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正規の値段の10倍を平然と言ってくるボッタくり野郎 in タイ


こんにちは!神田です。



今滞在している地域、すごくローカル地域なんです。

私たち二人ともローカルな雰囲気が大好きなのですごく居心地いいんですが、
タイ料理ってローカル地域の方がなかなか当たり外れがあるって今回気づきました。


大抵の国ではローカルであればあるほどおいしい!てイメージがあるんですが、
タイはもしかしたらそうではないかも・・・?


昨日食べた夕飯は、米が米じゃないかと疑うほどのまずさでした。笑


ローカルは安くておいしい!!てイメージが少し崩れてしまいました。


今日は美味しいのを見つけたい!!!!



おわり









2018年1月28日(日曜日)
【タイ】 バンコク





『金丸トラベルエージェンシープレゼンツ』


~~バンコク完全満喫プラン、4日目~~




どうも、食中毒はお友達、金丸トラベルエージェンシー代表の金丸です。


いや、そりゃ何があっても親には健康で帰ってもらいたいですよ。

元気に、何事もなく日本まで帰ってもらいたいです。

それも僕らの大事なミッションです。


でも日本からパッと来ていきなりタイのご飯色々食べたら壊すこともあります。

じゃあ屋台ご飯なんか食べさせたらいけないんだろうけど、それだと本当のタイを味わえないと思います。


下痢 or 旅情です。


まぁタイくらいなら多分大丈夫でしょうけどね。

インドに比べれば。


とか言って前回ラオスで殺人的な下痢におかされて1ヶ月半もムンクみたいな顔して旅してましたけど。


親にはちゃんと整腸剤を持ってくるよう言ってます。











はい、というわけでマッサージです。









マッサージしすぎじゃない!?


3日連続よ!?


普通マッサージって何日かあけないとダメって言いますよね?

連続で毎日しちゃダメって。



そんなもん無視ですな。

揉み返し上等です。


親たちもみんなタイのマッサージを気に入ってくれてるので、ここぞとばかりに気持ちいい思いをしてもらって、日頃の疲れをとってもらいましょう。





やってきたのは、おととい来て予約がいっぱいで入れなかったこのお店。





日本人街のプロンポンにある日本人御用達のマッサージサロンになります。


もちろん今回はちゃんと予約してきています。


店内に入ると、イラッシャイマセカー、ドウゾコチラヘカー、とカタコトの日本語でお出迎えしてくれます。

店員さんはみんなタイ人ですが、お店の中は日本語まみれだし、清潔でオシャレで、細かいところまでピカピカで、さすがは日本人御用達のお店。


そこら辺の安いエロいお店とはレベルが違います。



値段も1時間のタイマッサージで350バーツ(1220円)と、他よりなかなか高いです。これにチップが発生しますし。


カオサンのマッサージ屋なら1時間200バーツ(700円)です。こっちならチップいらないと思います。


そんなお店なので、僕らが準備してる間にも、駐在妻オーラをまとったお上品な日本人女性が入ってきて、慣れた様子で奥の部屋に通されていきます。


タイの雑然とした風景の中で日本人の奥様を見ると、なんかそこだけ空気が違うんですよね。


あのオーラはすごいです。

日本人金持ってそうって確かに思います。








マッサージ用の服に着替え、足を洗ってもらい、薄暗い階段を上がって個室に入ります。


どうやら席が足りなかったみたいで、僕だけスパ用の個室に通されました。





薄暗い部屋の真ん中にベッドが置いてあり、洗面台やシャワーまでついてます。



これもうスペシャルマッサージし放題ですよ。

エロ密室です。



やっば、これやっばい、って思ったんですけど、担当の女の人が柴田理恵みたいな感じだったので真顔で横になりました。




ていうかさすが日本人御用達ですね。


部屋の中がめっちゃアロマのいい匂いがするし、なんなら小鳥のさえずりとか水のせせらぎの音が静かに流れています。

めっちゃ癒しにかかってきます。


驚いたのは、ウツブセニナッテクダサイーって言われてベッドにお腹をつけたんですけど、顔の位置に穴があいていて、息苦しくないように作られていました。


うつ伏せすると息苦しくて顔を横に向けないといけないじゃないですか。

あれがないんですよ。



しかも穴の下には花びらを浮かべた水瓶が置いてあるという徹底ぶり。


気持ちよくてウトウトして、あやうくその美しい水瓶にヨダレを落とすところでした。危ない危ない。

いや…………落ちたかな…………



でも絶対そうなる人いっぱいいると思います。













さてさて、午前中からマッサージでリラックスしたらご飯食べにいきましょう。



「アヒイイイイイイ!!!!こ、ここにする!??ねぇ!?!?ここ!?」



「けぺえええええええ!!!!こ、ここなんかどうでしょう!!!いやぁ!!美味しそう!!!!」













もうプロンポンすごすぎます。

日本のお店ありすぎです。


もうなんなのここ?完全に日本やん。

食べ物いっこも困らんやん。


テンション上がるううううううううう!!!!!


ああああああ!!!!担々麺食べたい!!!!













「キエエエエエエエエエエエエエ!!!!ラーメンありますよ神田さん!!!プレミアム濃厚豚骨醤油らしいですよ!!!あ!!たまらん!!ヨダレすびっ!!!」



「はいー、今日のお昼はこちらになりますー。どうぞ入ってくださいー。」










なにこのボロ小屋。


どう考えてもビビるほどパクチーいっぱい入ってる系の物しか出てこないとこじゃないですか。




「はいー、こちらはガパオライスが美味しくて有名なお店になりますー。すみませんー、ガパオライスくださいー。」



い、いやぁ!!そうだよね!!

そりゃタイにいるんだもの!!


わざわざ九州から来た親に豚骨ラーメン食べさせることないですよね!!

大阪から来たお義父さんたちにお好み焼き食べてもらってもしょうがないか!!!


やっぱりタイに来てるんだからエアコンの効いてないボロボロの店内で、先っぽがバラバラにとっ散らかってるフォークを使って、現地の人に混じってローカルご飯食べなきゃいけませんよね!!


ウヒョウ!!ガパオライス最高!!


ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!

今すぐ駆け出してリンガーハットに行きたい!!!!!








ガパオライス美味しかったです。

トムヤムクンも美味しかったです。








お店の中には結構日本人いました。


ああ、タイは誘惑多すぎるわ…………













それから、タイに遊びに来た日本人の大半が行くという大人気お土産物屋さんのNARAYAへ。





うん、ここは女性が来るところですね。

奥さんたちみんなキャーキャー言いながらポーチとかをカゴに入れてる。













でも旦那衆は一瞬で飽きて、居場所がなくてウロウロしてました。

そんな日本人ご夫婦が他にもめっちゃいっぱいいました。


いやぁ、前回はカオサンにしかいなかったけど、バンコクって本当色々行くところあるんだよなぁ。







バスカーの女の子。




後ろ車道なのに音めっちゃ小さいからなんも聞こえん。

もうちょい声張ろう。












お買い物が終わったら一旦ホテルに戻って荷物を置き、さぁ、本日のメインイベントいってみましょう。


本日のメインイベントは水上マーケットになります。

あれです、よくタイの写真とかで小舟に乗って水路を進んでると、地元の小舟が近づいてきて舟の上でご飯買ったりお土産物買ったりするアレです。

僕もカンちゃんもまだ行ったことなかったので楽しみです。




カンちゃん調べによると、バンコクから行ける水上マーケットは一般的に3つ。


1番メインのダムヌンサドゥアックっていう有名な水上マーケットは、ウルトラ観光客まみれな上に、しかも舟に乗るのに1人1000バーツ(3500円)もかかるという場所なので却下。


なので次に有名なアムパワー水上マーケットに行くことにした。

こっちは外国人観光客向けというよりかはタイ人観光客向けのマーケットらしく、舟の値段も1人60バーツ(210円)とダンゼン安いです。




行きかたなんだけど、どれもそこそこ遠いみたい。


アムパワー水上マーケットに行こうと思ったら、まずは路線バスかタクシーで郊外のサーイタイガオバス乗り場というところに行き、そこからミニバスに乗って1時間半。

ミニバスの値段は片道1人70バーツ(250円)。



うん、少人数で行くなら確かに安い。



ただこのミニバス、帰りの最終が20時半とかなので、下手すると乗り遅れる可能性があるのが不安なところ。

アムパワー水上マーケットは夜に舟に乗るのがメインなので、もしなんかあったらめっちゃ遠いところに置き去りになってしまう。




では他の手段といったら、車のチャーターですね。

ホテルのベルボーイが、アムパワー水上マーケットに行くなら2000バーツ(7000円)で往復しますよー!!時間はみなさんの自由ですよー!!とめっちゃオススメしてきます。



自力で行こうと思ったら、路線バスかタクシーで30分くらい離れたバス乗り場まで行き、そこから11人乗りのミニバスに知らん外国人と一緒に乗り込み、帰りもミニバスに乗って戻ってきて、さらに夜の中路線バスかタクシーで宿まで戻ってくる、というなかなかの根性プラン。


うん、親には無理ですね。


それに6人で行った場合、それぞれの料金を足したら多分2000バーツ超えます。ヨユーで。タクシーとか乗るだろうし。


なので5~6人で行く時は無難に8人乗りタクシーを手配したほうがいいと思います。


多分カオサンとかのトラベルエージェンシーならもっと安いと思います。








というわけでタクシーチャーターという贅沢極まりない方法でアムパワー水上マーケットに出発!!!


ドライバーは、ホテルが提携してるタクシー会社の兄ちゃんですね。

兄ちゃんっていうか俺と同い年くらい。


小太りでサラサラヘアーで、めっちゃ笑顔で愛想がいいですね。


英語もまぁまぁ話せるのでコミュニケーションも大丈夫です。





そんな兄ちゃんの運転でバンコクの街を抜け、郊外のショッピングエリアを走り、どんどん田舎へと入って行く。

高速道路を使って1時間半だから、かなり遠いんだなぁ。




そうしてしばらく何にもない田舎道を走っていき、やがて細い脇道に入って行くと、そこに小さな駐車場が現れた。

他に車はおらず、人もほとんどいなくて、なんだか寂れきった雰囲気。


え?ここ?

ここなの?


でも確かに目の前に川が流れているし、ここから先にマーケットをやってる場所があるのかな。








「ちょっと待って。先にここでボートのチケットを買わないといけない。ちょっと待って。」



コップンカーとタクシーを降り、マーケットのほうに歩こうとすると、タクシーのドライバーのサラサラヘアー兄ちゃんが俺たちを引き止める。


なにやらボートのチケットは今ここで買ったほうがいい、とのこと。



俺たちが乗りたいボートは18時半出発のもの。

まだ16時なので時間はある。


しかしサラサラヘアーいわく、時間が遅くなるとツアーの団体客とかが増えてボートが満席になって乗れなくなってしまうんだそう。

なので今のうちにチケットを買っといて、それから散策したほうがいいと。


なるほど、それは確かにありえるかもしれない。




「さぁ、こっちですよ。まだ向こうには行かないで。こっちでチケットを買ってからマーケットのほうに行ってくださいね!!」



一生懸命チケットの段取りをしてくれようとするサラサラヘアー。


ボートの値段は前もって調べているし、まぁここで買っても後で買っても同じか、ということでサラサラヘアーについていって、舟の上にいた船頭さんと話をしてチケットを買うことに。


早めに買っておけば席が埋まるという心配もないだろう。







するとサラサラヘアーがとんでもないことを言い出した。



「オーケー、それじゃあチケットは1人500バーツ(1750円)だよ。さぁ払って。」



え?500バーツ?


どういうこと?



「1人500バーツですよ。ここでチケットを買えるから安心してくださいね。はい、お金をお願いします。」



「え?500バーツ?それって全員で?」



「いいえ、1人500です。私はここで皆さんが帰ってくるのをお待ちしますので時間を気にせず遊んできてくださいね!!ボートクルーズは本当に素晴らしいですよ!!さぁ、お金をお願いします。」




えーっと、確かネット情報では60バーツ(210円)だったよな?


だとしたら全員分でも360バーツなので、え?500バーツってどういうことだ?




「え?ちょっと待って。60バーツって聞いてるんだけど?ネットで調べたら。」



そういうと、少し焦って口数が多くなるサラサラヘアー。



「それはタイ人価格なんですよ。舟も古くなりますから危険です。だから500バーツの舟に乗ってください。」



「いや、ホラ、このサイトでは日本人も60バーツ乗ってるよ?え?なんで500バーツなの?」



白々しい顔して500バーツなんだけどなぁ、みたいなこと言い続けているサラサラヘアー。


その後ろで俺たちが揉めているのを見て不安そうな顔をしてる親たち。


もう言われた金額を払ったほうがいいっちゃないとね?みたいな勢い。



いや、どう考えてもおかしいからマーケットのほうでチケットは探そうということにして、サラサラヘアーを無視して川沿いを歩いた。





そんで結果、マーケットの中にいくつかチケット売り場があって、どこも60バーツ(210円)でした。


あのサラサラヘアー、ボートの後ろにロープで縛りつけて全速力で引きずりまわすぞボケコラァ!!!!!

髪の毛全部むしりとってケツ毛を移植するぞこのチンカスが!!!!!




頭おかしいですよ?


このネット社会でイマドキ誰がそんなチンカスみたいな嘘に引っかかると思ってんですか?


そんでさらに頭悪すぎるのは、こうやって普通にチケットを買ってクルーズを楽しんで戻ってきた俺たちを乗せて、あいつはまたホテルまで俺たちを送って行かなきゃいけないんですよ。


嘘ついて逃げる、ってわけにはいかないんですよ。

嘘がバレた状態で俺たちとさらにいなきゃいけないんですよ。



気まずいじゃないですか。

どうすればいいんですか?

車の密室の中で1時間半も。



本当あのサラサラヘアーを全部燃やして焼け野原にするしかないですよ。ウンコ野郎め。




というわけでみなさん、ボートの料金などはキチンと事前に調べてから水上マーケットに行かれることをオススメします。













さてさて、水上マーケットの風景はこんな感じです。












濁った川の両側に古い木造民家がズラッと並んでいるんだけど、どれも川の上にせり出す形で作られている。

建物に下駄を履かせており、民家の下は水といった環境。





並んだ民家のほとんどがお土産物やカフェやレストランで、人々がのんびりとくつろいでいるんだけど、面白いのはそうしたお店の中が完全に普通の民家ということ。


田舎の婆ちゃん家みたいな木造民家をそのままお店にしているので、品物が並ぶ店先のすぐ奥は普通の居住空間になっている。

お婆ちゃんがウチワを仰ぎながらテレビを見ているし、赤ちゃんが寝転がっていたりする。


民家の隙間にはめっちゃ生活感のある洗い場があったりして、昔からの人々の暮らしが息づいているのがわかる。

観光客用に整備されたテーマパークではないんだな。




うーん、味わい深い。













そんな歩道を歩いていくと、やがて人の数が増えていき、車道の橋がかかるあたりまで来るとマトモにすれ違うこともできないくらいの大混雑になってきた。

























こりゃすげぇ。

狭い歩道にこれでもかってくらいお土産物や食べ物の屋台なんかが並んでいるので、いたるところで糞詰まりを起こして大渋滞。


でもこの賑わいがたまらなく雰囲気がある。


なんか日本のお寺や神社の参道みたいな趣があるし、古くからの伝統的な観光地って感じでワクワクしてくる。

























魚、唐揚げ、目玉焼きの串、海鮮バーベキュー、ちょいとつまめるストリートフードが目白押しで、しかもどれもすごく美味しそうで、ついつい色々買い食いをしながら歩き回った。




中にはこんな物も。




謎すぎるんだけど、作ってる女の子がめっちゃ小さな小学生くらいの子で、こうやって週末だけお手伝いしてるのかなぁと思うと微笑ましくて買ってみた。

手慣れた様子で客引きをし、俺たちのお金を受け取る女の子。


この子もこれからここで観光客相手に生きていくのかな。


味は、なんかういろうみたいな感じでした。
















































闇市みたいなバラックストリート、美味しそうな匂い、


川沿いの何ヶ所かではおじさんが音楽を流しながらスピーカーで現地の歌を歌っている。


とてもじゃないけど上手とはいえない、というかかなり下手なカラオケを延々と歌ってる謎のおじさんたち。





別にそれで商売してるような様子もないし、バスキングというわけでもない。

でもずっと歌ってる。


そのエコーのききまくったカラオケが水上マーケットの中に響き渡っている。

上手くはないんだけど、なぜかその節回しが郷愁を誘って、この古いマーケットの味わいを演出しているよう。


きっと、これがこの町の原風景なんだろうな。






ちなみにこのカラオケおじさんたちの横にそれぞれのボート乗り場があって、そこでチケットが買えます。





もしかしたらボート乗り場の目印みたいな役割でカラオケをやってるのかな。









あ!!あれ!!


川の上に浮いた小舟で、煙を上げながらエビを焼いたり何か食べ物を作ったりしてる!!









おお!!これぞ想像していた水上マーケットの風景!!



小舟は岸壁に寄せており、そこから岸の上にいるお客さんに料理を渡そうとしている。





しかし舟の上からだとかなり距離があるので、手を伸ばしただけではとても届かない。


するとオバちゃん、柄のめっちゃ長い棒を取り出し、その棒の先に取り付けられた箱の中に料理を入れ、上手いバランスでスルスルと岸に伸ばしていく。

まるで高枝切りバサミみたいな感じでお客さんのところに料理を伸ばすと、お客さんは料理を受け取った代わりに代金を箱の中に入れた。


オバちゃんはスルスルと棒を手元に寄せ、お金を回収し、またエビを焼く。



うわああああ…………いいなあ…………

めっちゃいいやん、この昔ながらのやりかた。


何十年も昔からこうやってマーケットに集まった人たち相手に商売してきたんだろうなぁ。


このアムパワー水上マーケットにいるお客さんはほとんどがタイ人。

他の水上マーケットがどうかはわからないけど、ここを選んでよかったと思う。






































ボートに乗る前に岸壁沿いの屋台で軽くご飯を食べたんだけど、ビールが55バーツ(190円)という、コンビニの値段とほぼ変わらない驚愕の値段。


いやー、ローカルマーケットだなぁ。
























さぁ、マーケット散策を楽しんだらとうとうメインイベントのボートクルーズ。


このアムパワー水上マーケットのボートクルーズ最大の特徴は、蛍鑑賞ができるというところ。


川辺に光る無数の蛍を眺めながらクルーズを楽しむ、というのが売りなので、ボートクルーズの時間は18時半から19時半になる。


それから1時間半かけてバンコクに戻ることになるので結構遅くなってしまうのが難点ではあるけど、それだけの価値はあるはず。


でも出来たらこの辺で宿をとって1泊して海鮮バーベキューをゆっくり食べるっていうほうがオススメかな。










ボート乗り場に行き、他の観光客たちと小さな舟に乗り込み、ライフジャケットを装着。


あー、昔お父さんお母さんと家族旅行に行って、どっかでこんな舟下りをやった記憶がかすかによみがえるなぁ。



「いやー、こんなマトモな観光客やるのずいぶん久しぶりやわー。ハハハー。」



旅のエキスパートのお義父さんからしたらこんなザ・観光ってのが逆に新鮮みたい。





ボロい旧式のエンジンがブルンと震えて、ボートはゆっくりと走り出す。


ボートは本当に小さなもので、水面にものすごく近いので目線が低く、さっきまで歩いていた両岸を見上げる形で進んでいく。


観光客がうごめく陸地の間、滑るように水路を走っていくボート。









マーケットエリアを抜けると両岸に木々が目立ち始め、小さな民家がパラパラと散らばっている。


どの家の前にも桟橋がかけられており、そこに舟が係留してある。


ここらに住んでる人たちはみんな川とともに生きているんだろうな。


ところどころコテージらしきものもあるので、あんなところに泊まったらきっと気持ちいいと思う。









ボートは勢いよくエンジンをふかし、夜の川面を滑っていく。


やがて川の幅が広がり、河口のような雰囲気になるとさらにスピードを上げていくんだけど、他のボートたちが後ろから追い越してきたり、逆に俺たちが追い越したりして、だだっ広い川の上でレースを繰り広げていく。


波が立ってボートが揺れたり、軽く水しぶきがかかったりして、乗客から笑い声と歓声が上がる。


こうやってちょっとしたアトラクション気分を味わわせてくれるサービスもしてくれるんだな。






すると、少ししてボートがスピードを落とし、川の岸辺に近づいていく。


岸にしげる木々の前をゆっくりと進んでいくボート。


あ、こうやって蛍を探していくんだ。


すでに真っ暗になっているので、もし蛍がいれば綺麗に見えるはず。






が、なかなかいない。



木々の向こうに民家の明かりが見えるので、チラッと光が見えた瞬間に蛍!?と思ってしまう。


うーん、わからん…………どれだ…………?




「あ!!あれじゃない!?!?」



「オー!!ルック!!」



「あ!!あれそうよ!!あれ蛍じゃわ!!」



乗客全員でかすかな光が見えた瞬間に蛍だ!!あそこよー!!と騒いでは、みんな心の中で多分違うよな…………と思いつつ、空気を読んで誰もそれを口に出せないというなかなか切ない状況が繰り広げられる。





そんな中でいきなりクリスマスツリーが出現したもんだからみんな驚いた。


夜の中に立ち尽くす大きな木、その木がまるでクリスマスツリーのイルミネーションみたいにチカチカ光っていた。


えええ!?!?

さっきまであんな必死に探してたのに、ここ何万匹いるの!?



もうマジであまりにもものすごい数の光が瞬いているもんだから、舟の上で、あれはおそらく客を楽しませるために偽物の光が取り付けられてるに違いない、という疑惑が浮上。


ちょ!!みんなさっきあんなに必死で探してたのに!!!



「ホラー、あそこの光動いてるよ。ホラ、飛んでる飛んでる。」



「あ!!ホンマやね!!」



「あらー、飛んじょるねぇー、本物やねやっぱり。」



蛍って、やっぱり日本人的な美意識では、数匹が儚く飛んでるほうが美しく見えるもんですね。


でもクリスマスツリーみたいにチカチカ光ってるのも悪くはなかったです。


















無事、蛍鑑賞をすることもできて、グルっと支流と本流を一周して1時間で元のボート乗り場に帰ってきた。


この時間になると片付けを始めるお店もチラホラ出てきて、どうやらそんなに遅くまで盛り上がるマーケットではないみたい。


そうだよな。ここは普通の生活空間なんだもんな。



歩いて駐車場に戻っていると、商品を片付けたお店の中で、住民が足を伸ばしてテレビを眺めている。













広々とした居間は川に向かって開け放たれており、なんかちょっとした演劇舞台とか能楽堂みたいだ。


なんなら家の前の歩道にも人が寝転がっている。


水上マーケットってこんなにも生活臭のあるマーケットなんだなぁ。









めちゃくちゃいい場所だった。

いやー、大満足。









あのサラサラヘアー以外は…………





駐車場に戻るとサラサラヘアーが暇そうに待っていた。

つい2時間前に俺たちから10倍近い金を騙しとろうとしたくせに、別に悪びれてる様子もない。


ふぅ、まぁここで文句言っても今から1時間半のドライブが余計気まずくなるだけなので、とりあえず我慢するか。被害もなかったんだし。




それより帰りにスーパーマーケットに寄ってもらいたい。


今からバンコクに戻ったらホテルの周りのお店はほとんど閉まってるので、軽く食材とお酒を買って帰りたい。


みんなそこそこお腹が空いている。




「エクスキューズミー、帰りにスーパーに寄ってください。BIG Cがありましたよね。」




そういうとあからさまに嫌そうな顔をするサラサラヘアー。




「無理だよ。早く帰りたいから。」



「いやいや、僕らここを20時に出発するって言ったよね?今19時45分だよ。15分で終わるし、帰りの道沿いにBIG Cがあったからそこに寄ってください。」



「無理だね。家で奥さんが待ってるんだよね、アハハー。ホテルの近くにスーパーあるからそこに下ろしてあげるよ。そこからは歩いてホテルに帰ってね。」



「いや、でもそのスーパーってホテルまで歩いたら20分かかるよ。」



「そうだね。でも僕は帰りたいから。」




こいつ殺す!!!!!!

ウンコ顔に塗って殺す!!!!!


さっきボッタクってきたことがバレて少しは反省してんのかと思ったら、なんのこと?くらい反省の色なし!!!!


さっきまで、何時まででもいいから遊んで来なよとかほざいてたくせに何が奥さんが家で待ってるだこの野郎!!!


蛍の餌になってお前の命を使ってせめて綺麗に光ってマーケットの人たちに貢献しろバカ!!!!








しょうがないのでホテルの近くにあるセブンイレブンまで送ってもらった。


当たり前だけどチップは1バーツもなし!!!

早く帰って嫁さん孝行しやがれこの愛妻家め!!!!




というわけでコンビニでカップラーメンやらおつまみやらを買い込んで、宿に戻って部屋で宴会しました。

質素なご飯になったけど、まぁそんなのも1日くらいありということで…………



外国のコンビニご飯体験ということで…………



セブンイレブンだけど…………



あー、今日も疲れた…………






~~バンコク完全満喫プラン~~

4日目内容

★ちょっとクオリティの高いタイマッサージ

★ローカルガパオライス

★NARAYAでお土産買い

★ボッタくり体験

★アムパワー水上マーケット

★外国のコンビニご飯体験




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