こんにちは!神田です。
中国の電車、売り切れすぎ!!!!
この旧正月期間はまだわかるんですけど、その期間もそろそろ終わったはず。
街にいる人の数はめちゃくちゃ減ったし、もう通常通りに戻ってるんじゃないかなって思うのに電車のチケットをチェックすると売り切れ売り切れ売り切れ。
人口に対しての電車の本数が少ないんじゃないかと思います。
おわり
2018年2月12日(月曜日)
【ラオス】 ビエンチャン ~ バス移動
ビエンチャンて本当やることないんだけど、一応ちょっと離れたところにブッダパークなる観光地っていうか宗教施設なのかよくわからない場所があるみたい。
いや、ブッダパークっていうくらいだからやっぱり宗教施設か。
知り合いからなかなか面白いのでどうぞってオススメしてもらってたしちょっくら行ってみようかな。
バッグパッカー宿は欧米人まみれだ。
ラオスらしいオレンジ色の袈裟を着た若いお坊さん。
今日も暑い日差しの中で木を売るラオス女性たち。
うーん、不思議な文化だ。
店番爆睡。
ローカルなショッピングモールみたいなのがあったからそこのフードコートでご飯。
ラオスってタイみたいに1品が小さくなくてちゃんと1人前サイズなのて油断してたらめっちゃたくさん出てくるので注意。
生春巻き微妙。
それぞれ15000キープ(190円)。
モールのすぐ近くに混雑しているバス乗り場があって、そこで緑色の14番バスに乗り込む。
運賃は6000キープ(77円)。
ビエンチャンからブッダパークまでは20キロくらいあるのでトゥクトゥクなんか乗ったらめっちゃ高くなるのでバスがおススメです。
宿の人に聞いたらすぐに行きかた教えてくれます。
しばらくして道が未舗装になったあたりでバスはブッダパークに到着。
入場料は15000キープ(190円)。
そんで中に入るとそこはめっちゃ奇妙な空間だった。
そんなに広い敷地ではないんだけど、一面にものすごい数の仏像がひしめいていて、通路が整備されている。
ていうかなんか全部変!!!
なにこれ!!!
なにこれ!!!
ワニ!?の横で亀に乗ってる人!?
今から射ち殺します。
今から食われます。
お爺ちゃん?
このバッタ邪魔!!どいて!!ってやってる人。
豚の人に髪つかまれてベロ出す人。
お茶目系の神様。
イングヴェイ系の神様。
な、なにここ…………
ていうか全体的に崩れすぎくない?
だいたいどっか折れてるんですけど…………?
作りがもろすぎる…………
像に登らないでくださいって書いてあるけど、すくへし折れそうで怖くて登りたくないです。
なんかこんなのもある。
球体の中が螺旋の3階建てになっていて、それぞれフロアーにめっちゃ不思議すぎる仏像の嵐。
薄暗くてすっげぇなんか怖い。
どうやらこれ、あの世の階層を表しているのか、1番下の階に降りると、人間が鬼に拷問をされている様子が描かれていて阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
なかなかグロい。
入り口めっちゃ狭くて作りが雑すぎるので体の大きい人やお年寄りには厳しいです。
そんでメインがこの寝釈迦像。
なんか薄いです。
でもなかなかの迫力です。
ブッダパーク。めっちゃ変な空間だけどなかなか面白かったです。30分もあれば見て回れます。
これはこれで不思議な仏教の世界観を表現したもんなんだろうな。
俺たちでもそう感じるんだから欧米人からしたら相当な不思議空間だろうなぁ。
でも一応宗教施設だからそれ相応の格好で来ましょうね。
タンクトップにホットパンツはさすがにやめましょう。
町に戻り、夜行バスまで時間もあるのでビールとパッタイを買って宿の前のテーブルに座ってギター弾いたりネットで調べものしたりしていたら、昨日会った大学生の男の子たちが帰ってきた。
俺たちがこの宿にチェックインした時に彼らもちょうど入ってきて、ほんの少しだけ話をしていたので初対面ではない。
彼らは今回が初めての海外旅行らしく、2人ともドギマギして手探りな感じがとても初々しい。
どうもーと挨拶をする。
「これからどこに行くんですか?」
「あ、僕らベトナムのハノイに向かう予定ですー。」
「え?そうなんですか。ニューイヤーのこと聞きました?」
「え?なんですかそれ?」
ベトナムのニューイヤーについて教えてあげると顔色の変わる大学生。
ま、マジですか…………?とめっちゃ慌てて日程を確認している。
ヤッベェよ、これどうしよう…………マジやべえええええ…………って頭を抱えて困り果てている。
まぁ初めての海外旅行でルートをキッチリ決めてそれに向けて準備してたのに、ここにきてベトナム入れないなんてなったらそりゃ焦るよなぁ。
ベトナムを結構メインくらいに考えてたみたいだし。
あんまり困り果てているので、ラオスの4サウザンドアイランドとか、チェンマイに抜ける船旅とか、中国の大理とかもここからそんなに遠くないから参考にしてみてくださいねとほんの少しアドバイスした。
2人の旅初心者な姿を見ていると、行きかたとかコツとか、つい色々アドバイスをしてしまいそうになるけど、うっとおしい長期旅人みたいになるといけないからそれくらいにしといた。
自分たちで乗り切っていくのが醍醐味だよね。
死にはしないし、東南アジアならなんとでもなるから思いっきり楽しんで!!
時間になり、荷物を担いでチケットを予約したエージェンシーへ。
ここで迎えにきてくれた軽トラバスに乗り込む。
ビビることに乗っていたほとんどが日本人の大学生たちだった。
おおお、やっぱりこの時期は卒業旅行とか就活前の大学生が多いなぁ。
走っている間、大学生たちの若い会話が耳に入ってくる。
グループの中に1人リーダー的な男の子がいて、どうやらその子が留学経験があるみたいで、いやぁやっぱり海外ってのはさぁ~、自分の意見言うもんなんだよねぇ~!!マジで!!って感じでめっちゃイキり倒しててなかなか面白い。
他の大学生たちは海外初心者みたいで、へぇー、そうなんだぁ~って関心して話を聞いている。
このリーダー格のイキり具合がマジで半端なくて、声もデカくてどうしても話が聞こえてきてしまうんだけど、
そのリーダー格、目の前のドイツ人の女の子に話しかけだした。
めっちゃ日本語英語なんだけど、他の大学生がほとんど喋れないようなので、俺マジ超インターナショナルっしょ?みたいな勢い。
女の子に話しかけながら、いやぁ、やっぱさ!!こういう時に英語喋れたほうがいいよみんな!!って言ってる。
するとドイツ人の女の子が、あなたは日本のどこ出身?と聞いた。
「アイムフロムヒロシマ!!ヒロシマイズベリーベリービューティフルシティー!!ベリーベリービューティフル、ライクユー!!」
とても美しいんだよ!!君のようにね!!
苦笑いをするドイツ人の女の子。
俺とカンちゃんも若干、苦笑い。
こ、この子のイキり天井知らずやな…………
「すごいね、外国の子にそんなこと言って。」
「いいのいいの!!ここ日本じゃないんだから、外国はこんなもんだよ?マジでさ。」
「ていうかこのドイツの子、可愛いよね。何歳なんだろう。」
「何歳だろうねー。17歳?22歳?とかいって35歳だったらどうしよー!!マジやべえー!!」
「ハハハハハー!!」
ハッと思って横を見るとぷるぷる震えている35歳の神田さんがいるじゃありませんか。
仁王のような顔をして今にも大学生に飛びかかりそうな雰囲気です。これはいけません。
まぁまぁ、どうどうどう、と仁王を落ち着かせていると、軽トラバスは郊外のバスターミナルに到着。
ルアンパバーン行きの出発まで時間があるので売店でカップラーメンとビールを買って軽めの晩ご飯を食べた。
「なんかあの感じ懐かしいね。みんな別々のグループだろうけど、大学生同士すぐ仲良くなって、でもなんかみんなお互い意識して舐められないようにカッコつけてて。」
「そうだねー、話しかたとかもこうやって聞いてると若いなぁって思うね。大学生と話すことなんてもうほとんどないもんなぁ。」
「ここに30代半ばのバッグパッカーがいたら俺たちも仲良くなれるかな。ていうかここにマサ君とミスギちゃんがいたら超楽しいだろうね。」
「とりあえずビール10本でいい?ていうか足りる?とか言ってね!!」
こっから先、中国に入ったらおそらくバッグパッカーとはほとんど会わなくなるはず。
そっからちょっとベトナム行って、香港抜けて、最後に韓国。
ザ・バッグパッカーエリアはもうこのラオスまでかな。
なんか面白い出会いがあればいいけど。
でもカンちゃんと2人でのんびり楽しんでもみたいかな。
前回は下痢でほとんど死んでたし。
ピンサロ?っていうような色をしたスリーピングバスに乗り込む。
車内は土足禁止になっていて、3列の2段ベッドがズラッと並んでいる。
ひとつひとつのベッドは相当小さいけど、まぁ160°くらいはリクライニングになっているので、寝やすいかな。
ただカンちゃんと離れ離れで寝るのは嫌だけど。
と思ったら俺たちの席、バスの1番後ろにある3人シートだった。
3人分のベッドがくっついているのでカンちゃんと一緒に眠ることができる。
でもこれカップルにはいいだろうけど、1人旅で知らん男の横で寝なきゃいけないのはなかなか苦行だな…………
俺たちの横に来たドイツ人の男の人も、ええええって苦笑いしてた。
大学生たちは前のほうでワイワイお喋りしてる。
修学旅行みたいな感じで楽しいだろうな。
おじさんおばさんも旅楽しんでるよ!!