こんにちは!神田です。
フミくんのブログを読んでくれている人に出会うと、大抵「こんにちは神田ですのコーナー、やる気ない感じがいいですよね〜」とか褒めて?もらいます。
やる気ないってばれてるーーーーー!!!
いや、ないことないですよ。
ネタがないだけで、やる気はあるんですよ、ほんとに。
ほんとほんと。
おわり
2018年1月9日(火曜日)
【シンガポール】
電車に乗ったらあんまり乗客がいなかった。
そうなると座席がスカスカなので、みんな隣の人とひとつ座席を開けて座る。
ひとつ飛ばしで座ってる状況。
そりゃ分かる。たくさん空いてるのにわざわざ隣の人とくっついて座ることはない。
そこに俺たちが乗り込んできて、お喋りしながらカンちゃんが空いてる席に座る。
俺は隣に座りたい。
でもみんなひとつ飛ばしで座ってるので、俺はカンちゃんの横に座れない。
こういう時、横の人が空気読んでひとつ座席をズレてくれたら俺もカンちゃんと一緒に座れるのに、頑なに動いてくれない人がいる。
ヨーロッパではこういうのすごく気づいてくれて、だいたいみんなズレて座らせてくれるんだけどなぁ。
別に座りたくて仕方ないわけじゃないので、すみませんズレてもらっていいですか?とも言わないけど、誰かが目の前に立って隣の人と話をしてて、そんで自分の隣が空いてたら、あ、どうぞーって俺なら譲るけどなぁ。
あとバスとかでもそう。
バスって片側2列シートがほとんどだけど、乗客が少ない時ってみんなその2列シートに1人ずつ座っていく。
なので俺たちが乗り込んだ時、シートはめっちゃ空いてるのに2人並んで座れる場所がないというパターンがある。
こうなるとカンちゃんと離れ離れに座るしかない。
たまに気づいてくれて、ここに座りなよーって動いてくれる人がいる時はカンちゃんと並んで座れるけど、だいたいは自分でお願いしないといけない。
すみません、僕ら2人組なのでそっちの1人しか座ってない席に移動してもらえませんか?って。
これめっちゃ言いにくいんだよなぁ。
あからさまに嫌な顔する人とかいるし。
いや、どっちにしても俺たちがあなたの横に座ったら2人並ぶことになるんだから、それだったら2人組の人に配慮して動くべきじゃない?って思う。
これもヨーロッパなら多くの人が何も言わなくても気を使って動いてくれる。
そういうところさすがにすごく紳士。
こういう乗り物の中でのマナーで心の余裕が見えるよなぁ。
この前も、シンガポールで電車に乗っている時にこういう光景を見かけた。
電車の中はまぁまぁの混雑。
座席は埋まって立っている人も多い。
そんな中、インド人が優先座席シートに座っていた。
座りながらスマホをいじっている。
その横の普通の席には若い中華系サラリーマン。
シンガポールではかなりシッカリと、優先座席シートはしかるべき人に譲りましょう、あなたのハートを見せましょうって書かれているんだけど、まぁ周りにお年寄りとかがいない場合はみんな普通に座っている。
その時、ヒジャブをしたマレー系のお婆さんが電車に乗ってきた。
しかし座席が空いてなくて、立っているお婆さん。
なかなかお歳を召されていて、フラフラしている。
お婆さんは優先座席シートの前に立っているんだけど、座ってるインド人はスマホをいじりながら無視。
というか、それがどういう状況なのかも分かってないのかな。
するとすかさず隣の普通座席に座っている中華系の兄さんが立ち上がってマレー系のお婆さんに席を譲った。
一連の流れが隣で行われているというのに、インド人は動かざることインド人のごとしって感じで鎮座している。
おいおい、ってやっぱりどうしても思ってしまう。
でもインド人だからやっぱりな、って思ってしまいがちだけど、中にはスマートに席を譲るインド人だっている。
出稼ぎで来てるインド人と、シンガポールで生まれ育ったインド系の人とでは完全に中身が違うってことだ。
シンガポールにいるインド人の中には、自分はシンガポール人なのでインド人と一緒にしないで欲しい、と思ってる人もいるよう。
ああいう電車の中での配慮のなさを見てしまうと、同じ人種であってもそう思ってしまうのは仕方ない。
乗り物の中でのシートの譲り合いは、本当に人間性が表れるよな。
お昼ご飯はロティジョンっていう食べ物。
気になってたシンガポールの食べ物。
美味しくない。
さて、今日は電車とバスを乗り換え、東部の町、クレメンティを目指した。
ここも中心部からはちょっと外れた郊外の住宅地だ。
もうあんまり新規開拓をしてやっぱりダメだったってことになりたくはないんだけど、グーグルマップで見る限りここは確実に大丈夫そうな町の作りをしていた。
駅前に団地の商店街が広がっているのが地図で判断できたので、ここなら間違いなく歌えるはず。
昨日カンちゃんと観光デートして路上をお休みしたので、こっからまた気合い入れて歌いまくろう。
豪雨だけど。
めちゃくちゃ豪雨やん…………
まぁいつものことだから、そのうち止むかな。
しかしクレメンティの駅についてもなかなか雨は止まない。
駅まわりにはたくさんの人が溢れていて、みんな軒下や屋根のある通路伝いに歩いていて、人の数は申し分ないんだけどこの雨だとどうしてもやる場所がない。
駅前のショッピングモールの下の通路か…………
いや、ここはあまりにど真ん中すぎるので警備員に怒られそう。
駅に繋がる歩道橋の上か…………
いや、あそこは人通りが少ないしうるさい。
バスターミナルの横の小道か…………
いや、ティッシュ売りのおばさんたちが陣取ってるので入り込む隙間がない。
うーん、どうしたもんか。
屋根伝いに商店街の中を歩き回ってみるといい感じのホコ天の道がのびていて、真ん中にクレメンティと書かれた門が立ち、坂になってるスロープの向こうに大きなホーカーがある。
道の両脇に並ぶお店も多いし、頭上にはスーパー巨大な高層マンションがそびえ立っているし、活気のある団地のはずなんだけどなぁ。
頼むから雨止んでくれー。
と願い続けること2時間。
やっとのことで雨が弱くなり、18時くらいになってようやく完全に止んでくれた。
よっしゃオラァ!!!スタートが遅くなった分、気合いでやるぞおおおおお!!!!
夕方になり、帰宅ラッシュの人たちで一気に人通りが倍増し、さっきまでまばらだったホコ天をたくさんの人たちが歩き出した。
綺麗な声を心がけ、目立つようにちょっと派手な動きを加え、丁寧に演奏していく。
コンスタントに入るチップ。
うん、狙い通り、やっぱりクレメンティは稼げる町だ。
人通りが減り始める21時までキッチリ2時間半やって今日はフィニッシュ。
あー、雨止んでくれて良かった。
本当、雨季でもなんだかんだ毎日やれてるのは助かるわー。
が………………そんな天気が本当はラッキーだったということをこれから思い知った。
ここから数日間、ひたすら雨が降り続けることになるとは…………