て上げたのがこの店らしい。


超有名店なのに店はメチャちっちゃい昔ながらの食堂。



軽く並んで入店!!!!



ラーメン到着!!!!




鼻から麺を噴き出す勢いでむさぼると見せかけて精神統一して慎重に一口目!!!!















うーーーまーーーすーーーぎーーーるーーー!!!











これで500円!?


ご、ご、ご、ご、500円!?!??


神ですか!?!?!??!!


毎日食いてぇ……………



いやあああ、これは感動のうまさ………………



食べながらどんぶりの中身が減っていくのが悲しく感じるほどのうまさ。


一生通います。


他にも市内にはたくさんの名店があるので、次来たときははしごしてやる。










田辺でカズさんにもらったMDをオーディオに入れて車を走らせる。


流れてくる『男はつらいよ』をこんないい曲だったんだなぁと思いながら加太の海岸線を走りぬけていく。


さっきまで雪が降っていたのに、いつのまにか空は真っ青に晴れ渡り、海には第二次大戦時の砲台跡が残る沖ノ島と地ノ島が浮かんでいる。



「西に行きましても東に行きましても、土地土地のおわ兄さんおわ姉さんにご厄介かけがちな若造です。」



寅さんの口上かっこいいなぁ。


渡世人には仁義というものがある。

「おひけぇなすって!!」ってあれだ。



よくはわからんけど命をかけた自己紹介みたいなもんらしい。

俺も何か考えようかな。


ホント、ご厄介かけがちな若造だもんな。




ウミネコの群れをかいくぐって、大阪の境を越えた。











翌日。








久しぶりの大阪ーーー!!!



旅の前半で大阪に来た時はまだ右も左もわからず右往左往するだけで、ほとんど観光地とか回ってなかったからな。


大阪は東京なんかよりはるかに古くからの歴史がある土地。

さて、どこから攻めてやろうか。






まずは奈良方面へ走り、金剛寺というお寺にやってきた。




緑豊かな森に囲まれており、なかなか広くてきれいに整備された境内。


重文のお堂もあり格式の高さに溢れている。












寺から出ると、門前に伝統工芸品の金剛すだれの会社があった。


お、すだれの会社なんて面白いな。


覗いてみるとすだれ資料館なるものがあったので見学させてもらうことに。




すだれって元々は大陸から伝わったものらしい。


そういえばさっきの金剛寺もどことなく中国っぽい雰囲気があった。

やはり日本の歴史はさかのぼると朝鮮半島にいきつくのか。



それにしてもいろんなすだれがあるんだなー。


ガラスのすだれまである。


特にすごかったのが鶴の絵が描かれてあるやつ。





よく見ると面に図柄を描いてあるのではなく、細い色糸を竹の1本1本に巻きつけて模様にしているという気の遠くなるような技法。


細かすぎ。



「はい、これ記念品。」



見終わって帰ろうとしてたら、お土産に竹すだれのランチョンマットを頂いた。


マジかすげぇ!!


こりゃいい!!

ありがとうございます!!













次に太子町にある聖徳太子御廟に到着。




500年代後半から600年代前半に生きた飛鳥時代の政治家で、推古天皇の摂政となり冠位十二階や十七条の憲法の制定など、日本の国の土台を作った人物、それが聖徳太子。


我が国が誇る世界一古い木造建造物である法隆寺もこの人が造ったんだよなぁ。


10人の話をいっぺんに聞いたというからマジでウェイターなったら最強やん。






そんな聖徳太子さんの墓はやはり古墳。




うわあああ、1500年も昔に活躍した人がここに葬られたっていう事実を想像するとめっちゃ感動する。


歴史に名を残したくても残せなかった無限の命がある中で1500年も後世に語り継がれる人間ってとんでもない優れた人だったんだろうな。


この墓は宮内庁の管理というから天皇家の絶対的な力を感じる。





宝物館を見学し、館の人に話を聞いてみたのだが、皇族用語を使いまくってくるのでほぼ理解できず。


天皇家というものがやはり日本の象徴として君臨してきたこと、一般人とはまったく別の触れられない世界の住人だということを実感した。









さてさて、次は商人の町、堺。


大都会なのだが、その街のど真ん中に超巨大な立ち入り禁止区域の森がある。


日本一巨大な前方後円墳、仁徳天皇陵だ。


とりあえず周辺を歩いてみるが、でかすぎてどこがどうなってるのかひとつもわからん。


上から見たらあの有名な鍵穴みたいな形になってるってのは分かるけど、こんな地上じゃただの森だよ。


これが人間1人の墓ってんだからすごいよなぁ。




狭い日本でこんな立ち入り禁止の御陵がいくつもあるんだもん。


今も埴輪やガラス玉、刀剣なんかが一緒に埋められてるというから、やっぱり天皇ってのは特別な存在なんだよな。







よっしゃ!!!


今日も観光頑張った!!!


ってなわけでたこ焼き食べたら堺東の路上にやってきた。



反応は上々。

やっぱ大阪の人間は面白い。


みんなが吉本みたいなお約束のボケと突っ込みをしてくるから大変だ。





今夜は最後に1軒パブで歌ってから車に戻った。


あがりは13000円。








この辺まで来ると、スーパー玉出とか懐かしい庶民の雰囲気に3年前の大阪がよみがえる。


辛かったよなぁ…………


さんざん凹まされたよなぁ……………


楽しいこともあったけど、大阪はしんどかった思い出が多い気がする。





明日ミナミに行ってみよう。

そして心斎橋を歩いてみよう。


あれから大して時間は経ってないけど、随分遠くまで行ってきたよ俺。



大阪、人間くさいからこそ悲しいバラードが似合う街だな。




リアルタイムの双子との日常はこちらから





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