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コトルからティラナのローカル移動代、検証



2017年3月3日(金曜日)
【モンテネグロ】 コトル
~ 【アルバニア】 ティラナ





よっしゃついにきたぞー……………




ついに…………ついにあの地獄の国に突入する日が来てしまったぞ……………







前回の一周中、そのあまりのズタボロさと汚さに呆然として、初めて逃げ出したいと思わせてくれたあの国。


人々はゴミだらけの道端でガラクタを売り、野菜や魚を売り、廃墟のような建物で暮らし、道路は穴だらけ、インフラは崩壊、物乞いの子供だらけ。


海外に出て初めて貧困というものを目の当たりにしてショックでショックで、怖くなって逃げ出して、雨の中どこまでもどこまでも歩き、びしょ濡れになって空き地でテントを張って寝た。



しかし気が張っていたことで汗だくで目が覚め、それから一晩中野犬にテントを囲まれて吠えられ続け、マジで地獄だった。

そしてその次の日、どこにも行くことなくすぐさまバスに飛び乗って、たった1泊しかせずにマケドニアに逃げた。




いつも、世界でどこが1番良かった?と聞かれると、前まではノルウェーと答えていた。
今はオーストリア。

そしてどこが1番最悪だった?と聞かれたら食い気味でこの国の名を答えていた。




ヨーロッパ最貧国のその国の名は、アルバニア。



あそこにまた行くのか…………








でも、今はあんまりプレッシャーはない。


あれから世界中を旅してきて、貧困にあえぐ国はそれなりに見てきたつもりだ。


いってもヨーロッパ。

前回はアジアやインドの前にアルバニアを見てしまったのであまりに強烈にインプットされてしまったけど、今ならきっとまた違う目線でこの国を見ることができるはず。



そしてなんとしても路上を試したい。


路上をやって、現地の人とコミュニケーションをとって、少しでもアルバニアの印象を良くすることが俺にとってのアルバニアリベンジだ。


このまま凹まされてるなんて悔しい。


必ず良いところを見つけてあの地獄のイメージを払拭してやる。
















朝、お世話になった大好きな宿、アパートメントDukicを出て、コトルのバスターミナルにやってきた。

天気は快晴。

今日が快晴なのはかなり助かる。





というのもこのモンテネグロからアルバニアまではあまり交通網が発達しておらず、ローカルバスを何本も乗り継がないといけないちょっとだけレベルの高い移動になる。


しかもアルバニアに入ってからはまともなバスターミナルがなく、路上で乗り合いバンを探して乗り込まないといけない。




前回はヨーロッパの先進地域しか知らないまま初めてこうしたボロいローカルバス移動というものを体験したので結構苦労した。


夜に小さな町に着いてバスがなくなってターミナルのベンチで寝たこともあった。



そんなキツめの移動日に前回みたいな雨だったらマジで終わってる。


今日の目的地はアルバニアの首都ティラナ。

何本も乗り換えになるのでおそらく1日がかりになりそうだ。









が、しかし、チケット売り場に来てみて驚いた。

時代は進んでるもんで、なんと現在コトルからティラナまでの直通国際バスが出ているというではないか。



おおおお!!!なんて楽なんだ!!

これだったらティラナに昼過ぎくらいには着けることになる!!




しかし………値段が27ユーロ。3270円。

さらにこれに預け荷物代2ユーロがプラスされるので3500円になる。



うん、高い。

これまでの移動費を考えるとブッチギリで高い。


乗り換えの手間や時間を考えると、まぁいいかーってなってしまいそうな値段設定ではあるけども、ギリアウトだ。



ここは頑張ってローカルバスで行ってみて差額がいくらになるのかチャレンジしてみるか。



というわけでモンテネグロからアルバニアの首都ティラナまでのローカル移動スタートだ。












まずはコトルからアルバニアに向かって行くにあたり、最初のバスは途中のバールという町まで。出発は9時55分だ。


これが7ユーロに預け荷物代がひとつ1ユーロ。970円。

1時間半くらいなので距離にしては若干高め。


でもアドリア海沿岸を行く素晴らしい眺めが堪能できる移動なので、これはオススメ。

途中でついバスを降りてしまいたくなるほど素敵な町が車窓から見える。

















地方都市バールのバスターミナルはなんとも殺風景で、人の気配もほとんどないような寂しい雰囲気。




そんな中でたむろしてるのはタクシードライバーたち。


俺たちがバスから降りるやいなやソッコーで近寄ってきてタクシータクシー言ってくる。

もちろん英語は喋れず、ひたすら何か言っているが、次の目的地である国境の町、ウルツィニまでタクシーで行くぞとのこと。



おお………久しぶりだな、こんなにアグレッシブなタクシーの客引き。

どんどんそういう地域に近づいてるってことだ。




タクシーの運ちゃんが提示してくる値段は10ユーロ。1200円。

バスで行くと言うと同じ値段だ!!バスで行ってもタクシーで言っても同じだ!!みたいな感じでものすごくしつこくつきまとってくる。


それを振り払ってバスターミナルの窓口に行って値段を聞こうとしたんだけど、窓口まで着いてきて横からワーワー何か言っている運ちゃん。




うん、うっとおしい。



な、懐かしいなぁ…………中東のあのクソめんどくさい客引きとのバトル…………

嘘八百を並べ立てて、それがバレたら鼻ほじりながら、え?なに?みたいな顔してくるやつ。




そして窓口のスタッフさんは運ちゃんに気を使いながらもウルツィニ行きは2.5ユーロだと教えてくれた。2人で5ユーロ。600円。

普通に半額。


ジロリと運ちゃんを見ると、いやーさっきから2人で5ユーロでいいって言ってるのになぁ、本当に困ったもんだわーとクソ白々しい顔して去っていった。


うん、エジプトが思いやられる。




というわけで15分待ちくらいでウルツィニ行きのバスに乗り込む。

預け荷物代はナシだ。













バールを出発して国境の町ウルツィニまでは30分ほどで到着。


おおお!!懐かしい!!

このバスターミナルのベンチで野宿したのめっちゃ覚えてる!!!





それまで先進ヨーロッパの快適な移動に慣れていたので海外の旅なんてヨユーヨユー!!って思っていたのが、ここに来てめっちゃ難しくなり心細くなっていた。

でもそれと同時に冒険している実感も得られていたよなぁ。


このウルツィニの夜を荷物抱えて1人歩いていた日が遠い昔のようで昨日のようでもある。













1時間の待ちの後、12時半にウルツィニからアルバニアの国境の町、シュコダルへ向かうバスに乗り込んだ。

値段は6ユーロで預け荷物代ナシ。730円。




ちなみにこのウルツィニからティラナまでの直通バスが10.5ユーロで出ている。1270円。


計算すると、

コトル~ティラナが29ユーロ。

コトル~バール~ウルツィニ~ティラナだと21ユーロ。


2本挟んだだけで8ユーロも安くなるというバスマジックだ。

俺たちはこれにさらにもう1本挟む。





















バスはウルツィニから内陸部に入り、とうとうアルバニアの国境に到着。


ここでもバスの運転手さんがパスポートを回収してスタンプをもらって来てくれるので楽チンな国境越えだ。

荷物チェックもなし。



そうして…………………あの忌まわしき地獄の思い出が蘇るアルバニアに突入した。







うー、怖い。

4年前にケチョンケチョンに凹まされたこの国で今回俺はどんな旅ができるだろう。

あのころから俺の旅レベルも少しは上がってるだろうから、心乱れることなく旅できる自信はあるけどもなんせアルバニア。



ほら、もう路上でなんか売ってる人がいる。





ここがオーストリアやドイツと同じヨーロッパとは思えんアジアっぷり。



一気に建物が古びて、ゴミが増え、走ってる車もポンコツになった。

馬車も走ってるが、あれは観光客向けの馬車ではなく、リアルな荷馬車だ。


それをバスが避けて通り、向こうからも車が追い越しで突っ込んできて正面衝突しそうになってスルリとかわしていく。










落ち着け、落ち着け文武…………


あれから中東、アフリカ、南米、インド、東南アジア、いろんなところに行ってきたじゃないか。

貧困にあえぐ人たちのボロボロの国を見てきたじゃないか。

これくらいなんてことないはず。


そんな国々で歌い、地元の人たちと触れ合い、変わらぬ人間の優しさに触れてきた。



そうだよ、ここはまだヨーロッパ。

麗しく、知性のある上品な人たちが暮らす地域じゃないか。



大丈夫!!今の俺なら楽しく旅できるはずだ!!




よーし!!アルバニアリベンジいってやるぞー!!!!





「チンチョンチャンー!!チョンチョンー!!」




バスを降りた瞬間、若いガキどもが俺たちを見つけてわめいてきた。


あはは、そうだよね、俺たち珍しいアジア人だもんね。
チンチョンチャンって言って仲良くなろうとコミュニケーションをはかってくれてるんだね!ありがとう!!ってなるわけねぇだろこのチンカス以下どもが!!!!脳みそほじくり出して代わりにウンコ詰めるぞ!!!



「チョンチョンチンー!!アチョ~~!!」



「うるせぇボケ!!消えろ!!」



「ヒョヒョ~!!」




猿並みの知能のウンコどもがアジア人と見るなりチンチョンチャン~!!とバカにしてからかってくるこの一連のクソみたいなやりとり!!!!!


ぐああああああああ!!!!

思い出したくもないけど懐かしい!!!!


中東やエジプトなんかのイスラム地域で毎日のように言われまくってイラつきたおしていたこのおちょくり!!!



マジで、マジでアルバニアに入った瞬間だぞ!?

こんなにあからさまにボケになんのか?ってくらいアホだらけだ!!!




「チンチョンチャン~~!!ニーハオ~~ヒョヒョ!!」



「ホアタ~~!!アチョウ!!アチョッ!!」



向こうから若いガキどもが歩いてきたら、マジで相当な確率でこうやっておちょくってきやがる。

言ってこないにしても、こっちを見ながらニヤニヤしてきて、よほどこのアジア人が珍獣に見えてるんだろう。



あまりにもムカつくから振り返って真顔でズンズン近づいていったら、ビビって逃げていく。




今度は店の中からも飛び出してきてチンチョンチャン~~!!ヒャヒャヒャ~~!!と爆笑してきたので、真顔でiPhoneを取り出してビデオ撮影しながら近づいていくと、店の中に逃げ込んでドアを閉める。


マジでただの小学生。






分かるよ。アルバニアは中国、ロシア、ユーゴスラビアなど、色んな国を批判して対立し、1970年代から鎖国国家として一匹オオカミ、さらにはネズミ講が大流行してそれが1997年に破綻して国民の3分の1が全財産を失うという、もはや残念としか言いようのない国だ。


お隣、イタリアのピザという食べ物ですら最近まで知らなかったような国民。


そんな国外のことをほとんど知らない閉ざされた国で育ったらアジア人がマジで珍獣にしか見えん気持ちも分かる。


心斎橋を、白い服でターバンしたアラブの石油王みたいな人が歩いてたらみんなビビって写真を撮るかもしれん。


でも、でもそこでアッラ~!とか言っておちょくるようなアホは日本にはいない。

あ、まぁたまにはいるか、アホなヤンキーとか。


でもここまでひどくはない。




「チンチョンチャン~!!ニーハオ~!!」



「シッ!!」



するとまた若い男と女の子のグループが歩いてきて、男が俺たちの前でからかってきた。


その時、一緒にいた女の子がからかった男の頭を叩いて注意した。あんたやめなさいよ!!って感じで。


そう、みんなこれがいけないことだと分かってやってるということ。



だいたいからかってくる時って、俺たちと目は合わさず、すれ違いざまに言ってきたり、後ろからわざと聞こえるように言ってきたりっていう卑怯なパターンだ。

面と向かって言う勇気はない。

だって悪いことだと自覚してるから。



いくら鎖国国家だったからといって、人種で人をバカにすることがいけないことってくらいみんなわかってる。


なのに、お昼にアルバニアに入ってすでに5組くらいにおちょくられてる。


マジでアホとしか言いようがない…………








このチンチョンチャン攻撃はイスラム地域に行った旅人ならみんな経験することだと思う。

ひどい国では1日に何十回も言われるし、エジプトでは俺も歩いてる時にジャッキーチェン!アチョー!とか言っていきなり髪の毛つかまれたこともあった。


旅人の中にはこれが嫌で町歩きが億劫になる人もいる。


でも逆に、そんなの気にすることないよー、可愛いもんじゃんーって笑顔で流すことができる人もいる。


俺は絶対無理。

クソみたいな人種差別をヘラヘラ笑ってやりすごせるわけない。


かと言って殴りかかるわけにもいかんし、だいたいそういうやつらは英語が通じない。


どうやったらやめさせられるのかなぁ。

彼らがアジア人をバカにすることをやめる日は来るのかなぁ。






前回の一周中にこのチンチョンチャン攻撃を食らった時、ブログのコメントに、そんなに中国人と間違われるのが嫌なんですか?ということを書いてきた人がいた。

これって完全にチンチョンチャン攻撃を食らったことのない人の考え。


別に俺が中国人を見下してるからムカつくというわけではない。

アジア人と見るなりバカにして来るからムカつくんだよな。



まぁ日本人の中には中国人みたいなやつらと間違うな!!と考える人もいるか。

ホテルとか飲食店でも、欧米人には愛想良くてアジア人に冷たいスタッフとかいるもんなぁ。


うーん、そう考えたら日本でも人種差別は根強いか。




「チンチョンチャン~!!ニーハオ~~!!」



「インシャアッラー。」



「………………」



今の所1番効果的なのはアッラーって言ってやることくらいかな。

あいつらも少しはなんか気まずくなるみたいだ。
















アルバニアに入っていきなりストレスで気が重くなってきたけど、なんとしても今回はリベンジをしなくてはいけない。

リベンジとはこの国の良いところを見つけて好きになること。


この人種差別祭りの中でこの国のことを好きになれるかどうかいきなり不安になるけど、なんとか頑張りたい!!




とりあえずシュコダルの町のメインストリートにやってくると、意外にもめっちゃ綺麗なホコ天通りがあった。




おお、懐かしい、前回もこの通りに来たけど雨で路上ができなくて諦めたんだ。

晴れてるとこんなに気持ちの良い通りなんだな。


カフェもたくさんあり、人々がコーヒーを飲んで楽しそうにしている。


よーし、とりあえずここで歌うか!!!








ひとまず腹ごしらえに近くのファストフード屋さんでピザ!!




ホールのサラミプロシュートピザが400レク!!350円!!

おらぁ!!超安ぃ!!!

物価ウルトラ下がったぞコンチクショウ!!



味もそんなに悪くはない!!


ピザのおかげでアルバニアの印象、ちょっと挽回!!














お腹も膨れたところでよっしゃ路上かますぞ!!!


ホコ天の通りは静かで人通りも問題なし!!

太陽も暖かくてゆったりしてて、見た目めっちゃ稼げそうなヨーロッパのショッピングストリートだ!!!



ギターを取り出すとチラチラとこっちを見ながら通り過ぎる人たち!!!


ここでアルバニアの人たちに受け入れてもらって、できることならお喋りもして、できることなら友達も作ってこの国のことを少しでも好きになりたい!!!


チンチョンチャン言われるのはムカつくけど、全員が全員そうではないのは分かってる!!


よーーーし!!!!いくぞーーーーー!!!!













30分後、そっとギターを置く珍獣が1匹。




ケースの中には90レク。80円。




見事なまでの惨敗祭り……………




ぐおおおおお………………
アルバニア強えぇぇぇ………………

まったく無反応やし…………




切なくなってギターをしまって歩き始めると、目の前から歩いてきた奴らがクスクス笑いながら近づいてきて横を通り過ぎる時にニーハオ~~!!ヒャヒャヒャ!!と言ってくる。




俺この国好きになれるかな…………





「ねー、嫌だねぇ、私今までチンチョンチャンとか言われたことなかったわー。こんなに言われるもんなんやねぇ。」



カンちゃんもチンチョンチャン攻撃にムシャクシャしている。

40ヶ国以上旅しているカンちゃんだけど、中東地域にはまだ行ったことがなかったので、初めての経験にびっくりしてるみたい。



旅してて嫌な思いを一度もしたことがないと言うカンちゃん。

それ聞いたときはマジで尊敬した。

奇跡やなと思う。俺なんか嫌なことまみれだ。


周りを味方にする力、嫌な出来事を寄せつけない才能なんだろうなぁって思う。


俺はそんなカンちゃんのことが大好きなので、カンちゃんがムシャクシャしてこの国嫌い!!とか言うところは出来ることなら見たくない。


そのためには俺が簡単にイラつかないようにしないとなぁ。




「ニーハオ~!!ジャッキーチェン~!!」



「うるせぇ!!黙れカス消えろ!!」




アフリカが怖い……………

















さぁ、今日の目的地であるアルバニアの首都ティラナまで残すところバス1本だ。


アルバニアはあまりちゃんとしたバスターミナルってやつがなく、道端で乗り合いバンを見つけて乗り込むというのが一般的。

バス停もほぼない。


それぞれの行き先によって乗り合いバンが集まっている通りが違うので、これは町の人に聞けば教えてもらえる。




そうして人々に道を尋ねながら歩いて行ってると、大きな道の向こうのほうでオッさんたちが叫んでいるのを発見。


ティラナ~!!ティラナ~!!と叫んでいるのですぐに見つけることができる。




大きなバッグを持ったいかにも旅行者の俺たちを発見したオッさんたち。

周り一帯からオッさんたちがわらわらと集まってきて、俺のに乗れ!!いーや!!俺のだ!!こっちに来い!!こっちだああああ!!と俺たちの争奪戦が繰り広げられる。



うーん、面白い。






テキトーにひとつのバンに決めたんだけど、値段は400レク、360円。

あれ?前回は200レク代で乗った覚えがあるんだけどな。


まぁいっても100円くらいの違いだ。値切るのも面倒なのでそれで手を打ってバンに乗り込んだ。




















ティラナまでは2時間ちょいくらいの道のり。


さてさて、これにてコトルからティラナまでのローカル移動の総額が出たわけだけども、荷物預け代もふくめたその値段はというと、




計19.5ユーロ。2360円。




コトルからティラナまで直通の国際バスの値段が29ユーロなので1150円の差額になる。

俺たちは2人なので2300円浮いたわけだ。


これって物価の安いバルカンではまぁまぁの値段。

そして構えていたほど大変な移動でもなかった。



確かに直通に比べたら時間はかかるけど、シュコダルで自由に時間を取れるってのがローカル移動の利点かな。


うん、楽しい移動だった。



















乗り合いバンは夕闇が迫るティラナの町に入った。

さすがに首都なのでなかなかの都会で、大きなビルや看板、街頭テレビなどモダンな感じだ。

人も多い。



でもそんな中で路上にはなかなかの光景が広がってる。




ボロボロのテントで野菜や果物を売ってる人たち、タイヤやホイールを地べたに並べてる人、歩道の柵に物を吊り下げて物売りをする人、


マジで東南アジアだ。

タイみたい。



そしてアルバニアには不思議なことにヨーロッパらしい豪壮な石造りの建物がほとんど見られない。

コンクリートやブロック積みの建物ばかりで、そういったところからもこのアルバニアにはヨーロッパらしさは感じられない。

もうほとんど中東エリアに入ってるんだろうな。













町中の道端で降ろされ、そこから歩いてホテルを目指した。


チンチョンチャン、ニーハオと言ってくるボケどもを無視して歩き、20分ほどで予約していたホテルに到着。


暗い路地裏にあってかなり見つけにくいその宿の名前はジグザグホステル。ドミトリーで1人1080レク。960円。

設備は相当ボロく、実際この宿では浴びる気になれなくてシャワーは使わなかった。


でもドミトリー部屋には欧米人旅人も数人いた。


















さー、朝から始まった移動の1日。

無事目的地まで到着したので、ここはちょっと贅沢して美味しいもの食べてやろうかなー!!


路上でリベンジが果たせなかったなら美味しいご飯を食べてアルバニアを好きになろう!!!

なんせこの物価だもん!!!




というわけでこれもん。













ぐああああああああ!!!!お魚大好き浜育ちいいいいい!!!!

魚介のマリネと焼き魚!!!


すんません!!黒霧のロックお願いしゃす!!!



「うっま!!!なにこれうっま!!」



「お魚ホクホクー!!美味しいー!!」






この美味しいご飯にビール2杯でお値段、衝撃の1340レク。1200円。


きゃああああああああああ!!!!!アルバニア好きかもおおおおおおおおお!!!!!





前回のあまりの地獄ぶりに、あの赤地に黒い鷲の国旗を見るのも嫌だったのに!!

なんか今ちょっとカッコよく見えるかも!!






そしてお魚の次はお肉レストランにハシゴですよ範馬勇次郎さん。


ていうか肉屋さんでメニュー見たら安っ!!!!


なにこれ!!さっきの魚屋さんめっちゃ高かったってことやん!!


めっちゃ高いお店で安うう!!とか言わされてたわけですか!!アルバニア憎い!!肉屋だけに!!







ソーセージとチキンシシケバブというただの居酒屋メニュー。


もうこれ見た瞬間、ジャックハンマーですよ。



なんだいこりゃ?


た、ただの焼き鳥じゃねぇか……………


こんなの居酒屋に飢えてる俺たちに出されたら!!出されたら!!!もうマックシングがおきて目ん玉ぐるぐるまわってアルバニアアアアアアア!!!!!





肝心の味はうっま!!!

うますぎる!!!!!


なんせ炭火焼きだもん!!マジで炭火で網で焼いてるから香ばしい匂いと肉汁でもにゅもにゅが止まらない!!!!


なんとこのデカい焼き鳥とソーセージとビール大2杯で驚愕の510レク、450円。






アルバニアアアアアアア!!!!!!

食と物価やっべえぞおおおおああおお!!!!

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