スポンサーリンク また子供に折り鶴を渡せそう 2017/3/4 2017/02/15~ クロアチア, ■彼女と世界二周目■ 2017年2月21日(火曜日)【クロアチア】 スプリト朝、宿をチェックアウトして荷物をかついで町のバスステーションへ歩いた。今日も天気は最高の青空で、こんなに気持ちいい太陽の光を浴びていると、細胞が活性化して体がのびのびしてくる。荷物もそんなに重くないので楽でちょうどいい運動だ。快適快適。次の目的地はボスニアヘルツェゴビナのモスタル。イスラム建築の傑作といわれる美しい石橋がある世界遺産の町だ。ボスニアヘルツェゴビナに行くなら絶対に外せない町だと思う。しかし俺は前回、何を考えていたのかサラエボまで行ったのにスルーしてボスニアを抜けている。本当、あの時は観光はそんなに考えずに地べた這いずって先に進むことしか頭になかったんだろうなぁ。今回はちゃんと観光地も回っていくぞ。というわけでモスタルへ向うためにはスプリトからインターナショナルバスに乗らないといけないので、一旦スプリトに戻るわけだけど、どうせだから大好きなスプリトでもう2日くらい歌って少しお金を作ってから進むことにしよう。ギリシャからエジプトへの飛行機は3月16日。のんびり下っていこう。1人21クーナ、340円のバスで1時間かけてスプリトに戻ってくるとそれはもうたくさんの人が町に溢れていた。プロムナードのカフェはどこも賑やかで、ホコ天を人が行き交い、フィッシュマーケットでは今日も色んなお魚が並んで活気に満ちている。トロギルにはなかったこの賑わいに気持ちがはやり、宿にチェックインする前にソッコーで路上開始!!滑らかなバターのような石でできた町にギターを響かせると、暖かい日差しにコートを脱ぎたくなる。誰もが笑顔でチップを入れて行ってくれ、気持ちまですごく暖かくなる。そして歌ってて思うのは、クロアチアの人は本当にオシャレだということ。若者もお爺ちゃんお婆ちゃんも、綺麗で洗練された服を着てすごくセンスが良くてカッコいい。ファーが流行ってるのか、モコモコのファーコートにスキニージーンズ、サングラスかけて赤い口紅でクラッチバッグ持って颯爽と歩いている。同じヨーロッパなのにイギリスってこうしたファッションセンスが全然感じられなかったんだよなぁ。熊さんの顔がプリントされたトレーナーとか着て歩いてる兄ちゃんが彼女を連れてるイメージ。それがクロアチアの人たちはすごくかっこよくて、みんなモデルさんみたいだ。実際、美男美女率も相当高い。眠気が覚めるような美人がそこらへんを歩いてる。もうひとつ思ったのが、物乞いがまったくいないこと。これもひとつ前の国がイギリスだったからどうしても比較してしまうけど、イギリスにはホームレスの物乞いがめちゃくちゃ多かった。どんな小さな町にもいて、みんな道端に座ってお金や食べ物をもらっていた。オーストリアや北欧でもジプシーの物乞いが多いのでそういう光景は見慣れていたんだけど、このスプリトにはとりあえず1人もいない。ホームレスの人たちには申し訳ないが、道端で悲しそうな顔してお金を恵んでもらってる人がいないとそれだけで町が明るく感じる。この貧しいはずのクロアチアでどんな理由があるんだろうな。あ、あともうひとつ、小さな子供連れの人がとてと多い。そしていつも内陸ヨーロッパで発生していた、親が子供にお金を渡してギターケースに入れさせるパターンがすごく増えた。イギリスではこれがほとんどなかったことで子供にあげる折り鶴がバッグの奥底に埋もれてしまっている。ちゃんとまた渡していけそうだ。前半戦のあがりは2時間で370クーナ、6000円。路上を終えたら今回の宿へチェックインしたんだけど、ここの立地が半端ない。前回の宿もホコ天まで歩いて1分という超絶センターだったんだけど、今回は歩いて10秒。部屋の窓から目の前のホコ天が見えるというスーパー中心地。路上の時のトイレも宿に戻ればいいというレベルだ。いやー、楽すぎる。宿の名前はルームズデニス。個室で1泊146クーナ、2400円。ここのママさんもすごく優しくてホスピタリティに溢れてて、毎回アタリの宿を引いてるなぁ。トラブルは旅のスパイスではあるけど、出会わないに越したことはない。トラブルに遭わないことも旅力のひとつ。絶対避けられないものももちろんあるけども。アフリカの宿とかどんななんだろなぁ?まだカンちゃんも俺も南京虫経験はないけど、最後まで出会わなければいいなぁ。荷物を置いたら歩いて10秒でホコ天で路上後半戦!!あがりは1時間で220クーナ!!3500円!!合計9500円!!晩ご飯は大好きな大好きなチェパピ!!20クーナ!!320円!!あー!これで後はいい出会いがあったら言うことなしだー!!