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ケープタウンが都会すぎてウケる



2017年5月6日(土曜日)
【ナミビア】 国境
~ 【南アフリカ】 ケープタウン





やよい軒食べたい。


鯖の煮付け定食がいい。



でもチキン南蛮定食を頼んでしまう俺、宮崎県民。

宮崎県民あるあるです。



いやぁ、困ったもんです。






って思ってる場所、ナミビアと南アフリカの国境!!!!


やよい軒遠いいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!











ナミビアのウィントフックを出発したバスは夜中の3時に南アフリカとの国境に到着したんだけど、出国にてこずり、さらに入国でめちゃくちゃてこずり、すでに1時間以上経過している。


まだ真っ暗な夜の中、カスタムの外で意味不明に待たされる俺たち。


みんな外に放置されてひたすら待ち続け、いい加減くたびれてきている。


南半球であるこのあたりは、南下すればするほどに気温が下がり、だいぶ寒い。










そしてついに2時間が経過。


一体何をどうすればこんなに時間がかかるんだよ。



もう時間は5時過ぎ。空が少しずつ白んできている。




「はぁ、眠いね…………」



「ねー…………ずっとまともに寝てないからさすがに疲れたよ…………早くケープタウン行って寝たい…………」



「あー、この徹夜で朝になる感じ、飲んだ帰りみたいだなぁ。飲んだ帰りはやよい軒だよねー。」



「ねー!!飲んだ帰りは駅前のやよい軒だよねー!!チキン南蛮がチキン南蛮じゃないのわかってるのにチキン南蛮頼んでしまう宮崎県民の習性!!宮崎にやよい軒ないけど。」



「やよい軒食べて帰って寝たいーー!!ここナミビアだけどおおおあお!!!」






宮本むなし行ったことないです。

あれどんなお店なんですか?



宮崎県民は飲んだ帰りはジョイフルです。

















カスタムの外に放置されたままでついに6時半になり、空が完全に明るくなってきた頃についにバスに乗り込むことができた。


周りの黒人さんたちは、ヒュー!!フォー!!イエーイイエーイ!!と体をくねらせて踊ってる。



元気っすね…………


こちとら連日のテントと運転疲れと、さらにこの徹夜で放心状態ですよ。

すぐさまベッドに横になってキャンディークラッシュしながら寝落ちしたい…………




そうしてバスは3時間もかかった謎の国境越えを終え、やっとのことで朝の太陽の下走り出した。
























ぼんやりと窓の外を眺めながら南アフリカの景色を見る。

通り過ぎる町は確かに綺麗で、もう本当にただの先進国だ。



道路沿いは先進国によくあるファストフードチェーンの看板が並び、その味気ない風景に久しぶりにホッとする。


iPhoneの時計を南アフリカに合わせると1時間遅くなった。

今日は25時間の1日か。






とうとう南アフリカ。

そしてケープタウン。



旅人ならば誰もが憧れる喜望峰にもうすぐたどり着く。


2ヶ月間のアフリカ旅が終盤にさしかかった心中は、意外なほど穏やかだ。


もっと半端じゃない達成感に満たされるんじゃないかと想像していたけど、これはアフリカ旅がそんなにハードなものではなかったからなのかな。




これまで世界中を旅してきて、それなりにハードな日々を送ってきた。


ボロい町やボロいバス、ボッタクリや治安の悪さ、途上国の人々の貧しさやピュアさ、そういったものをずっと見てきた今、アフリカの旅はそんなにレベルの高いものではなかった。






来る前はたくさんいろんな想像をしていた。



それはそれは治安が悪く、感染病におびえ、警察は賄賂を要求し、来ないバスをひたすら待ち続け、やっと乗ったバスは煙を吹いてオーバーヒート、荒野の中で待ちぼうけしてる横を象が歩く。


食べ物は虫とか謎の動物の肉、ワイファイなんてほとんどなく、水をバケツでかぶってダニのいるベッドで眠る。



そんなイメージだった。





でもやってきてみれば、それほどでもない。


交通網は充実しているし、人々は優しいし、みんな英語を当たり前に喋れるし、ご飯も美味しい。

旅する上での不便なんてほとんどなかった。


トイレだって紙を流せるんだもん。




これならインドのほうがはるかに難しい。


やっぱりインドは最強なんだよなぁ。





ピカピカの大型バスのシートにもたれ、窓の外の景色を眺めながら思う。


あー、やよい軒食べたい。


























バスは夕方5時にケープタウンのバスターミナルに到着した。


もうダントツ。


これまでアフリカを回ってきてそれなりに首都も行ってきたけど、比べものにならないほどの大都会。









高層ビル、整備された道、オシャレなお店、もうただの欧米国だ。



中世を感じさせる建造物よりも新しい建物が多く、ヨーロッパというよりはアメリカやカナダみたいな感じ。


誰もが忙しく動き回っており、地面ではホームレスの物乞いが汚い服でへたりこんでいる。




ていうかケープタウンって最大の都市じゃないのにこの規模かよ。


南アフリカ、マジですげぇな。



















そんなケープタウンの町の中を急ぎ足で歩いて行くのはちょっと治安が心配だから。


見た目はただの大都会。

スラムの中を歩いてるわけではないのでそんなに警戒することもなさそうだけど、ここはあの南アフリカだ。


いつどこから車が突っ込んできて跳ね飛ばされて、動けなくなったところを身ぐるみ剥がされるかわからん。


これは決して大げさではない。



南アフリカでの強盗被害は旅人たちの間で語られるだけの都市伝説ではなく、この旅中に何度も何度も聞いてきた実話。


先日スワコプムントでお会いした日本人旅人さんも、俺たちと別れたあとにケープタウンに来てソッコーでナイフを突きつけられたそうだ。


身近すぎるやろ…………



ほら、向こうのほうでオシッコ臭いズタボロの服を着た若い兄ちゃんが食い入るような目で俺たちのことを睨みつけている。







こっから先は絶対に油断したらいけない。

南アフリカでは夜に外出しないこと。ひと気のないあたりは歩かないこと。バスとかでも夜に到着するやつは値段が安くても避けること。

基本的なことを守っていてもやられる時はやられるけど、確率は下げられるはず。





今時間は17時半。

時差で1時間遅くなったことで、日が沈むのが18時半くらいになったのは助かった。


早いとこ宿に入ってしまわないと。





















そうして急いで高層ビルの足元を歩き、ロングストリートというところにやってくると、そこはどこかニューオリンズの町を思い出させる風景だ。


どの建物も歩道に屋根がかかり、2階のテラスが通りに面しておりレトロな雰囲気で、なんだか西部劇みたいな趣きがある。


ニューオリンズのバーボンストリートみたい。













歩いてみるとそれらの建物はほぼ全てがバーレストランで、どこも派手な飾りつけが施されている。


どうやらこのロングストリートはケープタウンの飲み屋街みたい。

夜になったらクラブ通りと化してすごいやかましいことになりそうだ。



まぁ夜にこの町で外出することはないだろうからわからんけど。



















そんなロングストリートを歩いて行くと、左手に現れるのが予約してある宿、キャット&ムースバッグパッカーズ。






ここもまたケープタウンに来る日本人バッグパッカーの多くが泊まる宿。


別に日本人だけじゃなくて普通に欧米人も現地の黒人さんたちも泊まってるんだけど、そんな中でなぜか日本人にだけ10パーセントの割引があるというめっちゃ日本人贔屓のとこだ。



ドミトリーで値段は165ドル、これに10パーセント割引で148ドル、1250円。



ドミトリーでこの値段なんだけど、ケープタウンではこれで最安レベルだ。


あと2ヶ所くらい欧米人バッグパッカー宿があるけど、27時間常にクソうるさいというパーティー宿なので即却下。










ここは静かで清潔だし、キッチンも広々、ホットシャワー、スタッフも感じがよくて文句なし。














今回この宿を選んだのは、これからアフリカを北上していく日本人旅人さんに会えるかなぁと思ったから。

そんな人たちのために、もう必要なくなったテントと鍋のキャンプセットを譲れたらいいなと思ってたんだけど…………







やっぱり日本人全然いねぇし………………








日本人どこいるんだあああああああああ!!!!







と思ったら1人いた!!!!




が、そのかたはもうアフリカ旅を終えて明後日にイギリスに飛ぶんだそう。

残念………



どうせなら宿のチャリティーボックスに入れていくんじゃなくて、誰かと仲良くなって譲ることができたらいいんだけどなぁ。






アフリカが中心の世界地図。





どこの国にもその国が中心の世界地図があるんだろうなぁ。













それから近くのスパーに買い出しに行ったんだけど、めっちゃ衝撃の光景を目の当たりにしてしまった。










きゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!

やよい軒やっぱりいらないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!


嘘!!やよい軒好きです!!



でもこの神々しい特設コーナーなにこれウケる!!!!!


辛ラーメン推しすぎやろ!!!!


見た瞬間、発狂しそうになったわ!!!!




明日から辛ラーメン生活確定です。










今日はお惣菜で済ますことにして、軽くサラダとかピザスライスを買って宿に戻ると、キッチンに見覚えのある顔が。






「あー!!久しぶりー!!」



「アラー!!」



そこにいたのはザンビアの宿でサムギョプサルを食べさせてくれた韓国人の3人組だった。

ボツワナとの国境で船代をあげてから別れて以来だったけど、またこんなところで遭遇するなんて!!




「また何か作ってるの!?」



「ウン!!今日は麺料理!!」




今日もワイワイと韓国料理を作っている3人。


彼らもナミビアでレンタカー周遊をして、それからケープタウンにたどり着いたところだったみたい。


みんな同じルートだなぁ。





「やっぱり韓国人も韓国人バッグパッカーのブログを参考にして回ってるの?」



「そうそう、みんなブログ書いてるからね。今日は喜望峰に行ってきたわ。レンタカーで行くといいわよー。ツアーは高いからね。」




みんなアフリカを旅してきて、ようやくたどり着いたこの大陸のどん詰まり。


それぞれに武勇伝やお気に入りの場所があって、旅の話は尽きない。


あぁ、ついに来たんだなぁ。









世界中の旅人たちが目指すこの南端の町。


地図を見たら、自分たちのGPSの場所にマジかよ?って驚いてしまう。



アフリカの先っぽだ。



とうとうここまで来たんだなぁ。







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


タイのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


今回のタイでは前回行かなかったゴーゴー系のお店も行ってみようかなぁ。怖いなぁ。女の子可愛いのかなぁ。女の子と思ったら男なのかなぁ。


どうもありがとうございます!!

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