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カンちゃんがいなくなった店に1人ぼっち

 

こんにちは!神田です。



これを書いてるのは7月1日。
明日からひなた屋、新メンバーにてリニューアルオープンです!!!!!

心配!!!!!!!!
でもたぶん実際にお店にいるフミくんと義理母さんの方が不安でいっぱいな
はず!!!!!!!!

そして、さらに心配してくれている義理父さんが明日は味見をしにいく!て
言ってお店の予約をしてくれています。

月に何度も来てくれるお父さん、ひなた屋の味を誰よりも知ってるはず。
そしてしっかり指摘してくれるので、いつも勉強になります!!!

ああああーーーー大丈夫かなぁ。



おわり




↓↓↓田舎暮らし&古民家改修youtube始めました。




この1週間、カンちゃんがめっちゃ優しくしてくれました。





「ああ、フミ君2ヶ月も1人で生きていけるかなぁ。心配だわぁ。ちゃんとご飯食べるんだよー。」



そう言って、当面の食材を買い溜めしてくれたり、掃除してくれたり、洗濯物全部やってくれたり、



いなくなる前に全部整えてくれて……うう……泣ける…………



耳かきもしてくれたし…………アトピーの薬も塗ってくれたし…………


耳かきしてもらう時、お腹が大きすぎて顔が埋れて窒息死するかと思いました。


今しかできないめっちゃ特別な耳かき。








1週間でカンちゃんの優しさを全部もらいました。

優しさ溜めしました。



あああ、逆に俺はカンちゃんに優しさ溜めしてあげられたかなぁ。




カンちゃんが2ヶ月もいなくなるなんて信じられない。



世界2周目の最初にインドで合流して、それから今までずーーーーっと一緒。


オーストリアで結婚式をした時に、それぞれの親と水入らず旅行をしたけど、その時に3日ほど離れたのが最長じゃないかな。


3日離れただけで死ぬほど寂しかったのに、それが2ヶ月なんてもう離婚に近いですよ。



「フミ君、実家に行ってご飯食べたりしてね。片付けとかもちゃんとするんだよ。」



「うんー、カンちゃんもがんばってね。病院で友達作って仲良くしててね。」















そしてついに入院当日。










県病院でカンちゃんとバイバイしました。


置き去りにするのが可哀想だけど、病院の中はたくさんの人がいるから寂しくないね。



元気でね…………


























1人、家に帰ってきました。



「あー、カンちゃん鍵は?あ、俺だっけ?いけね!よーし、それじゃ今日は裏庭の草抜きでもしようかな。カンちゃんは何するの?レシートまとめ?またまたぁ、そんなこと言いながら実はドラマ見るんやろ?石原さとみとかの。あ、そうだ、次の回覧板で公園清掃の日付の紙を回さないといけないよね。え?もう回した?さすがやなぁカンちゃんはー。今日のお昼ご飯は…………な、なんだろう…………ウグ…………グスッ…………お昼ご飯…………お、俺カンちゃんの天津飯が…………ウグッ…ヒグッ…………食べたいな…………」




と1人で泣き崩れながら庭の草抜きしました。


もうすでに限界を迎えております。2時間で。まだ2ヶ月あるのに。


時間に換算したら1440時間もある。


絶望しかない。



寝ようと思ってベッドに行ったら、布団が綺麗に整えられてて真ん中にカンちゃん用の抱き枕が置いてありました。



ヒグゥ!!



泣き崩れました。













めっちゃ寂しい。


どうしよう、カンちゃんがいない…………




でもこれはもう逃れようのない事実。


これから2か月いない。


つまりカンちゃん無しでお店を開けないといけないということ。




今日が6月25日。


6月中はまだお母さんが仕事があるので、ひなた屋を開けることはできません。

1人ではお店は回せないので。



なので7月2日からお母さんと2人でオープンという流れなので、それまでに特訓を重ねないといけません。



俺は料理の練習。


お母さんはドリンクやレジ打ちの練習。




キッチンに行くとカンちゃんが遺してくれたレシピブックが。



ヒイイイイッ!!!


涙が!!!








でもやっぱめちゃくちゃ不安…………

この2人でお店やっていけるかな…………



あそこは代が替わって味が落ちたよな、とかよく聞く話ですよね。


接客も雑にならないか心配。



この2ヶ月というか、カンちゃんが復帰するまでに評判がガタ落ちにならないようになんとか踏ん張らないと。



そのためには特訓特訓。







一応作戦としては、メニューの中でもカンちゃんじゃないとできない難しい料理は今の期間中は外します。


手間がかかりすぎるやつも外します。


僕とお母さんだけだとやれることに限界があるので、なるべく僕が動き回れる状態でないといけません。




メニューが減った分は大皿で補います。


大皿で置いておいて、これちょうだいって言われてお皿に移して提供する小料理屋的なやつ。


これで僕らの不慣れなオペレーションでもだいぶ提供時間を短縮できるはず。


大皿が余ったらそのまま僕の朝ごはんやお昼ご飯に回って、無精な僕の健康面をカバーしようって寸法です。


食費も浮きますし。











スムーズに対応できるよう考えて考えて再オープンを迎えるつもりですが、もちろんこれまで通りのメニューはありますのでそれらをちゃんと作らないといけない。


いつもカンちゃんのヘルプで作ってたので半分以上はだいたいできるんですが、全部完璧にしとかないといけないし、仕込みもやらないといけない。


食材が切れないように在庫管理して発注して買い出しして…………









不安すぎる…………











お母さんと一緒に練習をしたんですが、お母さんもめっちゃ不安がってます。



「文武、あんた大丈夫ね…………いつもナオちゃんがいて3人であんなに忙しくやってたのに2人でなんて無理じゃろ。よし、メニューをもっと半分くらいに減らそう。」



「ダメだって。なんとか2人でやっていかなきゃ。よし!!練習しよう!!カルピスチューハイ作って。」



「えーっと、カルピスは、えーっと、どこかなぁ、あー、えー、ここかな?あ、違う。」



「ちょっとー、カルピスの場所くらい覚えててよー。そこの下の奥。」



「ああ、はいはい。えーっとこれをどんくらい入れるとね?」



「50ミリ。」



「えっと、このカップの大きいほうが何ミリやったっけ?これを入れたらこっちのやつで、これは混ぜると?」











不安すぎる…………









そして俺もヤバい。


普段の営業をシミュレーションして何品か同時に作ってみたんだけど、どれからやると無駄がないかってのがまだよくわからなくてこんがらがってしまう。


濃口と薄口の醤油を間違えたり。


わたわたして焦って作業スペースが散らかりまくり。




「文武、こんな調子で大丈夫じゃろか…………」



「ヤバいね…………」



「あ、でも味は美味しいよ。ちょっとこれは焼きすぎてるかな。」



「うーん、慣れるしかないよなぁ…………まぁ土日とか忙しそうな時はお客さんの数を調整してあんまり入れすぎないようにするから。よし、お母さんレジ打ってみようか。」



「レジ打ち!!!はああああ!!!でもやらなきゃねぇ。どうやると?」



「この数字打って、それからここ押して、それから小計。でお金もらって合計。」



「えーっと、500円ぽちぽち。」



「お母さん、500円じゃなくて5円になってるよ。」



「アラいけないいけない。」














不安すぎるううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!












不安すぎるのでスーパーマンVSバットマン。














な、泣けるほどつまらない…………






とりあえず再オープンまでは1週間!!!


この1週間、毎日練習しまくるぞ!!!