スポンサーリンク イングランドで今の所ナンバーワンの観光地 2017/1/9 2016/12/01~ イギリス, ■彼女と世界二周目■ 2016年12月28日(水曜日)【イングランド】 ウィットビー町を見下ろす海沿いの丘の上に、廃墟がたっている。ウィットビーアビー。修道院の建物跡。昨日ダンさんに聞いた話では、1500年ほど前に作られた建物らしく、この辺りのキリスト教の中心地として1000年くらい前に最盛期を迎えたんだそう。しかしやがて時代とともに衰退し、人の手から離れ、少しずつ色んな部分が崩れ落ち、こうした草原の中の廃墟と化してしまった。海を見渡す丘の上。いびつなシルエットがあまりにも寂しく、ウミネコが上空を飛び去っていく。かつての修道院の装飾がいたるところに残っており、柱や壁の雰囲気からこの建物がだいたいどんなものだったかが想像できた。きっとヨーロッパ各地で見てきた立派な修道院に引けを取らない壮麗なものだったはず。そう考えると、今も現役として綺麗な姿を保っているヨーロッパ各地にある古い大きな教会は、人の管理があるからこそ現役でいられている。放棄されれば、こうして無残な姿に朽ちていくだけなんだよな。それにしても美しかった。壊れた柱や、窓の跡、雑草の生えた通路、そういった置いてけぼりにされた寂寞が静かに吹き渡っている。青空が余計に孤独感を引き立たせている。眼下の港町の人たちは、ずっとここで暮らしながら修道院が崩れていくのを見守ってきたんだろうな。丘の上の修道院。なんてファンタジックな町なんだろう。ウィットビーアビー、ここ本当に素晴らしかった。めっちゃくちゃオススメ。入場料は1人7.9ポンド、1130円。でも俺たちはイングリッシュヘリテイジパスを持っているので無料。今日も町は大賑わい。肩が触れるくらいの大混雑だ。昨日ダンさんに聞いた話では、やはりこの町は結構有名な観光地らしく、これから年末年始にかけてたくさんの観光客で溢れるんだそうだ。しかし面白いのは、そんな観光客の中に中国人の姿が皆無なこと。これだけ有名な観光地だったら、だいたいどこも中国人の団体がわらわらと闊歩しているはずなのに、このウィットビーには中国人どころかアジア人の姿すら見かけない。個人的には世界遺産に登録されてもいいと思えるくらい素晴らしい遺跡と歴史と景観があるのに、やっぱりその国その国によって有名な観光地ってのは変わるものだ。そんな場所を見つけられたことがすごく嬉しい。今日もいつものポジションでのびのびと歌い、あがりは2時間半で116ポンド。16700円。いつもいつも本当に感謝。路上を終えてスーパーのサインズバリーに食材の買い出しに行くと、店内に聞き慣れた音楽が流れていた。それは蛍の光だった。ああ、そういえば蛍の光ってイングランドかスコットランドの民謡だったよな。でもそれはただの蛍の光ではなかった。この曲を本場で聞けただけでも充分嬉しかったんだけど、なんとロッドスチュワートが歌っていたのには驚いた。いつものロッド節はそのままに、蛍の光を最高にイカしたバラードにしていた。イギリスたまらんなぁ。本当痺れるわ。ロッドの歌が流れるスーパーで人々に混じって野菜を買い込み、車に戻った。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~インドのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!インドではまだやり残したことというか、全然できてないことがあります。必ずまたリベンジ!!どうもありがとうございます!!