スポンサーリンク





スイスでやっと稼げるところ見つけた



こんにちは!神田です。



今回の旅で持ってきてよかった!自分かしこい!!!
と思ったもの。の一部。


■サイドゴアのレインブーツ■

トレッキングシューズとかにどうしても抵抗のある私。
見た目はレインシューズかどうかもわからないし、晴れの日ももちろん履けるし、冬はあったかいし♪
そんなレインブーツもちょっとずつ大雨には耐えられなくなっていて、スコットランドのスカイ島で死にかけた時に、とうとう死亡。


■1秒タオル■

話題になったこともある?のかな?1秒タオルって知ってますか?
とにかく吸水力がすごくて、しかも使えば使うほど風合いがよくなるという優れもの!!
お値段は少ししますが、私は旅前に友達がお餞別で何が欲しいか言って!いらないものあげたくないから!と言ってくれて、かるーい体重計とこれと迷ったあげく、これを頂きました。
今でも毎日重宝しています。


そのうちiphoneにうまいこと乗るか、ぶら下がるかして体重測れるものが出るんじゃないかと期待しています。



おわり










2017年8月8日(火曜日)
【スイス】 グラルナーアルプス ~ ザンクトガレン






寒くて車の中の窓がびっしり結露していた。


気温は多分10℃以下。

寝袋だけでは寒くてタオルケットも体に巻いて寝ていた。



日本ではお盆前だってのに、今俺たちがいるのはアルプスのど真ん中だ。



ここには盆踊りの音頭はどこにもない。







でも車を開けると、音頭の代わりに山を吹き抜ける風の音が満ちていた。










連なる大山脈の懐、その中にある峠のひとつに車を止めて眠っていた。





この寝起きのドアを開けた時の感覚がたまらない。


車内という狭い空間から一気に大自然の大パノラマに飛び出すと、まるでこの車のドアがどこでもドアみたいに思えてくる。



実際、レンタカーでの車中泊旅はリアルどこでもドアだ。


このドアを開けると毎日どこにだって行ける。





ザビエルたちがくれたユカリのふりかけを使ったパスタをカンちゃんが作ってくれ、窓の外の絶景を眺めながらそれを食べた。

























今日もとにかくハンパじゃない景色の連続で全然前に進めない。


目の前の絶景がカーブのたびに変化して、何度も何度も車を止めて写真を撮り、見とれてため息をついた。













そびえる大絶壁、天空から流れ落ちる滝、険しい頂が麓に下がるにつれてゆるやかな傾斜となり、谷間の草原へと続いている様子を見ると、地球の果てしない営みを感じずにはいられない。



何万年、何百万年前は、ここは一体どんな地形だったんだろう。










この前ザビエルが言っていたけど、2人と会ったビールにはジュラ山脈という山があり、そこでは恐竜の化石や足跡がたくさん発見されており、その山の名前がジュラ紀の由来になっているんだそうだ。



人の侵入をこばむ雄大な自然に囲まれたスイスという国には、地球の神秘が今も眠っている。



だからこそ登山家たちはアルプスに魅了されるんだろうな。

























長い長い坂道を下りていき、アルプスの山を抜け出し、しばらくすると風景が穏やかなものへと変わってきた。



いやー、南部のアルプスドライブ、最高だったな。

マジでここはスイスに行ったなら、ヨーロッパに行ったなら走ってみたい超オススメのドライブコースだ。



しかもこんな絶景祭りなのに道路がすべて無料ってのも嬉しい。



オーストリアのチロルは結構有料道路が多かったもんな。ノルウェーもそうだった。


物価の高いスイスでこんな最高のアトラクションが無料でできるなんてマジで最高。









でもスイスのアルプス巡りはこれで終わりじゃない。


来週からリヒテンシュタイン、オーストリアに抜けるけど、その国境付近にどうしても行きたい場所がひとつある。




あれはスイスに入った初日のこと。

お土産物屋さんの前に綺麗な写真カレンダーが置いてあった。



山々の写真があんまり綺麗なのでめくって見ていたんだけど、その中にひときわ絶景のすごい写真があった。



それは山々と草原が織り成す、これぞスイス、といった風景だった。



こんなとんでもない場所がこの国のどこかに存在するんだなぁとワクワクしながら、念のためにそのカレンダーの写真を撮っておいた。







そしてこの前、せっかくアルプスエリアに突入するんだからアテもなく走るんではなくてひとつ目的地が欲しいなぁと考えている時に、あ、そういえばあのカレンダーの場所はどこだろう?と思いついた。


念のために撮っておいた写真が役に立って、端っこのほうに書かれていた地名をグーグルマップに入れて検索してみた。




頼むどうか行ける範囲であってくれーと祈りつつ検索を待っていると、ピンが出た場所はなんとリヒテンシュタインとの国境付近だった。



おぉ!!ここなら来週のリヒテンシュタイン入国前に行けるやん!!








あのカレンダーの絶景の場所にどうやって行けるのか。


車なのか、それともハイキングなのか、それとも本格的な登山でしか無理なのか、それはわからないけど、とにかくこの日曜日に目指してみよう。



それをフィナーレにして、このスイスをフィニッシュさせたい。


きっと、ものすごい景色が待ってるはずだ。















というわけで今週はひたすら路上に明け暮れるぞ。


今の所全然まともに稼げていないスイス。


めちゃくちゃ物価高いんだからきっと激稼げるはず!!と、あんなに期待していたのに、空振りばっかりだ。



稼げたといえばドイツエリアの町だけ。




今、1週間色んなところを回ってみて分かってきたのは、スイスは西側はあんまり稼げないってこと。


フランスの人もイタリアの人もあんまり路上にチップを入れてくれなかったように、スイスでもそっち寄りは同じ状況だった。



でもドイツ・オーストリア寄りでは違うはず。


もしドイツ・オーストリアの入りかたでスイスの単価だったら一体どんなことになってしまうんだろ?



逆にここでも稼げなかったらマジでヤバくなる。




















めっちゃ期待をしながらやってきたのはザンクトガレンという東部の地方都市。





結構大きめな町で、ここから30分も走ればドイツ、オーストリアだ。



頼むぞー、ここで稼げんかったらマジでヤバイぞー、と、焦りながらまずは駐車場探し。







が、まったく見つからん!!


無料で路駐できる無法地帯ポイントがまったくない!!






スイスは路駐に関してかなり厳しいけど、今の所半分くらいの町では無料ポイントを見つけられていたのになぁ。


ぐるぐるぐるぐると町中を走り回り、かなり郊外まで探してみたけど、全然ダメ。



3キロくらい離れた郊外まで行って駐車場を見てみたんだけど、そんな町はずれですら1時間2フラン、230円。


1日チケットだと12フラン、1350円。




高すぎる…………





他にも、こんな山の中ですらガッチリとチケットマシーンが設置されている。





イタリアあんなに無法地帯だったのになぁ…………







もう時間がもったいないので、仕方なく有料のところに止めることにした。


夕方まで止めて9.5フラン、1070円。



ビビるほど高い……………




















もうこうなったら駐車場代が鼻クソレベルに感じるくらい稼ぐしかない!!!!と町に向かっているといきなり雨!!!!


いやああああああああああ!!!!!雨ええええええええ!!!!!


やめてよおおおおおおおおおおおお!!!!




あああ、上手くいかねぇなぁと思いつつもとにかく町までやってくると良い感じのホコ天が旧市街の中に伸びていた。





ワクワクしてくるような細い小道が何本も入り組んでおり、道幅は狭いけどもたくさんの人がレインウェアを着て歩いており、雨の中だというのに活気に満ちている。


うわぁ、めっちゃ好きな雰囲気やん。






町全体に古ぼけた味わいがあり、これぞヨーロッパの美しい町って感じだ。


観光客の姿も多いけど、ツーリスティックな空気ではなく、あくまで地方都市のありのままの姿だ。



すぐにこのザンクトガレンのことが気に入ってしまった。






よーし、雨は降ってるけど土砂降りってほどではない。

人も歩いてるし、これなら軒下でもなんとかやれるはずだ。




メインストリートの真ん中にあるH&Mの軒下に入ってギターを構え、吹き込む雨に濡れながら歌った。
















うん、良い感じ。



いや、かなり良い感じか?


いや、相当いいほうだよな?



コンスタントにコインが入っていき、よし、これはいけるぞ、というところでいきなり20フラン紙幣が入った。



ぬおおう!!ま、マジか!!

この状況で20フラン紙幣!!!




ヨーロッパの人たちって日本みたいに雨をめっちゃ嫌わず、小雨くらいなら傘もささないで歩くし、そこそこの雨でもレインウェアを着て町に出る。


しかも日本のあのダサいカッパではなく、アウトドアショップに売ってるようなカッコいい撥水のやつだ。普段着でもいけそうなやつ。



ベビーカーですら雨除けやミニ傘をつけて外に出ている。



こりゃ、雨でもなんとかやれそうだぞー。










だが残念なことに、ひと回しを終えて休憩し、ふた回し目を始めたところで警察に声をかけられてしまった。



「んー、いい音楽だね。素晴らしいよ。でもここでやるにはライセンスがいるんだ。」



「あ、そうなんですね、すみません。どこでライセンスは取れますか?」



「この先に警察署があるからそこで取れるよ。ライセンスを取ったらお昼の13時半から20時まで演奏していいからね。あとこのメインストリートは曜日によってやっていい日とダメな日があるんだ。」



「あぁ、そうなんですね。わかりました。」



「ライセンスの値段は30フランだから。」



「了解です、わかりましたーって、えええええええええええ!!!!!!」






路上のライセンスが3400円!!!!


めっちゃ高え!!!!!!




しかもやっていい時間帯が13時半から20時までとはいっても、人がはけるのは18時くらいだ。


半日のために3400円はマジで高え!!!!





とにかく今日はもう雨だし、今からライセンス取るのももったいないので引き上げることにした。




ま、マジかよおおお……………


このザンクトガレンにめちゃくちゃ期待していたのに…………




ライセンスがあるのは仕方ない。

色んなルールの縛りがあるのも仕方ない。


でも値段高すぎるやろ………………



こりゃマジでどうすっかなぁ……………




とりあえずスーパーで今夜の晩ごはんの食材を買おうかな……………



卵10個で7.9フラン、900円。





もはやウケる。
















アテが外れてトボトボと車に戻ってきた。


この駐車場代だって1070円もしてるから、つまりこの町で路上やろうと思ったらマイナス4500円スタートになる。



「いやぁ、カンちゃんこれどうしようか。他の町に移動したほうがいいかな…………少し戻れば最初に稼げた町があるし、スイス初日に祝日でちゃんと歌えなかった町もあるし。」



「そうだねー…………そのほうがいいかもね。日曜日にアルプス行くからそれまではスイスにいたいしねー…………」



「とりあえず今日のあがり数えてみてよ。うーん、悩むなぁ。」



「わかったー………………」





そして5分後、カンちゃんが衝撃の言葉を発する。







「ふ、ふ、ふ、フミ君!!あがり計算できました!!!」



「いくらだった?」



「…………………142フラン。」



「あぁ、まぁそんなもんだよね、雨だから仕方ないよ、やっぱり他の町に行ったほうがいいかなーっていうか、なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」




衝撃の1時間で16100円!!!!!!


な、なんじゃそりゃあ!!!!!!




「か、か、かか、カンちゃん!!!!明日ライセンスとってやろう!!!雨で時給16000円ってヤバすぎる!!!!」



「うん!!やろう!!!すごいー!!」





きた。

やっぱりきた。



スイスはドイツ・オーストリアエリアが稼げるんじゃないかという予感的中。


これまでこの国を回って足を使ってきた甲斐があった!!!!



色んな町に行って、歩き回り、場所を外し、曜日を外し、時間帯を外し、たくさんミスしながらやっと稼げる路上ポイントってのは見つけ出していくもんだ。


みんな苦労して自分の稼ぎ場を作っていく。





よっしゃー、やっとスイスでイケる場所を見つけたぞ。



天気予報を見ると明日は曇りマーク!!!

ライセンスを取ってちゃんとやったら一体どんなことになってしまうんだろう!!!!





スイス、ラストスパートやらかすぞおおおおおおおお!!!!!!!

スポンサーリンク



ブログのランキングというやつをやっています。
よかったらクリックして下さい。
クリックが投票の代わりになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村



世界中のホテルが予約できるサイトです。
家族旅行もバッグパッカーも、ここから予約してくれたら僕にアレがアレなのでよろしくお願いします! ↓↓