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イタリア最後の観光



2017年6月25日(日曜日)
【イタリア】 サンジミニャーノ ~ ピサ





ゼロさんとお会いした昨日から一夜明け、若干酒の残る朝。






本当はあと1週間くらいご一緒させていただきたいくらいゼロさんは楽しくて親しみやすい人だった。



ゼロさんも、イタリア北部で借りている部屋にいつでも遊びに来てねって言ってくださってるけど、先に進まないと。




もうイタリアに思い残すことはない。


次はフランスだ。




パリオ祭りの準備で賑わうシエナの町から抜け出して、車に戻った。



















と、もうすでにフランスに気持ちは行っているけども、まだこのシエナからフランスまではかなり距離がある。



海沿いを北上してフランスに入る予定だけど、イタリアもまだだいぶしぶとくて、ここから先も相当長い道のりだ。



全然先に進めないイタリアなのでここでも高速を使わないといけない。




まぁ今日がイタリア最後の日。


後悔のないよう、見所を潰しながらフランスに向かっていこう。






シエナを出て北上し、田舎道をひたすら走っていく。



丘陵がうねるパッチワークの大地の中をトコトコと走っていくと、しばらくしてサンジミニャーノという看板の文字が見えた。




そう、ここもまたヨーロピアンの知り合いからオススメされていた場所だ。



少し脇道に逸れることになってしまうけど、こんな近くまで来て素通りするのはもったいない。









というわけで脇道を進んでいくと、何にもないひたすらの農村風景の中に、ポツリと小さな古い町が現れた。





ここもまた城壁に囲まれた、牧歌的な田舎の町。


ここがサンジミニャーノか。



さっきまで車もほとんど走っていない田舎道だったのに、サンジミニャーノの城壁の周りだけたくさんの観光客が歩いていた。


今日は日曜日。



イタリアでは日曜日こそ観光地が賑わう。














テキトーにそこらへんに車を止めて城壁の門をくぐって中に入ると、相変わらずの中世の町だ。


















シエナ、ウルビネなど、こうした古い町はいくつも行ったけど、ここもまたクオリティの高い歴史的な町。






城壁の中には石畳のメインストリートがのび、たくさんの観光客で溢れかえっていた。


ここもまた今すぐ歌えるホコ天だなぁとちょっと疼いてくるけど、今日はもう路上はなしにして先に進んでしまおう。
































中国人のおばちゃんのカラフルさが熱帯魚レベル。








イタリア人、やっぱりこのオレンジの大好き。

























町の景観自体はそんなに大したことはなかったけど、中央広場の一角でやっていた蚤の市はすごく楽しかった。


ヨーロッパの古い生活道具がたくさん並べられており、見てるだけでワクワクしてくる。






























あぁ、こういったものをセンスよく家やお店に飾りつけてみたいなぁ。



いやぁ、この計量器なんかすごくカッコいいよなあ。







「160ユーロだよ。」





さようなら。



2万て……………





この古いワインオープナーもカッコいいなと思ったんだけど、これも35ユーロって言われた。4500円。









たっかい。めっちゃ高い。


絶対普通の蚤の市だったらこんな値段しない。




観光客向けの値段設定になってるんだろうな…………


















それにしてもこういった蚤の市巡りでヨーロッパを回るってのも楽しそうだなぁ。



日本でもこういったアンティーク品って売れそうだから、買い付けの人とかそういうことやってるんだろうな。




いつかそんな旅行ができたらいいな。




ていうかこの町、ジェラートが普通サイズで5ユーロ。620円。


ビビるほどめっちゃ観光地価格。






さっさと次の町へ出発した。





































美しいヒマワリ畑を眺めながら走り、内陸部から抜け出して海沿いに到着。


なんてことない小さな町の中に入ってきた。




なんてことないんだけど、実はなんてことあるこの町の名前はピサ。


そうあの超絶有名なピサの斜塔がある町だ。









日曜で静まり返る町の中を斜塔を探して走っていると、何やらたくさんの車がずらーーーーっと路駐された路地にやってきた。



観光客らしき人たちがワラワラと同じ方向に向けて歩いていく。




俺たちもその列に混じって車を止め、みんなが歩いていく方向に向かってのんびり歩いた。









するとしばらくしてチラホラとお土産屋さんやレストランが見えてき始め、あ?そろそろか?というところでパッと視界が開けた。








うおおおおおおおお……………これだああああああ……………








何度も何度も写真で見てきたあの超絶有名な傾いた塔が、目の前でめっちゃ傾いていた。



観光客めっちゃおる。



そしてみんなお決まりの、塔を支えている風に見える写真撮影に必死になっている。












みんなやってる。


マジでみんな同じポーズで塔を支えまくってる。





インド人も、ムスリムも、ヨーロピアンも、アメリカ人も、中国人も、韓国人も、日本人も、みーーーーーんなやってる。




面白いなぁ。人間やることはだいたい世界共通だ。




















こういうことするとちょっと目立つ。






盆踊りしてるおばちゃん発見。













このピサの斜塔は850年くらい前に作られたものなんだけど、作ってる途中から早速傾き始めて、おいこれめっちゃ傾いてねぇ?ウケる!!ってなって工事を続行したんだけど、やっぱりめっちゃ傾きまくってしまったので、これ以上高くしたらヤバくねぇ?ってことになって工事完了。



計画ではもっとはるか高い塔になる予定だったらしい。




すぐ隣にはピサ大聖堂という大きな教会があり、斜塔だけがポツリと立っているわけではないんだな。


墓所や洗礼堂なんかの建物がある広場が美しく整備されている。




















そもそもピサの斜塔ってのはこの大聖堂の鐘楼として建てられたものなんだそう。


え?でも実際鐘を鳴らしたらマジでブっ倒れるくない?ってことになって今ではスピーカーから音を流してるそう。お茶目。鐘楼の役割果たしてねぇ。






















世界七不思議のひとつって昔からよく言うけど、こりゃ確かによく倒れないなっていうほど傾いてる。


いやー、ここまで超絶有名観光地となると来るだけでもステータスになる。




このピサの斜塔の入場料は18ユーロ。2330円。


周りの教会なんかに入るにもそれぞれ入場料がかかります。




一応控えめにカンちゃんも支えといた。
















本当それにしてもイタリアは見所がありすぎて困る!!!!



サラッと訪れたこのピサの斜塔だって、世界中の人が知ってる超絶有名観光地。



まだここから先にも、ジェノバやミラノ、トリノ、アルプスの山々に囲まれた北イタリア地方など、行く場所は無限にある。






でももういい。


もーうイタリアは満足だ。


ピサの斜塔で1ヶ月のイタリア旅はフィニッシュにしよう。






車に戻ってエンジンをかけ、ピサの町を抜け出した。


そして高速に乗って、一路目指すはフランス。













イタリア楽しかったなぁ。


海に囲まれてるからか、日本と気質が似てて、文化も食もめっちゃ保守的だった。


でもらだからこそ、ここにしかない景色があって、郷愁があって、物悲しい空気が漂っていた。




イタリアに来る前からイタリアのことがなぜかめっちゃ好きで、俺の前世イタリア人じゃないか?って冗談言ってたけど、まぁ実際回ってみたら、やっぱ違うかな。



俺の前世イタリア人じゃないわ。




ていうかもっとイタリアの懐に潜り込まないと、1ヶ月くらいじゃこの国はなんにも見えてこん。



深い国だわ。







またここにはいつか必ず戻ってこよう。


ナポリのゴミゴミした下町で、洗濯物眺めながら食べたピザ。


あれこそイタリアだ。

















さぁ、フランスって何があったっけ?


以外とヨーロッパでも影薄いよな。


面白い出会いがあるといいなぁ。





夜21時の夕焼け。


高速のサービスエリアに滑り込んで寝床に決めた。



ていうか焼きそば死ぬほど美味えええええええええええええええええええ!!!!!!







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