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車内での充電問題はこいつで全て解決!!

2016年6月25日(土曜日)
【デンマーク】 オーデンセ





ふかふかの布団で目を覚ました。


横で寝ているカンちゃんを見る。無防備に、すぴーすぴー寝ている。



ゆうべ、ジョンさんたちがベッドをもうひとつ用意してくれたので、せっかく用意してもらったんだからたまには別々に寝る?とカンちゃんに言った。


別に他意はなく、せっかくの好意だったので。







そしたらカンちゃんは急に悲しそうな顔になり、なんで?と聞いてきた。


驚いた。
ただそれだけのことで、カンちゃんが少し不安を感じてしまったようだった。


確かにいつもはベッドがふたつあっても当たり前にひとつのベッドで一緒に寝る。だとしても1日くらいそんな日があっても不思議はないと思った。


でもそれだけのことで、俺が別々に寝たくなるような機嫌にさせてしまったんじゃないか、とカンちゃんに思わせてしまったのか。

そんなことないよ!一緒に寝ようねー!とやっぱり同じベッドで寝た。





別にカンちゃんが甘えん坊のひどいわがままだとは思わない。

むしろ俺が普段からカンちゃんを不安にさせるような素振りを見せてしまってるんじゃないかと反省した。



カンちゃんがいつでも俺に対して心おきなく甘えられるような、なんでも受け入れてくれる人だと安心できるような、そんなパートナーでいないとな。


でもたまに冷たくしてしまったりするよなぁ………


気をつけないと。




























ダイニングに行くと、素敵すぎる朝ごはんが並んでいた。






「よく眠れたかい?フェスティバルの音楽が夜中まで響いてるから大変だよね。」



朝から紳士淑女丸出しのジョンさんとコニーさん。

なんだか北欧の人ってすごく清潔感があるように思える。賢者って感じだ。











朝ごはんはヨーロッパの一般的なチーズ、サラミ、それにスクランブルエッグといったものなんだけど、それぞれがジョンさんたちのこだわりの食材だ。

チーズひとつとってもノーマルのものからスモークされたものがあり、それにオーガニックのグラノーラをかけて食べる。









さらに感動したのがパン。




「あー!これデニッシュパンだー!はっ!!デニッシュってそういう意味のデニッシュだったの!?」



日本でも普通に食べられるデニッシュパンの由来がデンマークだということに気づいて驚いているカンちゃん。




そうそう、デニッシュってそういう意味なんだよねっていうかデニッシュパンとか聞いたことないし!!


美々津にはなかったぞ!多分!!





薄いパイ生地が重なったサクサクしたパンなんだけど、これはデンマークでは一般的に食べられるもので、色んな職人さんがデンマークにこのパンの勉強をしに来るんだそうだ。



普段から身の回りにあったものの由来を知るのって楽しいなぁ。


美々津にはなかったけど。

ていうかパン屋ないけど。

釣具屋はめっちゃあるけど。





























よかったら今夜も泊まっていかないかい?とジョンさんが言ってくれたのは嬉しかった。


少なくとも俺たちとの時間を楽しんでくれているようだった。

オーデンセを出発するのは明日の予定だったのでお言葉に甘えてもう1泊させてもらうことにした。








本棚の間にこいつが。




またこいつの故郷に戻ってきたんだなぁ。




















さぁ、今日もやること多いぞー!!


アジアンフェスティバルに顔出しに行って路上やってネット作業もちょっとはやらないとマズい!!



旅してて暇そうに思われるけど、そこそこ忙しい!!

日本で週6で仕事してた時より余裕で忙しい!!




「フミ君っていつも忙しそうにしてるよねー。忙しいのが好きなの?」



「んー、やることなくて暇してたら罪悪感って感じない?時間を無駄にしてるとなんかすごく焦るんだよなぁ。もっと色んなこと積み上げなきゃって。あああああああああ!!よおおおおおおおおし!!!それじゃあキャンディークラッシュでもやるかあああああああああ!!!!!」









一瞬でライフがなくなってから行動スタート!!



まずやってきたのはカー用品店だぞこの氷漬けのベアーめ!!







この数日、ずっと探し回っているものがある。


それはカーチャージャー。車の中で電子機器を充電するやつ。



ただしUSBではない。

コンセントの形が欲しい。


カンちゃんのマックブックを充電しないといけないからだ。




シガーソケットに差し込むUSBのカーチャージャーならいくらでもあるんだけど、コンセントに変換するインバーターがマジでなかなか見つからない。




車旅になってからパソコンの充電がいつも不足している。

カフェで作業する時に充電させてもらえばいいんだけど、結構コンセントを使わせてくれないお店が多いのが悩ましいところ。



それに、ワイファイは拾えるけど充電がないので毎回作業のためにカフェに入って300円も400円もするコーヒーを飲まないといけない。


充電さえ潤沢にあれば外のベンチや俺が歌っているそばで作業できるのになぁって、ずっと不便だった。



ドイツでサターンっていうめっちゃデカい家電屋さんに行ってもなかったし、マジで困っていたんだけど、








ついに発見!!!!











これ!!!!










ていうか店に入ってすぐのところにカートに山盛りになって叩き売りみたいにして売ってた!!

そんなに需要あるんやね!!












これ、マジでマジでマジで優れもの。


コンセントはもちろん、横にUSBも付いており、ペットボトルの形をしているのでジュースホルダーに差し込める。






さらに充電スピードが早い!!!



いつもは車についているUSBソケットからiPhoneなんかの充電をしていたんだけど、1時間運転して15パーセントくらいしか溜まらないという遅さだった。


それがこのインバーターならiPhoneもパソコンも家のコンセント並みに早い。



これにて電子機器関係の充電問題、オール解決。





気になる値段は229デンマーククローナ、3400円!!!!!!


マジで買い!!!!!!
















いいお買い物でテンション上がったところで今日も路上に向かうと、土曜日のショッピングストリートはたくさんの人で溢れかえっていた。

おお!!こいつはいい感じだぞー!!













と勢いよく歌い始めて1時間で雨が降り出してわたわたと荷物をまとめてカンちゃんが作業しているカフェに逃げ込んだ。




「また雨だー。風も強いし。」



「フミ君これ見てー。車の保険会社からメールが返ってきたんだけど、この書類を記入して送り返してくれだって。事故相手のおばちゃんにも書いてもらわないといけないみたい…………」




ドイツのケンプテンでやってしまった接触事故。

やっとのことでレンタカー会社と連絡がついたんだけど、とにかくレンタカー会社の返事が遅い。


緊急の用件なのに、1件メールを送って返事が来るのは2日後とかだ。


おかげでこんなに遅くなってしまっているんだけど、とうとう保険会社に提出するレポートをメールで送ってきてくれた。


こいつを埋めて送り返せば保険がおりるはず。





しかし問題は事故相手のおばちゃんにもレポートに記入してもらわないといけないこと。


まぁそれ自体はおばちゃんの住所にこの紙を郵送し、書き終わったらスロバキアのレンタカー会社に送ってくださいとお願いすればいい。


中に別の封筒と郵送代に5ユーロも入れておけば十分だろう。


楽勝だ。








それを全てドイツ語で説明することができるのであれば……………









はぁ…………外国で事故ると大変だなぁ…………

誰かドイツ語がわかる人を見つけたら翻訳して手紙を書いてもらわないとな…………


どこで見つかるかなぁ。





















悩んでいてもしょうがない。


雨も止んだようだったので、もう一度路上に出た。


びっくりしたのはまだ16時半だというのに、ショッピングストリートのお店がほとんど閉まって静まり返っていたこと。

そういえば昨日ジョンさんが言ってた。

土曜日はみんな早めにお店を閉めるんだよって。



土曜日の夕方、そして日曜日と、日本だったら1番の稼ぎどきでお店をやらないんだからすごいよなぁ。

生活サイクルが違うんだよな。








人がぱったりといなくなってしまったんだけど、まぁまだ少しは歩いている。

お店が閉まったおかげで通りは静寂に包まれており、そんな中で歌を歌うと綺麗に反響してとても気持ちよかった。


人は少ないけど、通りかかる人の多くが足を止めてくれ、その時間ハズレのストリートミュージックを楽しんでくれた。


我ながらいい歌だった。


今日のあがりは2時間で771デンマーククローナ、11800円。





























「あらー!久しぶりー!!元気にしてたー!?」



そこにやってきてくれたのは、一度宮崎でお会いしたことのあるイツミさんだった。


このオーデンセの近くの町にデンマーク人の旦那さんと住んでらっしゃるイツミさん。


宮崎出身のかたで、この前俺が世界一周を終えて帰国した時にイツミさんもタイミングよく帰郷しており、宮崎で一緒に居酒屋さんでお酒を飲んだことがあった。


ヒゲモジャの旦那さんのベンツさんもとても柔らかい素敵な人で、デンマーク人の人と宮崎で居酒屋に行ったってのがとても面白かった。


そうだよ、ここがベンツさんの町なんだよな。


俺たちがここにいることも、地元の人からしたら不思議な感覚なのかな。






































みんなでアジアンフェスティバルに行き、和太鼓の演奏やインドネシアダンスなどを観、ビールを飲んでアジア料理を食べた。

今回が第1回目だというこのフェスティバル。



きっとこれから毎年続いていくだろうな。


本当、世界中どこにでもアジア人はたくさん住んでるなぁ。




あ、そういえば1番住んでいるであろう中国人のブースがなかったな。

真っ先にありそうなもんなのに。

















しばらくして雨が降ってきたかと思うと、いきなりものすごい豪雨になり、滝のように会場に叩きつけた。






みんな蜘蛛の子散らすように慌てふためいて各店舗をたたみ、メインステージもすぐに撤収された。


いやぁ、いいイベントだったなぁ。

コミュニティを作ることは見知らぬ地で暮らす人々にとってとても大事なことだ。



そんな輪に加わりたくないって人にもよく会うけど、それは個人の自由。


カンちゃんも昔インドネシアのバリに2年住んでいたらしいけど、バリにはバリ嫁と呼ばれてる人たちがいて、彼女たちは日本人とほとんど関わらずに完全に現地に溶け込もうとして暮らしている人が多いんだそう。


日本人で固まるのも、現地の人の輪に入り込むのも、それぞれの考えかた次第。




だとしてもきっと困った時には同国の人は大きな力になってくれるはずだ。



イツミさん、ベンツさん、メグミ姉さん、恭子さん、アヤコさん、みなさんお会いできて本当に嬉しかったです!!

また8月にデンマークに戻りますのでなんかお土産持って帰ります!!


お世話になりました!!






















豪雨の中、走って車に戻り、体を拭いて走り出すとすぐに雨は止んでしまった。


本当ずっとこんな天気ばっかりだなぁ。




ジョンさんの家にやってくると、遠くのほうで人々の歓声とライブの音が聞こえた。

野外フェスも土曜日で盛り上がり本番を迎えているようだった。






「ハイ、おかえり、寒かったでしょ、シャワーを浴びたらいいわ。」



今日は妹さんの誕生日パーティーに行っていたというジョンさんとコニーさん。

白シャツを着たジョンさんはいつにも増して紳士丸出しだ。




その時、窓の外から聞こえていた野外フェスの音楽に聞いたことのあるものが流れた。






ん?これって………………





あれ?セブンイヤーズオールド…………?





あ!セブンイヤーズオールドだ!!


最近ラジオからずっと流れていて結構好きだったこの曲!!





「ルーカスブラハムだ!!今そこの会場で歌ってるんですね!!すげぇ!!」



「ええ、ルーカスはデニッシュだからね。ファニーな顔をしてるでしょ?あれがデニッシュらしい顔なの。」





PVを観たらなかなかのブサイクで体もだるだるの、なんだったら白ブター!つっていじめられる系の見た目のルーカスブラハム。

でも歌は最高だ。



いやぁ、ヨーロッパのフェスなんて有名どころがガンガン来るんだろうなぁ。



セブンイヤーズオールドが終わるとひときわ大きな歓声が轟いていた。


























お祭りから持って帰ってきた日本のビールや柿ピーをお土産に渡し、今日もお酒を飲みながら色んなお喋りをした。

2人の心地よい穏やかな雰囲気が会話を弾ませる。



あ、そういえばと思い、ダメ元で聞いてみた。





「お2人ってドイツ語はわかりますか?」



「ん?わかるけど、どうしたんだい?」





おお!!さすがは教養人のジョンさんとコニーさん!!

2人ともドイツ語が分かるという!!



実はかくかくしかじかでドイツのおばちゃんにドイツ語の手紙を書かないといけないんですという旨を伝えると、お安い御用よ!とすぐに紙を用意してくれ、俺たちの英語をドイツ語で書いてくれた。




「えーっと、その言葉は……なんていうんだっけ?ジョン?」



「それは◯◯で大丈夫だと思うよ。」



「ごめんなさいね、そんなに完璧ではないけど、キチンと伝わると思うから。」








デンマークでは20年くらい前まではドイツ語の勉強がとてもポピュラーだったみたい。

今でもデンマークにとってドイツは重要な輸出パートナーなので、ドイツ語を勉強する価値は大いにあるとのこと。


でも今はどちらかというとフランス語のほうが勉強されるんだそうだ。







書き出した手紙をわざわざパソコンでタイピングし、プリントアウトして立派な手紙を作ってくれたコニーさん。



これでドイツのおばちゃんもことの次第を理解してくれるはずだ。


書類さえ保険会社に届けば、そこからはもう俺たち当人がやることは少ないはず。







昨日、路上で歌っていて声をかけてくれたジョンさんとの出会いのおかげでこんなに大事なことをクリアーすることができた。


本当、出会いは色んなことをもたらしてくれる。


俺たちも相手にとって何かもたらせられる存在にならなきゃなぁ。



「何も心配いらないよ。もしこれからスカンジナビアで何か物が必要で郵送しないといけなかったらうちの住所に送ってくれていいからね。」




優しく笑うジョンさんとコニーさん。


俺との出会いで何か2人に有益なことはあっただろうか。





でも、そんなこと考えなくていいか。


出会いにそんなもん不純物だよな。


この時間を心から楽しむことが1番だ。







~~~~~~~~~~~~~~~~~




タイのパタヤのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


パタヤってどんなとこだろ!!


どうもありがとうございます!!


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