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フランスの田舎に変態村



2017年7月3日(月曜日)
【フランス】 マルマンド ~ アングレーム









昔、いとこの大輔にツタヤのカードを借りて映画をレンタルしにいったんですよ。


まだツタヤのカード作ってなかったんで。



そんでなに借りようかなーってテキトーに棚を見てたら、ビビるタイトル見つけました。




変態村。




ぬぉう!!とすぐに自分がいるコーナー名を見たんですけど、アダルトコーナーではなく準新作コーナー。



準新作で変態村だと…………なんて攻めたツタヤなんだコノヤロウ…………ってドキドキしながらその変態村を手にとって家に帰りました。





そんで見てみたら、まぁフランス映画だったんですけど、フランス映画らしく暗くて鬱なやつ。



主人公がフランスをドライブしていたら変な田舎に迷い込んでしまい、イカれた住民しかいなくて、豚を獣姦してブキーー!!って言ってるところを目撃するとかそんなやつ。



全体的に小難しくて、でも文学的な美しさもなきにしもあらずで、まぁまぁ面白かったです。




そんで大輔にカードを返したときに変態村っての面白かったよって教えてあげたら、大輔もすぐに変態村を借りに行ったんですけど、同じ名義のカードでこんな短期間に変態村を2回も借りるとかこいつだいぶ変態やなっていう目でレジの人に見られたじゃねぇかって言ってました。


あれはだいぶ笑いました。










んで、今フランスの田舎。





車中泊で目を覚まして、ここまさか豚を獣姦してる変態村じゃねぇよな………ってちょっと頭をよぎります。


フランスの田舎が全部変態村に見えてしまいます。どうしたらいいでしょう。







でもまぁ実際はめっちゃ綺麗なんですけどね。









南フランスの内陸部は本当になにもない農地が広がるのみの一本道。


どこまでもどこまでも麦畑とヒマワリ畑が広がっており、爽快にアクセルをふかす。



あまりにもなにもなくて、開放感に心が軽くなっていく。





きっとこんな美しい風景を描いた映画がこの国にはたくさんあるはず。


フランス映画って聞くと真っ先にヌーバルバーグのジャンポールベルモントが出てきてしまうのでどうしても謎の小難しいイメージになってしまうけど、今のところ実際のフランスはとても穏やかで、素直で、素朴な人たちと風景ばかりだ。



俺も姦ちゃんもすでにフランスが大好きになってる。



ちょっ!!!獣姦って何回も書いたからカンちゃんって書いたら勝手に姦ちゃんって変換される!!!!!!姦ちゃんって誰!!!!














美しい田舎道をしばらく走り、マルマンドという町に入ってきた。


なんとか明日には北部の端にあるモンサンミッシェルまでたどり着きたいところだけど、ガソリン代もかかるので途中で歌いながら登っていきたいところ。



うまいこと道中にある町で稼いで行かないとな。



今日は月曜日。

昨日は日曜だったのでほとんどの店が閉まっていたけど、今日なら観光地でなくても路上ができるはすだ。









というわけでマルマンドの中心部に向かったんだけど、なにやら町が異様な雰囲気に包まれていた。


郊外の時点からすでにそれは見えていて、いたるところの草むらや空き地に車がたくさん止められている。


どうしてこんなところに車が?






不思議に思いながら走っていると、大通りで警察の検問をやっている。




え?なに?なんか事件でもあったのか?






まさかテロ……?という言葉が頭に浮かぶ。





さらに町の中心部に入っていくと、そこらじゅうに人があふれていた。



しかしそれは月曜日の買い物客といった雰囲気ではなく、誰もがテントやマット、寝袋なんかを抱えており、暗い表情をして町から離れていっている。









しかもそれが異常な数。


ものすごい数の人たちがテントやバッグを背負って、どこかに向かっている。





「か、カンちゃん、これなんだろ?なんかヤバくない?変態が出現したのかな?」



「な、なんだろうね…………みんな夜逃げみたいな荷物を抱えてるし…………なんかこの町から逃げてるみたいだよね。」















あまりにも異様な雰囲気で、しかも町のお店も全部閉まっている。


平日の月曜にこんなことどう考えてもおかしい。


マジでテロかなんかがあって避難勧告でも出てるんじゃないのか?



だとしたらこれ以上町の中に入っていくのは危険だ。










なんだかかなり不安になってきて引き返すことにした。


でもその前にそこら辺を大移動してる人に何があったのか聞いてみた。




「すみません、何かあったんですか?」



「ああ、さっきそこで変態が豚を獣姦、じゃなくて先週ずっとこの町でロックフェスをやってたのよ。今日の朝まで。」






なんだよ!!そういうことか!!



ビビって損したわ。


どうりでみんな疲れ切ったような顔してるわ。



テントとか寝袋とか持ってるのもみんな服が泥まみれなのも、何日も野外フェスで泊まってて朝まで大騒ぎしてたってことか。



こんだけ町が生気が抜けたみたいになってるってことはよっぽどデカいフェスだったんだな。


もしかしたらかなり有名どころも来てたのかも。





後から調べてみて分かったことなんだけど、このフェスはガロロックっていう名前のフェスで、フランス国内で最大の野外ロックフェスだったみたい。


4日間に渡って開催していたらしく、フランス国内の大物たちが勢ぞろいだったよう。



そんなすげぇフェスをこんな目立たない田舎でやってたんだな。


ニアミスすげぇ。
















まぁそういうことなら町から逃げることもない。


車を止めたらギターを持って町の中心部にやってきた。


さてー、どこで路上やろうかなーと歩いていると、ちょうどいい感じのホコ天を見つけた。


道幅もほどよくて、路上をやりやすそうな感じだ。



でも、やっぱり店が閉まりまくってて人が全然いない。













んー、町のチョイスが悪かったのか、ゆうべまで国内最大のフェスをやっていた影響で今日はどこもお休みしてるのか、それともまだ10時だから早すぎるのかどうかわからないけど、とにかくあまりにもゴーストタウンなのでこれじゃ路上はできない。



もう少し大きめの町に行ってみるか。



テントを抱えて疲れ果てたロックファンたちと同じく、俺たちもマルマンドの町を後にした。





























それからまた2時間ほど走って今度はアングレームっていう町にやってきた。


まぁ日本でいったら行橋市みたいな感じ。

マジなんもない普通の町。




でもさっきのマルマンドよりは少し大きめで、町の建物すべてが灰色の石壁でできており、その統一感がこのあたりの地方色を出しているのかなと思えた。


















大きな教会も、高台の石像も、どれもいたってどこにでもあるヨーロッパの町だけど、そんな町にこそ行きたくて旅をしてるんだよな。




大都会や有名観光地は旅してる以上必ず行く。


でもそんな外国人向けのところばかりを回っていたら、そこまでその国のことは見えてこない。


なんにもない田舎の町にこそ、その国の素顔があると思う。















車を止めて町の中心部にやってくると立派なホコ天があった。









お店がいっぱい並ぶショッピングストリートがかなり長くのびており、こりゃいい感じだ。


どこでやってもよさそうなくらい。





でも店が閉まってる!!!!

なんで!!??





時間は12時過ぎ。もしかしてシエスタか?


フランスも結構真ん中あたりまで北上してきているから、そろそろシエスタ文化圏から抜け出したと思っていたのに、まだお昼休憩してるのか?






もういいや。店はほとんど閉まってるけど人はチラホラ歩いてる。


なんもできないよりは少しでもやったほうがマシだ。


通りの真ん中でギターを取り出して歌った。























反応はボチボチ。


ほとんどの人がこっちをチラ見もしないで通り過ぎていくのは悔しいけど、イタリアに比べたらはるかに良い。



なんとか足を止めてやろうと頑張って良い声を探し、丁寧に歌っていく。





するとそこに1人の女の子が話しかけてきてくれた。


すごいわ!!と言ってくれ、コインを入れてくれる。




「ありがとう!!ところでフランスってシエスタってあるの?なんで今日こんなにお店が閉まってるの?」



「だって今日は月曜だもの。ほとんどのお店が閉まるわ!!」



「えええ!!?マジで!?フランスってそうなの?!?!」



「うん!!日曜日と月曜日がお店が閉まる日よ!!でも日曜日のほうがまだ賑やかかな。」





そうなんだ!!


これまで回ってきたヨーロッパは、平日が元気で土曜日が午後から静かになり、日曜日はゴーストタウン、というのが一般的だった。



それがフランスでは月曜日がお休みの日だという。


意外すぎる!!!





これだけでっかいフランスだもんなぁ。


小さな国が密集しているヨーロッパの中でもそれぞれ違う生活習慣があるんだよなぁ。





まぁとにかく頑張って歌い、今日のあがりは2時間で75ユーロ、9700円。





















車に戻ったらまたすぐに北に向けてアクセルを踏んだ。










歌って、走って、歌って、寝て、また走って、歌って。



のんびり何もせずにそこらへんの小さな町を歩いて、地元の人たちがいるバーでビールを飲んで、カンちゃんと夜の寝静まった町を歩く。



ヨーロッパの片隅でそんな時間を過ごしたいけど、それはパリでの約束が終わってからだ。


パリが終わったらそこからはなんの予定もない。



ルクセンブルクから大好きな大好きなドイツに抜け、スイスで夏のアルプスを巡り、リヒテンシュタインを回ったらチロルだ。










今の所、前回の旅でやり残したことは全部順調にいってると言ってもいいと思う。




イギリスも行けたし、アフリカも行けたし、行きたかった南ヨーロッパも回れている。



お金はそんなに貯められてないけど、大好きな人とこんなにたくさんの場所に行って感動を分かち合えるって、本当に人生の宝だ。



10年後、20年後、50年後、いつか死ぬときに楽しかったねってカンちゃんと笑えるように、この旅を満喫しよう。




もちろんやるべきことを全力でやりながら。


あー!!明日モンサンミッシェル、マジ楽しみすぎてウケる!!!!











~~~~~~~~~~~~~~~~~~


愛知のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


リアルタイムで味噌が手に入ったので、パスタのフィットチーネを使って味噌煮込みきしめんを作ってます。
美味しいけど、帰ったら本場の食べに行こ。


どうもありがとうございます!!

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