スポンサーリンク 今はまだアフリカを語らず 2017/6/3 2017/05/06~ 南アフリカ, ■彼女と世界二周目■ 2017年5月17日（水曜日）【南アフリカ】 ブロンコーストスプルート ～ ヨハネスブルグアフリカ旅、最後の日。世界一周の定義なんて、旅人それぞれみんな違う。右に進んで左から帰ってくるってのが簡単なイメージ。でもそんなの飛行機乗ってりゃ数日で終わる。何ヶ国行くのか、全大陸行くのか、1年以上かけるのか、一時帰国したらダメなのか、一筆書きじゃないとダメなのか。世界一周って言葉の持つロマンがデカすぎて、勝手にみんなハードルを上げてこういうものだって位置づける。もちろんそんなのどうだっていいこと。旅なんて自己満足のためなんだから。でも自分が楽しむために、自分の中の自尊心や達成感を上げるために旅に縛りを付けるのはいいことだと思う。カッコつけまくるべきだと思う。前回の世界一周は、やりきったって言える。あれはあれで、俺なりの完璧な世界一周だったと思う。でもアフリカには行かなかった。エジプトとモロッコには行ったけど、黒人世界のアフリカを見ずに旅を終えた。世界のすべてを見ることなんてできないけど、ちょっと引っかかってたんだよな。俺やったんだなぁ。来る前までまったく想像もつかなかったアフリカを無事旅できたんだな。2ヶ月かー。景色とか観光地とかよりも、アフリカに住む黒人たちの中でもまれ、人間ってやつについてものすごく考えさせられた2ヶ月だった。アフリカは世界の大部分を占める大陸。たくさんの国があって、たくさんの人が住んでいて、多数決で世界の常識が決まるのならば、この大陸にはものすごく重要な人間にとっての常識が根づいている。白人やアジア人の常識と同じくらいの常識がアフリカには存在している。人間てすげぇ。本当いっぱい考えさせられた。世界を回ってきたつもりだったけど、アフリカに来てまだまだ自分の見聞の狭さを思い知った。嬉しい驚きをたくさんもらった。でも、旅として異文化感を味わうんだったらやっぱりイスラム地域かな。異次元感ならインドが最強。アメリカ、南米、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、中東、そしてアフリカ。他にもまだまだたくさんの地域があるけど、これで世界の大まかな地域は全て行ったぞ。この旅ももう後半だ。前回の旅で行けなかった場所にまだまだ行きまくってやる。次はあそこだ。アフリカらしい一本道を飛ばしてヨハネスブルグの街に入ってきた。アフリカ屈指の大都会であるヨハネスブルグ。歩いてたらソッコーで後ろから頭カチ割られてそこにウンコ詰められるくらい治安の悪い街なので、勝手に魔界みたいなイメージをしていたけど、まぁあまり前に超モダンな国際都市だ。市街地の地図を見たら、綺麗なビルディングが並ぶ街並みになっている。人も当たり前に住んでて、駐在さんとかも世界中から来てるんだろうから、気をつけてればなんてことないんだろうな。まぁもちろん行かないけど。頭にウンコ詰められたくない。というわけで市街地には行かずに、郊外にあるヨハネスブルグ空港に直接やってきた。レンタカー万歳。本当だったら極悪人がウロウロしているダウンタウンから空港バスかなんかに乗らないといけないけど、レンタカーだったら市街地に入る必要がない。空港に着き、そのままガソリンスタンドで満タンに給油し、レンタカー返却場所にやってきた。いやー、結局色々お金かかってしまったけど、南アフリカレンタカーは利点も多かったから、まぁ良しとするかなー。「じゃあどうもありがとうございましたー。」「ちょっと待って。これはプロブレムだわ。」はい？え？なんかプロブレムありますか？事故もなんもしてませんよ？すると黒人のおばちゃんが車を指差す。その指の先には汚れた俺たちの車。「こんなに泥が付いてたら傷が見分けられないわ。洗車代で350ランドね。」あー、なるほどねー。確かにこんなに茶色く色が付いてたら傷の確認ができませんよねー、っていうかきえええええええええええええええええええええええええええ！！！！！！！！！いつも洗って返却してるのにしてない時に限ってこれえええええええええええええええええええええええええ！！！！！！！！「わ、わかりました！！なら今から音速で洗ってきますから許してちょんまげ！！」「今もう10時10分よ。今から運転したら返却時間をオーバーするから1日延長扱いになるわ。」「わかりました！！今から舐めて泥とります！！！！レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ。」おぱああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！厳しいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！5日間乗った俺たちの車は、ナミビアほどではないけれどオフロードもちょこっと走ったので下の部分に茶色く色が付いてしまっている。いつも洗って返してるのに、時間がなかったのとヨハネスブルグでどこにも立ち寄りたくなかったのとでサボって返却に来てしまったんだけど、まさかこんなに厳しいとは……………ちくしょおおおおおおおおお！！！！こんな洗車なんか300円でできるっていうか水かけてちょっとなでるだけで2秒でとれるのに！！！！2秒なのに3000円！！！！行かなかった時に限ってこれ！！！！！南アフリカ厳しい！！！南アフリカ、最後の最後までめっちゃお金かかったね……………って2人で凹みながら、荷物を抱えて空港ターミナルに歩いた。ターミナルの中のファストフード店でご飯を食べた。これから向かうのはカイロ。そこで乗り換えをして、明日あの場所にたどり着く。飛行機は夜だ。1日時間はあるけども、ヨハネスブルグの街には行かずにこのまま夜まで空港の中で待とう。幸いヨハネスブルグ空港にはフリーワイファイが飛んでいるので、カフェの中でブログを投稿したり遅れている日記を書いたりしながら過ごした。周りの席には俺たちのように飛行機待ちの人たちがパソコンを開いて作業している。いつもの空港の風景。外でタバコを吸いながらこれまでのアフリカ旅を考えた。危険だったけど、初めての黒人地域、初めてのアフリカらしい野生動物を見て興奮したケニア。人々のディープな生活に潜り込んだタンザニア。湖にのぼる美しい朝日に心を奪われたマラウィ。貧しい地域からガラッと雰囲気が変わって先進国になったザンビア。バンで走っててキリンと正面衝突しそうになったボツワナ。砂漠と廃墟を冒険したナミビア。植民地支配の歴史によって様々な人種が入り混じった南アフリカ。雪で遭難しかけたレソト。大地に根付いた音楽とダンスに心を奪われたスワジランド。たった9ヶ国。世界の陸地の20パーセントを占めるこの広大な大陸には55もの国がある。まだまだアフリカには色んな顔があって、色んな文化や景色がある。たった9ヶ国でアフリカを語ることなんかもちろんできない。でもそれでも胸を張って言える。俺はアフリカを旅した。やっとアフリカに行けたんだ。なんかまだ実感ないな。アフリカ、ディープすぎるよ。朝日が昇るから起きるんじゃなくて目覚める時だから旅をする教えられるものに別れを告げて届かないものを身近に感じて越えていけそこを越えていけそれを今はまだアフリカを語らずあー！！無事だぞー！！怪我も大きな病気も盗難もなかったぞー！！あー、面白かった！！～～～～～～～～～～～～～～～～～～フィリピンのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました！！フィリピンってなにがあるんだろ？食べ物は美味しいのかな。歴史ある遺跡とか見られるのかな。どうもありがとうございます！！
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