こんにちは!神田です。
飛行機とったり、ホテル探したりするのはいつも私がします。
お買い得なものを探すのが好きです。
いろんなサイトを網羅して、いちばんのものを選ぶ!!
そしてそれらが決まればあとはフミくんまかせです。
来週はこの街行って週末はここ行こう。
てフミくんが決めてくれて、何回聞いても覚えられなくて、明日どこ行くんだっけ。
来週どこって言ってたっけ。て永遠に聞いてます。
運転しないせいもあって、これだけいてもオーストリアの街の位置関係とかさっぱりです。
ウィーンは右端の方だよね。チロルって左の方だよね。くらいはぎり分かります。
こんな私でも、神田家では一番頼りにされてます。
おわり
2017年9月28日(木曜日)
【オーストリア】 クレムス
1週間待っていたインドビザも昨日無事にゲットでき、この先の飛行機チケットやホテルの予約もほぼ完了した。
あとは残りの日数、このオーストリアで全力を尽くして旅の資金を貯蓄し、それからインドだ。
インドの後はインドネシアに行き、バリに2年住んでいたカンちゃんに色々案内してもらいながら初めてのあの国を楽しみ、それからシンガポール。
シンガポールでは友達とホーカー大飲み会パーティーを企画してるけど、何人来てくれるかなぁ。
めっちゃ楽しみ!!!
シンガポールを出たら陸路でマレーシアに行き、カンちゃんと初めて出会ったクアラルンプールで、思い出のあの屋台でサテーを食べたい。
前回飛ばしたマラッカにも行ってみようかな。
マレーシアの後はボーナスステージのタイ。
このタイでもめっちゃ楽しみにしてることがあるので思いっきり満喫しよう。
そして前回、俺とカンちゃんから合わせて36万盗んでくれたあのカオサンの泥棒宿にあえてもう1回泊まって真犯人を捕まえてやろうか……………
チクショー、今思い出しても悔しいわ……………
個室に泊まってちゃんと鍵をかけていたのに、俺は現金、カンちゃんはカードを盗まれた。
しかも俺たちがバンコクから夜行バスでチェンナイに行く日を狙い撃ちして盗んでおり、俺たちがチェンナイに到着してからカードを使用している。
簡単に戻って来られないように。
俺の財布からは、全部盗んだらすぐにバレるので、高額紙幣だけを選んで半分だけ盗むというプロの手口。
俺たちの旅程を聞き出し、個室の鍵を自由に使用でき、そしてチェックアウトの時に姿を現さなかったその男。
犯行は100パーセント宿の管理人。
あんなにフレンドリーで愛想のよかった宿の管理人がやってくれるとは。
チンチンの先っぽにパクチー埋め込むぞ!!!!
部屋に隠しカメラ仕掛けて外出して、犯行現場おさえてやろうかな。
まぁ、仕返し怖いからやめとくか。
詐欺師インド人がムカついたので乱暴な態度をとったら、恨みをかってあとで集団でボコボコにされた旅行者がいる、なんて話も聞くし。
現地人なめると痛い目に遭います。
バンコクの後はベトナムに行って、ずっと会えてなかった人とお会いできたらして、それから中国。
お世話になったカンさんに会いに行かないといけないし、大好きな中国をもっとディープに旅したい。
中国の秘境を回りながら香港に抜け、飛行機で韓国。
そしてフェリーで日本だ。
まだ後半は飛行機とかもとってないのでどうなるかわからないけど、おそらくこんな感じで日本に向かっていくことになる。
旅のトラブルは勲章みたいなところがあるけど、もちろんないに越したことはない。
スムーズに、怪我なく、盗難なく旅を終えることのほうが大きな勲章だ。
大事なカンちゃんをちゃんと守って日本までたどり着こう。
というわけで今日も路上。
やってきたのはホームのクレムス。
来週からチロル方面に向かうとして、今週まではクレムスで歌おうかな。
それにしてもこんな最高の天気、最高の賑わい、最高のホコ天、最高の路上ルールという路上パフォーマーがヨダレを垂らすような完璧な町クレムスに、他のパフォーマーが一切いないってどういうことだろう?
去年も、そして今年の春もいつもいた銅像パフォーマーのおじさんも最近では一切見かけないし、他のミュージシャンもいない。
ジプシーの新聞売りもいないし、物乞いのおじさんもいないし、すごく不思議だ。
なんかの規制がかけられたにしては、お巡りさんは俺に対して何も言ってこない。笑顔で素通りだ。
町は賑やかだけど、こう路上が静かだとなんだか活気が感じられないもの。
微力だけど、少しはこの町を明るくできたらいいな。
今日も気合いを入れて3時間半。
たくさんの人に笑顔と嬉しい言葉をいただいて、のびのびと演奏させてもらった。
なんだかんだ、色んなところに行ってきたけど、やっぱりクレムスが1番の町だな。
すぐお婆ちゃんに荷物番を頼まれるカンちゃん。
20分も走ればすぐそこにイングリッドおばちゃんの家があるんだけど、あんまり何度も行き過ぎるのは気がひけるので今回のクレムスは車中泊で過ごすことにした。
行っていい?って聞けば即答ですぐ来なさいー!!って言われるだろうけど、ここは遠慮しておこう。
またオーストリア最後にキチンと挨拶に来よう。
車を走らせ、ワイン畑が広がる中にポツリと立ち尽くすゲトヴェイグ修道院の横にあるパーキングエリアに寝床を決めた。
ブドウの棚がどこまでも広がる平野を、壮大な大修道院が空に浮かびながら見下ろしている様子は、まさに天空の城といった感じだ。
バッハウはどこまでいってもおとぎの世界。
リアルファイナルファンタジーの風景。
カンちゃんが作ってくれたトマトパスタグラタンが死ぬほど美味しい。
明日も明後日も、来週も再来週も頑張るぞ。
今が大事な時期。
そこで頑張れんかったらどこに行ってもなんにもできん。