スポンサーリンク スポンサー探しって実際難しいのか? 2017/1/29 2017/01/01~スコットランド, ■彼女と世界二周目■ 2017年1月18日(水曜日)【スコットランド】 キルマーノック今日もアゴさんの前で路上。俺が歌っている間カンちゃんは色んなネット作業をやっているわけだけど、そんなカンちゃんが最近取り組んでいる大きな課題。それはスポンサー探し。日本一周、世界一周をやろう!と計画した人で、スポンサーをつけて何かを提供してもらえないかなぁと考えたことのある人はきっと少なくないんじゃないかな。実際この世界一周ブログランキングの中でも、ソフトバンクからアイパッドを提供してもらったり、世界中をカバーするワイファイルーターをもらったり、他にも企業から色んな物をもらって旅をサポートしてもらってる人がいる。ではスポンサーをつけるのってどうやったらいいんだ?うん、まったく皆目見当もつかない。でも実はシンプルなことでもあるはず。旅をしたい、でも準備にお金がかかる、なので旅中に御社の商品を使って広く宣伝しますので提供してください、っていうのが一般的な流れだと思う。世界一周はいまや誰でもできるポピュラーなジャンルになったけど、それでもまだまだそこに価値を見出してくれる企業やお偉いさんはいるようだ。俺は前回の世界一周では路上で稼いだお金のみで一周をするというのがテーマだったので、そういうスポンサーものには手を出さなかった。とはいっても旅の中で本当にたくさんのかたに助けていただいて、サポートしてもらうという意味でそのひとりひとりがスポンサーみたいなものだったので、自分の力でやり遂げた!なんてことは言えない。ご飯をご馳走になったり、差し入れをいただいたり、そのサポートにどれほど勇気づけられたかわからない。今回の旅では前回の経験を活かし、旅しながらお金を稼ぐ、ということをどんどんやっていこうと思ってるので、今回、お金を大幅に節約できるこのスポンサー探しにもチャレンジしてみることにした。そこでスポンサー探しなんだけど、これって自分たちから、僕たちを助けてください!!っていうお願いをするもの。要するにお金足りないから助けてください!!ってこと。こっちが超有名人で、向こうから是非うちの商品を使ってくださいってのとはわけが違う。自分でやりたいと思って決めたことなのに人に頼るってどうなの?て感じる人もいるだろうし、スポンサー探しは賛否両論あると思う。俺も今まで旅中にたくさんの人に助けてもらったけど、自分から助けを請うのはやっぱり抵抗がある。ただそこに、向こうにもメリットがあるということを示すことができるならば、少しは対等になれるんじゃないか。実際旅人にできることといえば、まぁブログに書いたりSNSでシェアするくらいのもん。ささやか。でもこれだって実は侮れない効果を持っていたりする。誰かが使い始めたものがその後旅人の間で主流になったりするのはよくあることだ。俺のこのブログは幸いなことに結構アクセス数がある。これをアピールポイントにしてお願いしてみることにした。今俺たちが狙っているのは車。イギリス、アイルランドの後に決めている目的地ではこれまで同様レンタカーをするつもりだけど、いくらホテル代バス代よりも安いとはいえ、何ヶ月も借りたらレンタカーだってなかなか高い。これをどうにか提供してもらえないだろうか。僕らは今世界を旅しています。毎日の旅日記をブログに書いており、毎日これくらいの人の目につきます。そこで御社の車をいついつからいついつまでお貸しいただけたら写真付きで毎日掲載します。どうか僕らの旅をサポートしてください。といった内容のものをもっと丁寧に書き、海外にシェアのある車メーカー、そしてレンタカー会社に送りまくった。重役さんのメールアドレスがホームページに載ってる会社もあれば、カスタマーサポートセンターのアドレスしか載っていないところもあるけど、とにかく10社以上に送ってみた。どれか返事かえってきてくれーーー!!!頼むーーーー!!!!これで何十万も浮くんだーーー!!!!そしてメールを送ってから2週間。なんとついに!!!!!「2人の世界旅、素敵だね!!日本人に我が社のブランドが馴染んでくれたら嬉しいよ!!オーケー!!車を提供するよ!!どこで受け取る?どんな車種がいい?」うおおおおおおおおお!!!!!マジかあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!というメールが返ってくる妄想しながら歩いててウンコ踏んでこけて泣く。ぐううう……………そんなに甘くないよな…………外国の人とかこういうの好きだと思ったんだけどなぁ…………かろうじて返ってきたのは3社。ひとつは、申し訳ありませんがお力になれませんというもの。ひとつは大手レンタカー会社で、25パーセントオフのクーポンあげるよー!っていうもの。もうひとつは車じゃなくて、ついでに送っていたハーモニカ会社のホーナーから。ハーモニカも安くない。ひとつ4000円から5000円するし、入手できない国もある。これまで何度も何度もハーモニカが壊れ、そのたびになかなか手に入らなくてどんだけ苦労してきたことか。そこで、世界中で演奏してまわってますので提供してもらえないですかとメールを送ったところ、すぐに返事が返ってきた。うちの商品は著名なプロのかたにも買っていただいておりますので無料でお譲りすることはできないのですが、旅のルートを教えてくれましたら安くお売りできる場所を紹介します、というもの。返事のスピードも対応もダントツ素晴らしい。さすがホーナー。これぞ神対応。何ヶ所か都市の名前を教えていただき、この町のこの場所であれば安くご提供させてもらいますということになった。卸元とかがあったりするのか、それともただ安いお店なのかはわからないけど、すぐさま対応してくれたホーナー、感動した。やっぱりこれからもホーナー使う!!そんで肝心の車に関してはやっぱりそれ以上の音沙汰はなし。申し訳ありませんのメールが返ってきただけでもその会社が優しく思えるくらい音沙汰なし。ちょっと断られたくらいで諦めないでもっとガツガツいきまくったほうがいいんだろうなぁ。きっとスポンサーを勝ち取って色んなものを提供してもらっている旅人さんは、凝った企画書を作って気合いの入ったプレゼンをやってたりするんだろうなぁ。僕たちはこういった活動を世界でやっていきたいんです!!マジ命かけてます!!!!みたいな情熱系で攻めるのもアリだとは思うんだけど、今回の俺たちの旅にはそんな企業を動かすような素敵なテーマはない。インドのストリートチルドレンに音楽を教えたい!!という活動は売り込みやすい話かもしれないけど、お金を節約したいのは日本に帰ってからのカンちゃんとの将来のためでもある。軽々しくインドのことを持ち出すわけにはいかない。というわけで結果、スポンサーをゲットするってのは、そう簡単なことではないですね。でもチャレンジしてみる価値はあると思います。昔、自転車で日本一周してる女の子に会ったけど、その子は自転車メーカーから自転車を提供してもらってて、壊れた時の修理もそのメーカーさんがやってくれるという契約をしていました。ええ?!それお金ほとんどかからんやんって驚いたもんです。そうした若者のチャレンジを応援してくれる人がいる世の中って本当素晴らしいと思います。中には企業利益とか抜きで無償で応援してくれる人もいます。僕も今までたくさんお世話になった分、これから先、ちゃんと次の世代にお返ししていきたいなぁ。人に助けを請うて情けないみっともない、って思う人も世の中にはいるかもしれないけど、自分の旅のテーマは自分で決めるもの。ダサいダサくないも自分の物差し。人にとやかく言われるもんじゃないです。周りの助けばかりをハナから期待しているようではダメですけどね。ていうかメールの返事ちょうだいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!今日のあがりは2時間で57ポンドでした。8000円。それから町のレジャーセンターに行き、シャワータイム。料金は1人3ポンド、420円。レジャーセンターってのはプールがあったりジムがあったり、テニスコートやアイスリンクがあるような総合屋内施設。なのでシャワールームもスポーツ後にみんなが汗を流すためのものっていう感じだ。でもシャワーだけの値段設定があるくらいなので、シャワーだけ浴びにくる人もいるんだろうな。この前のレジャーセンターはまだ個室のシャワールームだったけど、今回は横にずらっとシャワーヘッドが並んでるだけのもので目隠しも何もない。つまり水着の着用必須。俺水着ない。仕方ないので気合いを入れてパンツ一丁でシャワーに突入。周りのオッさんたちジロリ。知らん知らんー、知らんぞー。なんなら裸になりたいくらいだぞー。オッさんたちの視線を浴びながらパンツ履いたまま体を洗ってスッキリ。レジャーセンター助かるわー。夜は久しぶりに自炊せずに外で買ったタイカレーを食べた。あー、タイカレー美味しい。早くタイ行きたいなぁ。こんな美味しいご飯が毎日食べられてマッサージもたくさんしてもらえて、日本人の旅人と出会えたりするんだろうなぁ。旅丸さん楽しそうやなぁ。カオサンにいる日本人全員知り合いなんじゃかいか?ってくらいやわ。でもアジアの前にまだまだ行く場所はあるのでそこを思いっきり満喫しよう。タイは最後くらいのご褒美だ。