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生命保険と花火大会

こんにちは!神田です。



とうとう仮免許取得しましたーーー!!!!!

しかも今日路上で3時間も運転したしーーーー!!!!!!

仮免とったら、結構すぐに本免許もらえるって勝手に思ってたんですけど、
まだ学科が16時間と実地が19時間もあるんですね。


まだまだーーーーーーーーーー!!!!!!!



おわり



 



生命保険の話をしに行くとすごいですね。



はい、えー、85歳くらいで亡くなるとしまして、現在が36歳なのであと49年ですので、それまでにどのような掛け金のどのような内容の保険に入っておけば老後にどれくらいの蓄えがあって、そうなった時に月にどれくらいの生活費を使うことができるのかということを計算しながら考えていきましょうねー、それと死亡じゃなくて3大疾病になった時の保障も必要でしたらこちらになりますねー、あ、あとこちらは身体障害者になった時に受けられる保険ですうんたらかんたら…………








ヨユーで死ぬ前提の話をしてきます。



おいテメーこの野郎!!!

縁起でもないこと言うんじゃねぇ!!!




はうっ!!!!!!


















俺も死ぬじゃん…………



ヨユーでそのうち死ぬじゃん…………



日本人の平均寿命考えたら結構そろそろ人生ターニングポイントじゃん…………


マジビビるんですけど…………












いやー、自分が死ぬ時のことなんか1ミリも考えずに生きてきたこの36年間。


もうそろそろ僕も自分がこの世からいなくなるということを視野に入れないといけなくなりましたか。


ビビる!!!俺いなくなるのにその後のこととか準備しとく必要ある!?!?












結構昔から考えてたんですよね。


僕は生きてる。

お爺ちゃんが死ぬ。

残されて悲しい。


でも僕が悲しんでることをお爺ちゃんは今知らない。だって死んでるから。





実際俺たちは残された側。


でもお爺ちゃんの中での一生は死んだ瞬間に消えてなくなる。


生前に積み上げてきたものも、宇宙の中の地球という惑星の日本という国で生きてきた、という生きている間のみの情報も全部消えてなくなる。




今は確かにこの地球に生きてる。


この無限の時空でミジンコみたいに生きてる。


この瞬間のこの命が存在している世界は、死んだ瞬間に全部がガラガラと崩れ落ちてなにもかも消えてしまうんじゃないか。


親とか奥さんとか息子とか友達とか、そんな存在も生きている間のみのハリボテであって、死んでしまえばそこで消える。



だったら何を残すんだろう?



生きてる側は死んだ人の事実を知ることができるけど、死んだらもうなんの責任もないやん。










ってまぁ、うまく言えんけどそんな感じ。


今もそこそこ思ってる。



でもどうやらやっぱり僕が死んだ後のことも色々考えないといけないみたいなんですよね。


生きてる間の責任として。


コッキンの借金もめっちゃありますからね。


僕が死んだらカンちゃんが払っていかないといけません。


なので最低でもその借金分をカバーできるだけの生命保険に入らないといけません。




そんで、どうせ生命保険に入るなら、日本人の死因の大多数である3大疾病の保険にも入っていたほうがいい。



さらにどうせなら事故やら病気の後遺症やらで障害を負った場合のなんかもあったほうがいい。



しかもどうせ掛け捨てするくらいなら毎月の支払いは多くなるけど、なんとか健康で60歳を越えてガバッと返戻金をもらいたい。



そんでもってどうせならドル建てで利率良く運用してもらいたい。



さらにさらに月1万くらい突っ込んで非課税のニーサとかいう投資信託でどっかの国債で運用してめっちゃ増やしてうんたらかんたらオラアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!



とりあえず1回橋の下で寝てこいや!!!!



話はそっからだチクショウ!!!!!


















正直、死ぬほど眠いです。


ほけんの窓口でお話聞いてるんですけどマジでこれほどまでに眠くなる時間がこの世に存在するのかというほど睡魔と戦ってます。

ビビるくらい白目むきながら口半開きになってるはずです。




いや、めっちゃすごい話聞かせてくれてるんですよ。

すっごいです。

担当のかた、めっちゃプロです。


なのでめっちゃ世の中の勉強になります。



なのでそのお話がどれほどまでに有意義なものなのかをここで力説させてもらいたいところなんですが、なんせ半分気を失っているのでほとんど覚えてません。無念!テヘッ!







でもカンちゃんがしっかり聞いてくれてるのでとても助かります。


僕は近々、神田さんの決める生命保険に入ることになるでしょう。




保険金の受け取りは………………神田!!!





「僕が死んだらガッポリでございますなぁ。ヴィトンがいけますな。」



「ヴィトンいらんー。フミ君と健康に生きてめっちゃ返戻金もらって優雅に海外だね!!」



「あ、その返戻金で北極マラソン行こうかな。」




みなさんも保険の見直しとか行ってみるのおススメです!!


ほけんの窓口行ったらお茶とかくれますよ!チョコも!!

























さて、先日は美々津最大のお祭りである美々津の花火大会でした。


もちろん子供の頃からずーっと行ってるやつです。


お小遣い握りしめて同級生と遊びに行ったり、彼女ができてからはその子と神社の石段座ったり、そんな普通の田舎の青春です。



僕が小学生くらいのころ、まだ当時の高校生はめっちゃビーバップ世代だったので、お祭りに行くとすっごい怖いヤンキーの人たちがたくさんいたもんです。


まぁその人たちも同級生のお兄ちゃんとかだったので可愛がってもらってたんですが。



僕らのもっと上の世代のころ、美々津は田舎にもかかわらずかなり怖いヤンキーの人たちが幅を利かせていた町で、当時は周辺の町の人たちの間で、美々津の駅で降りるとヤバイから降りないほうがいい、みたいな噂もあったくらいです。


僕らのころはそんなことない平和な世代でしたけどね。





まぁ港町なのでそういうヤンキーもいれば、腕っ節の強い荒くれモンの船乗りもいるわけだからだいたい祭りの日は喧嘩です。


角材で人が頭を殴られて倒れるところとか子供のころに見て、未だにまぶたに焼き付いていたりします。



テキ屋の屋台、エンジン音、投光器、喧騒、



地元のお祭りには誰しも思い出がたくさん詰まってるもんです。













そんなお祭りを半月後に控えていたくらいの時、ある大学生から突然メールが来ました。


その子は美々津出身の宮崎大学に通っている男の子で、金丸さんのお話を伺いたい、みたいな感じの内容でした。


というわけでお会いしてみました。



ちょっと不器用そうな感じだけど、誠実で、真っ直ぐで、熱意のあるこの青年。



なにやら今年から美々津の花火大会でお昼の部を復活させるべく、そのお昼の部のリーダーとして頑張ってるところみたいでした。



僕が子供のころはお昼も色々プログラムがあったんですよね。


耳川で手漕ぎボート競争とか、川を挟んだ両方の港同士で大綱引きをやったりとか。



その大学生の彼は、あの頃の賑やかなお祭りを復活させて美々津を元気付けたいんです!!という想いを持っているみたいでした。




おおお、めっちゃ嬉しいやん。

美々津に帰ってきてこれからこの町を面白くしていこうって思ってるところにめっちゃ頼もしい若者やん。



僕も地元ではありますけど、彼もまた思いっきり地元の人なので、そうした若い人たちがこの町をどうにかしようと思ってくれているのがすっごい嬉しかったです。






いっても僕はこれまで長いこと美々津を離れていました。

日本をウロウロしたり、世界をウロウロしていたので、最近のリアルな美々津の動きまでは把握しきれていません。


でもこうした大学生の彼から生の実情を聞けて、改めて僕ら若い世代がこれから町を活性化していかないといけないなぁって実感できました。



お祭りのためにクラウドファンディングで必死に資金集めをしていたり、集客に頭を悩ませていた大学生の彼。


僕なりに少しだけアドバイスさせてもらい、いい顔合わせになったと思いました。












美々津には今、面白い人たちが結構います。


大阪から来ているサーファーのかたがやってるオシャレなギャラリー。


15年くらいやってる古民家カフェ。


前に東京で広告業をやっていたバリバリ切れ者のかたが日向市の企業や新規事業を応援するために設立された日向bizっていうところのボスをやってるんだけど、その人も美々津に住んでいる。



これって相当な人材ですよ。

美々津にとって。


みなさんお会いしてみると本当に素晴らしいくてクリエイティブな人たちです。




そんなみなさんが口を揃えてこう言います。




金丸さんは地元だから、って。





僕は確かに地元。


うん、だからわかる。


やっぱり田舎の人は、移住してきた人に対してちょっと壁がある。



これはもうどうもならんかもしれん。

人間の性質だと思います。


コミュニティに生きていると、その小さなコミュニティの中でもグループを作って、さらにそのグループの中で地域分けしたりして。





でもそこで終わったら寂しいです。

せっかくこんなステキな人たちがいるのに、壁があるなんてもったいなさすぎる。



これから美々津を面白い町にしていくために、地元、移住者関係なく、みんなの力を合わせてやっていけたらいいな。

いや、そうならなきゃいけないです。


難しいことかもしれないです。


俺たちの町を余所モンが好き勝手するな!!変なことして荒らすな!!とか、日本を回ってたら色んな土地でそんな話聞くけど、その間に立って人の輪を作ることができるような、そんな人間になっていけたらなって分不相応なことも思ってしまいます。


















お祭り当日。









土砂降り雨の中、大学生の彼は必死に町の中を走り回ってました。


俺は古民家の工事でバタバタしてたから少ししか見に行けなかったけど、彼なりにめっちゃ一生懸命頑張ってました。



いやぁ、頼もしいよ。

これから一緒に町を楽しいところにしていこうね。






























































夜になり、灯篭を持った人たちが美々津の中を歩く。



家々の前ではお盆の送り火が焚かれ、幻想的な、それでいて少し不気味な、霊的な空気が満ちる。


お盆の美々津は里帰りの人たちですごく人口が増えていて、こんなに人が歩いてる美々津を見るのは久しぶりだ。








灯篭を持った人たちが港の岸壁に集まってくる。



後ろの神社から、慰霊の歌が朗々と流れている。



不思議な不思議な空間。



























人の流れが落ち着くと、灯篭をたくさん載せた漁船は岸壁を離れ、川の中央へ。



そこでひとつずつ、灯篭が水面に浮かべられていく。




静かに静かに漂って、流れていく光の粒たち。













あのひとつひとつが命だ。



先祖の魂が、光となって川を流れていく。



あの光のひとつひとつに子供時代があって、若さに漲る青葉のころがあって、働き盛りのたくましい時期があって、そして年老いた老人がある。




なんて近いんだろう。


霊と現世が。


このお盆の時期は、そうしたふたつの世界が混じり合っているかのような錯覚にすらなる。







横でお爺ちゃんと手をつないでいるお孫さんであろう小さな女の子がワーンワーン!!と泣いていた。


ワーンワーン!!って。



どうして泣いているんだろう。

この子はこの精霊流しの意味がわかっているのだろうか。

いや、それにしては小さすぎる。



もしかしたら、何か不思議な感じるものがあるんだろうか。

子供ながらに、これが物悲しい儀式だと感じ取っているのか。


このお盆の夜の空気と慰霊の歌が、なぜだかこの女の子を泣かせているのか。




みんな帰っていくねぇ、寂しいねぇ、って言ったお爺ちゃんの言葉がすごく耳に残った。







俺もこれからこの町で生きていく。

そんでいつかああやって魂を流されるんだ。

















精霊流しが終わると、ドーンと花火が夜空に光った。























ささやかだけど、この町の自慢の花火。



あぁ、やっぱり残る人がいるんだから生命保険ちゃんとしなきゃな。