スポンサーリンク 外国では車を買うかレンタカーか 2016/11/11 2016/09/07~オーストリア②, ■彼女と世界二周目■ 2016年10月31日(月曜日)【オーストリア】 リーツ ~ ゴーザウ昨日の晩ご飯これ。ウッマ!!出前一丁ウッマ!!!イヤッホゥ!!!貧しくて涙出てくる!!うん、そこまで美味しくなかったな。どん兵衛食べたいなぁ。カップヌードルのシーフード食べたいなぁ。さて、目を覚まして車の中の整理をして出発の準備。こうして見るとよくこんな小さな車の中に寝るスペースあるなぁと思うけど、車ってのは上手く積み込めばいくらでもスペースを作り出せるもの。これらの荷物を全部運転席と助手席に移動して後ろにマットを敷けば快適リビング&寝室に早変わり。最近では慣れたもんで準備開始からセッティング完了まで1分もかからないくらい2人とも手際がいい。それにしてもこれだけお世話になった愛車とも、そろそろお別れが近づいているのかと思うと寂しくなる。オーストリアの滞在期間である3ヶ月も残すところ1ヶ月。結婚式を終えて親と少し観光めぐりしたら、もう出国も目の前だ。このまま事故のないよう、無事ウィーンの空港で返却しないとな。デポジットのお金から色々引かれなきゃいいけど……………青空にそびえる岩山、草原と放牧された牛、雄大なアルプスの大自然、今日も朝からチロルらしい絶景を堪能しながら車を走らせた。つい10日ほど前に走ってきた道を反対に走っていると、また違った景色が見えてくるもの。今の時期は1日ごとに山の色が変わるから、毎日新しい発見がある。今まさにチロルは紅葉真っ盛りで、山が万華鏡のように色鮮やかに萌えている。そしてこんないい天気なので、山道の脇にはびっしりと車が止まっている。みんなカッコいいアウトドアファッションに身を包んでステッキを持って、ハイキングに行っているようだ。ヨーロッパでも紅葉狩りは人気なんだな。大好きなインスブルックで美味しいケバブを食べ、それからも走り続け、とある小さな町にやってきた。バッテンスという町。このチロルの帰り道でどうしても行ってみたい場所があった。それはここ。スワロフスキーの本社!!!あの超有名なクリスタルジュエリーの総本山がこのチロルの田舎にあるなんてめっちゃ面白い。おそらく、これほどのブランドならば工場見学コースとかギャラリーとかがあるんじゃなかろうかと期待してここまで戻ってきた。いやー、どんなところだろうなぁとワクワクしながら、山々に囲まれた谷にある大きなスワロフスキーの工場に到着した。まず広い駐車場にはなかなかの数の観光客の車が止まっている。そりゃスワロフスキーだもんな。世界中の人たちに愛されるブランドだから観光客も世界中から来るんだろう。カンちゃんとぷらぷら歩いて行くと、すぐにチケットオフィスがあった。スワロフスキーの工場の見学コース!!これは興味深い!!作業の工程とか色んな作品の展示とか面白そうだ!!!堪能するぞーーー!!!大人19ユーロ。2200円。へーそうなんだー、ふーん、そんな感じなんだね!って超うろたえてるのがチケット売り場の女の人に悟られないように、余裕の表情でチケットオフィスを素通りしてトイレで泣く。高いよ……………19ユーロて……………おじさん怖いよ……………貧乏人とゲート。向こうに見えるの、クリスタルクラウド。が、しかしショップは無料で入れるようなのでチケットオフィスに戻ってショップチケットをもらって、いざ怖いおじさんの横にあるエントランスからショップに潜入。こんな宇宙船のコクピットにつながりそうな通路を通っていくと、その先にきらびやかなスワロフスキーの世界が待ち構えていた。ほうほう、こ、こいつがスワロフスキーの実力ってわけですか、へ、へー!大したことないね!!高千穂峡の勾玉のほうが綺麗だけどね!ってビーチサンダルでウロウロする俺に対するスタッフの目線が完全に異物扱い。ど、泥棒じゃねぇし!!!高千穂峡の勾玉カッコいいし!!土の素焼きだけど!!いやぁ、そりゃまぁもちろん綺麗。スワロフスキーっていったらクリスタルガラスの先駆者で、特殊なガラスカットの技法を持って常に業界トップを走り続けるブランド。でも宝石屋さんみたいにものすごく高価ではなく、比較的庶民でも手を出しやすいのがきっと世界中で人気を集めている理由なんだろうな。きらびやかなアクセサリーや動物のオブジェを見て回り、ひとつだけある物を購入。俺たちのものではなく、もうすぐお会いするお世話になってる人へのプレゼントだ。喜んでもらえたらいいなぁ。スワロフスキーの実力を堪能したところで、これでチロルに思い残すものはない。世界屈指の大自然の景観、美しく可愛らしい中世の町々、今まで行った場所の中でも5本指に入る素晴らしいところだった。またいつか来ることがあるかもしれないけど、今度はさらに奥深いところまで入っていけたらいいな。チロル大満足だわ。めっちゃくちゃオススメ。夜が早くなり、夕暮れが谷間を染める中、のんびりと走っていく。こんな登ったり降ったりのハードな道をぶんぶん走ってるというのに、車はどこまでも快調だ。今の所故障もないし、オイル漏れなんかもない。唯一あるのは、フロントのミニライトが片目になっているくらい。メインライトはつくので問題はない。これから色んな先進国を回る中で、レンタカーではなく車を購入するのはどうだろうか?と思ったりもしたんだけど、これってやっぱり考えもんだ。例えばオーストリアでは中古のキャラバンタイプのワンボックスカーが2000ユーロや3000ユーロで買える。日本と同じく40万も出せば、それなりの中古車が買えるわけだ。なんなら10万円を切るものもある。ヨーロッパにもディーラーから個人販売まで、中古車販売のインターネットサイトがたくさんあり、選びたい放題だ。キャラバンタイプだったらわざわざ毎日荷物を移動して寝床を作る手間もかからないし、テーブルを積んで快適に食事もできるし、ベッドも広々と設置できる。マジで家並みの設備で優雅に車旅ができるはず。購入に関してもそこまで難しくはなさそう。書類関係はまだ詳しくは調べてないけど、日本よりもゆるいという情報だ。それに乗り終わったらまた売ることができる。40万で買って半額で売れたとしたら、レンタカーをするよりはるかにお得。広々とした快適な車で旅をして、経費も大幅に抑えられる。これって完璧なんじゃないか?と思うんだけど………………これまで日本でずっと車旅をしてきた経験からいって、危ない気がする。中古車販売サイトを見てみると、安い50万円以下の車はだいたい走行距離が20万キロを超えている。中には30万キロ、40万キロなんてやつもある。外国の車が日本のものより走るように作られているのかもしれんけど、日本の感覚でいったら20万キロを超えてる車ははっきりいって価値なしのオンボロだ。日本を回ってる時、いつもそんな30万円くらいの安いバンに乗っていたけど、まぁよく故障したもんだ。ありとあらゆる故障を経験したと言ってもいいくらい。1日に2回しかエンジンがかからないワガママすぎる車だったり、常に5リットルくらい足元に水を置いといて1時間ごとにラジエーターに水を足したり、いくらアクセルを踏んでも最高速度50キロしか出ない車だったり、とにかく苦労した。ケータイの電波もほとんど入らない夜の山の中でいきなりスーーーン…………でエンジンが切れて死亡したやつもあって爆笑!っていうか1ミリも笑えなかったこともある。今考えると恐ろしいよなぁ…………これが日本ならまだなんとかなるけど、ヨーロッパのど田舎の山の中でいきなりウンともスンともいわなくなってしまったらマジで途方に暮れるしかなくなる。安い車を買ったらそういう心配がある。結局修理代で高くついたり。それがレンタカーならいつでもほぼ新古車レベルだ。今乗ってるシュコダのファビオも走行距離4万キロで貸してもらえた。快調この上なくぶんぶん走る。それを考えたら安い中古車を買うよりも、やっぱり新しいレンタカーで故障の心配なく走るほうが賢いと思う。まだこれから先進国には何ヶ国か行く予定だ。何が1番得策なのかを常に考えながら、従来の旅の仕方にとらわれない新しいやり方を模索していこう。この夜も走り疲れたころにパーキングに車を止め、先日お会いしたバッグパッカーのアユムさんにいただいたラ王を食べた。スーパーのハムコーナーに売ってるスモークベーコンを乗せたらもうただのチャーシュー麺やし!!!うおおおおお!!!!こんなお店あるうううううううううう!!!!!いやぁ、車旅、本当に楽しい!!