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三社祭と東京出発







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浅草三社祭。



628年、隅田川で漁をしてた兄弟の網に仏像が引っかかる。


近所の物知りさんに相談すると、これは観音様だということで物知りさんが自宅を寺にした。


これが浅草寺の起源。



その後、この兄弟と物知りさん3人を祭った社がつくられる。

これが浅草神社。


三社祭りはこの浅草神社の例大祭だ。




これが東京最後のイベント。


3日間行われるこのお祭りを堪能したら、とうとう東北に向かうぞ。













浅草に行き、この前ご飯に行こうと話をした美人な姐さんのいる浅草の呉服屋さんに行ってみた。



「あら、ほんとにまた来たね。」



ユウキと3人でランチに行き、祭りの話をきかせてもらった。



神輿の担ぎ手の中にいる肩にコブをつくってる人たち。


あの人たちって実は全国にいる神輿担ぎ専門部隊らしい。


祭り好きで、人手の足りない大きな祭りとなれば全国どこにでも駆けつけて担ぐ。


しかしどれだけ担ぎまくればあんなラグビーボールみたいなコブが出来るんだろう。




それにしても3日間で190万人がやってくるというこの三社祭。


ハンパじゃない。














































人垣の向こうから威勢のいい掛け声が聞こえる。


きらびやかな神輿に群がる観客。


浅草寺境内はもう身動きもとれないほどの群集。


















神輿の上に、全身刺青で褌一丁のおじさんたちが5人上がり、うちわを振りかざすと大歓声が上がった。


どう見てもヤクザ。


警備員さんたちも必死だ。



「すぐに神輿から降りなさい!落ちると危険です!浅草寺の中から仏様も見ています!そのような姿で恥ずかしくないですか!」



神輿を埋め尽くす観客。


熱気と歓声。












ユウキと別れて俺1人、雑踏を抜け出した。


呉服屋の前で待っていた姐さん。


一緒にご飯を食べに行くことに。



「おう!どこ行くんだい!?」



「あー、この前はありがとねー。」



歩いていると、みんなが姐さんに声をかける。


この下町の人気者なんだな。









ご飯を食べ、姐さんと2人、隅田川のほとりを歩く。


少しアルコールにほてる体に夜風が気持ちいい。


遠くから祭りの余韻が聞こえる。




屋形船の明かりが川面に揺れ、彼女の髪を染める。


きれいな人だ。
















三社祭の最終日。


光ちゃん、ユウキと3人で上野へ行き、センジ君と合流。


あいにくの雨の中、上野動物園の前を通り、東京国立博物館へ。


センジ君リサーチで、今日が最終日の『空海と高野山』の特別展を見に行った。



さすがは東京の博物館。


洗練された贅沢なつくりだ。





空海は804年に大陸に渡り、唐の長安で真言密教第7祖の恵果和尚に弟子入り。

和尚は空海の才能を見抜き、千人はいる弟子の中からこの会って半年の新入り日本人を真言密教第8世法王に選ぶ。



その濃密な留学はわずか2年。


日本に帰った空海は日本真言宗の開祖となり、和歌山の山奥に一大道場・高野山を開いた。


まぁ、この辺りの経歴はすでに知っていたので、もっと突っ込んだことを知りたかったんだけど、詳しいことはあまり紹介されていなかった。


陳列された空海ゆかりの巻物や独鈷、木像はすごく見応えがあった。



高野山、必ず行くぞ。















国立博物館を出て、17時に浅草にやってきた。


雨が降っているにもかかわらずすごい群集が境内を埋め尽くしている。



浅草寺正面の階段にうごめく人垣に潜り込んでベストポジションに陣取る。


今、町中を練り歩いている神輿がこの辺りに帰ってくる時が最高潮の盛り上がりをみせるらしい。









早く神輿来ないかなー、と立ちっぱなしで待つこと3時間。


向こうの方で祭囃子が聞こえ、歓声が上がっている。


しかしここからは何も見えず。


行こうとしてる人がいるが、バリケードで入れないようにしてやがる。


警察に野次がとぶ。







それからさらに1時間。


周りの人たちも疲れとイライラがピークに達してきたその時、ようやく1基の神輿が浅草寺境内に入ってきた。



「待ったぞーー!」



誰かが叫び、一気に盛り上がってきた!


掛け声とともにこっちに突っ込んでくる!



「わー!」



「いいぞー!」



するとクルッと向きを変えてどっかに進んでいく神輿。


一斉に追っかける人々。



「すみません!下がってくださーい!」



警備員たちがすかさずバリケードを引っ張り出し道をふさいだ。


黄色いテープが張られ、完全に締め出された観客。


バリケードの隙間から覗くがなにも見えん!!!



向こうから聞こえる大歓声。


なんだこれ!ふざけんなよ!


あー!もういい!もーいい!





あれだけ待たせといてなんだこの扱い?


なんだこの祭り?



ムカつきながら地下鉄に乗り込むが、祭りの人出でとてつもない大混雑。


うん…………三社祭、全然楽しめなかった。


2度と行かない。













そんなこんなの東京最終日。


母の日と父の日を合体させて、日本一の手もみ茶と出来たてホヤホヤのCD『同窓会』を実家に送った。


美香にも同じ物を送る。



元住吉の部屋の中、荷物をまとめ、布団を干し、溜まっていた洗濯物を全部洗う。


光ちゃん、試行錯誤の連続で言い合いもしたけど、楽しいレコーディングやったね。




長かった関東生活。


思えば去年の10月にこっちに来て、CD作ろうなんて言ってたのが昨日のことのようだ。


7ヶ月、ずっと誰かと一緒にいて、1人ぼっちの旅の感覚を忘れつつあった。



これからが俺の本来の暮らしだ。


スピードアップして7月には北海道に入るぞ。


さぁ!褌締めなおすぞ!



灰色の眠らない街を背に、栃木に向け異常なほどの黒煙を吐きまりながらファントムを走らせた。




【東京CD作り編】

完!!!!






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