こんにちは!神田です。
フミくん、大きい方のトイレに行きたいって思ってから限界がくるまでの時間がすごい短いんですよね。
この前、カデルパパにアラコナムからチェンナイまで車で送ってもらってた時にトイレに行きたくなっちゃって、
もう我慢できないパパ!!!て言ったら、コントロールユアセルフ!!!て言われてました。
でも結局、無理ーーーーー!!!!!て叫んで車の外に飛び出して行きました。
男性って、こんなもんですか?
おわり
2017年12月2日(土曜日)
【インド】 チェンナイ
今日は土曜日。
学校が休みなのでホームの子供たちもどっかに遊びに行ってる可能性が高いし、そろそろ時間もないので寄付の品を色々買い集めに行くことにした。
まずやってきたのはショッピングモールのエクスプレスアベニュー。
カデルから、モールの中にあるビッグバザールっていう場所で色んな物を安く買えるよーと聞いていたのでやってきてみると、おお、こりゃ確かに色んな物がたくさん売ってる。
先進国のスーパーマーケットみたい。
こんな清潔そうなお惣菜コーナーもあるやん。
ヨーロッパ思い出すううう!!
手羽先とか食べたいいいいいいい!!!
でもほぼカレーとビリヤニ。
インド、食の選択肢が狭い………………
食品の他にも衣類もたくさんあって、子供たちの下着類を見て回ったんだけど、やっぱりモールの中のお店は高いわ。
いくらカデルが安いって言っても町の商店のほうがはるかに安い。
そっちで買おう。
紅茶とかチップスとかを少し買ってお会計を済ませてお店から出ようとすると、出口のところにセキュリティーの人がいて、レシートと買い物袋の中をチェックされた。
レシートに記載されてる品物と袋の中の品物が一致してるかを確認している。
うん、なんか厳重そうな、ちゃんとしてます感出してるけどさ、
レジから出口までのこの数歩の間にどうやって他の商品入れるの?
そのチェックなんか意味ある?
謎だ………………
そしてフードコートへ。
ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
フードコートやしいいいいいいいいいい!!!!!!
ウェスタンフードまみれやああああああああああああああああああああああああ!!!!
たかがハンバーガーなのに近未来の食べ物に見える!!!!
何このパンで色々挟んだ食べ物!!!
建物の外と別世界すぎてウケる!!!!
めっちゃ色んなピカピカしたお店が並んでいるんだけど、ここはやっぱりあれにしときましょうか。
どうもケンタッキーさんドイツ以来ですねお久しぶりです。
ぬふおおおおおおおおお!!!!!
ケンタッキーのくせにバーガーとチキンと飲み物のセットが200ルピーもするううううううう!!!!
350円て!!
町の食堂のミールセットが70円で食べられるのに!!!
ただのクソ高級料理!!!!!
舐めやがってコノヤロウ!!!そこまで美味しくないくせに!!!
でもインドで食べるとマジで、え、何この気持ち、ときめいて………る?ってなる。
ケンタッキーは安定して美味しいです。
特にジンジャーチキンがベストです。
それにしてもここにいる女の人たちは洋服率が高いなぁ。
インドは今でも95パーセント以上の女の人たちが毎日サリーを着てるけど、このモールの中は洋服と半々くらい。
やっぱり洋服着てるようなモダンな考えを持ってる人たちってのはお金持ちが多いのかなぁ。
そしてふと気づくと、そういう人たちは町の人たちよりも若干肌の色が薄いように見える。
ヨーロピアンと同じくらい白い人も中にはいる。
カーストの階級で、肌が黒い人ほど階級が低く、下働きをしてる人が多いという話を聞いたことがあるけど、肌が黒くてもめっちゃ金持ってる成功してる人はいるし、そこまで肌の色が経済力に直結してるとは思わない。
ただ、インド人も日本人と同じく、白くなりたい願望の人が多いみたい。
それが階級意識からなのか、ただの欧米への憧れなのかはわからんけど、とにかく、これを使ったら洗うたびに肌が白くなりますよーって洗顔料があったり、塗っていたらどんどん白くなりますよーっていうクリームとかがある。
それで白くなった人なんて誰もいないけどね、ひゃひゃひゃーってカデルは笑ってるけど、それでもみんな白くなりたいから買う。
きめ細かい黒い肌、絵に描いたようなクリッとした瞳、ぷっくりした可愛らしい頬。
インドの女性は今のままでめっちゃ美しいと思うけどな。
白くなる必要なんて全然ない。
大物はホームの責任者であるバサンタさんからサイズを聞かないと買えないものなので、その他の物を探して回った。
絵の具とかのドローイングセットや書類ファイルはどこにあるかなぁと色々なお店をたずねてまわる。
が、インドで目当ての物を探すのって難しい!!
めっちゃ小さな商店レベルのお店ばかりで、品揃えの幅がウルトラ狭く、ピンポイントで置いてる店を探し出さないとたどり着けない。
どこのお店もマジでズタボロで、しかも整理整頓が1ミリもできていないので、おじさんにこれありますか?と聞くと、何年も開けてなかったような棚の中に体ごと突っ込んでいって色んなものをひっくり返しながら探している。
そしてようやく出てくるのは、いつのやつですか?っていう変色して埃をかぶりまくった商品。
もちろん封なんかされてない。
オーストリアの骨董市のほうが綺麗にしてたよなぁ。
そんな中、ロープ屋さんの前を通りかかった時に、太めのロープが目に入った。
あ、あれ使って縄跳びなんかしたら面白いんじゃないか?
ルールは誰でも分かるし、子供たちみんなで飛べるので楽しそう。
みんなで大縄跳びなんかしたら盛り上がりそうだな。
というわけでお店のおじさんにロープくださいと言うと、何メートルだ?と言う。
んー、大縄跳びって何メートルあれば足りるかな。
10人くらい入ってやるとしてー、10メートル?いや、15メートルくらいあったほうがいいかな。
えーっと、どうしようかな。
悩んでいると早く売りつけたがっているおじさんが口を開く。
「10メートルでイナフだ。」
おいコラ?なにがイナフだ?
俺がこのロープを何に使うか知らんのにイナフってどういうことだ?
延縄漁業に使うかもしれんじゃねぇか?
だったら1000メートルは必要だよ?
なにが10メートルでイナフなの?
でも値段は1メートル15ルピー、26円。超安い。
10メートル買ったら100ルピーにしてくれた。170円。超安い。
おじさんありがとう。
それから色んな人に聞き込みをしまくり、あっちこっち歩き回ってなかなか疲れてきたところでようやく美術用品店を見つけた。
そこそこちゃんとしたお店で、絵の具や筆、パレットなんかをゲット。
よっしゃ、これで細かいものはほとんど揃ったかな。
みんな喜んで使ってくれたらいいな。
こうして物を買っていると、あの中の誰かが絵の才能を開花させてすごい絵描きになったら素敵だな、なんて結果を急いてしまう自分がいる。
彼らのためになりたい、という思いはないといけないけど、でもそこで彼らの未来に俺たちが手を出しすぎて勝手に決めてしまうのは絶対にダメだ。
彼らの未来は彼らが決める。
俺たち外部の支援者は、ただ彼らが育っていく過程で色んな可能性を示してあげたり、興味のあるものを伸ばしてあげる手助けをするくらいにとどめるほうがいいんじゃないかな。
彼らはまだ若い。めっちゃ若い。
何が自分のしたいことかもそこまで分かってないはずだし、自分が人より長けている部分がなんなのかもまだわかってないはず。
俺の小・中学校時代がそうであったように。
もっと大きくなった時に本当にしたいことが見つけられるように、それまでは色んなことをやってみればいい。
その手助けが少しでもできたらいいな。
明日はロープ持ってホームに行こう。
みんなと縄跳びするぞ。