こんにちは!神田です。
私の辛ラーメン好きが始まったのは18歳の時でした。
高校卒業してからアメリカに2年間行ってた時に見つけた辛ラーメン!!
その時ははまりにはまって、辛ラーメン箱買いして毎日毎日食べてたら足の親指の爪がぽろって剥がれました。
痛くも何ともなく、ぽろって。
さすがに辛ラーメン控えてカルシウムとりまくったら、生えてきました。
おわり
2017年9月6日(水曜日)
【オーストリア】 グムンデン ~ リート・イム・インクライス
目がさめると窓の外はファンタジーの世界。
ドラゴンが飛んでいそうな険しい山々に囲まれたこの湖はトラウン湖という。
スコットランドでネッシーのいるネス湖にも行ったけど、巨大生物が住んでるんだったら絶対こっちやろっていうような怪しい雰囲気だ。
車の中を整理したら、そんな湖沿いに北上し、すぐにグムンデンの町に入ってきた。
湖と山々が織りなす風光明媚な町、グムンデン。
この辺りでは結構大きめの町だし、観光地でもあるので人がいてもおかしくないはずなのに未だちゃんと町中で路上をしたことはない。
こんだけオーストリア国内を巡っててやってないってことはそういうことなんだよなぁ。
でも、今はまだ9月頭。
ギリギリシーズンの名残りで観光客がいるかもしれない。
場所探しの感覚が研ぎ澄まされてる今ならば路上ポイントを見つけられるかもしれない!!
というわけで湖のほとりにある静かなパーキングに車を止める。
1時間1ユーロ、24時間で5ユーロというパーキングなので、稼げた場合はここがホームだ。
寝床を作ったまま止めっぱなしで歌いまくれる。
ギターを担いだら湖沿いの遊歩道を町に向かってのんびり歩いた。
少し波のある湖からちゃぷちゃぷと音が聞こえ、水面には白鳥が浮いている。
そんな白鳥たちがのそのそと陸に上がってきて毛づくろいしたり、芝生をモシャモシャちぎったりしてなんとも平和な光景。
雲のかかった山々が連なり、ヨットが静かに進み、まるで絵画の中だ。
相変わらず綺麗なところだなぁ、グムンデン。
そうして遊歩道を歩き橋を渡ると、町の入り口の門が現れる。
この門をくぐったらそこからグムンデンの町だ。
門に記された年代を見てみると、1278年とある。
その昔はロールプレイングゲームの町のアイコンみたいに、この門の内側にだけ町があり、外側には草原が広がるだけだったんだろうな。
日本も歴史ある古い国だけど、何百年も前の姿がほとんど変わらずに残ってるという点ではヨーロッパには遠く及ばない。
そしてそれがヨーロッパの大きな魅力のひとつ。
美しい山と湖の大自然、中世のままの町並み、そんなグムンデンで歌えたら最高だなぁ!!!って意気込んで中心部にやってくるとマジでビビるほど人いない。
ええええ………………やっぱりそうなの……………
これだけの規模の町なのに中心部に人がまったくいないってどういうこと…………
一応端から端まで歩いてみたけど、その間に5人くらいしか人を見かけない。
遊歩道のほうに行ってみると、パラパラとは歩いていたけどそれでもめっちゃまばら。
カフェとスーパーマーケットがくっついてる路地がかろうじてやれそうかな?って思ったけど、スーパーの入り口でジプシーが仁王立ちして新聞売ってる。
終わり。
やっぱりグムンデンだめ。
前回やってないってことはやっぱりどうしようもなかったってことだわ。
すごすごと駐車場に戻った。
「うーん、カンちゃんどうしようかー。」
「ねー、フェクラブルックはすぐ近くだけど、あそこのライセンスって30ユーロのひと月買いだもんねぇ。そんなにやらないだろうし。」
「そうだねぇ……………どっかいいとこないかなぁ。もうこうなったら前回行ってない北部の町を新規開拓とかしてしまう?」
「どっかいいとこあるの?」
「一応地図では大きめの町っぽいとこがあるんだけど、北部って未開拓すぎて全然想像つかないなぁ。行ってみないとわかんない。」
オーストリアって、ドイツのミュンヘンからスロバキアのブラチスラバに向けて横一直線に大きな主要都市が繋がってる感じ。
ザルツブルク、リンツ、ペルテン、ウィーンっていう都市を高速60号の大動脈が繋げている。
日本でいう国道1号線みたい。
それより北の、チェコとの国境付近になる北部って感覚的に北陸みたいな感じだ。
ついでで行くことがない。
福井とか。
福井いいとこ一度はおいで。
黒龍好き。
なんか全然想像つかないし、この際探検も含めて行ってみようかな。
地図を見ると、リートイムインクライスという町がそんなに遠くないところにある。
よーし、オーストリアマスターになるためにも隅から隅まで見て回るぞ!!
結論、めっちゃ田舎。
なんかもうめっちゃ取り残された感のある孤島な感じ。
のどかな田園風景の中にポツンと町があり、寂れた駅前には無料の駐車場がある。
町の中心部はそこそこお店とかあるんだけど、ゴーストタウンレベルに人がおらず、やけに立派なショッピングモールだけが目立っている。
ケバブ屋さんが多い。
そこらへんのピザ屋の中で地元のオッちゃんたちが昼からビールを飲んでる。
すっげぇ活気ない………………
なにこの寂れた雰囲気………………
でも諦めたらいかん。
さっきから町のあちこちにフォルクスフェストって書いた看板が出ているので、もしかしたらそっちに人が流れていて町がこんなに静かなのかもしらん。
裏路地にタイ食材屋さんがあったので、そこでカレーのルーを買いつつフェスの場所を聞くと、中心部から歩いて10分くらいのところでやってるらしい。
よし、もしかしたらそこで歌えるかもしらん。
ここまで来たんだ。
簡単に諦めんぞ。
昔の写真とか絵を見るの好き。ヨーロッパは今も昔もほとんど町が変わってない。
結論、こっちも無理。
行ってみると、まず会場が体育館みたいな建物の屋内で、そこでフォーラム的なパネル展示が行われていた。
11ユーロ、1430円も入場料がかかるようなやつ。
イメージしてたお祭りとだいぶ違う…………
と思ったらそのフォーラム会場の裏手に、無料で入れるフェスティバル会場があるようだった。
行ってみると、柵で囲われた敷地の中に移動遊園地のアトラクションが出ており、出店も並んでポツポツと人が歩いていた。
めっちゃポツポツ。
ていうか雨すごい。
ビビるくらい土砂降り。
ヒャアアアアアイイイ!!!って今ジェットコースターに乗り始めたばっかの人、マジ悲惨なことになってるはず……………
今週いっぱい行われてるようで、夜になったらたくさん人も出てくるんだろうけど、とにかく今日は天気が悪い。
なんかこの暗い空と移動遊園地のケバケバした雰囲気が余計に寂れた空気を漂わせている。
子供の頃に親に連れて行ってもらった寂れたテーマパークを思い出した。
田舎の家族のささやかな日常。
あの頃、宮崎の日向が世界の中心だったように、彼らにとってはこの取り残されたような淋しい町が世界の中心。
みんなここで生きてる。
それにしてもダメだ。こりゃとても歌える様子じゃない。
「フミ君どうするこれ?」
「うーん、今日が雨だからって思いたいんだけどなぁ。明日は雨止むみたいだからもしかしたら人が出てくるかもしれん。」
「じゃあ明日まで様子見てみようか。」
というわけで、雨の中走ってマクドナルドに避難してネット作業に没頭した。
そこにレンタルカーズドットコムからアフィリエイトパートナーになりませんか?ってメールが来た。
世界中をカバーしているレンタカーの予約サイトであるレンタルカーズドットコム。
このサイトを金丸さんのブログ上で宣伝してくれたらレンタカーの割引させてもらいますよー、とのこと。
一言。
遅い………………
この旅中でどんだけレンタカーしてきたと思ってるんですか?
毎回レンタルカーズドットコムから予約してますよ。
すでに何十万も使ってますよ?
信じられんくらいの上客です。
レンタルカーズドットコムの宣伝?
いっつもやってます。
遅いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
もう今のオーストリアが終わったらこの旅中にレンタカーをする予定はない。
俺たちにメリットがない。
韓国のレンタカー代半額にしてくれるんなら死ぬほど毎日レンタルカーズドットコムのこと書きまくらせてもらいますけどね…………
韓国のレンタカーめっちゃくちゃ高いです。
はぁ、全部合わせたらめっちゃ割引されてたなぁ……………残念。
それにしても世の中いろんなアフィリエイトがあるもんだ。
夜はケバブ食べて車に帰りました。
3.5ユーロ、450円。
田舎は昔ながらの価格を守ってくれてます。
このお店すごい美味しかったです。