こんにちは!神田です。
好きな食べ物何?て聞かれたら、即答で白米なんですけど、他にもレタスとかきざみネギとかミョウガとかポン酢とか紫蘇とか梅とか好きです。
料理だったら、餃子とかとんかつとか焼肉とか水炊きとか大好き!!
で、何が言いたいかっていうと、最近食べたとんかつが美味しすぎてびびりました!!!!!
米とキャベツがおかわり自由じゃなかったのは残念だったけど、感動するほど美味しかったああああああ。
これで帰国までとんかつ欲が満たされましたー♪
おわり
2018年1月22日(月曜日)
【シンガポール】
シンガポール最終日。
マジであっという間。
出国自体は明日の朝なんだけど、33日間は瞬く間に過ぎ去った。
でも振り返れば、誕生日、クリスマス、年越しカウントダウン、そして新年会と、めっちゃ盛りだくさんの1ヶ月だったよなぁ。
歌いまくりつつも、友達とたくさん遊び、観光もし、美味しいご飯も食べ、すごくすごく充実した滞在だった。
ふにゃふにゃだった指先もこんなにカチカチになった。
カチカチにするためには努力あるのみ。
女の又に力だ。
やっぱり同じ町に1ヶ月くらい滞在すると思い入れが全然変わってくるよなぁ。
アパートでほぼプライベートの部屋を借りられたのも良かった。
今回3回目にして、もはやシンガポールは地元のように気軽に歩ける街だよ。
ほんと住みやすい国だと思う。
ルールは色々厳しいけどその分統率が取れていて、人々は行儀がいいし、距離感が日本人と似てるし、治安はこれでもかってほどいいし、何もかもが理路整然としていてストレスゼロの毎日。
海外にいるっていう感覚がこれほどまでに薄い国って他に台湾くらいじゃないかな。
それでいてちゃんと個性もあるし、人種も入り乱れて刺激的だし。
ホント、楽しい毎日だった。
明日からはマレーシア、そしてタイと、東南アジアを上っていくことになる。
移動の多い日々になるだろうから、それなりに気を引き締めていかないとな。
ゆうべ太一君やエッちゃん、M君たちと飲んだご飯の残りをチンしてお昼ご飯にし、ギターを担いでアパートを出発。
この週末でかなり稼ぐことができたので今日は休みにしようかなとも思ったんだけど、やっぱりここは最後まで駆け抜けよう。
1万円だけでも稼げれば東南アジアでは大金だ。
やる場所はいつものトアパヨーに決めているんだけど、駅に行く前にちょいと近所のホーカーに行ってみた。
路上で入れてもらった2ドル札が尋常じゃないくらいの束になっているんだけど、こんなかさばった状態で東南アジアに突入したくない。
それに小さなお札だと換金する時にレートが悪くなるので、シンガポールを出る前に10ドルとか50ドルとかの大きなお札に換えておかないといけない。
ヨーロッパでもユーロコインの始末に頭を悩ませていたのが懐かしいなぁ。
そこでこの2ドル札をどうしようかと考えていたんだけど、ゆうべ太一君と飲んだ時に、ホーカーに行ったらいいですよと教えてくれた。
みんなお釣りで小さなお金が必要だから、結構両替してくれるみたい。
というわけでホーカーでいつも行ってるユーミエンのお店におそるおそる2ドル札を持って行ってみた。
「あのー、2ドル札がいっぱいあるんだけど、両替できますか?」
「いいぜ!!いくら分あるんだい?」
「えーっと、50ドル分とかどうかな………………お、多すぎるよね!!20ドル分でもいいんだけど…………」
「50ドル?もっとないのかい!?俺たちはいくらでもいいぜー!!お釣りで必要だからね!!」
おおお!!マジですか!!!
ここぞとばかりに札束を全部出すと、めっちゃ笑顔で一瞬で両替してくれた!!!
225枚分、450ドル全部!!
おおお!!シンガポールの小銭処理、超楽勝!!!
しかも、枚数を検めることなくオッケーオッケー!!ってレジにしまう兄さん!!!
俺たちのこと信用しすぎ!!
いやぁ、治安いいよなぁ。
おかげで一瞬にしてめっちゃ分厚かった束が数枚の50ドル札に変身。
これで持ち運びがかなり楽になった。
ユーミエン屋さんの兄さん!!本当にありがとう!!!
大きなやるべきことを終え、ルンルンでトアパヨーの町に行き、定位置でギターを構える。
ああ、この場所を見つけられてよかったよなぁ。
欲をいえば、最初からここを知っていて、そして日本語のレパートリーがウケるということも分かっていれば、もっともっと稼げたはず。
さらに今が雨季じゃなくて、風邪もひかず、なんならカポも最初からちゃんとしたやつを使ってて、指も全然痛くなかったら…………ってそんなタラレバ言ってても始まらないか。
今回のシンガポールではこれが俺の実力だったってことだ。
これまでギターケースにチップを入れてくれ、笑顔をくれたシンガポールの人々に感謝。
中華系、マレー系、インド系、日本の駐在さん、欧米人の駐在さん、みんなみんな本当にありがとう。
おかげで東南アジアの資金ができました!!!
みなさんの入れてくれたお金を大事に使わせていただいて、ここから日本までのラストスパートを最後まで楽しみたいと思います!!
ズタボロの喉だったけど、なんとか声を振り絞り、シンガポール最後の路上は1時間半でフィニッシュ。
やりきったあああああ!!!!!
路上を終えたらアンキモに戻り、荷物のパッキングをした。
1ヶ月過ごしてもはや完全に家みたいになってる部屋の中。
自分たちの過ごしやすいように、あちこちに配置された物をバッグの中に詰め込んでいく。
うーん、いつものことだけど、この瞬間はなかなか寂しいもん。
居心地の良かった、住み慣れた空間が空っぽになっていくのは、まるで心の中も空っぽにするかのよう。
何も残らないように、荷物をまとめていく。
でも、部屋には何も残らないけど、思い出だけはこの場所にたくさんこびりついている。
思い出以外のものをバッグパックに詰め込んで、また新しい町だ。
そうしてしばらくするとメールが入った。
お、来た来た。
玄関のドアを開けると、大好きな2人が立っていた。
「イェーイ!!来てくれてありがとうー!!」
「最後の夜に飲む相手を俺たちに選んでくれてありがとうね!!」
来てくれたのは、美容師マサさんと奥さんのミスギちゃん!!!
思えばシンガポール初日に会ったのもこの2人!!
マサさんたちに始まってマサたちで終わるシンガポールだったなぁ。
こちらこそこの1ヶ月たくさん遊んでくれて本当にありがとう!!
おかげでめっちゃ楽しい滞在になったよ!!
というわけで3日連続でウチのアパート家飲みですね。
いやー、ゲストハウスじゃこうはいかないから本当このAirB&Bは快適だったよなぁ。
友達と家飲みしたくてもゲストハウスって基本宿泊者以外は立ち入り禁止なので、どうしても外飲みしないといけない。
そんなルールが体に染みついてる旅人にとっては、こうして外国でまるでアパートを借りてるように自由に使えるAirB&Bは本当に嬉しい存在。
まぁ他の旅人との交流は減るけども、現地で暮らしているかのような感覚を味わえることは、これもまた旅の醍醐味のひとつだ。
グーグルマップがあることで道が簡単に分かりすぎる?
いやいや、これのおかげで普通なら絶対行かなかった裏道小道に入れるし、意外な名所や意外なお店を見つけることができる。
ウーバーがあることで現地ドライバーとの面白い交渉がなくなる?
うん、あんなのないに越したことない。
時代とともにバッグパッカーの旅の仕方はどんどん変わってる。
「ねぇねぇ、マサさんたちって3末って言う?サンマツ。」
「え?なにそれ?どういう意味?」
「ホラー!!カンちゃん!!昨日も太一君たち言わないって言ってたやん!!サンマツとか普通そんなに言わないって!!」
(3月末って意味。10月末ならジュウマツ)
「ええええええ!!!おかしい!!!私の周りとか普通に使うしー!!なんなら会社の上司とかも言ってたし!!!」
「いやー、俺たちは言わないなぁ。っていうかそういう言い方があるってのも知らんかったわー。それがどうかしたの?」
「私がサンマツって言うと、フミ君がチャラいって嫌がるのー。流行り言葉が苦手だから。サンマツはチャラくないし!!普通に言うし!!」
「カンちゃん、自分が思ってることが世の中の普通とは思わないほうがいいよ。」
「フミ君だってそうやし!!龍馬がどうやって死んだか日本人の9割知ってるとか間違いやし!!私のお姉ちゃん知らないし!!私の友達だいたい知らんはずやし!!」
「マサさんたちはシンガポールで暮らしててなんか略す言葉とか使う?」
「そうだなー、シンドルとか言うよ。シンガポールドルのこと。」
「あー、それ確かに長いもんね。それは略すわ。」
「サンマツもやし!!」
「ガツくらい言おうよ!!2文字だよ!!」
マサさんたちが持って来てくれたお寿司を食べながらビールを飲み、4人でめっちゃ盛り上がる。
お寿司うめえええええ…………
マサさんミスギちゃんありがとう!!!
俺たちもこの前フッキーが持ってきてくれたおつまみセットを開ける。
ウズラの卵と納豆巻きオカキ。
ビールに死ぬほど合う。
さらに数日前に路上で差し入れしてもらった豪華な袋を開けると、あのいつも気になっていた中国のビーフジャーキーが大量に出てきた。
甘さと塩味がいい感じのバランスで、これもお酒に合うなぁ。
もう4人ともお酒好きだからあっという間にビールがなくなってワインに突入。
クソ楽しいんですけど。どうしよう。
「美容師業界にもそういう略す言葉ってあるの?専門用語とか。」
「んー、そうだなぁ。アシスタントの人と話すときは、5と8を2対1で6パーでお願いしますーとか言うよ。でも根元はまた頭皮の熱とかあるから配合が違うんだよね。」
「怖っ!!謎すぎて怖い!!美容師すげぇ!!」
「あとわざとお客さんに分からないように暗号使ったりするよ。トイレを2番とか。2番行ってきますー、みたいに。」
「あー!!それ分かるー!!美容室に行った時に、店長さんとかが◯◯さん4番でー、とか言うと、いきなり私の髪を切ってた美容師さんが、神田さんってアレなんですかー?って喋り出したりして、あ、今トークしろって言われたのかなって思ったりする!!」
「そうそう!!例えば、3番8番でヨロシクですー、とか言われるんだけど、3番が急げ、8番が喋れって意味だったら、お喋りしながら急いでやれってことなんだよねー。」
いやー、全然違う業界の人と話すのって楽しいなぁ。
マサさんなんて、美容師関係のことはもうほとんど経験してきてる人だろうから、めっちゃリアルな話を聞ける。
お酒がススムわー。
「いやー、美容師さんって大変なんだろうなぁ。」
「路上も大変でしょー!!それにしても昨日暑かったよねー。歌ってて暑かったんじゃない?」
「ほんとほんと。ピーカンだったからねー。」
「はあああああああああああああああああー!!ピーカン!!でた!!!ピーカン出ましたよ!!マサ君今のどう!!?この言葉のほうがサンマツより全然チャラくない!?」
「ピーカンー!!ピーカンは確かにチャラいかも!!昭和の言葉だよね!!」
「嘘ー!!ピーカンってチャラい!?!?」
「えーー!!ミスギ、ピーカンナッツのケーキ好きー!!美味しいよねえぇぇぇええええええぇぇぇぇええええ。」
「はいはいー、ミスギは可愛いねぇ。可愛い可愛い。」
「えー!!なんでー!!ピーカンナッツ超美味しいじゃーん!!」
ミスギちゃんの天然ぶりに、はいヨシヨシーってしてるマサさん。
この2人めっちゃ仲良いよなぁ。
仲のいい人たちを見てるとこっちが嬉しくなってくる。
心が温かくなるなぁ。
ヨーロッパでは、俺たちが抱き合ってたりカンちゃんをヨシヨシしてたりすると、みんなニコニコしてこっちを見て来てた。
若者も、おじさんおばさんも、お爺さんお婆さんも、みんなそういう愛情に満ちたものが大好きで、素直に微笑んでくれてた。
人の愛情、ポジティブなものは周りを明るくする。
世界がそういうものでもっともっと溢れていけばいいなぁ。
そしてそれを素直に受け入れて、微笑ましく見ていられる心の人間でありたい。
明日もあるからということで、今日は4人に珍しく健全に23時半くらいでお開きにした。
キッチンペーパーとか、シンガポール中に色々使っていたまだ使えるけど持っていけない生活用品なんかをマサさんたちに受け取ってもらえて、おかげでパッキングの荷物もだいぶ減らすことができた。
インドとインドネシアからだいぶお土産を持って来たので、シンガポールを出るころにはだいぶ身軽になれるねーなんて話していたのに、蓋を開けてみれば結局シンガポールに来た時よりも荷物が増えているという旅あるある。
謎だわー…………
あぁ、もっと身軽に旅してみたい。
できればギターと小さなリュックのみで。
でも増えた荷物のひとつひとつに思い出があって、ひとつひとつに大好きな人たちの顔が浮かんでくる。
俺たちのことを応援してくれて、俺たちとの時間を楽しんでくれた人たちをこれからも大事にしていけたらな。
荷物が増えること。それは旅の大きな喜びのひとつ。
荷物を軽くすること。それは人との関わりを減らすこと。
「はい!!これ2人にプレゼント!!絶対自分たちじゃ買わないでしょ?逆にいいかなと思ってね!!」
ウケる!!!!
確かに自分たちじゃ買わんわ!!!
でもこうやってもらえるとめっちゃ素敵なプレゼント!!!!
シンガポールめっちゃ好きだもん!!これでまたシンガポールとの繋がりを強くできた気がするよ!!!
「じゃあ明日からまた頑張ってね!!体に気をつけて!!タイの泥棒宿にウンコ投げて来てね!!」
「また遊びに来てねー!!絶対だよー!!」
マサさんミスギちゃん!!本当に本当にありがとう!!!!
次はどこで会えるだろ。
どこで会えても2人となら最高に楽しいだろうね。
ダハブあたりで合流できたら面白そうだなぁ…………
よっしゃあああああ!!!!
もうひとつ新しい荷物が増えたところで今まさに準備は整った!!!
最高の締めくくりで明日から東南アジア北上スタートだ!!!!
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イタリアのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!
イタリアも暑かったけど、東南アジアの暑さもなかなかのもん!!!
地中海みたいな海はないけど、こっちにはこっちの面白いビーチたくさんあるもんなー。
今回はどっかでビール遊びできるかな。
どうもありがとうございます!!