こんにちは!神田です。
ひさびさに体調が悪いのが長引いていて薬漬けになっております。
体調悪いに加えて、めちゃくちゃ空気の乾燥してる中国。
のど飴なめてもなめても喉の中がくっつくような感じでおえってなります。
寒いと予想していた中国も意外とそうでもなくて、昼間は上着もいらず日向にいると暑いくらいです。
東南アジアは路上を休憩していたフミくんも中国からまた毎日頑張ってくれています!!
おわり
2018年2月10日(土曜日)
【タイ】 バンコク ~ バス移動
朝、何気なくフェイスブックを開いたら、2年前のあなたの投稿ですっていう文字とともに関西国際空港で俺がギター弾いてる写真が出てきた。
ほげええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
に、2年経ちよった!!!!!
日本出てから今日で2年!!!!!
早すぎ!!!!
もう2年か…………
2年も日本に帰らずにずっと海外を旅してると、もうなんかこっちのほうが普通の生活みたいに思えてくる。
トータル4年以上も海外にいるんだなぁ。
最近は旅のドキドキよりも、落ち着いた生活の中に垣間見る現地の何気ない風景や習慣に心が動かされてる。
エキサイティングな視線と、暮らしの中からの視線。
見えるものよりも、感じること。
もう充分旅した。
俺の旅人生も、もう残りわずか。
とにかく、健康な体と応援してくれる周りの環境に感謝。
「モイモイモイモイ~~!!!!」
「モイモイモイモイ~~!!!!」
今日も朝から元気よくモイモイとカンちゃんが鳴いている。
相変わらず静かな木造古民家の宿。
でもこの宿もここ数日お客さんが多くて、中庭で欧米人旅人たちが話す声が聞こえてくる。
アジア人は俺たちだけ。
人は増えても静けさは変わらないのがこの宿の良いところだ。
みんなこの宿には騒ぎにではなく、ゆっくりリラックスするために泊まりに来てる。
いい宿だったなぁ…………
めっちゃリラックスできて、スタッフのおばちゃんも癒し系で優しかったし、いつも宿の中をウロウロしてる猫も可愛かったし、お客さんたちもそれぞれの時間を大事にしてるし、すごく居心地よかった。
もっといたいけど、今日は予約も満室らしいのでどうしてもチェックアウトしないといけない。
目指すはラオス。
今夜の夜行バスで国境に向かう。
こっから先は途上国の懐かしいバス移動だ。
旅らしい風景が待ってるはず。
荷物をまとめ、10泊した部屋を空っぽにしてチェックアウト。
さぁ、これで準備は整った。
あ、いや、あとひとつだけやり残したことがあるな。
こいつをクリアーしないとバンコクを出ることはできん。
大事な大事なミッション。
いつの間にか17日も過ごしたバンコクで、もうやるべきことは全て完璧にやりきった。
あとひとつだけ、終わらせてしまうぞ。
「カンちゃん、これだけはどうしてもやってしまわないとね。」
「そうだね、これからのローカル移動に向けて大事なミッションだもんね。」
「よし!!さぁいくよ!!!心の準備はできてる!?!?」
「うん!!行こう!!夢の世界へ!!」
マジムカつく。
美味すぎて逆にムカつく。
神田さんとかもうキレてますよ。あまりの美味さに。
口の端にカスつけながら。
「か、カンちゃん…………死ぬほど美味しいね…………」
「ヤッバイ、これ本当ヤッバイ。網の下に落ちる衣のカケラがもったいないです。」
かつ真のトンカツランチ、バンコクで日本食を求める日本人バッグパッカーさんに心の底からオススメです。
泣けるほど美味しいです。
値段は800円くらいです。
あ、ちなみにタイってATMでお金を引き出すと1回につき手数料で700円くらいかかるので、ちまちま出すより1度に大きく出したほうがいいです。
あとタイではタクシーはメーターで行ってくれるか必ず確認しましょう。
バンコクのタクシーには100パーセントメーターがついています。
混んでるとか遠いとか言ってメーターじゃなくて言い値を提示してくるドライバーさんが多いですが、ほぼ間違いなく1.5倍~2倍くらいのボッタくり値段です。
ゆうべ僕らアソークからタクシー捕まえようとしたんですが、金曜の夜、日本人、ってことでメーターを使わず300バーツ(1030円)でしか行かないっていうドライバーがほとんどで、なかなか苦戦しました。
最終的になんとかメーターで行ってくれるドライバーさんを捕まえることができて、値段は90バーツ(310円)でした。
僕が学んだ、タイでタクシーに乗るコツは、
・ちゃんと挨拶をタイ語ですること、
・地図が読めなくて英語が喋れないドライバーが多いのでタイ語の住所を持っておくこと、
・助手席に座ってグーグルマップを見ながらルートを確認し、遠回りしてもわかるからねというアピールする、
こんな感じです。
タイってタクシーめっちゃ安いです。
しかもタイではウーバーよりも流しのタクシーのほうがはるかに安いので使わない手はないです。
3人以上なら電車乗るよりタクシーのほうが安くつきます。
アユムさんいわく、タイ語が少し話せたらバイタクもかなり便利で安いらしいです。
俺もまだまだだけど、コツを掴んで慣れることができたら、バンコクは半端なく居心地のいい、住みやすい街だと思います。
トンカツのためだけに街に出るという何様?みたいなことをして宿に戻り、荷物をまとめてみんなに挨拶。
いつも良くしてくれた優しいおばちゃんに日本のウチワとかセンスとかをプレゼント。
いつも顔を合わせてたカップルたち、いつもちょろっと話しかけてくれるおじさん、みんなもうギターが聞けないねと言ってくれる。
部屋で練習してるの聞こえてたんだな。
ドイツ人のお兄さんが次はどこに行くんだい?と聞いてきた。
「ラオスだよ。」
「そっかー、フライト楽しんでね。」
「いや、バスだよ、夜行バス。」
「え?何時間乗るんだい!?」
「10時間くらいかな。」
「オーマイゴッド…………そいつは頑張ってな…………」
信じられないみたいな表情のドイツ人旅人。
いや、10時間の夜行とか全然普通やけどね。
今までの最高記録41時間。
でも1番しんどかったのは、ウルトラ下痢&発熱状態でラオスのルアンパバーンから4サウザンドアイランドまで30時間以上かけてバスと船を乗りついで移動したやつ!!あれはマジで死にかけた!!!
あれらに比べたら10時間くらいチョチョイのチョイだ。
それじゃあバイバイ!!ブルーフィン!!
またバンコク来たらここ泊まるよ!!
表通りからタクシーをつかまえ、モーチットバスターミナルにやってきた。
行き先はラオスとの国境の町、ノンカイ。
うなるほどバス会社のオフィスがあるので、テキトーにそこらへんの窓口でチケットを購入。
値段は434バーツ(1490円)。
20時半出発の5時半着とのこと。
出発フロアーは建物の3階と言われたのでエレベーターで上がると、そこにもめっちゃバス会社のオフィスがあって、試しにそこで聞いてみたら420バーツ(1440円)だった。
50円安いです。
フードコートでご飯を食べ、ベンチで時間まで日記を書く。
周りには大量の荷物を持った人たちが溢れかえっている。
スマホをいじる人、ボーッと宙を見てる人、寝てる人、
誰もがそれぞれの行き先を持っている。
いつものバスターミナルの光景。
途上国の人たちはバスにものすごい量の荷物を載せるというあの懐かしい光景にワクワクしてくる。
こっから先はひたすら陸路。
東南アジアのジャングルとボコボコの道が待ってる。
大都会バンコクの刺激的な日々から、一気に旅の中だ。
さぁ、時間だ。
まだまだ長い道のり。
でもこのバスは確実に日本へと近づくバス。
広大な世界地図の上を、数ミリ進む大移動だ。
騒々しいプラットホームの中、バスに乗り込んだ。